◤Inama / イナマ DOCソアーヴェ・クラシコ「ヴィン・ソアーヴェ」2017 




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 ▲10年前のドラマとはイエイ、彼らの住む世界には「警察」という概念が存在しないのだろうか。そこそこ笑えて楽しめたのは6話か7話くらいまで。一応、最後まで観たけど (笑) 。再放送でやってた『ラスト・フレンズ』というドラマの話です。




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 イタリアのヴェネト州の「ソアーヴェ地区」で作られる辛口の白です。〝ただのソアーヴェ〟と〝クラシコの付くソアーヴェ〟があって、後者の方がより限定されたエリアの高品質のソアーヴェという位置づけながら、そこまで厳しく規定されているわけでもないようで──「ソアーヴェ・クラシコ」の中にはそれを名乗るのに相応しくない品質のものも多い──、これに異を唱える有名な作り手 (Pieropan / ピエロパン) もいるほど。





▪︎あえてDOCGを名乗らないクラシコ地区の造り手としての誇り
 世界でもっとも有名なイタリアの白ワインとして知られるソアーヴェ。1967年にソアーヴェDOCが誕生した当時、このDOCの指定地区は全て現在のクラシコ地区だけでした。クラシコ地区は全て丘陵地の火山性土壌で、ミネラル分が豊富な深みのある味わいになるのが特徴。ピエロパンが所有する畑もすべてこのクラシコ地区の中にあります。

 ところがソアーヴェの人気が高まるとともに、クラシコ地区以外の平野部で造られる軽いタイプのワインも「ソアーヴェ」として販売されるようになります。こうして本来のソアーヴェとは全く異なる非常に軽いタイプものが、ソアーヴェという名前で爆発的に市場に出るようになり、クラシコ地区でミネラル豊富なコクのあるソアーヴェを造るピエロパンのような造り手はその状況に危機感を感じていました。

 そして、ついにソアーヴェがDOCGに昇格することになった2002年、ピエロパンは5つのことを協会に要求します。

1.クラシコ地区だけをDOCGとすること
2.使用できる品種はガルガネガとトレッビアーノディソアーヴェの2つの土着品種に限ること
3.夏だけでなく冬の時期も認定機関から畑のチェックを受けること
4.ソアーヴェ地区以外の瓶詰を禁止する
5.エストラットセッコ(ワインの成分の濃さを計る基準値)の厳しい基準をもうけること


▪︎DOCGでなくともソアーヴェのトップとして品質を追求し続けるピエロパン
 ところが、この5つの要求は全く受け入れられず、却下されます。それに反発したピエロパンは、あえてDOCGを名乗ることをやめ、現在に至っています。たとえDOCGを名乗らなくとも、ピエロパンがソアーヴェのトップに君臨し続けていることは、品質を追求し続ける姿勢があるからこそ。そして、ワインだけで楽しむのではなく食事と一緒に飲んでもらうことこそがワインの役割と考えて造り出されるその味わいからは、長い年月愛され続けるピエロパンの真髄を感じます。


出典:イタリアワイン専門店トスカニー









 というわけDE、三大ソアーヴェ・クラシコと名高い「Pieropan/ピエロパン - Inama/イナマ - Gini/ジーニ」のエントリークラスのワインを潰して行きます。

 ソアーヴェ・クラシコに使えるのは土着品種の「ガルガーネガ」と「30%までのトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ」に限定され、多くは両者のブレンドながら、イナマの「ヴィン・ソアーヴェ」は100%ガルガーネガというのがウリらしい。

トレッビアーノディソアーヴェをブレンドすると非常にアロマティックな仕上がりになりますが、私達のヴィン・ソアーヴェはガルガーネガ100%で豊かなミネラルのストレートさがあります。これがイナマのスタイルです。」 (イナマ社のアレッシオ・イナマ氏)




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 ▲松葉杖の武器化で、健常者、襲われる。





◤Inama / イナマ DOCソアーヴェ・クラシコ「ヴィン・ソアーヴェ」20172,095 円

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 ▲「行ってはイケナイところにノコノコと出掛けて行く」の絶対ルールを愚直に堅守。



 立ち香──最新ヴィンテージだけど、既にちょっとくすんだような渋みを感じる。徐々に蜜様の光沢感のある甘み。2017ヴィンテージで劣化もなにもないとは思うものの、少し爽快さというか、抜けの良さを感じない。なんか濁りのあるトーンの、ゴニョゴニョっとしたアロマの集積。

 ま、今のところピエロパンの方が好きかな。ミネラルはスゴく感じるけど (※ガルガーネガ100%による意図された設計) 、ちょっと苦いのと、あまりフルーティネスの表情に快活さがヌワイ。やはり、香りの印象通り、少し液性がくすみがちだし、なんかノイジーに青臭いんだよな。ブっちゃけ、イマイチですね。これを三大ソアーヴェ・クラシコと言われても・・・。



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 ▲気まずさのスクランブル交差点。もはや同居そのものが不自然という (笑) 。



 酸もオレ基準では少し弛緩気味なので、ちょっとメリハリを感じにくい。ミネラル豊かでボディ感はあるとは思うけど、なんか嚥下に求めるべき爽快さが感じられない。





── 2日目。

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 ▲2008年のドラマなので、性同一性障害の描かれ方が甘いというか、手加減されてる感じがして、もう一つ身につまされない。そう考えると今はだいぶオープンになったとは思う。たしか2000年頃、学生時代に仲の良かった先輩 (性別上は♂) が真昼間の日比谷公園で滔々と「ジェンダー (gender) 」の概念について熱く話してくれた時、オレは初めてその言葉を知ったくらいだし。出会った時、彼はストレートで、途中でゲイになり、その後はジェンダーフリーになった。面白いのは、彼が自身の中で様々にアイデンティティーを変遷させても、オレ自身の彼への印象が何も変わらなかったこと。元々少し変わった人 (標準的な俗っぽさがまるでヌワイ) ではあったので、なんとなく納得できたのもあったけど (笑) 、別に喋り方とか基本的な性格が変わったわけじゃないしね。彼に最後に会ったのはその時の日比谷公園で、彼の服装は路上でエキゾチックなアクセサリーを売ってる怪しいヒッピーみたいだった。



 さて、初日よりは印象いいかな。結構モノトーンにドライだけど、このミネラル重視の味わいはこの蔵のスタイルみたいなので、そこは飲み手の嗜好とどう折り合うか。シャンパーニュのシャルドネ並に酸と果実味があればミネラルゴリゴリでも全然OKなんだけど、このバランスじゃなあ。


moukan1972♂






ソアーヴェ

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