もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今週の『歌謡ゲスオテン (通うゲス男テン) 』、初登場1位。一番悲惨なのは桐谷くん。ヒット&当たり役の予感もあっただけに。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤Domaines Barons de Rothschild / ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト AOCボルドー「レゼルヴ・スペシアル・ルージュ」2015 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 この「COLLECTION」シリーズはボルドーのメドック格付け1級のシャトー・ラフィット・ロートシルトを擁するバロン・ド・ロートシルト社が手掛けた廉価ブランドで、そのルーツは1974年に当主になって蔵の再建に尽力したエリック男爵が「親しい友人にプレゼントするために作ったワイン」にあるそう。つい先日これの「2013」を飲んだんだけど、この「2015」を飲む限り、出来の悪いヴィンテージうんぬんではなく、単なるブショネ──もしくは軽い劣化でしたね (笑) 。なので、あっちは「判定不能」に変更しておきます。

 今回は同じくボルドーのメドック格付け1級、しかもコンセプトも似たような「名門の量産型廉価タイプ」である「ムートン・カデ・ルージュ・クラシック 2014」も一緒に開けます。ヴィンテージが違うのでそこまで厳密な試飲にはならないけど、単純にどっちが旨いかという。


 ※ちなみにこれより下記の本篇は両方とも全く同じ内容になります



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◤Domaines Barons de Rothschild / ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト AOCボルドー「レゼルヴ・スペシアル・ルージュ」20151,620 円

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 立ち香 (バロン・ド・ロートシルト 2015) ──ひとまず「2013」で感じたヨモギやピーマンはないな。ちょい黒酢はあるけど (笑) 、2013よりは断然フルーティー。甘やかなバニラ&カカオ。そこそこマロラクティック発酵による乳酸系のニュアンスが甘やかに伸びて来て、まるでヨーグルトにカシスやクランベリーのジャムを掛けたようなニュアンスも。

 立ち香 (ムートン・カデ 2014) ──こっちの方がスパイシーだけど、やや馬小屋系のアンモニア臭を感じるな (笑) 。パウダリーなバニラのニュアンスはこっちの方が高貴ではあるものの、ややコンディションに難ありか。バロン・ド・ロートシルトの方が甘そう。

 写真だと分かりにくいとは思うけど、色は前者の方が少し薄くルビー調で、後者の方が濃いめのパープル調。



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 ▲Mr. リスクの口紅がボルドーカラーな件 (笑) 。



バロン・ド・ロートシルト 2015」──あああ、やっぱ「2013」が少しオカシイですね (笑) 。値段なりだけど、普通に旨いよ。香りほどには甘くなく、キビキビと酸の立った果実味。1,620円でコレならまるで問題ないですね。値段なりの薄さではあるものの、デイリー使いならコレで十分。酒屋に「2016」もあったんだよな。これは買うしかヌワイ。


ムートン・カデ 2014」──シャープなアタックと力強いドスンとしたタンニン、ギラつきのあるビビッドな果実感とギシギシとした収斂性があり、わかりやすい濃さは「バロン・ド・ロートシルト」より上ではあるものの、エレガンス&フィネスの佇まいでは綾瀬はるかに劣る。飲む前ほど香りに不快な要素はないけど、薄っすら亡霊のように粗野な因子があるなあ。



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 まあ、これは好みの問題でしょう。酸っぱエレガントフルーティーなワインを取るか、ガッシリ重厚ストラクチャーなワインを取るか。どっちも安価なカジュアルワインとしては流石の風格だとは思います。

 徐々に酔いも回り、そこそこ食い散らかした状態だと「ムートン・カデ」のギシギシした渋みが舌に馴染むということはある (笑) 。ま、左岸アンデンティティーがより顕著に出てるのがムートンの方なのかもね。「バロン・ド・ロートシルト」のセパージュはメルロの比率がムートンより高めなんじゃないかな── (※飲んだ後に知ったんだけど、某酒屋の販売ページには「ムートン・カデ」のセパージュが「メルロ90%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%」と書いてあるんだけど、これは信じがたい。)

 シルキー&甘やかさを取るならバロン・ド・ロートシルト、パワフル&渋みを取るならムートン・カデという感じ。オレ個人の話をさせて頂くと、食事の前半はバロン・ド・ロートシルト、後半はムートン・カデという感じ。



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 半々でブレンド──。

 やはり、より強い (濃い) 方に従属するので、全体としてはムートン主導ながら、そこに若々しいフルーティネスがプラスされるニュアンス。

 ま、互いの個性 (キャラ) が漂白されるので、シチュエーションや気分に合わせてベターな方をチョイスするのが吉ですね。 





── 2日目。

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 バロン・ド・ロートシルトは甘やかな香りに比してキビキビと酸っぱい。ムートン・カデは馬小屋臭もありつつ、ギシギシなタンニンがストロング。かなり両極端な2本だけど、まあ、今回はバロン・ド・ロートシルトに軍配かな。ステーキを喰いながらならムートンだけど、そもそも家で牛肉なんか焼かねえから (笑) 。

 実際的には、バロン・ド・ロートシルト (85%) に少しだけタレやソースのようにムートン・カデ (15%) をブレンドするのが一番いいかな。

 せっかくなのでコンディションの良い「ムートン・カデ」を飲んでみたい気もするけれど、この手の安ワインは店での扱いも得てしてぞんざいだったりするし、そうかと言って高級ワイン屋で最高の状態で眠ってることもまた稀なわけで、結局は3年以内のヴィンテージを早飲みするしかないんだよな。わざわざ最新ヴィンテージを買ってセラーで自家熟成させるのも面倒だし、安ワインに限られた貴重な保管スペースを取られたくはヌワイし (笑) 。


moukan1972♂






Barons_de_Rothschild ボルドー赤

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