もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【10】まで更新。(12/12/17:37)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

【追記:2本目】◤篠峯 - 純米 伊勢錦 無濾過生原酒 30BY <奈良> ── dಠಠb「我々夫婦にとっては、何も考えずに〝カジュアル使い〟できる、今となっては数少ない日本酒のうちの1本」#Fresh/Fruity/Dry 



 ※2019年10月23日 (水) に2本目を開けたので、こちらに追記します。2本目


『世にも奇妙な物語 ’19 雨の特別編』「大根侍」で主演!
世にも奇妙な物語_浜辺美波_大根侍
 ▲意外にTwitter等で事前に噂になってなかったけど、無事に正式アナウンス。[番組公式Twitter][modelpress][共演者は堀越の元同級生][原作小説][番宣①『金曜プレミアム・さんまのまんま35年目突入SP』][番宣②『全力!脱力タイムズ』]

世にも奇妙な物語2019雨_浜辺美波_大根侍

 



 毎度アクセスありがとうございます。

 チヨメン6組 (千代酒造メンバー6号酵母) の純米です。同時に「うすにごり」もリリースされますが、どちらかと言うと、人気なのは──すぐに完売するのは後者の方ですね。個人的な印象で言えば、やはり「うすにごり」の上澄みの方が軽やかジューシイ (単に「淡麗」とも言う) です。



 ▼いわゆる一つの『ベスト・キッド』へのオマージュでしょうか。
世にも奇妙な物語_浜辺美波_大根侍
 bottle size:720ml





【782】篠峯 -しのみね- 純米 伊勢錦 無濾過生原酒 30BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:奈良県産 伊勢錦/66%
▪︎酵母:協会6号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+7.0/2.3/1.1
▪︎ALC:16%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H30BY/2018年12月
▪︎管理状況:2019/1/31に着後、ベランダで管理、2/19〜3℃で冷蔵管理。
▪︎試飲日時:2019年5月29日 (水) /櫛羅の次に2本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 先に「櫛羅の4日目」を飲んでから。



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 ▲ネギで練習。



 立ち香──香りヨワ男。桃の幽霊がチビチビお酢を飲んでます。グラスに注ぐと、意外にも、ふんわりと愛らしい甘やかさも。

 まずは飲んでみる──。

 ま、想定通りっちゃ想定通り。「うすにごり」より旨みにネチっこいコシがあるんだよね。ガスは僅か。とはイエイ、30BYはイイ意味で「」だなあ (笑) 。酸のギラつきも、この酒としては大人しいレベル。そして余韻には、ふんわりとした優しい甘みの風。日本酒としては珍しい「塩気のあるミネラル感」があって、酒がダラしなく泳ぐことをピシっと矯正します。



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 ▲まさかの『コンフィデンスマンJP』の「五十嵐」こと小手伸也と殺陣を披露 (笑) 。



 正直、食中は「」も「香り」も楽しめず、そればかりか、どんな酒を飲んでるのかも、よくわかりません (笑) 。ただ、非常にバランスの取れた、日本酒としては極めて稀なミネラル感を伴った骨格があって、もはや「黙ってスイスイ飲めるの権威のような酒」です。余計なモノが何もない代わりに必要最低限のモノは全て揃ってます

 この酒については、おそらく、こういう言い方が最も正確な表現となるでしょう──我々夫婦の何でもない日常の空白を埋めるために必須の要素を無駄なく兼ね備えている日本酒である──と。たとえば「酉与右衛門」ともなると、我々に諸々タフな内蔵機能を要求して来るので、そこまでクイクイ&スイスイ飲めるわけでもないです。そこへ来ると、何も考えずに一定以上の上質さで日々を乗り切るために、この酒は必要というわけです。

 例年より、ちと甘いけど、徐々に〝らしいギラっとした赤い甘酸〟も香って来た。うん、ようやくチヨメン6組です。少なくとも30BYのBlancよりはイイです





── 2日目。

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 ▲ポンコツ女子ライクな猫背。♡☺♡「ミナミン、ガリガリ! 腕がアタシの手首くらいしかない!



 立ち香──もう残り一合もないけど、長陽ファンタもありつつ、なんか徐々にメロン領域のカプエチも出てきたな。グレープフルーツに辿り着くためには酸の輝きが足りないというか、例年より〝篠酢成分〟はヨワーメ。

 ところが、飲むと、結構ウォッカ系の苦めのアル感があるものの、そこは純米酒、コシのある旨みに、昨日はそれほど感じなかった〝レモンの一滴〟のような酸が、酒の部屋の隅々にクッキリとした輪郭を与える。



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 ▲とりあえず、こっちは別人。



 モダン純米としての紛うことなき存立性というのは確かにあって、これはこれなんだけど、生酛なり山廃なりにして、もうちょい軽いとイイんだよなあ。まあ、オレ的には「うすにごり」の上澄みに軍配ですかね



↑↑↑ 1本目 ↑↑↑


 2本目!!!
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 ※2019年10月23日 (水) に開栓──1本目は2019年5月29日。


 立ち香──ほとんど1本目と変わらんな (笑) 。まあ、この酒としては馴染みのあるアロマで、29BYとの連続性はタカーメ。「うすにごり」は乳酸ジャンル酒になりがちだけど、こちらはチヨメンらしいビシっとシャープな味筋を素直に体現してそうな雰囲気。ほんのり赤い果実のニュアンスもありつつ、チヨメン6組らしい〝桃のアンドロイド (抽象的なフルーティネス) 〟もありつつ、柑橘系のピールな苦みもありつつ、全体にはドライ一徹で、香りは超控えめ。

 飲んでみる──。

 多少は味が出て来たけれど、基本的には1本目と〝ほぼ〟似たようなニュアンス。少し麹の強さというか、旨みの筋肉にズシリとした量感を得るものの、非常に塩気を感じさせるミネラリティがあって、光沢感のある〝輝ける酸〟が日本酒的な甘みを美しくコーティングする様は、まさにチヨメン6組ならではのエリート感。

これ言ったら負けシリーズ』で申し訳ないけど、1本目よりは飲みやすくなってます (笑) 。味や香りに大きな変化はないけれど、閉じ気味だった旨みが横に引き伸ばされたような柔らかさに出会えるあたりが今時期なりの仕上がりということではあるんでしょう。

 30BYのチヨメン6組 (30BYの千代酒造の協会6号酵母使用の酒たち) は少し期待ハズレな面があったわけだけど、この「純米 伊勢錦」は毎年それなりに安定してるんじゃないでしょうか。今年も予定に変更がなければ12月頃にはドロップされるので、初めて「篠峯」にトライする人たちは、まずはこのへんから始めるのも悪くない。



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 この酒の魅力はイイ意味での〝物足りなさ〟にこそあると思うので、それぞれの (「酸」以外の) 要素における自己主張の足りなさに何度も「」を頭に浮かべながらも、思わず〝その正体〟をどんどん追いかけてしまうという不思議な魅力があって、結果的にノーストレスでクイクイ飲んでしまう。

 余韻の中に少しネリっとした旨みの粘り気があって、これを取るには「精米歩合50」という属性が必要なわけだけど、そう考えると、やはり「田圃ラベル Blanc 29BY」は屈指の銘酒だったカナート思います。うちにもう1本だけ残ってるのか──エラいエラい。

 日本酒における経験がもたらす最高の成果って、つまりは──旨い酒は逃さない──という英断を瞬時に下せるかだと思うんだよね。



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 Moukanブレンド──ややこしいけど「菊鷹 仕込9号:65%、篠峯 Type-9&M:10%、菊鷹 8号酵母29BYベースのブレンド酒=他、黒澤2種入り:25%」の残一合に対して約二合強の「黒澤 Tpye-9」をブレンドしたモノ。

 一言で表すなら〝軽やかな果肉表現〟ということなんでしょうね。グラマラス&ドラマティックな味筋ながら、無駄ないというか、まさに子供にでも分かる、複雑で難しいけど分かりやすい話という感じです。





── 2本目の2日目。

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 立ち香──徐々にチヨメン6組ライクな「篠酢」&「乳酸」が出てきた。

 残り一合くらいだけど、イイ感じに水っぽくなって透明感が出て来た。これなら「田圃ラベル Blanc 29BY」の想ひ出に浸れるし、もちろん、30BYの「Blanc」なんかより綾瀬はるかに良い出来。

 基本的にはドライで淡麗だけど、ミネラリーな心地良いアタック&余韻があって、口の中が非常に高貴なサイズ感に満たされますね。これならワイン飲みにも薦められるし、オレにとっても最高の〝旨すぎない日常酒〟という感じで、もはやファクトリーメイドのビールや缶チューハイのように黙って飲んでられる安心感がある。なんなら1800mlに駒を進めてもいい。



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 初日よりも〝ピチャっとジューシイ〟で、ドライながら瑞々しくフルーティー。ある意味、非常に正しく「篠峯」な酒です。普段いろいろ失礼な事も書いてるけど (笑) 、こういう酒を飲むと──「やっぱ堺杜氏は才人なんだなあ」──と思ってしまう。こんな日本酒、他にないもの。そういう意味では、この値段 (1,540円) で「ワールドクラス」と言っても差し支えないのかもね。

 もしも自動販売機で365日こういう酒が安定供給される時代が来たのなら、その時は即行でブログを畳むわ (笑) 。評価は「on my list - good」のままだけど、当然1本目よりは旨いです。この状態でようやく「普通のフレッシュ酒」という感じ。露骨に熟成させて飲むような酒でもないけど、ストレンジな味わいを目指した人はチャレンジしてみても面白い。オレはこれくらいのドライさ&フルーティーさで丁度いい。


moukan1972♂



※2019年4月22日より、コメントは「承認制」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 篠峯 on_list_good 浜辺美波

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