もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【10】まで更新。(12/12/17:37)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Jerome Blin / ジェローム・ブラン エクストラ・ブリュット「La Varoce / ラ・ヴァロス」NV(Dégorgement:2016/5) 




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 ▲愛用メガネが同じくベルギーのtheoということで思わず意気投合 (笑) 。


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ノエル・ア・ラ・モード2018




 毎度アクセスありがとうございます。


 先日の『ノエル・ア・ラ・モード2018@伊勢丹新宿店本館6階で買って来ました。Jerome Blin / ジェローム・ブランは、ムニエの名産地ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の「Vincelles / ヴァンセル」の、登記上はRC (レコルタン・コーペラトゥール=共同組合でワインを造って自分のラベルを貼って自社製品として売る) ながら、実質的にはRM。初ヴィンテージは2008年で、日本初上陸は2016年、未だに伊勢丹でしか扱いのない超マイナーなドメーヌです──当然、楽天での扱いはナシゴレン。



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 樹齢の若いピノ・ノワールのジュースは共同組合 (コーペラティボ) に売却してるので、主なセパージュはムニエとシャルドネ。その他、古代品種のピノ・ブランやプティ・メリエなどの白ブドウも育ててる模様。このエントリークラスのNVはムニエ80%、シャルドネ20%のアッサンブラージュ。HPに記載の最新ロットから察すると、平均樹齢は本ロット時点で33年、基本レシピ的に瓶熟は33ヶ月、ドザージュは7g/1L──そこから逆算すると本ロットのベースワインは2012年産 (最新ロットは2014年産) で、おそらくイベント用に新たにデゴルジュしたので、この瓶熟期間は38ヶ月になる。そして、そこから2年7ヶ月も伊勢丹熟成してます (笑) 。

 それにしてMO、エクストラ・ブリュットでドザージュ7gってどうなの? もはや定義そのものを否定してるんですけど (笑) ──エクストラ・ブリュット=0~6g。実際、本篇でも触れてるけど、エクストラ・ブリュットにしては甘いと思ったんだよな。このバランスならまさに3〜5gで十分です。



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 ▲仲良く二人で自撮り (笑) ──実は隣にオレがいます。





◤Jerome Blin / ジェローム・ブラン エクストラ・ブリュット「La Varoce / ラ・ヴァロス」NV6,480 円

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 ▲鮮度さえ良ければ、白身の刺身は1日寝かせた方が身がモチっとして旨いです。



 立ち香──なんかコルクの上っ面が納豆臭いんですけど (笑) 。瓶口からも少し自然酵母系のクセのある還元臭。ブショネはないけど、ちょっとたじろぐレベルの第一印象。♡☺♡「うえっ? 大丈夫!? 先生、ちょっと確認して下さいよ!」。

 グラスに注ぐと──。

 問題ない。ムニエらしい、まるでふっくらふかした饅頭みたいな丸い甘みというか (笑) 、そこにほんのり樽のニュアンスの燻された焦げみ。果実味の発散はそこまで快活ではなくて、どちらかと言えばフルーツよりはスイーツなアロマ成分。ピノ・ノワールよりも果皮の厚いムニエらしい茶系の熟れ感が漂います。



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 飲んでも全く問題ない。日本では全くの無名だけど、普段飲んでるアタリのRMと比べても全く遜色ないレベル。もう少しシャルドネ・パートの鋭さが欲しいとは思うけど──つうか、エクストラ・ブリュットの割りには少々甘い──、程良く熟していながらも、フレッシュな輪郭はまだまだビビッド。

 ようやくムニエピノ・ノワールのアロマの違いが判って来た。ムニエにはピノ・ノワールのような可憐なベリーやチェリー感はヌワイですね。よく「ムニエは熟すのが早い」と言われるけれど──そこを嫌ってシャープな酸とミネラルを重要視するアンリオなんかは一切ムニエを使用しないわけだけれど──、確かに少しモチっとした熟味がある。オレの中では饅頭というか、まるで米を潰したかのようなテクスチャーを感じる。果皮成分由来の味わいとしての色付きもピノ・ノワールの〝〟よりは〝〟に近いニュアンス。

 ただし、オレが伊勢シャン祭りで試飲しまくった結果を言えば、ことレコルタン (RM) に関しては、ムニエ主体のキュヴェで印象深いモノが多かった、ということに尽きる。シャンパーニュにおける三大セパージュ (シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ) の中で、どうにもムニエは「ヤッターマンにおけるドロンジョ一味」換算だとトンズラー (シャルドネ=ドロンジョ様、ピノ・ノワール=ボヤッキー) という印象ではあるけれど、その分、レコルタン仕様で醸されると非常に個性的な味わいになる。ピノ・ノワールの高貴な酸とミネラルは何にも代え難い属性ではあるが、それでもムニエならではの愛嬌ある味わいもオレは好きだ。



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 ♡☺♡「とにかく味が濃い。時間と共にぐんぐん味が出てきた。止まんね、シャン (笑) 。やっぱシャンはアガれる。マジで超旨い。」──前日から飲んでたアルザスワイン程度じゃ満足できないことを改めて告白──♡☺♡「いつ死ぬかわからないし、高くても旨い酒が飲みたい・・・。」──大抵そういう人間は長生きする。

 値段がアルザスの3倍とはイエイ、それでも実際に3倍以上旨いんだから仕方ヌワイ。





── 2日目。

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 ▲泡のスターダストが見たいということで、moukan1973♀は久々に「レーマン ミランダ・チューリップ」で飲む──グラスのボトムが先細ってないと泡がキレイに上がって来ない。



 ますます旨いです、超絶ジューシイ。リンゴの皮をハチミツと一緒に煮詰めたような熟れ茶な心地良い熟味。酸もミネラルも柔らかいけど、その分、愛嬌良くフルーティー。このレベルのワインが全く表舞台に上がって来ないとか、どんだけ「AOCシャンパーニュ」はエリート・アペラシオンなんだよ (笑) 。なにせ現地には約5,000のブランドがあるんだぜ? そのうち日本に入って来るのはせいぜい5〜600蔵。ま、日本酒蔵の1,500よりは制覇しやすけど、待て待て、シャンパーニュはフランスワインの極一部のアペラシオンに過ぎないんだよ。あーあ。


moukan1972♂moukan1973






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