もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日曜に「黒澤 Type-9」の1800mlを開けました。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米「Type 7」仕込16 直汲み生原酒 30BY <長野> 



kurosawa_type9_30by1_3.jpg
kurosawa_type7_30by1_1.jpg

 ▼顧問杜氏の中澤礎氏と現杜氏の黒澤洋平氏。

 photo: さくほ町民キッチン



 今年も最終的にはコレが勝つのか、Type-7です。たぶん、個人としてはこの酒を日本で一番オレが「家呑み」してると思うので、質問あれば、下さい。

 28BYの1本目は3月末に飲んで素晴らしい仕上がり、29BYの1本目はリリース直後 (正月明け) に味見して2本目は6月の頭に飲んだので、実はこの時期にこの酒を開けるのは久々です。年々「売り切れるのが早くなって来てる」ので、早めに今季の方針を立てないとイケナイと、そういうわけです。



kurosawa_type7_30by1_2.jpg
 bottle size:720ml





【761】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米「Type 7」仕込16 直汲み生原酒 30BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:長野県産 美山錦/65%
▪︎酵母:協会701号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開
▪︎ALC:18%
▪︎処理:直汲み生原酒 (たぶん無濾過)
▪︎酒造年度/詰め日:H30BY/2018年12月 (詰め日での記載は長野ルール)
▪︎管理状況:2018/12/30に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年3月14日 (木) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




kurosawa_type7_30by1_3.jpg
 ▲『うまい棒 ソース味』に「鰹節」&「紅ショウガ的な酸」の再現性を加味した感じ。相変わらずパウダー表現には秀でてる。つうか、よく考えりゃ、どの味も煎餅ボディは使い回しなんだから、元々『ばかうけ』とは〝煎餅界のうまい棒〟ではあったのか。ようやく今わかったわ (笑) 。



 立ち香──問題ないな。まさに「The Type-7」という感じ。29BYの方がキャッチーというか、若干ファンタグレープもあったけど、30BYには何より〝7号酵母としての正しさ〟を感じる。光沢感のあるフルーティネスがモイスチャーに揺蕩う (たゆたう) 。ほんのりイチゴシロップ。草やセメダインはそれほどでもなく。透明感を感じさせる滑らかな液性の先読み。

 飲んでみる──。

 味というか、旨みのボディがそこそこガツんと攻め込んで来る。そういう意味ではストラクチャーはしっかり。まだまだ旨みの筋肉がほぐれてないので、嚥下はゴワッシュな粉っぽさ&苦みが強め。キメは細かいもののガス感は僅か。

 この酒に求める「透明感」と「軽さ」は、この段階ではまだまだ体現されていません。ただ、味筋そのものはイイ感じです。今飲んでアーダコーダイーダヨーダ言っても仕方ないので、このまま「Type-9」を開けます。





 ▶︎▷▶︎▶︎ Type-9の記事へ。
kurosawa_type9_30by1_3.jpg






── 2日目。

 ヽ(#`Д´)ノ「俺は機械やミカンを作っているんじゃねえ。人間を作っているんだ。」── by 坂本金八
kurosawa_type9_30by1_8.jpg

 



 2日目は7&9の共通記事です


 立ち香──「Type-7」の方が香るっちゃ香るけど、やっぱ今季は「Type-9」の香りがスゴくイイ感じだな。よりモダン。

Type-7」はミルキーな膨らみが出てきて初日より少しポチャっとしたけど、余韻はまだまだ粉苦い。あああ、やっぱ「Type-9」だな。オレが望む、理想的なエキス表現。香りで感じるほど味はブドウじゃないけど、今後、熟成によって酸の握力は徐々に増して行くはずで、旨みの肥満化さえ正しく押さえ込めば、これはクワナリ期待できる。



kurosawa_type9_30by1_9.jpg



Type-7」は少しヨード感 (海藻系の旨み=ボンタン飴) が強めに出ていて、今後、少しモタっとしたテクスチャーに変化する可能性もあるので、ちょっと飲み頃を探るのが難しそう。

Type-9」には少し砂糖甘いニュアンスもあるんだけど、すごくサラっとしてて口どけはイイ。これで「美山錦65」だもんなあ。この方向性で「美山錦50」があれば一体どうなるんだ!?という興味が尽きない。黒澤酒造なら教科書通りの「純米大吟醸」には仕上げないだろ。つうか、もしかして今季の「シルバーラベルの純吟 (901号酵母/美山錦55) 」も期待できるってこと?



kurosawa_type9_30by1_10.jpg



 ワイングラスの「Type-9」──

 温度が少し上がると香りも開いてデロんとマスカット。28BY29BYにはこうしたニュアンスは探せなかったなあ。なんか一気に洗練されちゃったという印象。端的に言って「オサレ」かつ「エレガント」ですね。へえ。

 まだまだ未完成だけど、今の段階では「Type-9」がいいです。29BYに関しては〝28BYの想ひ出〟を追い掛けるように高みを目指したけれど、なんか30BYは最終的にそれらとは違った景色を見せてくれそうな期待がある。これで今がピークとか、まさかそんなことはないよな (笑) ?

Type-7」についても今時期は28BYを超えていないけれど、スカスカの29BYでも最終的にアソコまで伸びたんだから期待は十分に持てる。ただ、今季は「Type-9」の仕上がりが凄くイイです。このまま順当に余計な要素が消えて視界が完全に開ければ、結構なクリスタル酒になりそうです





── 5日目。

izutsuchou_jikagumi30by2_4.jpg



 実は少量の「Type-9」がブレンド (10%くらい?) されてます──。

 さすがは「生酛」と言うべきなのか、同時に飲むと相対的には (速醸の「井筒長」と比べると)「Type-7」の方がクリアだし軽いです。米の旨みの輪郭にコツンと当たるような心地良いアタック。まだまだ余韻がザラザラしてるけど、まあ、最終的には何とかなるでしょう──「最高地点」がどこで訪れるかは誰にも分からないけれど。

 うーん、なんか「井筒長の2本目」はイマイチだな。むしろ余計な甘みが開いて来ちゃった感じで、まさに溶けてグチャっとなったアイスクリームみたい。


moukan1972♂






日本酒 生酛 山廃 黒澤 浜辺美波 on_list_good

Comment

Add your comment