もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今週の『歌謡ゲスオテン (通うゲス男テン) 』、初登場1位。一番悲惨なのは桐谷くん。ヒット&当たり役の予感もあっただけに。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤Chateau Clinet (シャトー・クリネ) AOC Bordeaux「RONAN」2013&2014 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 先日「バロン・ド・ロートシルト」の記事の中でmoukan1973♀を釣ろうと思って意図的にこの写真を載せたらまんまと釣れまして、帰って来るなり、♡☺♡「あのバケットは何だ!?」と羨ましがって騒ぐので──別に大したモノでもないけど彼女は人が食ってるモノを異様に気にするタイプ (外食の際に必ず他の客が頼んでる料理をチラ見するタイプ=隣の芝生が確実に青く見えるタイプ) ──、今週末は全豪オープン女子決勝をすぐ近くに55インチのCELL REGZAがあるのに台所の小さなテレビで観ながら「ケンシャ (ケンタッキー with シャンパーニュ) 」に次ぐ新たなムーヴメント「アカワサンド (サンドイッチ with 赤ワイン) 」を仕掛けます。




 photo: https://overseas-inc.jp



 そういやバケサ (バケットサンドイッチ) に合う、ピクニック仕様な軽めの赤がないなということに気づいて、ちょうど西荻窪に出向く用事があったので、コーヒーを買うついでにKALDIに行った時、そっかココにもワインがあったな、ということを想ひ出し、2,000円前後の品を適当に眺めていると、つい最近どこかで見たことあるようなボルドーを発見して──<確かフィラディスのメルマガでココのセカンドワインとバックヴィンテージを紹介してたっけな?>──、スマホがないのでその場で確認できないのが現代人としてあまりに欠陥品ではあるものの、常に記憶力の鍛錬には一定以上の付加が掛かっていることもまた確かなわけで、実際、裏のラベルのスマイリーな好青年の顔は覚えていて、なんか安いレンジのキュヴェだったけど (輸入元もフィラディスではない) 、ヴィンテージも2013だし、すぐに飲んでも問題ないと思って買って帰って調べてみたら、やっぱフィラディスで扱いのあるシャトーでした。どうやらフィラディスは高級ラインしか入れてないみたいだけど。




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 噂のセカンド (※セカンド=高級キュヴェに使うには相対的に少し質の劣るブドウで造られる二番手のワイン=1級シャトーや人気シャトーのモノは普通に高い) は5,000円以上するけど、この「RONAN」はつまり、まさに先日の「バロン・ド・ロートシルト」のような、セカンドより更に格下の、デイリーワインとして気にせずガブガブ飲んで下さい系のカジュアルラインということのようです。

 シャンパーニュでもない限り、さすがに5,000円クラスのワインをホイホイは開けられないので、こういう安価なキュヴェにも一定の用途があるということが最近ようやく分かって来ました。たとえばビール。夏の暑い盛り、風呂上がりに400円以上もするペールエールをガブガブは飲まないですよね? そういう時は大手の缶ビールで十分です。

 というわけDE、シャトー・クリネはボルドー右岸エリアのポムロール地区にあるということで、このキュヴェのセパージュは「飲みやすぅ〜い♡」の権化、メルロ100%になってます。





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◤Chateau Clinet / シャトー・クリネ AOCボルドー「RONAN」20131,832 円

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 ▲食前酒は軽めのバドワイザーで (笑) 。



 立ち香──エレガントに甘やかで丸みのある柔らかなテクスチャーのヒント。非常に気品のあるフルーティネスで、そこに柔らかいバニラがふんわりと重なる。時折感じるほんのりと優しいスパイシネス。

 コンディションも含め、特に問題はなさそう──同時にトスカーナの濃そうな赤も開けます。

 ♡☺♡「ちょっとカジュアルな感じ。こっちの方が薄そうだな。」
 dಠಠb「悪くないよ。滑らかで口どけの柔らかい品のあるタンニンの先生。酸は足りてないけど、この値段ならこんなもんだろ? 室内ピクニックワインとしては上等の部類。」

 ♡☺♡「別に不味いとは言ってない。ただ、薄い (笑) 。」
 dಠಠb「濃いのが飲みたいの?

 ♡☺♡「別に薄いのが悪いとは言ってない。ただ、薄い (笑) 。」



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 おそらく彼女はシャンパーニュという魔法の液体に毒されていて、あらゆるワインを飲んだ時に一定の天井値を超えて気分が高揚しないと、もはや大きな満足感は得られないようだが、この赤は決して悪くない。少なくとも5,000円以上するセカンドを飲んでみたいと思わせるほどのクオリティは実際にあるし、たぶん近いうちにココのセカンドは手に入れる。

 この価格帯なら、個人的にはキビキビと溌剌したフルーティネス (酸) を感じれる「バロン・ド・ロートシルト」の方が好みだけど、これはこれで中庸的なエレガンスがあって良い。メルロ100%の赤は初めて飲むけど、思ってよりも豊かなストラクチャーで、タンニンの量感にもふくよかな丸みがあり、確かにガチムチの屈強なキュヴェではないけれど、別にペラっと甘くデレっと緩いワインでもヌワイです



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 ▲葉モノはルッコラ。決め手はオリジナル・ブレンドのカレーマヨ。



 同時に2本開けたものの、少しトスカーナの方はクセがあって、一方、メルロ100%のクリネはブレンド酒としても使い勝手が良く、ココに15%くらいトスカーナを混ざるとイイ感じの複雑みとアタックが出て旨かったので、なんだかんでベースワインとなってしまったこっちが先に空になりました。アンダー2,000円のボルドーとしては十分なクオリティ。何の気なしにいつでも開けられるのがまた良い。

 ♡☺♡「アカワサンド楽しいー!!





 2014!!!
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 2019年9月5日 (木) に「2014」を開栓──。

 立ち香──まずは開けたての瓶口から。なんかクセのあるジャムっぽい、ネットリと甘酸っぱいニュアンスもある。あとはキャンディーっぽい甘やか乳酸アロマも。なんか「2013」とは別物な予感。味は「2014」の方が濃そうだけど。そして徐々にミルクチョコも顔を出して来た。

 グラスに注いで──なんか普通にジューシイな予感。「2013」より旨みの層は厚そうだ。



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 とりあえず飲んでみる──。

 メルロー100%ということだけど、おそらくコレは「飲みやすいの権化」としてのメルロー100%ではないでしょう (笑) 。酸はギラっと煌びやかで縦のラインを強調するタイプ。タンニンの重心も低め、味わいは値段なりだけど、土っぽさのあるクスんだミネラル感もあり、何というか〝朗らかで陽気な安物らしさ〟よりも〝高級品を気取ったイミテーション〟という風貌に寄った味わい。



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 うーん、正直「2013」の味をそこまで正確には覚えていないものの、どっちが好きかで言えば「2013」でしょうか。この「2014」は少し青臭い。結局アンダー2,000円のボルドーって〝そこ (青臭さ) 〟との闘いだと思うんだけど、まあ、結局は3,000〜4,000円の予算を強いられるんだよね。

 だったら造り手を選んで「ブルゴーニュ」という気もするけれど、好きな人は好きなんでしょうね。かつて「ボルドーワイン」を「フナ釣り」に喩えた人がいたけれど、今なら、その深い意味が分かるかも。フナは食って旨い魚じゃねーだろ (笑) 。「食料としての魚が好き (酒そのものが好き) 」か「行為としての釣りが好き (酒を手に入れるのが好き) 」かの違いに置き換えると面白いです。





──「2014」の2日目。

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 正直、どうでもいいワインです。評価は「2013」に準じたもので、この「2014」は「たぶん明日には忘れてる」レベルです。


moukan1972♂moukan1973






Clinet ボルドー赤

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