もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【16】まで更新。(12/15/15:43)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤IL Valentiano (イル・ヴァレンティアーノ) DOCG Brunello Di Montalcino「Campo di Marzo」2013 




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 ちょうど1ヶ月くらい前に同じワイナリーの「IGTロッソ・トスカーノ (ROSSO TOSCANO=格付け的に〝ざっくりとトスカーナの赤〟という意味) 」を飲んでそこそこ良かったので、いきなり「Brunello Di Montalcino / ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ (モンタルチーノ村のブルネッロ) 」という高級ラインまで跳ねてみました。「Barolo / バローロ」「Barbaresco / バスバレスコ」と並び「イタリア3大赤ワイン」と呼ばれる地方物産品です (笑) 。

 でも実際、日本で言えば「秋田 比内地鶏」や「静岡 富士宮焼きそば」や「福島 喜多方ラーメン」が世界に羽ばたくようなもので、この「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」という地方物産品ワインも、1980年代には20くらいの生産者しかいなかったものが、今では200以上のそれにまで膨らみ、世界中で愛飲されるまでに至ったことを思うと、なんとも夢のある話ではあります。言うならこれは、新宿区に住む中年夫婦が毎週末に様々な生産者のシャンパーニュ (フランスの地方物産品) を飲んだとしても、同じようにパリの中年夫婦が毎週末に様々な生産者の比内地鶏 (日本の地方物産品) を食べるのかという話で、日本酒で言えば、それはまるで「秋田地酒の純米大吟醸」だけをフランス人が飲むようなもの

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」を名乗るにはサンジョヴェーゼの変異種であるサンジョヴェーゼ・グロッソ (ブルネッロ) を100%使用しなければならず、栽培条件もDOCG (Denominazione di Origine Controllata e Garantita / デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ) によって標高200m〜600mが定められてます。熟成期間は樽で24ヶ月以上、トータルで50ヶ月以上が条件。一つ下の格付け (DOC) には、より規制の緩い「ロッソ・ディ・モンタルチーノ (モンタルチーノ村の赤) 」というワインもあって、こちらは樽で6ヶ月以上、トータルで12ヶ月以上の熟成を経れば名乗れるので、よく「ブルネッロの弟分」という言い方もされます。





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◤IL Valentiano / イル・ヴァレンティアーノ DOCGブルネッロ・ディ・モンタルチーノ「Campo di Marzo / カンポ・ディ・マルツォ」20134,341 円

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 立ち香──飲む数時間前に抜栓。美味しそうなベリージャム。ビターなミルクチョコはなくて、キレイでエレガントなフルーティネスですね。特に不快なアロマはないが、濃厚さもまたヌワイ。樽由来のバニラ香は優しく滑らかで渋みの棘もあまり感じない。そういう意味ではピノ・ノワールなんかに近い感じ。♡☺♡「アタシはミルクチョコ系よりこっちの方が好き」。

 思ってたよりも色は薄い──これまたピノ・ノワールみたい。

 ♡☺♡「あああ。香りほどには味がしないというか、濃さはない。やっぱシャンと比べちゃうと薄く感じる。



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 ▲前日の残りを「焼き鍋」に。



 薄いっつうか、単にエレガント。先日のウス・ノワール (薄いピノ・ノワール) とは明らかに格の違いを見せてくれるが、今は必ずしもココの「IGTロッソ・トスカーノ」の2倍旨いとも思えない感じは、まさに「香り純大、味純米 (香り松茸、味しめじ) 」的な実際感に似てるような似てないような (笑) 。よく「イタリアワインの女王」と呼ばれるみたいだけど、そのイメージはよく分かる。逞しく堅牢で重厚な味わいというよりは、シルキーで透明感のあるフルーティネスと、やや重心の低めのタンニンとの優美なバランス感覚を楽しむ赤。

 まあ、オレはそんなに嫌いじゃない。スイスイ飲める割りに味気ないわけでもないし、とにかく優雅な気分に浸れますね。まあ、もうちょい明るいトーンの甘みがあってもいいけど、そういう意味で先日の同じワイナリーの「IGTロッソ・トスカーノ」は「サンジョヴェーゼ種:60%、メルロ種:30%、カベルネ・ソーヴィニヨン種:10%」のブレンドなので、分かりやすさがコスパの良さを連れてくるというアドバンテージは確かにある。



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 ▲残り汁を使って、あえてパエリヤ的な硬さに仕上げてみた。



 ♡☺♡「いや、徐々に美味しいと感じるようになって来た。滑らか。軽いからどんどん飲んじゃう感じ。

 ブルネッロ全体の中でこのワインがどういう味MAPに位置するのかは今は分からないけど、値段的にはココがスタートラインなので、まさに価格体系がシャンパーニュと同じだし──3,000円台じゃ厳しく、旨いのは4,000円〜、ちょっといいヤツは8,000〜15,000円、バックヴィンテージの人気生産者のヤツは30,000円もあれば買える感じ──、そのうちアンダー7,000円で超旨いヤツを引っ張って来れれば。

 とはイエイ、シャンパーニュのようにホイホイ飲んで毎回のように旨いヤツを引き当てるのは困難なので、たまの〝決め打ち〟という買い方でいいんじゃないかね。そういう意味でシャンパーニュというワインは、山本先生が言う「それでも、ブルゴーニュやボルドーと比較すればまだ安い。ブルゴーニュの一流ドメーヌは村名表示ワインでも5,000円するものが珍しくない。ボルドーの2005年は1級シャトーで10万を超す。古いヴィンテージはもっと高い。シャンパンなら5,000円ほど出して、造り手を選べば、ほぼ間違いなく満足が得られる。世界で最も品質の安定した、コストパフォーマンスの高いワインといっていい」(『死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン』より引用) というのは正しい──今は全体に (円安もあって) 値上がりして〝6,000円ほど出して〟に修正する必要はあるが。

 こんなんでも都内の (特に「浮つきゾーン」=「銀座/日比谷/有楽町」「恵比寿/代官山/広尾/白金/西麻布/六本木」「表参道/青山」の) レストランでボトルを入れれば軽く10,000円は超えてしまうわけなので、やはり、酒屋価格2,000円台前半で旨いヤツを幾つか知っておくと、いつか何かの役に立ちそうではある。


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イタリア赤 トスカーナ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ IL_Valentiano

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