もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米「Type 9」限定にごり 活性生原酒 30BY <長野> ── dಠಠb「珍しく早い段階から普通にジューシイな黒澤です」#Dry/Fresh/Fruity/Nigori 




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 たぶん、初登場だと思います、Type-9の活性にごり生黒澤 (くろさわ) です。限定48本なので、他にどこで買えるのかは知りませんが、オレの買った店のPBではないようです。チラっと聴いた話だと、今季の「Type-9」は出来が良かったので、酒屋主導で提案して詰めてもらったとか。

kurosawa_type9nigori30by3.jpg 活性にごり事件は過去に二度ほどヤラかしてますが、この瓶は、少なくとも今時期に関しては全く危険はヌワイです。一応、風呂場で開けましたが、何事もなく、普通の直汲みのようにプシュっとサクっと抜栓できました。特に瓶底からボコボコとオリベーションすることもありませんでした。

 とはイエイ、瓶内二次発酵系なので、時間と共に内圧が上昇する可能性もあり、しばらく保管する人はご注意ください。経験上、この手の酒を長期保存して有益な成果を得たことはありませんので、適当なタイミングで開けることを推奨致します。

 あと、うちでは2週間ほど上澄みの分離を待ちましたが、なかなか透明にはならなかったので、完全分離は難しいかもしれません。[オリの感じ



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 bottle size:1800ml





【731】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米「Type 9」限定にごり 活性生原酒 30BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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▪︎酒米/精米歩合:長野県産 美山錦/65%
▪︎酵母:協会901号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開
▪︎ALC:18%
▪︎処理:活性にごり生原酒・限定48本
▪︎酒造年度/詰め日:H30BY/2018年12月 (詰め日での記載は長野ルール)
▪︎管理状況:2018/12/30に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年1月13日 (日) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──ジャンル酒らしい乳酸フレイヴァー。それなりにカルピス度はタカーメ。

 当然ながら「上澄みハント」です──薄っすら濁ってるけど。

 ♡☺♡「じゅーしい美味しい。だけどドライだから口の中がうるさくない。わかりやすい味 (笑) 。いいですね。もうクドい酒は勘弁だから。

米鶴 辛口純米」もそうだけど、新酒を早飲みして普通に美味しいと、なんか日本酒初心者時代の青い想ひ出 (なんでもそれなりに旨く感じれた、あの冬の、夜と夜と夜) が甦って、不思議なこそばゆさが、股間の前から後ろへと、まるで感慨の静電気のように駆け抜けるな (笑) 。



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 なんか拍子抜けするくらい素直に旨い。これ飲んだら、もう黒ラベルのニゴリ (96380) は不要ですね。この時期から普通に飲める「黒澤 (生酛) 」の直汲みって初めてだから、変な話、少し動揺気味です (笑) 。ガスは普通の直汲みレベルで──むしろ元気な「篠峯」の生酒の方が強いくらい──、開栓も全くトラブル無し。

 なんともファンタグレープ系のブドウ感が甘やかで、酸に刺々しさはなく、まるで「長陽福娘 直汲み 辛口純米」みたいな味筋ながら、少し旨みのプロポーションにネリっとモチっとした〝生酛らしい弾力感〟はあるにあるかな。芸術的な軽さやクリスタルネスはないけど、骨格はカチっと堅牢で、甘みの捌けも良く、そして、なんだかんだで分かりやすくジューシイですね。少なくとも28BYで飲んだ「七田 純米 おりがらみ」なんかよりは綾瀬はるかに旨いよ。

 特に瓶底からボコボコとオリベーションするわけじゃないけど、何も考えずにガブガブ飲んでるうちに徐々に濁って来て、味の方も「晴れ」から「曇り」へと微細に変化。透明度の高い方が旨いですね。これの上澄みだけが透明酒として普通に720mlで買えれば26BYの「ろくまる」なんかともイイ勝負できたのに。





── 寝酒 (覚悟の撹拌) 。

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 小さな子供が飲んだら倒れる、ドライな甘酒みたい。まあ、オレのような上澄み狂信者の意見は決して参考にはならないとは思うけれど、なんでこの世に〝活性にごり〟なんつうどうでもいい酒が存在するんでしょうね──ってなもんです (笑) 。「苦い」「重い」「何が何だか分からなくなる」の三重苦

 本当に旨ければ清酒に代わって1年中「にごり」がマーケットを支配するわけで、結局のところ、例によって「ひやおろし」の如く、単に新酒シーズンの文化的風物詩なんでしょ?

 基本、撹拌Verは要らない子です。そしてよくよく考えると、そもそもオリが3合分くらいあるから、実はもう、上澄みはそんなに残ってないんだよな。今日は黒澤オンリーだったから、なんか二人で結構飲んじゃった





── 3日目。

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 ▲髪型が変。似合ってない。絵の下手な人が描いた頭部みたい。



 初日に二人で (たぶん) 上澄みを4合くらい飲んじゃって、寝酒で撹拌Verにチャレンジしてしまったので、1日休ませての3日目です。すると、元々オリが3合以上あるもんだから、写真にあるように、もう上澄みがコレしか残ってないという事態に (笑) 。実質、オレ的には6合ちょいの質量だわな。



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 もう上澄みは1合半くらいしか残ってないけど──。

 いやホント、結構ワイルドにドライだけど、ますますファンタグレープだなあ (笑) 。2杯目 (写真は1杯目) は見た目が完全に「濃いめの薄にごり」になっちゃったけど、こうなると味わいが「雪っこ」ライクに苦いし重いです。

 やっぱ初日の2合分くらいが一番旨いですね──ある意味、皮だけ食う北京ダックのように。つうか、倍の値段を出すからデゴルジュVer (澱引きヴァージョン) が飲みたい感じです。



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日本酒 生酛 山廃 黒澤 on_list_good

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。


──こちらは開けてから時間が経った方が軽さを感じたので、やはり強い酒質なんですね。

実はめいさん、1800mlで「黒澤」を飲んだこと、あまりないんじゃないですか? 確かに「強い」は強いんですが、むしろ強すぎるので、少し「薄く」なった方が「こなれる」ということです。つまり「時間が経った方が軽さを感じたので、やはり強い酒質=薄まっても酒が泳がない」という理屈です。


──爆発的に「美味い!」とまでは行きませんが、30BYでこれを超えるお酒をほとんど呑んでないのも確かです。

「ジャンル酒」という括りなら「櫛羅 純米 にごり酒」や「田圃ラベル Vert にごり酒」の上澄みの方がエッジ感は出てますかね。

「Type-9」の「にごり」は酒屋主導の瓶詰めのようですが、別に「通常Ver」の方が旨いですね。だったら「あらばしり 薄にごり生」とかの方がイイ商品になってたでしょうね。


2019.04.08 Mon 21:34
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

今夜は29BYのType9に引き続きこのお酒を開けました。こちらは開けてから時間が経った方が軽さを感じたので、やはり強い酒質なんですね。

おっと、穴開き栓だったとは。まだガスも少ーし残ってますね。

葡萄っぽい甘味がふわっと広がって、「ああ、これが伸びるとうるさいなあ」と思った途端に酸と渋味が押さえ込んでくれます。透明感があって、上質さを感じます。
爆発的に「美味い!」とまでは行きませんが、30BYでこれを超えるお酒をほとんど呑んでないのも確かです。

これだけ立てておいたのに、うちのも3合は濁ってます(笑)
2019.04.08 Mon 19:56
Edit | Reply |  

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