もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【16】まで更新。(12/15/15:43)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米 直汲み生原酒 仕込50 黄ラベル 29BY 5本目!1800ml <長野> #Spicy 




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 ▲この貫禄で37歳・・・。なんか同窓会で久しぶりに会う怖かった先生みたいなんすけど。ちなみに小栗旬も今年の12月26日で37歳 (笑) 。そこに〝居るだけ〟で全てが済まされてしまう昭和の大スター半端ねえっす。「演技力がどうの・・・」とか小せえこと言ってるバヤイじゃない。役者にとって一番大事なのは「画 (え) 」です。細かい芝居は脇役に任せときゃいいんだよ。「主役なんて下手でもいいんだよ。動物園行ったって、犬とか猿なんかは懸命に芸を覚えたりするけど、パンダはケツ出して向こうの端で寝ていたってパンダだもん。スターって言うのは、そこにいるだけでいい。健さんに『もう少し悲しそうな顔してください』なんて演技を求める人なんていない。健さんは健さんでいいんだよ。」──北野武[元記事]←禿同。

 ▼ショーケンはこの時、21か22。
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 bottle size:1800ml





【774】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 直汲み生原酒 仕込50 黄ラベル 29BY 5本目!1800ml <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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▪︎酒米/精米歩合:美山錦 (麹) ひとごこち (掛) /65%
▪︎酵母:長野酵母(※真偽不明。基本的には非公開なので参考程度で。)
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開
▪︎ALC:18%
▪︎処理:直汲み生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年3月
▪︎管理状況:2018/4/19に着。3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年5月7日 (火) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not My On List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 いろいろと複雑に話が入り組んでるので、質問があれば下さい


 結論から先に言うと、ちょっとオレの求めていた方向とは違うエリアに飛翔しちゃった感じです (笑) 。トロピカルなフルーティネスにテンションが掛かることを望んでいたんだけど、意外にスパイシーなニュアンスが前に出て来ました。黒澤組だと「直汲み赤」なんかで感じる、シナモンやクミン系の草っぽさ。27BY以前の「百春」なんかにもある、アレです。

 もちろん「直汲み赤」よりはドライで香りも穏やかなんだけど、何というか、二年生になって〝クラス替え〟した感じ (笑) 。オレが黒澤組に求める〝透明感〟は最後まで得られなかったので──だがしかし、黄色としては今回の1800mlが一番旨いので、少し捻くれてるけれど「not on my list - excellent」でフィニッシュとさせて頂きます。まだ半分以上残ってるけど、ここからの巻き返しは多分ヌワイです。



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 立ち香──思ったより派手に熟してるわけでもなさそうだけど、グラスに入れないとわからんな。とはイエイ、やはり720mlよりも解像度は高そう。うん、まろやかみのあるナタデココ的なヨード感。うっすらブドウ。

 どれどれ──。

 なかなかオモロイことになってるな。どうオモロイのか、それを伝えるのはクワナリ難しいんだけど、トロピカル属性は消え、やはり、ホロ苦ジューシイ系に育ってますね。それでいて、ストレンジな米サイダー的な少し青み掛かったフルーティネスもあるという。もう重さや退けに掛けての喉ティンコフャイヤーは限りなく消え去ってます。ガスは〝ほぼ〟ナシゴレン。



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 とはイエイ、さすがに原酒は濃い。相当に甘みも育ってるので、少し割り水しないと煮詰まった汁──つまり「タレ」のような質量になるんだよな。

 ワイングラスもそこそこイイかな。アタックはシルキー。酸が旨みを潰す流れの中でホロ苦いミネラル感が余韻を支配。「Type-7」や「Type-9」よりも黒澤チョーキーにゴリっとミネラリー。





── 2日目。

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 ▲『傷だらけの天使』に子役時代の坂上忍が出ていたことを本人も言われるまで忘れていた模様。今はもう「俳優版・和田アキ子」です。今でもタマに歌う和田アキ子の方がマシか。



 とりあえず、昨日よりも旨い。たとえば「Type-7」や「Type-9」の熟成コンディションと比べると、最もミルキーな甘みが育ってるんだけど、軋むようなミネラル感と、ちょっと「直汲み赤」や「27BY以前の百春」なんかに通じる甘っ辛いスパイシネスがあるので、クドくはないんだよな。想定していた「トロピカルな方向」には育たず、意外に「エキゾチックなフレイヴァー」が前に出てます。

 ま、平均レベルの日本酒マニア連中が「個性的」という言葉で表現し得る味わいではありますね。720mlのような「みたらし団子」感もなく、やはり、1800mlのスケール感と解像度は格別。



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 ▲目の吊ってる若いハマちゃんが微妙に〝イケメン〟に見えてしまう不思議 (笑) 。ちなみに、Calbee『ポテトチップスクリスプ 和風シーチキン味』は駄作。そもそも「シーチキン」それ自体が「魚」なんだから、わざわざそこに「鰹節パウダー」を吹き掛ける必要はヌワイ。そこは素直にマヨだろ。もしくは醤油。って、HPには「醤油とほんのりマヨネーズを加えたまろやかな味わいです」──と説明されている。バランスの問題だな。全部「鰹節パウダー」が覆い被してる。



 ワイングラス──。

 いいかも。果実感が躍動するというか、酸が筋肉質になるというか、退けにかけての苦み&辛みは増すけど、同時にまた、ピチャっと果汁が弾けるようなジューシネスも増す感じ。あああ、しかし余韻はそれなりにカレえ (辛い) な。ま、その場合は少し割り水して下さいな。



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 温度が上がると、逆にパキっとスパイシー。それこそ洋酒のジンみたいな甘っ辛さ。ちょっとオレの求める「黒澤」ではヌワイんだけれど、相変わらずレベル高過ぎ高杉くんではある。たとえば「長陽福娘 生酛 純米 29BY」程度で満足できる飲み手なら軽く卒倒するくらいには旨いです。

 やや〝味が出過ぎな面〟もあるので、このまま放置して少し〝アク抜き〟した方がいいのかな。柔な生酒は日ごとに水っぽくなってストラクチャーが弛緩するけど、黒澤組の場合、むしろ視界に晴れて、逆に酸のテンションが増してカチっと堅牢になることもしばしば。

 黒澤組29BYの大本命は何度も言うけど「穂積」の生酒です





── 4日目。

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 ▲極めて標準的な新大久保ガールズ。この店の前はチャリでよく通るけど、いつも大行列。ようやく何の店か分かった。



 残り4合弱。中1日だけど、少しだけ飲んでみる。どうかなー。あ、結構オリが拡散するな。ニゴリ系のそれではなく、小さな破片が雪のように。

 うん、だいぶ甘くなって来ましたね。あとは固形化したオリ成分の割合が高まって来てるので、若干、苦みが割り増し。マドラーで少し割り水するとだいぶ和らぎます。



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 決して悪い酒じゃないけど、日に日にオレの嗜好からは離れて行く。でも、逆にこういうのが好きな日本酒ラヴァーも多そう。少しイヤな言い方をするとブロガー向けの個性的な生原酒というか (笑) 。

 酒そのものからグイグイと攻め込まれたい人には絶好の味わいでしょうね。


moukan1972♂



※2019年4月22日より、コメントは「承認制」になりました。[詳細&ガイドライン


黒澤 生酛 山廃 not_on_list_excellent

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