もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Jean Fournier / ジャン・フルニエ AOCマルサネ「Cuvee Saint-Urbain / キュヴェ・サン・チュルヴァン」ルージュ 2016 




2019_5_12Jean_Fournier9053.jpg




 毎度アクセスありがとうございます。


 日曜にmoukan1973♀がオレが見繕ったシャンパーニュ (Pierre Gerbais) と白ワイン (Raymond Dupont-Fahn) を手土産に友人の引越し祝い (おばさんトリオ飲み) に出掛けたので、だったらオレも──ということで、独りで (最高) シレっとブルゴーニュの赤を開けてみた。

 前回は「AOCブルゴーニュ」を飲んだJean Fournier (ジャン・フルニエ) だけど、これ、フィッチでも4,114円だというのに、たまたま信濃屋 (3,780円) のスポット商品になってて安かったので拾ってみました。今回は一つ上のランクの村名アペラシオンです。

 休ませずに開けたからか、少し味わいが窮屈な気もしたので、もう1本買って少し熟成させてから再飲してもいいかな。チャリで行ける店でマトモなブル赤を買える店も少ないので、気軽に比較作業ができるというか。





 3区画(Ouzeloy、Etalles、Echezots)のアッサンブラージュ。25%程は契約栽培をしている購入葡萄を使用。一部除梗。ルモンタージュ・ピジャージュをしながら約3週間程度発酵。600L、350Lの木樽(新樽不使用)で14ヶ月熟成。典型的なマルサネのスタイルを表現したジャン・フルニエを代表するキュヴェ。

(輸入元のHPより)





 photo: WINE WHAT online



 さて、ブルゴーニュ地方コート・ドール地区の「コート・ド・ニュイ」の最北部に位置する「AOC Marsannay / マルサネ」は、マルサネ・ラ・コート村とその北に隣接するシュノーヴ村の一部、それに南のクシェイ村から成り立つ「村名アペラシオン」で、このエリアとしては唯一プルミエ・クリュとグラン・クリュが存在しないことから、近年はその割安感から注目されていて、今回のジャン・フルニエの当主ローラン・フルニエらが中心となってINAO (Institut National des Appellations d'Origine=国立原産地名称研究所) に対して14のクリマのプルミエ・クリュ昇格を働きかけている真っ最中であり、3〜4年後の認可を目標にしている模様。これが実現すると、これまで単なる「AOCマルサネ」だったモノが値上がることは必至。





 いや、すごい、16年のジャン・フルニエ。前年15年のイマイチさを完全挽回だ。ともかく、ここのマルサネとしては下位のキュヴェだけど、「どんだけ充実してんだ!」という複雑で豊かで魅惑の香り。口に含むとまず感じるのは塩っぽさ、そして決して過剰ではない豊かな果実味。次に滑らかな液体。加えて、これほど豊 かなのにマスキングされないミネラル感。とんでもないワイン、と心からマジに思う。〈今飲んで90+、ポテンシャル91+〉

(リアルワインガイド64号より)

 ▲なんだ、このノリは (笑) ?



2019_5_12Jean_Fournier9059.jpg





◤Jean Fournier / ジャン・フルニエ AOCマルサネ「Cuvee Saint Urbain / キュヴェ・サン・トゥルヴァン」20163,591 円)←日曜5%OFF

Tag Link



2019_5_12Jean_Fournier9064.jpg



 立ち香──まずは開けたての瓶口から。ダークな甘酸っぱさ。〝糸のような麗しい酸〟は同じ組ではるが、ACブルより、ほんのり土っぽいくぐもり感もありつつ、艶のある甘みが酸の小径を通って近寄ってくる。オレとしては透明感豊かなこちらの方が好みだ。アロマそのものは昨日のジュヴレ・シャンベルタンの方が優美にフルーティーではあるけど、これはこれだな。

 グラスに注いで──まるで大豆を煎ったような香ばしさもありつつ、果実というよりは野菜な青さ、徐々にタバコな草感も少々。徐々にバニラリー&ミルキーな甘やかさ。



2019_5_12Jean_Fournier9072.jpg



 飲んでみる──。

 なんかACブルよりフレッシュでクリアだな。そして、オレにとってはそこそこ甘やかです。昨日の今日じゃクワナリ分が悪いかな (笑) 。なんか水っぽく感じるなあ。前向きに捉えれば「雑味がなくピュアで透明感に満ちている」ということなんだろうけど。

 ただ、この「透明感」というニュアンスが厄介で、ちゃんとエキス感に果実味が凝縮していないと、単に「水っぽい」ということなってしまうわけで、そこのサジ加減は難しいわな。



2019_5_12Jean_Fournier9079.jpg



 ザルト──。

 あああ、こっちの方が綾瀬はるかにスケール感が増します。つまり、より〝高級な佇まい〟になる──GA!──今回は安く買えたけど、これで4,000円はないわ。個人的に「リアルワインガイド」とは感性が合わなそう (笑) 。

 ま、このレンジのピノ・ノワールを最低でも100本くらいは飲まないと相対価値は分からんな。シャンパーニュは家で200本以上飲んでるからなあ。





── 2日目。

2019_5_12Jean_Fournier9124.jpg



 なんかACブルの方が派手というか、フィネスは足りてないけど、その分、相対的には量感豊かで口の中オッパイに旨みが広がるというか。今回の「Cuvee Saint-Urbain」は瑞々しくクリアで、ともすれば「薄い」「大人しい」と感じさせる味筋なんだけど、よりエレガントで端正な味わいとも言える。

 とはイエイ、昨日よりはイイかな。まろやかな旨みの広がり、輪郭クッキリな酸、甘さ控えめのベリー系ジャムのような適度な量感。あ、なくなっちゃった。ちょっと今回は、さすがに早く開け過ぎました。あとは、前日のジュヴレ・シャンベルタンが旨すぎた。

 まあいいや。せっかくなので、この「Cuvee Saint-Urbain」を安いうちにもう1本買って、半年くらいセラーで休ませてから秋頃に飲んでみようかな。筋の良さは感じるので、決して悪いピノ・ノワールじゃないですよ──「リアルワインガイド」は褒め過ぎのような気がするけれど (笑) 。


moukan1972♂



※2019年4月22日より、コメントは「承認制」になりました。[詳細&ガイドライン


ブルゴーニュ赤 Jean_Fournier マルサネ

Comment

Add your comment