もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【10】まで更新。(12/12/17:37)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤櫛羅 - 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017 (29BY) 6本目!<奈良> 




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 一体オマエは何本買ったんだ!?──6本目の櫛羅 (くじら) 、29BYです。味見で2本、ストックで4本なので、コレが最後。いろいろ飲んだけど、やっぱ「1stロット」の方が良い出来です。毎回言ってるけど、どうにも「2ndロット」は味が出過ぎです

 そして、これも毎回言ってるけど、ラベルに「仕込番号」が書いてないので「製造年月」(※実際には「出荷年月」のこと) では正確にどのロットかを判別することは難しいです。2月3月印の720mlは「ほぼ1stロット」だと思うけど、順番に蔵出しするので、どこで「2ndロット」に切り替わるかは蔵元でも把握してないそうです。あとは720mlと1800mlでは売れるスピードが異なるので、両方に同じことが言えるわけでもないです。

 なので、これも毎回言ってるけど、仕込番号、書いて下さい。そうしてくれないと、気に入った瓶を正確にリピートできません。造った本人からすれば、自分の二人の子供に優劣を付けるようで心が痛むかもしれないけれど、そこまで気にする人は〝ほとんど〟いないと思うので問題ないと思います。



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 bottle size:720ml





【781】櫛羅 -くじら- 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017 (29BY) <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:奈良県御所市櫛羅産 山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+6/2.0/0.8 (参考まで)
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中取り無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年2月 (1stロット)
▪︎管理状況:2018/5/17に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年5月26日 (日) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 というわけDE、日曜に軽く味見 (食前酒) 。まあ、問題なく美しいです。moukan1973♀も珍しく♡☺♡「旨い旨い!」言いながら飲んでました。薄い皮膜のような酸が旨みをペターンを流麗に手仕舞います。甘みもだいぶ伸びて、26BYほどじゃないにせよ、割りとフルーティーです。ガスは少しだけ残っていて、さすがにこの時期ともなるとキメは相当に細かいです。

 今夜、ちゃんと飲みます。「marvelous」はどうでしょう。いずれにせよ、もしもこの中に2月3月印の720mlを持ってる人がいたのなら、いつでも飲めます。氷温組は7〜9月頃に同じ状態になると思います。熟れ熟れ系の生酒が好きな人はまだまだ持てます。

 日本酒はこのレベルのモノじゃないと、基本、もう飲む気しないです





── 2日目。

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 改めてじっくり飲むと、若干ホロ苦いタッチの熟味はあるかな。でも、酸に張りがあるから、しなやかに甘み&旨みがプレスされた先で待ち構えるサックリとした潔い口どけ後の適度な余韻として機能する感じ。旨いですね。

〝甘みの伸び〟という分かりやすい変化 (仕上がり感) よりも、むしろ酸に張りが出たというか、イイ感じに旨みの肉を握り潰す力強さがあって──ここに果肉感のあるジューシネスが立ち現れる──、それで重くならないんだよね。



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 ま、正直「excellent」止まりだけど、このレベルの「山田錦50」はニャカニャカないと思うし──もちろん、自前で飲み頃に育てるという時間外勤務は必要だけど──、単にオレの求める透明なフルーティネスやエキス感に出会えないからというだけ (好みの問題) 。この完成品は、どちらかと言うと「エレガントな旨口」というプロポーションなんだよな。これは29BYにおける「チヨメン9組」のキャラクターだから受け入れるしかないわけだけど。

 27BYほど長くは持てないけれど、最後はしっかり仕上げて来たという感じ。29BYのチヨメンは、スタイリッシュなモダン派なら「田圃ラベル Blanc」、格調高きオーセンティック派なら「櫛羅 純吟 1stロット」ということなった。この2本が同じ蔵の同じ杜氏の手腕によって造られたことの意義は大きい。あとは「愛山45」がどこまで巻き返すか、まだまだ持てる「雄町50の両タイプ」が最終的にどういうピークを見せてくれるか、そして余興としては「田圃ラベル Blanc」が死に際にどこまで奇異な酒質に変貌するか、そのへんが興味どころ





── 4日目。

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世にも奇妙な物語2019雨_浜辺美波_大根侍



 少し〝辛み〟が増したのは、おそらく酸が内に向かって集中し始めたからで、やや木香ライクな渋みも前に出て来たかな。その分、甘みは後退したので、そこは歓迎するけれど。

 ワイングラスで飲むと、実はまだまだ「完全には仕上がってない」ということがよく分かる。ややアタックのミネラル感がゴショゴショしてるので、酒の輪郭が、酸の象るキレイな球体にはならない。

 ま、ここでは「marvelous」に至らない理由を論ってる (あげつらってる) だけなので、普通以上には旨いです。


moukan1972♂moukan1973



※2019年4月22日より、コメントは「承認制」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 篠峯 櫛羅 on_list_excellent

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