もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日曜に「黒澤 Type-9」の1800mlを開けました。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米「Type 9」仕込18 直汲み生原酒 29BY 4本目 (正常瓶)!<長野> #Dry/Umakuchi 



検索ワード:


kurosawa_type9_29by4_1.jpg
 ▲これぞ稀代の神演出。昭和46年 (1971年) でこの映像は鬼。出﨑統こそ真の天才。この時、若干27歳。初監督作品で革命的なアニメ表現を産み出すとは。[動画


kurosawa_type9_29by4_2.jpg
 bottle size:720ml





【721】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米「Type 9」仕込18 直汲み生原酒 29BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:長野県産 美山錦/65%
▪︎酵母:協会901号
▪︎日本酒度/酸度:非公開 (※一部で「+8/2.1」という表記もある。)
▪︎ALC:18%
▪︎処理:直汲み生原酒 (たぶん無濾過)
▪︎酒造年度/詰め日:H29BY/2017年12月 (詰め日での記載は長野ルール)
▪︎管理状況:2018/1/11に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年12月19日 (水) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




kurosawa_type9_29by4_3.jpg



 なんとか720mlを追加で買えたので、うちでストックしてた「非・液漏れヴァージョン」を開けてみます、黒澤 (くろさわ) です。[液漏れヴァージョン

 立ち香──だいぶ違うね。アンモニア系の熟香もないし、なんか寒天みたいな草っぽさも。ナタデココというか。色も少し薄いな。

 どれどれ──。

 なかなかいいな。ガスはチリっと微かに。そしてまるで別の酒だ (笑) 。まだ少しガスの味がするけど、うん、ドライながらもフルーティーな甘酸にも出会えるし、やたらモダンに感じる。辛いっちゃ辛いけど、ジューシイなんだよなあ。そして普通に旨い。

 それでも、やはり「Type-7」や「直汲みイエロー」に比べてドライです。もちろん甘みも十分に感じれるけど、旨みに乗るタイプなので、表面的な華やかさの中で感じる甘みではないかな。そして、味としての酸っぱさもあまり感じないところは「穂積」なんかとは別モノだわな。「Type-7」の方が折り目正しく甘酸っぱい。



kurosawa_type9_29by4_4.jpg



 なんかワイングラスで飲みたいという気持ちにはならないかな。まだちょっと重いなあ──透明感に一切出会えない。正直、味わい的にはこっちの方が好みなんだけど、酒としての仕上がりで言うと「液漏れヴァージョン」という (笑) 。なかなか得難い味クラーヴェ体験ですね。言うなら「酸化版」と「通常版」との比較。

 今日は軽い味見。明日、ワイングラスで飲んでみる。



kurosawa_type9_29by4_5.jpg



 このまま「奈良のType-9」に移行しますわ





── 2日目。

 kurosawa_type9_29by4_6.jpg
 ▲劇場版『コンフィデンスマンJP』はオレの描いた勝手な青写真通りに〝若い♀の弟子 (アシスタント) キャラ〟が設定されたものの、残念ながら東宝シンデレラコンビにはならず。ま、対等なバディ (buddy) やライバル役でもない限り、画面上にエースは二人も要らないということか。長澤まさみの威光がギリギリ残ってる今がチャンスだと思うんだけど。東宝カレンダーの表紙がバトンタッチしたら逆に無理じゃん。ま、長澤まさみはカレンダーの表紙を卒業と共に独立なのかな。そして伊勢谷とドンデン返し復縁と (笑) 。[映画ナタリー

浜辺美波最強論vs長澤まさみ5



 さて、なんか液漏れ瓶と比べて、もはや、あんま変わらんな (笑)液漏れ瓶の方が香りが「みたらし団子」なのと、通常瓶の方が閉じ気味に旨みが筋肉質な点を除けば、そこまで大きな差はヌワイ。ああでも、温度が上がると明らかに液漏れ瓶の方がショコラなニュアンスがある。それでもこっちの方が柔らかいしクリアなんだよな。



kurosawa_type9_29by4_7.jpg



 ワイングラス──。

 とはイエイ、別に旨いな (笑) 。まだ少し渋みもあるけど、まずまずかな。意外に〝まろやかフィールド〟への移行を果たしてるというか、新酒の時のような〝寡黙な男酒〟というイメージはヌワイですね。それでも中心エリアに五味がギュっとひしめくバランスで、「Type-7」や「黄色信号」よりは明るいトーンは控えめ。地味っちゃ地味だけど、普通にしっかり旨いです。

 旨みの弾力性が柔らかくなってるからと思うけど、抜け感は液漏れ瓶の方があるんだよね──そう意味では、ガスは消えるけど、抜栓だけして数週間後に飲むとかもアリ。余韻に小ショコラこそあれ、液漏れ瓶には心地良い余韻の中でフワっとした口どけを感じれるんだよね。まあ、どっちも「excellent」でいいんじゃないでしょうか。

 どのみち、このレベルの日本酒はそうそうにはヌワイわけだし、基本、酒米の仕入れ値と精米歩合だけで値段の決まる日本酒ならではの「ナンセンスな旨安銘酒」です。この圧倒的な存在感を以てしても720mlが1,500円もしないという・・・。ワインで言ったら完全にグランヴァン級です。





── 3日目。

kurosawa_type9_29by4_8.jpg
 ▲おかしのまちおか×ホンダ製菓・共同企画『焼あごだし風味せんべい』は味もクセも強め (笑) 。[北川景子と美波ちゃんのオフョット (2017/7/28) ]



 もう残り一杯だけど、今更なんかカワイイ乳酸 (美味しいナタデココ) が出て来た。それでも全体には最後の一杯まで味が崩れない (抜け殻にならない) あたりは流石──むしろ「少しはデレっと崩れてくれ!」とすら思うが (笑) 。

 にしても、煎餅がニャカニャカに凄まじいことになってるな。大抵、この手の魚介出汁系の煎餅はボディが硬めに設計されることが多いんだけど、普通のサラセン並の硬度でこの味わいは得難い。どういうわけか、背骨付近のオイリーなエキス感が生々しく再現されてるという (笑) 。余韻に少し生臭みのある油分を感じるけど、これがまるで揚げ立ての居酒屋の骨煎餅みたいでリアル。企画モノとしては面白い。


moukan1972♂






日本酒 生酛 山廃 黒澤 on_list_excellent

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん


──黒澤と「透明感」というwordは頭の中でリンクしてないですね。そういう意味では、30BYを先に呑んだ方が良かったのかな。

同時に2本開けるという方法もありましたけどね (笑) 。何度も記事に書いている通り、ここの酒は抜栓後1週間くらいは何ともないですので。むしろゴツゴツした余韻が取れてクリアになるケースだってあります。

あと、一定段階にまで仕上がった「黒澤」はワイングラスの方がクリアなエキス感 (透明感) に出会えます。若いうちは情報量が増えて鈍重になりますが、仕上がると逆転します。


──次は30BY Type9 にごり酒か通常の澄み酒かどっちかを開けてみよう。

「にごり」の方でしょうね。なんだかんだで「にごりジャンル」はハイリスクなんですよ。どう変化するか全く読めないので、悪い方向に育つと「子供が泣き出すレベル」に苦くなりますし、この酒の場合はガスがほとんどないので、過激にドライになることはなさそうですが、苦くなってる可能性はあります。

「通常Ver」は、僕の場合は「3℃で約2ヶ月半」なので、氷温組のめいさんの場合、冷蔵庫に移して3〜4週間後が目安です。もちろん今すぐ開けても得るものはあるので、過熟になるよりはマシです。

とにかく最高度に仕上がった「黒澤」は「軽い」んです。これは考えず (探しに行かず) とも、飲めば誰にでもわかります。イメージは「丁度いい硬さのゼリー」です。若いと硬いです。育ちすぎると「プリン」や「キャラメル」になります。「味の濃い丁度いい硬さのゼリー」こそが完全体です。

今年こそは「最高の状態」を逃さないようにして下さい。「井筒長」も今季はピークアウトは早めです。


2019.04.05 Fri 20:21
Edit | Reply |  

Name - めい  

Title - 

そうなんですよ。黒澤と「透明感」というwordは頭の中でリンクしてないですね。
そういう意味では、30BYを先に呑んだ方が良かったのかな。

次は30BY Type9 にごり酒か通常の澄み酒かどっちかを開けてみよう。

明日はお呼ばれで外吞みなので、日曜日に早速。
2019.04.05 Fri 19:48
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん


毎度です。

結局めいさん、未だに「Type-7/9」で僕の言う「透明感」に出会えてないみたいですね。30BYが複数本あるなら無駄に引っ張らずに1本目は早めに開けた方がいいでしょうね。本当に旨い「Type-7/9」は泣けるんですよ (笑) 。

あと、この酒は1800mlと720mlの差が特にデカいですね。「差」というか、720mlの方が変化も早いですし、なんか熟成式も若干1800mlとは異なるんですよね。特に29BYの720mlは「旨口サイド」に寄りがちです。

とにかく「透明感」に出会えない限り、この酒を正しく理解したことにはなりません。「穂積」も同様です。「信号シリーズ」はどうでしょうか。うちの黄色の1800mlには少しだけ期待してますが。


2019.04.05 Fri 19:31
Edit | Reply |  

Name - めい  

Title - 

おばんです。

今夜は30BYと迷った末に、「えいっ」とこっちのお酒を開けました。半年は冷蔵庫保存でその後レマコム入りしてました。小一時間置いて室温に近づけてと…

立ち香は甘やかな完熟巨峰…

もはやガスはありません。

含んでみると…わずかな焦げ感もある完熟巨峰の甘味を貫くピーンと音が聞こえそうな酸が抜けた後に、熟成酒によくあるおにぎりのようなボリューム感ある塊が広がる中、後から出て来た葡萄の皮を噛んだかのような渋味と優しい酸で締めくくります。

アルコール度数は18度ですからまあまあ酔うんですが、完成された日本酒を久しぶりに呑んでる愉しさに目が覚めますね。
2019.04.05 Fri 19:09
Edit | Reply |  

Add your comment