◤Eric Rodez / エリック・ロデズ アンボネイ グラン・クリュ ブラン・ド・ノワール NV 




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 Eric Rodez / エリック・ロデズは、ピノ・ノワールの名産地モンターニュ・ド・ランスのAmbonnay / アンボネイ (グラン・クリュ) のRMで、当主のエリック・ロデズ氏はアンボネイ村の村長も務めるほどの人物。家業を継ぐ前には名門KRUG / クリュッグで若きチーフ・エノロジスト (栽培・醸造全般に関する専門職) として活躍した経験を持つ。

 エリック・ロデズの醸造アプローチは、シャンパーニュ芸術における最大の要である「アッサンブラージュ (ブレンド) 術」に心血を注ぐことにある。大小新古を織り交ぜた様々な樽の使用、必要な部分ではステンレスタンクをも縦横無尽に駆使したベースワイン造りは区画ごとに細かな計算が施され、それら複数ヴィンテージの巧みなアッサンブラージュに加え、多め (40〜45%) のヴァン・ド・レゼルヴ (秘伝のタレ) がワインに悠久の魂を吹き込む。



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 セパージュは鬼門のピノ・ノワール100% (笑) 。このブラン・ド・ノワール (黒ブドウの白ワイン) というジャンルはシャンパーニュ全体の中でも特にマイナーなレシピで──今やシャルドネ100%のブラン・ド・ブランは完全に世界的な市民権 (特に日本人は大好き) を得たのにもかかわらず──、それもそのはず、造る側の人間がそれを一番よく知っている通り、とにかく旨く仕上げるのが極めて困難なキュヴェ、それがブラン・ド・ノワールなのだ。

 使用するブドウはアンボネイ産のピノ・ノワール。ドザージュは4g/1Lらしいが、実際には体感上8〜10gくらいの豊かな甘みとフルーティネスが躍動する。今この時を以て簡単に手に入るキュヴェではないが、どこかで見かけたら臆せずトライして欲しい。いわゆる一つの〝感動系シャンパーニュ〟の傑作であり、同時にまた、疑いようもなくブラン・ド・ノワールの類稀なる成功例の一つである。

 ちなみに、ココの定番NV (ピノ・ノワール:60%、シャルドネ:40%) がナゼカ信濃屋で楽天最安値 (笑) 。あとでちょっと覗いて来るわ。同じリッチ系として少なくともボランジェのNVよりは旨いと思うけど、さてどうだろう。 (※歌舞伎町店には置いてなかった。)

 信濃屋ついでで言うと、最近ウメムラが推してるアンドレ・ジャカール (正規品) もナゼカ楽天最安値です。メニル100%の「グラン・クリュ」よりヴェルチュ産のシャルドネをブレンドした「プルミエ・クリュ」の方が今時期は味がしっかり出てると思います──シャンパン好きの店員は「グラン・クリュの方が旨いです。」と言ってたけど。



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◤Eric Rodez / エリック・ロデズ アンボネイ グラン・クリュ ブラン・ド・ノワール NV6,458 円

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 立ち香──もう何でもありですね。リンゴのブランデー煮、ジンジャーのハチミツ煮、焼きたてのパン、ナッツ、焙煎カカオ、煮詰めた青梅、アプリコットのチャツネ。チェリーにベリーに花にスパイス。

 ♡☺♡「旨いね〜。旨いっ! なんかアプリコットワインみたい。前にも似たような感じのやつ飲んだことある気がする。
 dಠಠb「それは同じアンボネイのRM、ベルナール・ブレモンのミレジメ2008だろ。この熟れたアプリコット感こそアンボネイのピノ・ノワールの豊満なのか。ヴェルズネイやブジーよりも愛嬌がある。



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 なんだこれ、超ウメえな (笑) 。スタイリッシュ系のトンガリキュヴェ以外の、いわゆる王道系の〝The アッサンブラージュなブラン・ド・ノワール〟で初めて本気で旨いと思ったかも。ブラインドならジャック・セロスクリュッグとイイ勝負するんじゃねえの (笑) ?

 もはや泡はほとんど消えてるけど──たぶんデゴルジュから3年以上は過ぎてる──、逆に高級ワインとしての異常なるフィネスを心の底から堪能できる。最初は少し「甘い?」とも思ったけど、徐々にパワフルな酸が前に出て、樽熟由来の力強くもしなやかな酸化のニュアンスを引き連れて、蠱惑の余韻が濃醇な果実味のコアへといざなう。シャルドネ不在ゆえの少し揺蕩うジューシネスの撓み (たわみ) も感じるが、それもまた、弛緩したウットリを運んでくれる。

 食事と一緒にというよりは、深夜に酒単体で映画でも観ながらチビチビやりたい高級ワインだ。残1なので、素早くリピします。ごめんね。





── 2日目。

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 ▲これでもう一度飲めるのか。シアワセだ。



 というわけDE、ポイント11倍と2,000円クーポン (合計21,600円で使用可) を使ってリピしました。2日目の写真を誤って消してしまったけど、今宵も問題なく旨いです。泡は〝ほぼ〟消えたものの、とにかくエレガント・リッチで、全ての人類を軟体動物に変容させてしまうほどの弛緩を肉体に及ぼす。もはやエキスの液状化現象。超絶シルキーなテクスチャーと濃醇なフルーティネスとのエロティックな抱擁。

 アンダー7,000円のアッサンブラージュ魔術なNVブラン・ド・ノワールとしては至高も至高。これで十四代の「超特撰 純米大吟醸」の定価と同じような値段なのか。なんか笑っちゃう。日本酒、頑張れ





── 2本目。

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 ※2019年5月31日 (金) に再飲


 写真のグイ呑みは日曜に残りを飲んだ時のもの。金曜はワイングラスで飲んでます。同じ店でリピートした同じロットの瓶だけど、問題なく旨かったです。通常のNV「Cuvée des Crayères」よりチャーミングにフルーティーです。ちょっと高いけど非常に満足感のある1本。「食事と一緒に」というよりは、映画でも観ながら「酒単体」でゆっくり楽しみたいブラン・ド・ノワール。

 オレが案内した「楽天最安値の店」では残りの2本が売り切れました。直近のロットからデゴルジュ年を記載するようになったので、シールに「2017」と書かれていたら最新版です。


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Eric_Rodez ブラン・ド・ノワール シャンパン シャンパーニュ Champagne

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