もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤長陽福娘 - 限定直汲み 生酛 純米 無濾過生原酒 29BY 1800ml 2本目!<山口>  



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 bottle size:1800ml





【724】長陽福娘 -ちょうようふくむすめ- 生酛 純米 直汲み 無濾過生原酒 29BY <山口>

岩崎酒造 株式会社:http://www.fukumusume.jp


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▪︎酒米/精米歩合:山田錦/60%
▪︎酵母:非公開 (たぶん山口9E)
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+4.7/1.65/─
▪︎ALC:17-18%
▪︎処理:直汲み無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年5月
▪︎管理状況:2018/5/31に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年12月26日 (水) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not My On List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 先に結論を書くと、最終的には何とか飲めるレベルに着地して良かったという感じです。リリース直後は飲めたもんじゃなかったけど、やはり1800mlは最後にケツを持ってくれますね。個人的な嗜好からは大いにハズれるけれど、麗しの日本酒マニア100人がこの状態を飲んだのなら、おそらく60人が「旨い!」と言い、20人が「ナニコレ超旨いんすけど!」と言うでしょうね。




 立ち香──やっぱ18号酵母系の華やかさを感じる。そして、うっすらミルクチョコも。1本目よりは贅肉が取れてそうだけど、なんか甘そうだな。グラスに注ぐと山口9E酵母のようなプリン香。

 捨てずに飲めればそれでいい──。

 別に悪くはないけど、オレには野暮ったいんだよな。つまり、モダンじゃないし、何より味としての酸っぱみが欲しい。あとはいちいちゴチャゴチャしてんだよな。味が出過ぎというか。余韻の甘みは甘露飴とか綿飴とかの焦がし砂糖系。 



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 ワイングラスの方が逆にタンニックな渋みとミネラルを感じれるので味が締まりますね。あああ、こっちの方が全然いいや。このまま「黒澤」に移行します。





── 2日目。

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 ▲ノーコメント。



 これはこれなのかな、普通にイイ酒です飲む人が飲めば大絶賛。かく言うオレも2年前なら☆5とか付けちゃうのかな (笑) ー。リリース直後は酷かったけど、今は力強い凝縮感がある。そうね。「純吟直汲み山口9E 29BY」のソリッド・ヴァージョンという感じ。昨日よりじぇんじぇん旨いです。

 ただ、オレには少し情報量が多いのと、食事には合わないのと、やっぱ酸が足りない。軋むようなテクスチャーに酸のタイヤ跡がズザっと残るけど、味としての酸っぱさではなく、渋みや軋みとして機能するタイプの酸。旨みがほどけた後に余韻として光沢感のある甘露飴のような琥珀カラーの甘みがあって、これは5月の時点では微かにしか感じられなかった要素だけど、29BYの酒でよく出会った要素 (わた飴、焦がし砂糖) ではある。



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 ▲劇場版『ノーコメント2 〜もう絶対に無言を貫くんだから〜』



 ワイングラス──。

 今日はグイ飲みの方がいいな。味と香りが開きに開いて甘み2割り増し (笑) 。ま、テクスチャーはシルキーで、酸も鏡面仕上げとして液に対して〝面〟に掛かって、程良くホロ苦い優しいショコラな熟味がフワっと重なる流れには一廉の高級感も漂うけど、残念、もはやジャンル違い

 これ、どこかにまだ売ってるなら、甘党のキミには薦めておきます。たぶん、普段飲んでるガキ臭い甘旨口の酒よりは上等だと思うよ。





── 3日目。

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 ▲二世特有の腑抜けたピースな表情はもはや世界共通。



 決して悪い酒ではヌワイ。ただ、もっと他に旨い酒があって、もはやそこに至らない限り、オレは美味しく飲むことはできないというだけ。甘いけど、やっぱ「速醸」よりも旨みの立体構造が無駄なくシンプルで、それゆえに捌けや口どけはイイんだよね。今日が一番クリア。これでリンゴ寄りの甘酸があれば相当な傑作になるんだけどな。



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 ▲今年最後の「飫肥屋」でブリ。明日用に「鯛」と「ホウボウ」も買っといた。淡白な白身は鮮度が良ければ翌日の方がモチモチして旨くなります。そして、紙を敷いて「薬味」と「醤油」との間に高低差を作るという、人知れずの、このウザさ (笑) 。娘は甘くて刺身に合わないので、本当は一人でシャンでも開けたいんだけれど、この後は缶ビールで「休筆」です。



 これを飲むと、やっぱ「生酛らしいドッシリした」とか言ってるヤツは漏れなくバカ舌か、もしくは思い込みの激しい蒙昧だと思うわ。この「生酛」もオレの求める透明感や軽さからは大きく離れるものの──簡単に言うと味が濃すぎる──、それでもどう考えたって「速醸」の方が諸々の情報量は多い──つまり「速醸 (山口9E酵母&熊本酵母/18号酵母) 」の方がドッシリ&ビッシリ&ガッツリ。

 こういう言い方もどうかと思うけど、そういう意味でこの「生酛」は、29BYの娘としては「not on my listの最高傑作」です (笑) 。


moukan1972♂






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