◤篠峯 - 純米大吟醸 雄町 中取り生酒「Type M」30BY <奈良> ── dಠಠb「何事も最後に勝てばそれでいい」#Clear 



shinomine_type_m30by1_9.jpg
shinomine_type_m30by1_1.jpg



 水警報発令中!!!──篠峯 (しのみね) の「Type M」です。「篠峯を代表する酒は何か?」と尋ねられれば、そこは迷いなく「Type M」と答えるほどに、これは蔵を代表する酒です。もちろん、別ブランドである「櫛羅 純米吟醸」も捨てがたいし、ポテンシャルが大爆発した「純米大吟醸 愛山45」の孤高の壮麗さには平伏すしかないでしょう。とはイエイ、やはり「雄町」という、少し粗野で野暮な一面がないわけでもない酒米が、堺杜氏の技術とセンスによって最高のエレガンスを獲得した時ほど、まさに〝チヨメン最高峰〟の名に相応しい酒となることに疑いの余地はないのであります。今この瞬間、どこかの時空から目の前に飲み頃の26BYが現れて飲んだのなら、キミ、確実に泣くよ。

 GA!!!──いくらなんでもコレはあまりにも (笑) !!!

 やはり、他のチヨメン記事でもチラホラ触れていた通り、30BYの幾つかの酒には〝27BY的な水イズム〟を感じずにはいられませんが、逆にこれは、オレにとっては極めて好都合です。内心「愛山45」でこの状態は覚悟してたし期待もしていたけれど、まさか「Type M」でだとは予想外すぎて笑ってしまったよ。

 何もわかってない酒屋連中が「櫛羅 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2018」を絶賛してるみたいだけど、そんなの関係ねえ、オレは「Type M 30BY」の1年後2年後にこそ夢を抱く──たとえ「夢」が破れるためにこそある「思念」だとしても。


 既に買って持ってる人は黙って1年は冷蔵放置でいいでしょう。下手すりゃ2年コース。やや邪魔な木香もあるにはあるけれど、経験上、これは硬さが取れることで (旨みの筋肉がほぐれることで) 相対的に奥へと引っ込みます。全体の味筋は極めて27BY的なので、骨格そのものはイイ感じです──つまり、設計図 (下書き) は上々。あとはここに正しく諸々の要素がハマって行けば間違いなく銘酒へと成り上がります。

 別に信じてくれなくてもいいけど (損をするのも困るのもオレじゃないし、むしろオレは損を被るリスクが増すだけだし) 、最近いつも言ってる通り、日本酒で上を目指すことは (金で解決できないという意味で) 容易ではないので、こういう機会を大切にして、オレと一緒に一つ上の世界を覗いてみないか?

 志のある人には3本の購入プランをオススメします。1本目は今すぐ飲む。2本目は半年以上寝かせて飲む。3本目はそれを受けて自分なりに飲み頃の予想をつけて飲む。



shinomine_type_m30by1_2.jpg
 bottle size:720ml





【765】篠峯 -しのみね- 純米大吟醸 雄町 中取り生酒「Type M」30BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:赤磐産 雄町/50%
▪︎酵母:明利系+協会9号 (ダブル酵母仕込み) ←出来上がった酒同士のブレンドではない。ただし、27BYの「一火原酒」のみブレンド。
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+7/2.1/0.9
▪︎ALC:16%
▪︎処理:中取り生酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年4月
▪︎管理状況:2019/2/28着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年3月20日 (水) /井筒長の次に2本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




shinomine_type_m30by1_3.jpg



 立ち香──あんま香らんけど、なぜかこの酒からはいつも硫黄系の還元臭を感じる。うん、温泉たまご (笑) 。遅れて上等な蜜のようなクリアな甘みの先読み。やや草っぽいミネラル香 (おばあちゃん家の桐箪笥) 。


 その前に軽く「井筒長」の残りを──甘いけど最後はウォッカみたいに辛い。やはりフガフガで、旨みの球体が萎んだ大きめの風船みたい。

 それでは篠峯──薄っす (笑) 。これを「飲んでみてくれ」と言われてもオマル。まだまだ水です。この酒としてはオレ史上「最強に淡麗」です。これ以上飲んでも意味ないので、ゆっくりやります。

 今の段階は、絵で言ったら「完全なる下書き」というか、漫画家がネーム作りで描く、超簡易な円と線だけの人間みたいな感じ。ただまあ、味筋そのものは好き系というか、オレ的には27BYでの諸々の経験があるから全く問題ない。秋以降に売れ残ってたら拾ってみれば?

 今時期なら29BYの方が全然味は出てましたね。そして「井筒長」に戻ると、こっちはスゲえ味がする (笑) 。





 1973チャレンジ!!!
shinomine_type_m30by1_4.jpg



 ♡☺♡「ほんのりブドウな感じがいいけど、確かにこれは水 (笑) 。でも、重くないから、夜遅くにサクっと飲むにはこれくらい軽い感じでいい。でもやっぱ薄いな (笑) 。キレイな酒だからクイクイ飲んじゃうけど。」





── 3日目。

shinomine_type_m30by1_5.jpg



 実は昨日、寝酒でほんの少しだけ舐めたら意外に味が出てたんだけど、さてどうでしょうか。

 立ち香──初日よりもグっと香りは開いているものの、まあ、閉じ気味な甘っ辛いニュアンスの旨み&篠酸という感じで、この段階では「普通」というか「まあ、若いチヨメンにはよくあるよね」くらいの印象。強いて言うなら、なんか29BYの今時期の「Type-9」的なドライさ。明利系の香りがほとんど前に出てないというか、温度が少し上がると、むしろ透き通った乳酸フレイヴァー。



shinomine_type_m30by1_6.jpg



 飲んでみる──。

 やたら酸っぱいな、そして割りと退けがカっと辛い。なんか白ワインみてえだぞ?──と思ったのも束の間、すぐに慣れ、少し温度が上がると、ちゃんと〝日本酒的な甘さ〟が膨らんで来ます。初日ではさほど感じなかったけど、クワナリ筋肉質な骨格なので、まあ、長期戦覚悟 (笑) 。

 まだまだ苦いし渋いし硬いけど、透明感だけはしっかり担保されていて、なんだかんだで「純大なんだなあ」という感じ。



shinomine_type_m30by1_7.jpg


 ワイングラスで──。

 正直、この段階で「旨いじゃねえかコノヤロウ!」はヌワイけど、味筋はイイと思うな。ちょっと焦げたような苦みを強く感じるけど、こんなもんは最終的に何とかなる。例年よりフルーティーな表情は少なくて、歴然と「ダンディーな味吟醸」ですね。「Type-M」でこれなんだから「Type-9」は今開けたら〝負け確定〟でしょうね (笑) 。

 あと、むしろこの時期から、グイ呑みよりもワイングラスの方が逆に情報量が増えるからいいかも。うちのグラスポテンシャルもあるとは思うけど、透明なエキス感に酸が面で利く流れもあるし、米の旨みにも弾力感が出るし。



shinomine_type_m30by1_8.jpg



 だいぶ29BYとはキャラが異なるけど、むしろ「参年熟成」はコレで造った方が面白いんじゃなかと思わせるバランス。

 そして今はもう、じゃない (笑) 。今回もなんだかんだで飲んでしまうくらいの上質さは確実にあります。スワリング (グラスをクルクル) すると優しいバターなアロマも伸びて来るので、まだまだいろんな表情を隠し持ってる酒でしょうね。これまでに味見した30BYのチヨメンの中では間違いなく〝伸びしろナンバーワン〟です。

 この感じだと「愛山45」の最終形にも期待がタカマール。





── 4日目。

 今、軽く味見だけしたけど、この記事の下書きを読んでないmoukan1973♀も、♡☺♡「今ヨーグルトを感じた」と言ってたくらいなので、これは割りと誰にでも感じられるニュアンスだとは思う。そこらの凡庸な「山廃」よりも綾瀬はるかにクリスタル。

 酸に高いテンションがあり、旨みの筋肉も細マッチョ系なので、これは間違いなく高ポテンシャルで長命。「insufficient」評価は、むしろこの酒にとっては〝誉れ〟だとすら言える。今飲んで旨い酒なんて、所詮は若い時だけが可愛いロシアン美少女みたいなもん。歳を取りゃ、みんな見る影もないほどのデブババアになる。

 何事も最後に勝てばそれでいい





── 7日目。


shinomine_type_m30by1_9.jpg
 ▲『大奥 最終章』の番宣『ネプリーグ』での〝隠れ美人ショット〟のシャッターチャンスは0.1秒あるかないか。たぶんmoukan1973♀は肉眼で目視できない。[この9秒のどこかにある][正解はココ][たぶんそのうち削除されるYouTube動画]というより、有吉の『超問クイズ』はクイズ番組じゃないのか (笑) !?[超問クイズ動画1][超問クイズ動画2



 しっかし今季はまるで「明利系」のニュアンスを感じないな。言われなきゃ「Type-9」だよ──30BYの「Type-9」はまだ開けてないけど。まさかラベルの貼り間違いとかないよな (笑) !? 

 7日目だし残り1合だし、もちろん味も抜け気味だけど、まだまだ焦げたように渋いし苦い。それでも粘度のある甘みには高貴な艶があって、特にワイングラスで飲むと、この酒が生来的に含み持つエレガンスとフィネスは確かに感じられるんだよな。



shinomine_type_m30by1_10.jpg
 ▲ホリケンの「 (緊張して) 汗、ビッチョビチョでしょ?」というセクハラ発言に、すかさず姫を守ろうと制止に入る大奥オバサン女優たち (笑) 。美波ちゃんは相変わらず気にも留めず適当におばあちゃん笑顔。そして、三幸製菓の『濃硬Wストロング ブラックペッパー味』は少しヤリスギな塩っぱさ。もはやオムレツの具にしたいくらい。

 ▼2000年生まれは『手のひらを太陽に』を知らないのか。『手のひらをいきろ』──あくまでも女優としての仕事以外は適当です。
shinomine_type_m30by1_11.jpg



 悪くないな。スリムながら米の旨みにも適度な弾力感があって、オレ基準で〝お餅テクスチャー〟までには至っておらず、そこがこの酒からフィネスを感じる最大の理由。ここがモッチリし過ぎると途端に野暮ったい鈍重な酒になる。

 酸も快活でキビキビしてますね。今飲んでも余り意味はヌワイけれど、やはり、それなりの将来性を感じさせるお酒です。

 そうそう、先日、堺杜氏からメッセージがありまして、造った本人曰く「Type9は今飲まない方が良いかもです。愛山純米大吟醸も今は飲まない方が良いです。味しないです。」──とのことです (笑) 。やはり、という感じですね。それならそれで別に構いません。


moukan1972♂






日本酒 篠峯 雄町 on_list_unsufficient 浜辺美波

Comment

Add your comment