もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今週の『歌謡ゲスオテン (通うゲス男テン) 』、初登場1位。一番悲惨なのは桐谷くん。ヒット&当たり役の予感もあっただけに。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤山間 - 特別純米 仕込8号 中採り直詰め 無濾過生原酒 30BY <新潟> 





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 bottle size:720ml





【738】山間 -やんま- 特別純米 仕込8号 中採り直詰め 無濾過生原酒 30BY <新潟>

新潟第一酒造 株式会社:http://www.sake-hakuchou.com


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▪︎酒米/精米歩合:麹:五百万石・掛:こしいぶき/60%
▪︎酵母:非公開
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開 (※+2/1.7/1.0のイメージ。)
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中採り直詰め 無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H30BY/2019年1月
▪︎管理状況:2019/1/14に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年1月28日 (月) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──あれ? オレの中で「山間」と言えば「草」なのに、つうか「乳」がキツいな。そもそも「山間」って、こんなに華やかな酒だったっけ? たじろぐほどにスゲえ華やか&甘やかなんだけど。あああ・・・この香り、知ってるなあ。なんだっけかなあ。明らかに吐き気を催すタイプだなあ。こりゃあ、間違いなくmoukan1973♀はダメだろ (笑) 。

 これは危険──酒屋での試飲なら飲まずにハジくレベル。

 基本オレもダメ (笑) 。とはイエイ、香りよりはドライな味筋。引き締まった筋肉質な旨みがシャープな輪郭内に張り巡らされる骨格、ガス感を伴う迸るミネラル、そして (実際はどうか知らないけど少なくとも体感上は) やや硬水ライクな軋みと、舌の表面をキュっと締め上げる収斂性があるので、それなりにキレは悪くないけど、なんとも味が少し甘うるさい──良く言えば「複雑」なのか?

 そこそこ口どけも良く、軽やかにジューシイで酒そのものも重くはないので、基本的には悪い酒だとは思わないんだけど、この酒にここまでの華やかな香り (カプロン酸エチル) は要るかなあ。なんかもったいない。ホント、垢抜けない大仰な田舎吟醸という感じ。



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 あああ、あれだ。同じ新潟の、どっかの酒屋連合 (※福寿長者盛会) が造らせた、あれ。なんだっけ──そうそう「福寿千歳 長者盛 純米吟醸 黒ラベル 生酒 28BY」みたいなドーデモイイネス。もちろん、これよりかは幾分〝不良っぽい野趣に富んだエッジ感〟はあるんだけど、そうした表層的な粋がりも、全てはこの野暮ったい香りが台無しにしてます。

 もあるっちゃあるんだけど、華やか因子と余計な甘みに邪魔されて、我が子の通う幼稚園のお遊戯会における、まさにメイン・キャストたちの後ろで黙って立ってる「うちの子、草木?」みたいな立ち位置。ギリギリ「ニッキ」っぽい甘酸の輪郭があるので何だかんだで飲んでるけど、未だ一度も笑顔は形成されてません

 そのへんの誰でもない誰かがこの酒を大絶賛したとしても、オレはソイツの味覚を疑ったり否定したりはしない。単にオレにとってはジャンル違いなだけ。つまり、これまたオレがマトモに取り合うような酒ではヌワイです。その分、キミが頑張って絶賛してあげればいいよ──ただし、これを「搾った時点でかなり味わいが完成されていて現時点までの上槽酒で、もっともバランス良く整って、香りと味のインパクト最強です。純米吟醸と言っても過言ではないくらいです。蔵人一同、満場一致で満足しております。」と判断する蔵元のセンスは大いに疑う。そして、そんな味覚の持ち主たちが造ってる酒なんて、もう二度と買わない。

 ま、人懐こくなってしまった28BY以降の「百春」を今でも好きな人なら十分に「旨い」と感じるとは思います





── 2日目。

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 ▲いちいち突っ込む気も失せるが、この文言は余りにも酷すぎる。「シャンパンを思わせる甘みと酸味の調和のとれた、すっきりモダンな味わい」の日本酒なんてそうそうにはないぞ。そして、アンタの言う「シャンパンを思わせる甘み」とは、おそらく安物のスパークリング・ワインのそれを指してるんでしょうね。コート・デ・ブランのブラン・ド・ブランを飲んでもまだ「シャンパンを思わせる甘み」と言えるんですかー? 僕ちゃんも診断してもらおっかなー。未来日本酒店 DAIKANYAMA (食べログ) ][公式



 さて、オレはもう、この酒はノーセンキューだったわけだけど、そこそこ酔っ払って帰って来たmoukan1973♀を騙くらかす目的で、dಠಠb「もしも軽く試飲してOKなら明日はこれを消化してよ。」と提案してみたところ、意外にも、♡☺♡「甘いは甘いけど、なんかスッキリしてるから別にいいよ。これ速醸? あああ、その割には最後はスっとキレる。」という反応を得たので、おかげで今日はグイ呑み2杯分しか残ってません。

 ま、改めてシラフの状態で飲んで彼女がどう思うかまでは責任持てないけど (笑) 。



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 ▲こういう番組を観ていると、もしかしたら自分の感覚の方がオカシイんじゃないかと1秒だけ不安になるものの、これ見よがしに「フルーティータイプの日本酒」という括りで素人に「獺祭」を案内するという、ババアの唎き酒師としての素晴らしい感性を目の当たりにするにつけ、とても穏やかな気分を取り戻し、つくづく自分が遠くまで来てしまったこともまた、少しだけ後悔するわけだが、もはやオレには関係ない。勝手にやってろ。別に邪魔はしない。



 立ち香──ケバい。

コク」や「旨み」より「透明なエキス感」で味わいに立体性を持たせてる点、速醸なのに不思議な軽さのある点、ここは評価したい。ただ、味の出方が下品。香りも派手過ぎ。

 今日はワラワラと雑味が沸いて来て、逆に野趣に富んだ「地酒的秘境感」は増すものの──なんとなく「ああ、山間って、こういう酒だよね」的な気持ちには浸れるものの──、オレはもう要らないです。

 まさに初心者向け、もしくは一口の情報量や満足感を求める人向け。ま、居酒屋でスタンプラリー飲みするには最適。味もキャラも濃いから同じ値段を出して味の薄い酒を飲むよりかは満足できるんじゃないでしょうか。

 なんか甘やかにミルキーなんだよな。これが草属性を霞ませる。そうそう、あれだ、例の巖なんかが好きな人は大絶賛でしょうね。フィネスやエレガンスはまるでないけど、パンチとガッツだけはあるよ (笑) 。ま、2本目の「」の方が出来は上だけど、軽さ表現甘みの手仕舞い方に何となくの共通点がある。


moukan1972♂






日本酒 山間 not_on_list_good

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