◤ARROZ (アロス) - ワイン酵母仕込み純米酒 2016 <埼玉> ── dಠಠb「この力士はとても痩せている」#Fruity/Wine Oriented/Clear/Women 




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 ▲見た目は完全にワインです。

 ▼添削すると「白ワインのような甘みと酸味のある味わいの中に──」が正解。
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 ARROZ (アロス) ──スペイン語で「米」という意味らしいです。早口で滑舌の悪い生意気な店主が若干ウザめの某酒屋で買おうと思っていた「舞美人」と「寿喜心」がなかったので、今さら「風の森」や「」や「松の寿」を拾っても仕方ないし、それで久々にワイン酵母の日本酒を買ってみた。他の用のついでで時間もなかったし、何より関わり合いたくなかったので、商品の詳細は店主に特に訊かなかった。

 DE、いつものように飲む前に何も調べなかったんだけど、埼玉で「力士」という酒 (知らない) を造ってる蔵元みたいです。限定品の生酒ヴァージョンもあるようだけど、そこの酒屋には置いてなかったな。よく見たらラベルに「2016」と印字されてるので、普通に考えれば28BYですね。



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 bottle size:720ml





【748】ARROZ -アロス- ワイン酵母仕込み純米酒 2016 <埼玉>

株式会社 釜屋:http://rikishi.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:美山錦/68%
▪︎酵母:ワイン酵母
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:−20~25/─/─ (※たぶん酸度は3.0以上はある。)
▪︎ALC:12% (原酒?)
▪︎処理:火入れ (1回?)
▪︎酒造年度/出荷日:H28BY (2016) /2018年11月
▪︎管理状況:2019/2/8に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年2月15日 (金) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not My On List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲子供の頃は誰でも詩人。詩人のままヲトナになると「楳図かずお」が出来上がる。



 立ち香──開けた瞬間は少し「赤とんぼ」みたいな香りが来たんだけど、すぐに消えた (笑) 。まあ、この手のワイン酵母の酒としては穏やかなレベルですね。とはイエイ、グラスに注ぐと、やはり「赤とんぼ」ライクな、少しダークなチェリー。奥で微かにアンモニア系の熟香。色は少し黄色いかな。

 目新しさはなさそうだけど──。

 薄っ (笑) 。含むと「赤とんぼ」ではなく「塩辛とんぼ」です。細くて酸っぱくて、やや塩気のあるミネラリティ。熟味もさほど感じない。どちらかと言えば「あべ」の「☆ (スター) シリーズ」なんかに近いニュアンス──27BYの「SPICA」よりはエレガンスもフィネスもあるけれど。

 もはやコレが「日本酒」である必要は感じないけれど、酒としてはまあまあ良い出来映え。酸味の強さはともかく、甘酸の質で言うと、あとは「若竹屋 Debut サッカロマイセス・サケ」とか「白木久 全量黒麹仕込み ブラックスワン」なんかとも被る。ただ、それらよりも圧倒的に軽いし細いしクリア──そりゃそうだ、こっちは低アル (12%) だもの。



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 ワイングラス──。

 さすがに「原料:米」だけあって、鼈甲飴みたいな甘露な香り (甘旨の球体) が膨らみますね。悪くないな。明日、moukan1973♀に日本酒であることを隠して飲ませてみよう。せめて、♡☺♡「これ、仙禽?」くらい言ってほしいけどな (笑) 。

 当たり前だけど、酸にジューシネスが宿るわけじゃないので (絞り上げられた旨みに穀物的な渋みが宿るというのが正しい) 、基本的には甘みをいさめる関わりの中での酸ワークです。一方のワインは果実酒なので、原料そのものの中の酸表現。

 この手の日本酒って、どれも似たような味と香りになっちゃうんだけど──テロワールとか関係ないし──、とはイエイ、酒そのものの出来は悪くないです。なかなか良いです。冷たいとALC.12%は薄く感じるけど、なんだかんだで日本酒なので、味の情報量は多く、ワインと並べて飲むと、やはり、それなりにケレン味のある酒ですね。





── 2日目。

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 ※moukan1973♀には完全に「白ワイン」だと思わせて飲ませてます


 dಠಠb「まずは白で乾杯。」
 ♡☺♡「色が薄いな。あああ、これ不思議。なにこれ。なんか甘いな。ブドウというより桃みたい。なんか今まで飲んだことないような味〜。スーって入って来るんだけど、掴みどころがない味〜。なんだこのワイン・・・。」

 dಠಠb「それ、日本酒。」
 ♡☺♡「さっき白ワインって言ったじゃん!

 dಠಠb「〝ワイン〟とは言ってない。単に〝白〟としか言ってない (笑) 。」
 ♡☺♡「アタシ、先入観スゴくない (笑) ?

 dಠಠb「どう考えたって日本酒だろ (笑) 。」
 ♡☺♡「まあでも、スッキリしてていいわ。一杯だけで十分だけど。」

 ちょっと蝋でバニラなマロみもある。酸っぱい日本酒が苦手な人はスルーでいいです。同価格帯のコスパの良い白を知ってるワインラヴァーも基本スルーでいいでしょう。最後にこの手のオサレポンシュ (オサレな横文字系の日本酒) にとっての問題点 (課題) を提示しておこうかな。それはズバリ──

 高級ラインを造ってみろ!

ということですね。

 たとえば1,500円のシャブリと15,000円のモンラッシェには明確に世界観の違いがあって、常に我々には上を求める選択肢が用意されている。ところがこの手のオサレポンシュは〝上の世界〟を提示できないという窮屈さがあり、要するに何を飲んでも常に行き止まりなので、結局どれを飲んでも大して変わらないということになる──ま、一体誰が10,000円もするワイン酵母の日本酒を買うんだという話ではあるのだけれど (笑) 。

 ただ、本当に死ぬほど旨ければ値段は勝手に上がって行くもの。だから中田英寿と黒龍は物事の本質を見過ごしているとしか思えないし、なんとも発想が田舎者の極みで、笑う気力すら失せる。


moukan1972♂






日本酒 ARROZ 力士 not_on_list_excellent

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