もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒 29BY 4本目!<長野> ── dಠಠb「これでようやく第一段階の仕上がり」♡☺♡「レベル高っ!」#Fruity/Wine Oriented/Clear/Unique 




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 ▲次回、遂に『王様のブランチ』の「買い物の達人」に『賭ケグルイ』コンビが光臨。



 毎度アクセスありがとうございます。


 さて、29BYの穂積です。4本目です。これまた話が複雑に入り組んでますので、質問があれば──「気軽」ではなく「真剣」に──下さい。

 中にはオレに乗って自宅で熟成中の物好きもいるのかな? オレの場合、少し変則的な温度管理をしてたので、普通に「冷蔵庫」や「レマコム (氷温) 」で熟成させてる人は、もう少しだけ時期を待った方がいいでしょう。というのも、この状態でも、まだ常温スパルタ3ヶ月熟成Verより、今回の瓶の方が少しだけ若い仕上がりです。



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 これまでに何度も指摘している通り、黒澤組の「直汲み生原酒」班とは異なり、この「穂積 生」の熟成式&定数は別次元。これだけタフな環境にあっても、まず〝麦チョコ化〟しないどころか、露骨な旨口ボディにすら育たない。むしろ肉体は研ぎ澄まされ、ますますスリム&クリアな風貌へと変化する。

 まだ720mlと1800mlが1本ずつあるので、たぶん1800mlは2年コース確定です。その前に27BY (720ml) のラスト1本を開けると思います。ぼちぼち30BYも出るのかな。黒澤組としては唯一の「蔵付酵母仕込み」で毎年「数値」が荒れるので、一部の無頼派以外は是非ココに注目して頂いて、やはり、日本酒度と酸度にある程度のコントラストがあった方が〝らしい味わい〟に仕上がるかとは思います

 30BYも飲めばすぐにポテンシャルくらいは判明するので、もしも出来が良ければ、上を目指したい人は黙ってオレについて来ればいいと思うよ。なにせ「日本酒」というのは、高い金を払っても上を目指せないという、世界でも稀な酒ジャンルだからね。こういう酒でもなければ、もう「日本酒」なんかとっくに見切ってるわ。このレベルで税込1,350円 (笑) 。



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 bottle size:720ml





【773】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒 29BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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▪︎酒米/精米歩合:自社栽培ひとごこち/70%
▪︎酵母:蔵付き酵母
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+3/2.7/─ (※28BY:+8/1.9、27BY:−1/3.0)
▪︎ALC:16.5%
▪︎処理:生酒 (たぶん加水) 。「蔵熟生酒」を謳ってるので、おそらく寒い時期に上槽してタンクで貯蔵、出荷直前に瓶詰め、それで「5月印」だと思われます。
▪︎酒造年度/製造日:H29BY/2018年5月 (詰め日での記載は長野ルール)
▪︎管理状況:2018/6/12に購入、2019/1/29まで11℃前後で管理後、4/18まで常温 (15〜18℃) 、室温が20℃を超えたタイミングで冷蔵庫 (3℃) にピットイン。
▪︎試飲日時:2019年4月28日 (日) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲二人で関西出張。HMVトークイベント、舞台挨拶、TV「ちちんぷいぷい」「ミント!」「サタデープラス」「せやねん!」「おはようコール」、ラジオ「RK802 YUME GO AROUND」で番宣。そもそも『ドラマイズム』枠って関西制作なのな。だから全国ネットじゃないのか。



 立ち香──開けた瞬間は意外にバナナも御登場。徐々に熟れたブドウに甘焦げたメイラードなアロマ。薄っすら微かにフローラル。若い時期は「未熟な酸っぱい白桃」のニュアンスもあるので、そこが焦げて花の香りが少し表に出たのかな。

 とはイエイ、全然クドくはないし、カプエチにもリンクしない。強いて言うなら「金紋錦45」を少しマットにした程度の華やかさ。そして、思ってたより熟してヌワイです。もっと熟れ茶けファイヤーな変化を期待してたんだけど、むしろイイ感じの清楚系フルーティネス。奥から品の良い甘酸っぱいヨーグルト香。そしてグラスに注ぐと来ました、赤とんぼ系のドライフルーツ。色もそこそこ黄色い。

 想定外の老ねや劣化や過熟は皆無──関係ないけど左下の写真、最初、美波ちゃんの横にいる姉ちゃん (森川葵) 、関西の地方アナかと思った (笑) 。

 ♡☺♡「うん。あああ、旨い。たぶんアンタは『もっと (熟成が) 進んでていい』と言うと思う。意外にキレイ。ただ、この酸っぱいのと、ドライフルーツ感はあるよ。」
 dಠಠb「だからそれが熟味じゃん。」

 ♡☺♡「この酒は〝麦チョコ〟にはならないの?
 dಠಠb「ならない、ならない。」

 ♡☺♡「じゃあ、十分に熟してるのか。」
 dಠಠb「どれどれ。」←まだ飲んでヌワイ。



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 ▲デジカメが壊れたから同じメーカーの後継機を買ったんだけど、なんかピントの合った領域のカラーで色調が決まるらしく、どうもフラッシュを焚くと思い通りの色目にならん。だからコンピューターはバカなんだよ。



 問題ないです。もう買えない酒についてアレコレ書くのも面倒だし虚しいので、質問あれば下さい。うん、まだまだキビキビしてるけど、新酒コンディションで必ず遭遇する、少しハードな嚥下を強いる、この銘柄特有の〝粉っぽさ〟が随分と柔らかくエアリーになって、すこぶる上質なミネラル感として機能しますね。淡麗な味筋もありつつ、密度のある、目の細かいフルーティネスは、文字通り〝果実的〟です。

kurosawa_hozumi29by4_5浜辺美波森川葵賭ケグルイ ♡☺♡「超ワールドクラス。レベル高っ!
 dಠಠb「一応、これでもブルゴーニュ・ブランにおける3,000〜5,000円クラスの村名アペラシオンくらいの価値はあるのかな。1,350円のブルゴーニュ白でこのレベルは死んでも無理。つうか、これなら樽熟させても面白そうだな。」

 クリアにジューシイ。ホロ苦い余韻がほどける流れの中で、特にワイングラスだと、微かに落花生の戻り香が現れ始めてます。ここが完全に育つとこの酒はもっと楽しいものになるんだよな。もう少しですね。あの時オレに乗らなかった人は後悔してイイと思うけれど、他に飲むべき買うべき酒があるのはとても素晴らしいこと。知らない方が幸せなことも人生には多々ある。

 高級酒米をオッパイ磨かないと上等な酒が造れないと勘違いしてるバカ (蔵元&杜氏) はもっと他社の酒を飲んで勉強した方がいい。どうしよう。もう、これ以下の日本酒、飲みたくない





── 2日目。

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 立ち香──今日はカワイイ乳酸がメイン。温度が上がるとエキゾチックなチャツネ。

 あ゛あ゛っ──と、思わず変な声が出るほど旨いです。なんで1ダース買わなかったんだろ。初日より視界良好。まだまだフレッシュだけど、これはこれでいいな。これ、いわゆる一つの〝止まらなくなる系〟だ。今日はmoukan1973♀がいないから残しておかないとな。世の日本酒好きが一体何を飲んで「キャッキャ♡」言ってるのかもはやまるで知らないけれど、たぶん今オレが飲んでる「穂積」は誰が飲んでも旨いです。「十四代」の純吟クラスとブラインドさせても面白いだろうな。ま、勝つけど。

 うん、なんとなく──じゃなくてちゃんとクリスタル。うんまぁっ。美酒ラインが引き立つこっちのグイ呑みの方がいいな。基本的には、精米歩合70ナニソレ!?というほどに麗しの淡麗美酒ライン。ところが日本酒らしからぬミネラル感がこの酒をもう一段階「壮麗な構造物」に仕立てるんだよな。つまり、ペラくない。




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 ワイングラス──。

 どこからともなくなぜか落花生が落ちて来るな (笑) 。ちょい辛みを感じるかな。グイ飲みの方がフルーティーかつ小振りにジューシイ。ただ、香りの情報量は一気に増すし、熟味もブヨンと膨らむので──酸化のニュアンスも強めに出る──、まあ、いろいろ試して下さいな。まだまだワイングラスが活きるには酒が若いです。

 改めて、日本酒も本当に旨いヤツは旨いですね。問題は「それがどこにあるのか」まるで見当がつかない点。格付けもなければアペラシオンもないし、多くの場合、甘いのか辛いのか酸っぱいのかもわからないし、どんな香りなのかも開けるまでわからない。

 ちょっとこれ、28BYの「金紋錦45」を超えてイキそうな気配。


moukan1972♂moukan1973



※2019年4月22日より、コメントは「承認制」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 生酛 山廃 黒澤 浜辺美波 on_list_marvelous

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。


──製造年月は2018.05で同じ、出荷年月は2018.11でした。

うちのは「2018.10」なので、追加でバックオーダーしたんですかね。しかしまあ、このレベルの酒がいつまでも蔵元で完売しないんですから、特約店連中のバカ舌には驚くしかないですね。


──今日買った中では、このお酒を開けるのが最速になりそうです。

あと1本あるということですね。冷蔵管理だと今時期もまだまだキビキビと若いとは思いますが、この状態を知っておくことは無駄ではないと思います。別に普通以上には旨いですしね。

あとは1800ml仕様の解像度ですね。1800mlの「黒澤」は「映画館」と「TV」くらい違いますよ。


2019.05.12 Sun 21:09
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

今日はいつものお店で取り置いてもらった金紋錦と山恵錦を引き取りに行ったら、おやおや、このお酒が一升瓶で売ってるじゃないですか。思わず買っちゃいました(笑)

製造年月は2018.05で同じ、出荷年月は2018.11でした。ラベルの左上に「KUROSAWA SAKE Vintage 2017」のスタンプが捺してありました。長野ルールは消費者に優しい(笑)

今日買った中では、このお酒を開けるのが最速になりそうです。
2019.05.12 Sun 19:16
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。


──このお酒は一升瓶でレマコムに保管していて、開け頃が楽しみになりました。秋に良いことがあったら開けようかなー。

氷温保管だと「秋あがり」するか微妙かもです。1800mlなら尚更です。レマコムが活躍するのは「町田酒造・大好き♡」みたいな飲み手にとってだと思うんですよね。むしろ2020年の東京オリンピックくらいが丁度いい感じです (笑) 。冬場の間に外に出しておくべきでしたね。

ま、1800mlなので、飲んでみて若ければ残りを720mlに採って追熟でしょうね。この酒は「一発ツモ」が難しいので、やはり、最低でも2回の「味見」は必要ですね。30BYはどんなもんでしょう。数値次第では期待してイイと思います。


2019.05.03 Fri 22:07
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Name - めい  

Title - 

お久です。

昨日まで元号またぎの風邪を引いて寝込んでましたが、今日から復活です。

このお酒は一升瓶でレマコムに保管していて、開け頃が楽しみになりました。

秋に良いことがあったら開けようかなー。

そうそう、ソガP&F 6号 ドメイヌ ミウラはABTYにメールして目下輸送中です。
意外な入手経路ができました。
2019.05.03 Fri 19:44
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