もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Vincent Couche / ヴァンサン・クーシュ「Sensation」1995 (Dégorgement:2012/4/11?)  




2019_2_17Vincent_Couche9659.jpg
 ▲髪型が変。田舎の女子中学生みたいな髪型はオバサンには似合わない。白黒反転したカリメロ (写真右下) かよ。



 毎度アクセスありがとうございます。


 Vincent Couche / ヴァンサン・クーシュは、シャンパーニュ地方の最南エリアに離れ小島のように広がるコート・デ・バール地区のビュクセイユ/BuxeuilのRM。2008年からは完全にビオディナミ栽培に移行してます。ということは、ここのドメーヌがミレジメ商品で今のNVキュヴェのようなパフォーマンスを示すには、まずは「2008」印のヴィンテージを待つ必要があることは少し頭に入れておいていいでしょう。

 去年の6月にコレの「1997」を飲んで旨かったから取り寄せたんだけど、実は両者には決して小さくない値段の差があって、1995=6,998円なのに対して、実は1997=7,754円だったんだよね。DE、飲んでみたら、確かに「1997」の方が果実味が濃くて旨かったです。ヴェリタスは年がら年中「ポイント20倍」とか「10%OFF&ポイント10倍」とかやってるので、どちらか買うなら「1997」で決まりです。「1995」も香りはスゴくイイんだけどね。

 ちなみにコート・デ・バールには格付けクリュはないけど、今も昔もピノ・ノワールの名産地であり、実際このエリアには多くの人気/実力シャンパン・ハウスが存在してます。最近だとMarie Courtin / マリー・クルタンなんかも新星ドメーヌ (2009年デビュー) として注目されてます。[シャンパーニュ地方の全体地図









【ビオロジック農法】

「有機栽培」のことを指し、「自然を尊重した農業形態」つまり、除草剤や殺虫剤などの化学薬品、化学肥料に頼らない農法のことをいいます。畑や作物にとって最も自然に近い環境作りを行います。



【ビオディナミ農法】

 化学薬品や化学肥料に頼らない自然な農法という点ではビオロジックと全く同じですが、ビオディナミ農法では、生物の潜在的な力を引き出し、土壌に活力を与 えて作物を育てるという点に重点が置かれています。その具体的な方法として、植え替えや剪定、接ぎ木など様々な農作業を、月や惑星の運行に則して行った り、プレパラシオンと呼ばれる自然の物質から生成された調合剤を畑に散布したりします。

 これはオーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーの思想をもとに体系化された農法で、ギリシャ語でビオは「生命」、ディナミーは「エネルギー」、つまり植物が生きるエネルギーを引き出す農法といえるでしょう。


(出典:自然派ワインのお店 プレヴナン



 シャルドネに関しては、主に下の地図の左上隅「モンギュー/Montgueux」で栽培していて──聖地コート・デ・ブランと同じ白亜石灰質土壌──、ここのシャルドネを100%使用した「シャルドネ・ド・モンギュー」はコート・デ・ブラン以外のブラン・ド・ブランとしては際立つ酸とミネラルを獲得しているものの、たとえNVであっても、1〜2年は寝かせたいところです。以前、売れ残りを拾った1本目は問題なく仕上がっていたけど、別ロットの2本目はまだまだ細くて若いです。



Cote_des_Bar_Buxeuil.png



 セパージュは「1997」や他のミレジメ同様に「ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%」だと思うんだけど、蔵のHPを見ても、なぜか「1995」だけ詳細が載ってませんでした。一応、さっきヴェリタスに問い合わせたら「1997」同様にデゴルジュは「2012年4月11日」だと言うんだけど、さて。



2019_2_17Vincent_Couche9666.jpg





◤Vincent Couche / ヴァンサン・クーシュ「Sensation」19956,998 円

Tag Link



2019_2_17Vincent_Couche9640.jpg



 まず、抜栓するのに少し苦労した。瓶を寝かせて保管してるので、コルクは濡れてるはずなんだけど、いつものようにクルっと回してもガス圧で勝手に上がって来ない。要するに、もう瓶内にはガスがあまり残っていないということなんでしょう。

 立ち香──ウホ、熟々。なめし革、キノコ、ナッツ、ブリュレ系の焼き菓子、干し杏、こりゃAY (ええわい) 。

 特にコンディションに問題はなさそう──。

 ♡☺♡「あああ、複雑な味だ・・。なんか、熟感あるけど、意外にスッキリしてる。泡はもうほとんどないよ。」



2019_2_17Vincent_Couche9642.jpg
 ▲こちらはスペインのスパークリングワイン「カバ」のルミアージュ (動瓶) &デゴルジュメント (澱抜き) 映像。



 1997の方が果実味が濃いです。香りの情報量ほど、味わいが複雑というわけでもない。だったら、むしろ「フランク・ボンヴィル 2009」の方が熟成シャンパーニュとしてはケレン味もあってリッチ。まあ、旨いは旨いけど、そこまで味が濃いわけでもないです。もう一声「コク」というか「エキス感」が欲しいですね。若干スカスカなニュアンスも。

 このドメーヌの本格的な成果を堪能できるようになるのは2008年のブドウからなので、まずはNVからどうぞ。この「Sensation」の最新ヴィンテージは「1999」で、通常のミレジメも「2004」なので、2008印のキュヴェがリリースされるのはまだまだ先ですね。


moukan1972♂moukan1973






Vincent_Couche コート・デ・バール

Comment

Add your comment