もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 おっと、楽天の某酒屋が一部スポット的に「篠峯」の扱いを始めてた。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米 直汲み生原酒 仕込43 青ラベル 30BY <長野> ── dಠಠb「ヤヤドツではあるが」#Rich/Fruity 




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 ▲moukan1973♀は意外と貴乃花ウォッチャー。 (※彼女の中の変なおじさん枠。)


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 bottle size:720ml





【791】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 直汲み生原酒 仕込43 青ラベル 30BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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▪︎酒米/精米歩合:美山錦 (麹) ひとごこち (掛) /65%
▪︎酵母:協会1401号=金沢酵母系(※真偽不明。基本的には非公開なので参考程度で。)
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+5/2.0/─ (※某酒屋では表記)
▪︎ALC:18%
▪︎処理:直汲み生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H30BY/2019年3月
▪︎管理状況:2019/3/20に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年6月21日 (金) /1本目に開栓
▪︎JudgementOn My List / Not My On List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲一応は「柿の種」的なるモノの「ポテト・ヴァージョン」なのか? B級以下のチープ感。子供の頃に町内会の神輿を担いで貰った謎菓子のような稀薄さ。



 個人的に少し苦手な青信号です。「苦手」というのは、味わい云々ということではなく、ちょっと印象に残りにくいというか、未だに自分の中で「直汲み青ってこんな酒だよね」という明確な視座を持ち得ていないということです。今回はどんなもんでしょう。

 立ち香──開けた瞬間は「干しブドウ」というよりは「草ブドウ」な感じではあるが (笑) 、砂糖で煮詰めたアプリコットな甘酸、ほんのり紅茶のようなアロマも。すでに少し甘茶けたジャムっぽいニュアンスもあるが、透き通った乳酸フレイヴァーも奥で感じる。



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 ガスは「ほぼ」ないながら、舌先で微かにチリっと。余韻はホロ苦くミネラリー。甘旨のサイズ感は一瞬「幻舞」や「」や「五十嵐」を想ひ出したな。ただ、濃密な甘旨要素は内に向かって素早く収斂され、ドライフルーツ様の凝縮感もあり、結果的にはそれなりに力強くジューシイ。気になる成長過多 (過熟) は感じないものの、フレッシュな機敏さも、もはやヌワイ。

飲む」というよりも「食べる」感覚に近いテクスチャーで、やはり今季の「黒澤」は仕上がりの早い瓶が多そうだ。この酒も、すでに8割9割は完成してるんじゃないかな。ドッカン星人なら間違いなく歓喜できるはず。このまま育ってオレの好みの透明感と削げた立体感を体得するとは思えない。



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 この時期から甘みデロンギなパンチのある量感なので、軽くロックにしてしてみるが、そうすると少し苦みや渋みが浮き上がるので、そこまでベターというわけでもない。素直にヤヤドツ (ややドッカンフャイヤー) な豊満を楽しむべき酒なのだろうか。

 とはイエイ、ヤヤドツな旨みを上から押さえつける非速醸的なプレス感もあり、クドさや重さをギリギリのところで回避できているので、まあ、やはりオレの嗜好にピタっと収まることはないにせよ、結構な勢いでガブガブ飲んでしまってはいる。明日もこのままのレベルを維持できれば「not on my list - excellent」を点灯させてもいい。赤信号とはまるで異なる方向のイマドキ感も多少はあるので、この酒にとっての正しい (歓迎すべき) 飲み手は少なくともオレではないだろう。





── 2日目。

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 立ち香──草成分は抜けて、アプリコット・ジャムみたいな甘酸もありつつ、微かに白桃系のカプロン酸エチル (桃のコンポートに生クリームをかけたニュアンス) も感じる。割りとイマドキの、そこそこケレン味のある甘旨ジューシイな佇まいではある。

 dಠಠb「ちょっと甘いんだよな。」
 ♡☺♡「あああ。でも結構クールなんじゃない?」←「クール」=「派手すぎない」という意味なのか?

 dಠಠb「味はしっかり出てる。ドッカン一歩手前。」
 ♡☺♡「割りとスッキリしてると思うんだけど。ただ、ずっと飲むとお腹いっぱいになる感じはあるよね。やっぱ日本酒はボリュームあるよ。」

 dಠಠb「生酛だから、旨みをギュっと押さえつける流れはあって、それでギリギリ重さを回避してる感じ。味の濃い果肉を噛み潰したようなジューシネス。」
 ♡☺♡「なんだかんだで飲んじゃうけど、重量感はあるし、さすが日本酒、旨み成分は多い。」



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 dಠಠb「今季の信号シリーズの中では、どうやらこれが一番売れてるっぽいんだよね。オレが把握してる範囲では、なぜかコレの在庫が一番少なかったりする。」
 ♡☺♡「そうなんだ。」

 dಠಠb「ま、普通の人でも素直に飲める味わいだから売れるのは分かるけど。」
 ♡☺♡「アハハ。いわゆる一般的な日本酒ラヴァーのことでしょ?

 この酒を否定すると、もはや日本酒ブログとして機能不全に陥るので──すでにそうなっているという話もあるが (笑) ──、少し無責任ではありますが、ここは一つ「not on my list - excellent」を点灯させたいと思います。

 

moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 黒澤 生酛 山廃 not_on_list_excellent

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To cotalonlonさん


──飲んでないです、秋あがりは戴きましたが、、

じゃあ、いくらオレと穂積論を闘わせても一生「平行線」な (笑) 。穂積は2年モノの27BYが至高。29BYも条件次第では伸び代はある。28BYは凡庸。30BYは論外。

「秋あがり 29BY」の常温〜お燗はそこそこ良かったかな。ダラダラ飲みに最適。

2019.06.24 Mon 00:17
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Name - cotalonlon  

Title - To moukan1972♂さん

飲んでないです、秋あがりは戴きましたが、、
(こちらは控えめで不満足でした。)
モノがないんですよ!あー、悲しい…
2019.06.24 Mon 00:11
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Name - moukan1972♂  

Title - To cotalonlonさん

──その判断基準においてやはり穂積は優秀であると踏みます。

29BYは飲んだの?
2019.06.24 Mon 00:07
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Name - cotalonlon  

Title - To moukan1972♂さん

生意気言ってすみません。いろいろ弁明あって恐縮ですが。
とりあえず冷や帯か常温程度くらいは百も承知で言ってます。すみません、割と硬い人間だもんで飲食店で「◯◯を冷や帯で」と頼んでぴえぴえで出てくるような店は問題外。むしろ人肌燗手間くらいならリピりますかね。
もっともそんな店は存在しないですが、、
基本的に食べるお米を中心に考えているのでピエピエは有り得ないです。(やっぱり硬いですか?)冷や飯って言ってもさすがに冷蔵庫インしたご飯は温める、そんなスタンスではあります。
とゆう視点から判断している。その判断基準においてやはり穂積は優秀であると踏みます。黄色はまだ分からないかもですね、、
2019.06.23 Sun 23:57
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Name - moukan1972♂  

Title - To cotalonlonさん


──そんなムリクリな展開、らしくないです。

「not on my list - excellent」を点灯させたこと? そんなのはオレの勝手。ここはオレの王国。つうか、そんなもん、ただのレトリック (修辞) だよ (笑) 。キミにモウカン・リテラシーが足りてないだけの話。それに、三色の中では青が酒として一番良い出来である (仕上がってる) ことは事実。


──今年は黄色だと思います。

はあ、そうですか。思うのは自由。ちなみに今時期に限って言えば、黄色が最も不完全体。「らしい」っちゃ「らしい」けど。


──ちなみに穂積は常温熟成で冷や帯飲みでもはや謎のカプは消えました♪

もしかして「冷や」=「冷酒」という意味で使ってる?

そうじゃなければ別にいいんだけど、ここを見てる人で勘違いしてる人に一応伝えておくと、よく素人が間違えるんだけど、えーと「冷や」=「冷酒 (冷たい温度) 」という意味ではありません。

日本酒は元々「温めて飲むモノ」で、いわば「お燗が通常温度」というわけで、それを「冷や (温めず) 」に出すことから、通常は「常温」のことを指します。

時代劇に出てくる蕎麦屋で客が「女将、酒を冷やで頼む」と言えば、それは「お燗にしないでそのままの温度 (常温) で」という意味になります。江戸時代には冷蔵庫はないので──そもそも日本酒を冷やすという習慣も概念もなかった──、必然、それは「常温」ということになります。

ただ、現代的なコンテクスト (時代的な文脈) においては「冷えてる状態」=「通常温度」なので、その意味に限り「冷や」=「冷たいまま」という使い方も可能ですが、ややこしいので、一般的には「冷や」=「常温 (not お燗) 」と考えるのが通例です。


2019.06.23 Sun 23:32
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Name - cotalonlon  

Title - 

こんばんは。
そんなムリクリな展開、らしくないです。
今年は黄色だと思います。青がfunで黄色がinteresting。どっちも今年は派手目なんですかね、、
moukanさんの言う通り、今年は全体的に仕上がり早いんですかね?ちなみに穂積は常温熟成で冷や帯飲みでもはや謎のカプは消えました♪
2019.06.23 Sun 23:04
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