もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 せっかくなので「SHUHARI 2014」と「篠峯 参年熟成 26BY」を味クラーヴェしてみる。サイズのハンデあるけどな。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Pierre Gerbais / ピエール・ジェルベ エクストラ・ブリュット「L'Osmose / ロスモス」ブラン・ド・ブラン 2011年ベース(Dégorgement:2016/06) 




2019_4_20Pierre_Gerbais7930.jpg




 毎度アクセスありがとうございます。


 Pierre Gerbais / ピエール・ジェルベはシャンパーニュ地方の最南エリアに離れ小島のように広がるコート・デ・バール地区のセル=シュル=ウルス / Celles-sur-Ourceの家族経営のドメーヌで、業容登録は「NM=ネゴシアン・マニピュラン=自社畑以外のブドウも使う」ながら、実質的にはRM──しかも新世代のトンガリ蔵 (笑) ──だと思っていいでしょう。我が家では3種類目のキュヴェになります (割りとお気に入り) 。初心者にアリガチな粋がり (通ぶりたがり) に縛られて、斯く言うオレも一番最初にノンドゼのブラン・ド・ノワールをチョイスするという愚行を冒してしまいましたが、今こそリピートしなきゃですね。今回はブラン・ド・ブラン (シャルドネ100%) です。[シャンパーニュ地方の全体地図



Cote_des_Bar_Celles-sur-Ource.jpg



 ピエール・ジェルベが最初に業界で注目されたのは、2000年の記念にシャンパーニュとしては史上初めて「ピノ・ブラン100%」のキュヴェ「L'Originale / ロリジナル」を造ったことがキッカケで、そこで多くのメディアに取り上げられ、加えて現在は若き跡取り息子オーレリアン・ジェルベが中心となり様々な改革を大胆に進めてる真っ最中。

 輸入元の説明では──「セル・シュール・ウルス村の異なる方角2区画に植わる平均樹齢30年のシャルドネ100%によるブラン・ド・ブラン。南向き斜面の区画『シャン・ヴィオル』は果実味と厚みを与え、もう1区画はあえて北向き斜面に植えている区画『レ・コート』のシャルドネを使う事により、シャープな酸味とフレッシュさを加え、両方をブレンドする事で精妙なバランスを取っている。ステンレスタンクによる醸造で36ヵ月の瓶熟成。清澄、フィルターなし。ドザージュ3-4g/L。」とのこと。

 説明では「ステンレスタンクによる醸造」ということみたいだけど (蔵元のHPには特に記載ナシゴレン) 、飲んだ感じ樽のニュアンスを少し感じたので、おそらくは「部分的に」──何割かのベースワインだけ樽熟成をしてるとか、リザーヴ・ワインのみ樽熟成とか──樽は使用してると思われます。ただこれ、実質「2011」のミレジメの可能性もあるので、そこは何とも。



2019_4_20Pierre_Gerbais7912.jpg





◤Pierre Gerbais / ピエール・ジェルベ エクストラ・ブリュット「L'Osmose / ロスモス」ブラン・ド・ブラン 2011年ベース5,508 円

Tag Link



2019_4_20Pierre_Gerbais7934.jpg
 ▲Calbee『サッポロポテト バーベQあじ デミたまハンバーグ味』は「デミ」も「たま」も確かに感じられる仕上がりで、ドライでスパイシーな通常ヴァージョンよりも、まろやかなコクのあるバランス。悪くない。商品開発が雑で安直なカルビーにしては頑張ってる方。



 立ち香──ドライなシャキシャキ林檎にクリーミイなタッチもありつつの、青梅っぽい酸も伸びて来る。ほんのり樽由来の酸化のニュアンス。

 ♡☺♡「イイ感じよ。スタイリッシュ系。濃いなあ。」
 dಠಠb「 なかなか良いな。ちょっとスティルワインのボルドー白みたいな渋みの出方というか、樽由来の酸化のニュアンスに力強い滲みがあって、シャープな味筋ながら、描かれる線はそれなりに太いし、もちろん味も濃い。少なめのドザージュが正しく機能してる。」

 ♡☺♡「味わい深い、これは。」
 dಠಠb「時間と共にどんどんアロマの層が複雑に膨らんで来る。いわゆる一つの『これに比べれば〝日本酒のフルーティー〟は〝ただのティー〟です』系です。」



2019_4_20Pierre_Gerbais7942.jpg
 ▲スペインの「マンチェゴ」という羊乳のチーズ。なかなか良い。[商品説明



 ちょっとコート・デ・ブランのシャルドネとはキャラが違ってオモロイなー。酸もエキスもそこまで強くも濃くもないけど、独特の──まるで砂にまみれたような (笑) ──ミネラル感があるよな。いろいろ工夫して創意の結晶をワインに閉じ込めることで何とかエリート・クリュに負けないよう努力するからこそ、近年のコート・デ・バールからは刺激的なキュヴェがどんどんセンターステージに躍り出てるんでしょうね。

 とはイエイ──とはイエイですよ。やっぱブラン・ド・ブランはコート・デ・ブランのグラン・クリュには勝てないと思うわ。これはこれでライトかつポップかつスタイリッシュなシャルドネ表現ということでアリっちゃアリだけど、この値段を出せば他に幾らでも選択肢はあるもんなぁ。

 とりあえず、ピエール・ジェルベはスタンダードなNV「キュヴェ・ド・レゼルヴ」から入るべきでしょうね。これ、フィッチ3,769円。税込で4,000円しないです。新エチケットになりました。





── 2日目。

2019_4_20Pierre_Gerbais8006.jpg
 ▲『人生最高レストラン』での加山雄三のトークが面白過ぎた (笑) ──「ジョン・レノン、あいつ変な奴だよぉ〜」。



 この滲むような渋みがスティルワイン的なジューシネスなんだよな。そういう意味では、あんまシャンパンっぽくないです。そこへ来ると、NVの「キュヴェ・ド・レゼルヴ」はちゃんとシャンパンしてるので、このドメーヌのキュヴェとしては素直な味わいです。


moukan1972♂moukan1973






Pierre_Gerbais コート・デ・バール

Comment

Add your comment