◤あべ - ☆シリーズ (スターシリーズ)「REGULUS / レグルス」生詰 29BY <新潟> ── dಠಠb「この路線で是非とも〝上〟を目指したい・・・」#Fruity/Wine Oriented/Clear 



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 ▲クソ真面目を拗らせた徳重くんが異様に面白すぎる件 (笑) 。意外にバラエティ特性タカーメ。moukan1973♀も終始大爆笑──♡☺♡「なにコイツ超ウケる!


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 photo: 蔵直酒屋 方舟



 ちょっと久々の、あべ、です。いつの間にか「☆シリーズ (スターシリーズ) 」という名前が付いていたこれらのキュヴェ──と敢えて言ってみようかな──は、蔵元のHPによると、





<<ブランドコンセプト>>

①原料米
 →すべての原料米を蔵がある旧柏崎市及び周辺30km圏内のエリアのお米を使い酒を醸します。また柏崎に縁があるお米も積極的に使っていきます。

②720ml詰め中心の展開
 →720ml瓶詰め中心の商品です。低アルコール酒のため酒質的に早飲みタイプのお酒が多い為です。

③阿部酒造としての挑戦酒
 →あべシリーズ進化を加速させるためエッジが利いた酒造りを行っています。

④低アルコール酒
 →12-15度の原酒を目指し製造をしております。原酒は元来アルコールが高いから敬遠されていましたが、酒造技術も上がり、味わいしっかりな原酒タイプでありながら、アルコール度数が低く飲みやすい原酒が増えてきています。当蔵の☆シリーズもまさしくそのタイプです。

⑤精米歩合等の表記はなし
 →表記のイメージにとらわれず飲んでほしい為、精米歩合や諸々の数値は味わいに影響するもののみ公開をしております。


<<ラベルに込めた想い>>

☆シリーズの表ラベルはすべて原料米の田んぼです。このお酒で柏崎を知り、柏崎に人が来る、そして柏崎にお金を落とし、地域を潤す。このお酒が地域の潤滑油のような存在になれればと思います。またラベルの田んぼは商品をリリースする時期の田んぼの表情を描いております。





ということのようです。

 ま、簡単に言うと「既存の日本酒っぽくない低アルのオサレ酒」という感じですね。大抵の場合、こうした粋がり系の田舎オサレ酒は中身が軽薄で飲んでてコチラが恥ずかしくなるモノが多いんですが、先に結論を言いましょう、ここの蔵は少し見ないうちに一廉のエレガンス (フィネス) を手に入れたんじゃないでしょうか。予想外に美味しく飲めました。おめでとうございます

 ちなみに以前は「SPICA」という商品名でしたが、商標上の関係で「REGULUS」に変更した模様。基本的はコンセプトそのままで、これも白麹を使用してるみたいです。



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 bottle size:720ml





【756】あべ ☆シリーズ (スターシリーズ)「REGULUS / レグルス」29BY <新潟>

阿部酒造 株式会社:http://www.abeshuzo.com


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:新潟県柏崎産 五百万石77%、越淡麗23%使用/非公開
▪︎酵母:非公開
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:─/3.1/─ (※日本酒度は酸度との兼ね合いで「−4〜6」くらいのニュアンス。なので、さほど甘いとは感じないです。)
▪︎ALC:14%
▪︎処理:生詰原酒 (一回火入れ)
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年12月
▪︎管理状況:2019/2/28に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年3月4日 (月) / 王祿&黒澤の次に3本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──バナナ味のガム。アロマの出力はヨワーメ。ほんのり草 (ホコリ?) っぽいタッチは相変わらずの「あべ」らしさ。ほーんと、味の薄いガムみたいな、シュガーレス系の甘さの質なので、タカーメの酸度の気配は今のところヌワイです。27BYの「SPICA」はもっと酸っぱいニュアンスがあった記憶なんだけど。

 飲んでみます──本当はワイングラスでもいいんだけど、まずは流れ的にグイ呑みで。

 おおお、思ってたよりコチラ側の酒でなかなか良いです。低アルならではの情報量の少なさを補って余りある豊かなストラクチャー&シルキーかつ優美なテクスチャー。口どけもなかなかの素晴らしさ。しばらく飲まないうちに腕を上げたのか (笑) ? つうか「御三家」+「旭興」&「仙禽」以外の酒でここまで自然と身体に染み渡る酒は久々のような気も。

 基本的に「酸ファイヤー」な酒だけど、出方が「Zart La Seek Nui (わざとらしくない) 」ところが頗る好印象。バナナの透明飲料水ライクなルックもありつつ、そこは日本酒、旨みの質量はちゃんと感じれるし、甘酸にそこはかとない立体感あって、独自の果肉表現がありますね。。いわゆる一つの「旨いじゃないかコノヤロウ!」系じゃないでしょうか (笑) 。



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 ワイングラス──。

 蔵元は「ワイングラスで飲んでいただくのをオススメします。」とアナウンスしてるけど、うーん、案外「馬脚」をあらわすというか、粗雑な若さが少し前に出ちゃいますね。より細かくマニアックに説明すると、甘みを諫めるための酸が少し泳ぐので、余韻が伸びることで、逆に締まり (果肉感) がなくなります。グイ呑みの方がチャキっと小振りにジューシイで、かつ口どけも潔く、この酒の魅力を正しく伝えると思います。しなやかに流れ込んで来る薄く伸びた液体ではなく、小さな領域における一塊の液体を一気にガブっと飲んだ方がベターということです。

 明日飲んで旨さの印象が変わらなければ「on my list - excellent」を付けますが、やはり、日本酒ジャンルの根本的な問題として、ここで更に1〜2枚 (1,000〜2,000円) 足して〝〟を目指せないのは本当に切ないです。

 29BYは税込「1,944円」なわけだけど、もしもコレが海を渡ってフランスに輸入されてWine Shopに並べば、輸送費だの関税だので、おそらく日本円で2,500〜3,000円くらいで売られることになると思うんだけど、そう考えると、別に「日本酒は安い」という言説は成り立たないわけで、だって、日本で買える2,500〜3,000円のフランスワインと比べると、この程度の酒は「まさに値段なり」だもの──少し意地悪な見方をすれば、2,500〜3,000円の予算を使えば「REGULUS」以上の酒 (白ワイン) はいくらでも引き当てられる。


 そして、この「REGULUS」的な世界観 (味わい) をそのままに、よりハイグレードなキュヴェを飲んでみたいと思った場合、もう頭打ちなんだよね。つまり、ココから先の世界は──少なくとも「REGULUS」を取り巻く世界においては、ヌワイと。

 せっかく久しぶりにマシな瓶を「日本酒」で引いても、ここから簡単に上を目指せないことの、何と切ないことか。この際、数々のクソ酒のことはジョウジェモニイ (どうでもいい) 。問題は、旨い酒を引いた時、そこを基軸に更なる高みを目指せないことにある。オレは3,000円や5,000円の「SUPER REGULUS」を飲みたいのに、そんなものは存在しないし売ってないし、蔵元も造り方がわからないと来たもんだ。





── 2日目。

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 ▲実写でもヤリマス![Oricon News][恋のロシアンルーレット♪



 エレガント・ジューシイですね。かつての、あの粗野な表情は、もはやどこにもヌワイ。問題なく旨いです。今日はワイングラスもいいな。ただ、ワイングラスだと、相対的に薄く感じる (笑) 。やはりベターはグイ呑み。

 これなあ、もあるみたいだけど、あまり興味が沸かないな。この物静かなトーンがいいんだよ。どうせはゴリゴリと苦いんだろ?

 ワインでこの薄さは「水」になっちゃうんだけど、日本酒には「旨み成分」がたんまりプールされてるから、この薄さでもギリギリ「水」にならないんだよな。そこは生来的なポテンシャルとしての「甘み」の勝利か。この程度じゃ、別にオレはそこまでこの酒にミネラルは感じないけれど、まあ、クリアな液性に対して、若干の「艶消し (マット仕上げ) 」効果に寄与する感じでは機能してるかな。水っぽくならないための最低限度の粒子感というか。



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 むしろオレには「黒澤」の方がワインっぽく感じるんだよな。ま、ALC.度数も違うし、こっちは「生酛」の生原酒だし御三家だし、わざわざ比べる理由も必要もないんだけど、まあ、阿部酒造の若造連中がこの1年熟成の「Type-7」を飲んだら卒倒するであろうことは想像に難くヌワイ。

REGULUS」の熟成ポテンシャルはどうかなー。味や香りに色が付くことはあるだろうけど、酒の本質における〝さらなる飛躍〟があるかどうかは未知数。「低アル」ということで、元々それなりに情報量を落とした酒質になってるからね。ただまあ、これも一応は「原酒」だし「酸度」もそこそこタカーメなので、蔵元が言うほど「熟成向きじゃない」ということはヌワイと思うけどな。「赤とんぼ」だって同じALC.14%なわけだし。そう考えると「赤とんぼ」の情報量は低アル酒としては鬼レベルだな (笑) 。



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 実はこの後、1,782円の白ワインを開けて飲み比べたら、やっぱ「あべ」は極めてそれなりだったんだけど、日本酒全体のマトリクスの中では久々に突出してたので、今後の飛躍に期待も込めて「on my list - excellent」を付けておきます。実際、美味しく飲めました──この路線で「上」を目指せないのは非常に残念ではあるけれど。


moukan1972♂






日本酒 あべ on_list_excellent 浜辺美波

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。

まだ29BYの火入れ、残ってましたか。30BYの生酒も出ましたね。この酒は火入れで十分な気もしますが、タイミングが合えば生酒を飲んでみてもいいカナート思ってます──苦そうですが。


──低アルだからなかなか酔いません(笑)

この〝気軽さ〟が日本酒に足りない要素なので、低アルで中身のある酒は少ないですが、何とか頑張ってほしいところではあります。

「亜麻猫」とか、改めて飲むとどうなんですかね (笑) 。蔵元杜氏3年目の「残草蓬莱」も少しはマシになったんですかね。


2019.05.15 Wed 01:19
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

こないだ同梱でこのお酒が買えて、今日開けました。

立ち香は白麹由来のクエン酸と、もわっと埃。
流石に酸っぱい(笑)

白麹のお酒って、なんだか構えちゃうんですよね。五橋やらなんやらで味わった、嚥下時に来る「実体ある苦い香りの塊」感があまり好きじゃないんです。
で、呑み込む時に自然と肩に力が入ったんですが、肩透かし。来ませんねえ、塊が。Well madeな仕上がり。ありそうでないでしょうね。

一気にサビが来て盛り上がるようなところがなく、BGMのようなフラット感。
低アルだからなかなか酔いません(笑)

和菓子(阿闍梨餅)と合わせてみたらなかなか良い相性でした。ウィルキンソンの炭酸水で割ってもなかなか美味しいです。
2019.05.14 Tue 21:09
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