もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日曜に「黒澤 Type-9」の1800mlを開けました。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Pieropan (ピエロパン) DOC Soave Classico 2017 



2019_1_31Pieropan8800.jpg
2019_1_31Pieropan8753.jpg
 ▲結局「ラーメン」って食べる機会がないんだけど──夜は外食しない、昼に食うと夜にお腹が空かない──、ちょっとコレは食ってみたいような。神保町の三省堂書店の並び。[蘭州ラーメン 馬子禄 牛肉面



 ▲生産者一族。




 毎度アクセスありがとうございます。


 イタリアのヴェネト州の「ソアーヴェ地区」で作られる辛口の白で、ピエロパンジーニイナマと並んで「三大ソアーヴェ」と呼ばれるほどの名門です。過去にコレの「2016」は2回飲みました。旨いです。というわけDE、近所の酒屋のヴィンテージが「2017」に切り替わったので買ってみたら、2016よりも旨かったの巻です。

 日本酒の「純米吟醸 生原酒」くらいの値段なので、日本酒ラヴァーの皆様も機会があれば。少なくともワインっぽい日本酒を買うくらいなら素直にこっちを買っとけという話です。「日本酒のことなら何でも知りたい!」という気持ちはわかる。わかるガァー、ちゃんとしたワインを飲まなきゃワイン酵母や酸っぱい日本酒の本当の意味は理解できないと思うんだけど、もしかしてアナタ、天才ですか?




 ▲ワイナリーの外観。





▪︎あえてDOCGを名乗らないクラシコ地区の造り手としての誇り
 世界でもっとも有名なイタリアの白ワインとして知られるソアーヴェ。1967年にソアーヴェDOCが誕生した当時、このDOCの指定地区は全て現在のクラシコ地区だけでした。クラシコ地区は全て丘陵地の火山性土壌で、ミネラル分が豊富な深みのある味わいになるのが特徴。ピエロパンが所有する畑もすべてこのクラシコ地区の中にあります。

 ところがソアーヴェの人気が高まるとともに、クラシコ地区以外の平野部で造られる軽いタイプのワインも「ソアーヴェ」として販売されるようになります。こうして本来のソアーヴェとは全く異なる非常に軽いタイプものが、ソアーヴェという名前で爆発的に市場に出るようになり、クラシコ地区でミネラル豊富なコクのあるソアーヴェを造るピエロパンのような造り手はその状況に危機感を感じていました。

 そして、ついにソアーヴェがDOCGに昇格することになった2002年、ピエロパンは5つのことを協会に要求します。

1.クラシコ地区だけをDOCGとすること
2.使用できる品種はガルガネガとトレッビアーノディソアーヴェの2つの土着品種に限ること
3.夏だけでなく冬の時期も認定機関から畑のチェックを受けること
4.ソアーヴェ地区以外の瓶詰を禁止する
5.エストラットセッコ(ワインの成分の濃さを計る基準値)の厳しい基準をもうけること


▪︎DOCGでなくともソアーヴェのトップとして品質を追求し続けるピエロパン
 ところが、この5つの要求は全く受け入れられず、却下されます。それに反発したピエロパンは、あえてDOCGを名乗ることをやめ、現在に至っています。たとえDOCGを名乗らなくとも、ピエロパンがソアーヴェのトップに君臨し続けていることは、品質を追求し続ける姿勢があるからこそ。そして、ワインだけで楽しむのではなく食事と一緒に飲んでもらうことこそがワインの役割と考えて造り出されるその味わいからは、長い年月愛され続けるピエロパンの真髄を感じます。


出典:イタリアワイン専門店トスカニー




2019_1_31Pieropan8761.jpg





◤Pieropan / ピエロパン DOCソアーヴェ・クラシコ 20171,743 円

Tag Link



2019_1_31Pieropan8800.jpg



 立ち香──Niceアップルパイ。フロラールネスは控えめで超絶フルーティー。どことなくシャンパーニュのブラン・ド・ブランみたいな焦げみがあるんだよな。いいですねえ。

 これは期待──。

 完全にアリ。微弱なガス感。これは2016よりイイです。清く正しく穢れなく麗しくフルーティー。この価格帯としては十分な味の濃さ ( 果肉感) があって、すんごくジューシイ。そしてソアーヴェ式の適度なアタック感のあるミネラリティ。酸もしっかり。あ、ウマー。つうか、もしもサイゼリヤのグラスワインでコレが出て来たら不意に涙がこぼれるレベル (笑) 。



2019_1_31Pieropan8829.jpg



 これぞアンダー2,000円の「ソアーヴェ・クラシコ」の中心点じゃないでしょうか。この熟れ茶けたリンゴの皮を煮詰めたような苦み、ここにすらジューシネスを感じれるあたりが造りの良さの証。大抵はここがネコンジェ (ネコのおしっこ) にコネクトしちゃうので (笑) 。

 残念ながら同じ価格帯のAOCシャブリに勝ち目はヌワイですね。つうか、このまま瓶内二次発酵させてスパークリングにしてくれよ。そしたらそれ相当に素敵なアワイン (泡のワイン) が出来上がると思うな。

 メジャーなワイナリーだし、意外に近場の酒屋にフツーに売ってるかもしれないので、見かけたら是非どうぞ。2017がオススメです。もはや鉄板。これは上級キュヴェの「La Rocca (4,125円) 」と「Calvarino (3,132円) 」もいずれ買わねばなるまい。エントリーレンジのキュヴェでここまで旨いんだから、倍以上の値段を出したら一体どんだけ旨いんだ!?

 日本酒とは異なり、少なくとも同じ蔵のワインであれば安い方が高い方より旨いケースは〝ほぼ〟ヌワイので、そこは安心。シャンパーニュは別な。NVは手の込んだキュヴェだから、飲み頃前のミレジメに圧勝することもしばしば





 2本目!!!
2019_4_15Pieropan7580.jpg


 2019年4月15日 (月) に同じ店で買った「2017」を再飲


 やっぱいつ飲んでも旨いな。薄い皮膜のように果汁の球体に輪郭を与える、キビキビと快活にして品の良い酸、そして心地良いアタックを運んで来るコクのあるミネラル感、青梅や青リンゴで作った甘酸っぱいジャムのようなテクスチャーに重なる清楚な花のアロマ、退けにかけては果実を皮ごと噛み砕いてるかのようなジューシイな苦みの余韻。

 もはやオレの中ではアンダー2,000円のスティルワイン白の鉄板。徐々にアップルパイのような甘香ばしいタッチも鼻毛をさすり始めて来た。そして遂に昨日、コレの上級キュヴェ「Calvarino (3,132円) 」を買った。楽しみ





 3本目!!!
2019_9_6Pieropan9738.jpg


 2019年9月6日 (金) に同じ店で買った「2017」を再飲


 現行ヴィンテージが「2018」に移行したので、いつもの酒屋を覗いてみたら、まだ「2017」のままだったので買って飲んだ。これまでの3本の中で一番旨いような気がする。あまり冷やし過ぎない方がジューシイかも。マジでコレは鉄板中の鉄板。1,743円と言えば、日本酒の純吟クラスと同じ価格帯だけど、レベルが違い過ぎる。これぞワールドクラスの旨安酒

 DE、ふと見ると、なぜか上級キュヴェの「La Rocca 2016」が同じ場所に置いてあるではないか。どうやら店の女将さんがスタンダード・キュヴェと間違えて倉庫から出して来たらしく、普段は飲食店への「業販」のみのようだが、試しに値段を訊くと楽天最安値よりも安かったので、こちらも一緒に拾って来た。ラッキー。

 女将さんは「でも、ラベルがソックリですよね〜」と言ったが、ワインっつうのは、一般的にラベルに「畑名」や「区画名」が書いてあると高くなるんですよ。それに、よく見りゃブドウの絵もゴールドだし、瓶の色もゴールド気味だし、どっからどう見ても高級ヴァージョンでしょ (笑) 。


moukan1972♂






ソアーヴェ Pieropan 浜辺美波

Comment

Add your comment