もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今季の「山鷹 (山廃の菊鷹) 」は軽く仕上がってるヤツが多そうな予感。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Philippe et Vincent LECHENEAUT (Domaine Lecheneaut) / フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノー AOCオート・コート・ド・ニュイ ルージュ 2016 




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 photo: wine-mart.net




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 Domaine LecheneautNuits-Saint-Georges (ニュイ・サン・ジョルジュ) を拠点に18ものアペラシオンを持つ新世代系の人気ドメーヌ。今回のHautes-Côtes de Nuits (オート・コート・ド・ニュイ) は、上の地図のこの色のエリアです。飲んだのは土日だけど、ちょっと個人的な事情でバタバタしてるので、細かい前説は省略します。というのも、このLecheneautは大いに気に入ったので、今後も必ず他のキュヴェを買います。

 そうそう、ニュイ・サン・ジョルジュの赤と言えば、以前にサンジュリアン邸で「Alain Michelot Nuits St Georges 1er Cru "les Cailles" 1999」をご馳走になったな。今から考えりゃ、なかなかのオールド・ヴィンテージ (笑) 。[フィッチで売ってる2006





ふたりの兄弟が力を合わせて大きく成長。若いうちから楽しめる心地よいワイン。

 フィリップとヴァンサンのレシュノー兄弟が運営するこのドメーヌは、1986年創業の若さながら瞬く間に高評価を得て成長した。今はなきモランというネゴシアンで働いていた父、フェルナンがふたりに残した畑はわずか3ha。それを18アペラシオン(年によって変動あり)、およそ10ヘクタールの規模にまで拡大させたのだ。

 ニュイ・サン・ジョルジュを拠点とするドメーヌだが、畑はさまざまな村に点在。

 ──マルサネ、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、ショレイ・レ・ボーヌ……、そしてオート・コートにも。

 ブドウ栽培は事実上のビオロジックで、いくつかビオディナミ的な調合物も使っている。しかし、認証を得るつもりはまったくない。醸造方法をみると、原則的に100%除梗だがヴィンテージとクリマによってはいくらか梗を残す。10〜12度の低温マセレーションを4、5日続けた後、自然にアルコール発酵。トータルで3週間のキュヴェゾンを行う。その後、およそ16ヶ月の樽熟成。村名ワインでは新樽率は20-25%、1級で40%、特級は100%に上がる。

 近年の変化は、村名のニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ダモードが、2011年より1級レ・ダモードになったこと。ヴォーヌ・ロマネとの村境に位置するこのクリマは上が村名、下が1級で、レシュノーはそれぞれ0.3haと0.7ha所有しており、以前はふたつをアッサンブラージュして村名のレ・ダモードとしていた。この村名部分を畑名なしのニュイ・サン・ジョルジュに混ぜ、レ・ダモードは晴れて1級を名乗ることになったのだ。また2007年にモレ・サン・ドニの斜面上部に植えたシャルドネは、これまでブルゴーニュ・ブランとしてリリースされてきたが、2012年よりモレ・サン・ドニ・ブランとなる。

 レシュノーのワインは果実味豊かで丸いタンニン。若いうちから楽しめる心地よさが人気の秘訣だ。


(輸入元のHPより)





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◤Philippe et Vincent LECHENEAUT (Domaine Lecheneaut) / フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノー AOCオート・コート・ド・ニュイ ルージュ 20163,726 円

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 ▲大金持ちなんだからシャンパンにしとけよ!



 立ち香──まずは開けたての瓶口から。なにこれ。すんげえスパイシー。コショウとかクミン系の、我々換算で言うところの「大久保二丁目」なアロマ (笑) 。酸に直線的な鋭利さはなく、程良くジューシイで適度な柔らかさを想起させる果実感。2016と、まだまだ若いヴィンテージだけど、すでに色調の濃いダーク感のあるフルーティネスがグイグイと膨らみ、徐々に甘やかで優しいバニラ香。花のニュアンスはそれほどでも。ただ、コルクが少し変な臭いがするんだけど、大丈夫だろうか (笑) ? でも、今は飛んだな。

 グラスに注いで──お花も少し出てきました。それでも全体にはダーク調のアロマ。大豆を炒ったような香ばしい樽香も程良くアクセンテッド。



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 ▲メガネはtheoのEye-Witness。[VA 323][VB 199 (オレ愛用) ]



 ♡☺♡「ピノ・ノワールの中でも濃い味わい。飲み応えがあるから酔っぱらいそう (笑) 。」

 このレンジとしては雄大なストラクチャーがあり、旨みの層もなかなかの厚みを有する肉感的なピノ・ノワール。色も濃いめだし、味わいにも薄さは感じない。ドスンとした引き締まったタンニンを擁しながらも、清楚なフローラスネスが酸に纏わり付く。目の詰まった旨みの層にはギッシリと凝縮感のある果実味が蓄えられていて、しっかりジューシイ。



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 ♡☺♡「今までの中で一番飲み応えのあるピノ・ノワール。重厚感がある。」

 このクラスのピノ・ノワールがアンダー4,000円で買えるのであれば、下手なボルドーは要らないかも。地方名アペラシオンの割りには一廉の高級感がある一方、少し冷ためでサープすると酸に若々しい躍動感が宿ります。逆に温度が上がると横に広がるふくよかな甘みも顔を出す。

 先週のモレ・サン・ドニ7,776円で買うくらいなら、これを2本買った方が幸せです。なかなか良いですね。





── 2日目。

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 残り250mlくらいだけど、気になる劣化や酸化はなく、むしろ今日の方がワインとしての佇まいはエレガント。酸がピンと張り詰めた透明感のあるピノ・ノワールも好きだけど、このサイズ感の味わいもなかなか良い。ある意味、万能タイプの──だがしかし芯のあるフィネスを兼ね備えた掛け替えのないアンダー4,000円。

 大いに気に入りました。上級キュヴェは気軽に買えないけれど、それらはいつかウメムラの6本セットでリクエストするとして、まずはこれより少し安い「AOCブルゴーニュ」を次は拾ってみよう。もちろん、今回の「オート・コート・ド・ニュイ」も一緒にリピートしたい。こういう赤が家に1本あると非常に便利。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Lecheneaut ブルゴーニュ赤 ニュイ・サン・ジョルジュ オート・コート・ド・ニュイ

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