◤篠峯 - 純米 山田錦「秋晴」一火原酒 29BY <奈良> 




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 ▼これ、マジで使えるわ (笑) 。
 



 たぶん「遊々」の「ひやおろし」という位置付けなんでしょう、篠峯 (しのみね) の「秋晴」です。

 正直、チヨメンの「日焼け組 (火入れ酒) 」で「旨い!」と思った酒は少ないけれど──「雄町50 参年熟成」は別として──、ちょっと気まぐれを起こして買ってみたら、思ってたより全然旨かったです (笑) 。ドッカン生酒やジュースみたいなフルーティー酒だけを日本酒だと思ってる──あくまでも酒に主役級の役目を求める──飲み手には薦めないけれど、ヲトナが静かに落ち着いて飲む晩酌酒としては限りなく上質ですので、気が向いたら是非。




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 bottle size:720ml





【719】篠峯 -しのみね- 純米 山田錦「秋晴」一火原酒 29BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:山田錦/60% (麹) 、77% (掛)
▪︎酵母:協会7号系
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+4/2.4/0.9
▪︎ALC:17%
▪︎処理:生詰原酒 (ひやおろし)
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年9月
▪︎管理状況:2018/12/3着、常温で管理後、飲む数時間前に冷蔵庫へ。
▪︎試飲日時:2018年12月12日 (水) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲今田け (今だけ) 。



 立ち香──よくある「ひやおろしバナナ」ですね。奥で米の旨みをしっかり感じるので、お燗とか旨そうな気も。ちょっと「澤屋まつもと」や「田中六五」なんかを久々に思い出したわ。熟香は非常にキレイ。

 さて──。

 うん、なかなか良いです。へえ。さすがに半製品の新酒とは仕上がりが違うな。これ、少し温度を上げてワイングラスで飲みたい感じ。非常に白ワイン的なミネラルを感じるのと、点の領域まで収縮する果実感の引き締まり方が素敵です。余韻が少し〝ヲトナ苦い〟けど、捌けは悪くない。

 今日は味見だけなので、明日ゆっくりやるわ。ひとまずは合格ライン。それこそ「澤屋まつもと」の熟成酒とか好きな人なら馴染みいいんじゃない? もちろん、あっちよりは余裕で洗練されてるけど。そして、チヨメンとしても、3倍以上の値段のする参年熟成の「山田錦40」なんかより全然旨い。

 仮に1月頃に搾った酒だとして、そこまでではないものの、たかだか8ヶ月で一応は熟成酒としての表情も少しは垣間見せていることを思うと──「篠峯」がその程度の期間で味わいにここまでの色が着くとは思えないので──、蔵での保管温度はそれなりに高そう。ニュアンスとしては「常温熟成」系ね。この段階まで味わいに色が着くには、普通のチヨメンなら、たとえば冷蔵5℃だと1年以上はかかるとは思うけど、実際がどうなのかの話ではなく、熟成ニュアンスの説明として「そんな感じ」ということね。つまり、同じ酒の生詰を1月に買って冷蔵庫に入れておいてもこうはならない程度には熟成してる感じ。もしくは仕入れた店 (KTR) が9月から12月まで常温陳列してる間に追熟したか。



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 試しに一杯だけレンジ燗してみたけど、真に「燗上がり」するにはまだまだ全然若いです。普通にキビキビと酸っぱいんだよな。もうちょい〝デレな甘み〟があってもいい。それでも酸 (2.4もあるのか) の輪郭は非常にキレイ。ま、このへんは堺杜氏の十八番ですね。素直にイイ酒です。

 この感じなら追加で1年くらいは余裕で引っ張れますね。熟成酒としてのケレン味がドゥワっと膨らんだ方がもっとセクシーな酒になると思うし。雄町じゃなくて、これの山廃ヴァージョンを飲みたい感じ。このバランスでそのままサイズダウンして透き通れば相当イイよ。





── 2日目。

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 ▲ようやく「おかっぱヴァージョン」にスイッチ。



 ごめん、飲む前に常温に戻しとくの忘れちまったわ。仕方ないのでRS (れいしゅ) からスタート

 なんか若返ったな (笑) 。折り目正しくジンワリ酸っぱフルーティーというか、オレ自身、このレベルの日本酒を何も考えずにダラダラ晩酌酒として日々嗜みたい気分が湧いて来て、思わず「これこれ」という言葉が心の中で紡がれる。

 ある意味、レストラン仕様というか、磐石なハイクオリティが滲み出てます。味わいとしては煮詰まった酸っぱいバナナとかイチジクという感じ (ある種のチャツネ感) なので、必ずしもオレの得意な方向性ではヌワイんだけど、真に旨いバナナが誰にとっても旨いのと同様、一定の品質さえ実現されているのなら、別に普通に美味しく頂けるという。



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 ▲しかしボキャブライダー限定の〝オッパイ詐欺 (謎盛り) 〟は一体どういう意図なのだろう。これがNHKディレクターの個人的仕業だとするなら歴然とセクハラ&パワハラな。



 温度の問題もあるとは思うけど、ワイングラスの方がミネラルが引き締まるので逆に硬く感じるかな。今はグイ呑みの方がチャキっと小振りにジューシイでベターな味わい。ま、このワイングラスは透明感を極限まで引き出すので、少しでも硬さや雑味があると、そこがブーストされちゃんだけど、逆にこれで飲んで酸が最高レベルに透明化した時、それが真の飲み頃だとも言える。

 DE、これいくらだっけ?──1,404円か、安っす。オレの個人的な見解として「ひやおろし」というジャンルにエッセンシャルな意味合いは全くヌワイと思っているので──単なる商売上の便宜に過ぎない──夏に「冷やし中華」を始めるのと同じ──、そこの属性はマジでどうでもよくて、じゃあ、一廉の熟成酒としてどうなのかという話になるけれど、そういう意味ではまだまだ半製品。別に普通に旨いけど、真の飲み頃はずっと先。

 これはリピートしたいですねライスワインとしての、疑いようのない上質なフィネスがある。それなりに粉苦いけど、そこをミネラリティに寄せられる飲み手であれば、むしろこれはある意味〝高級感〟への担保となる。そういう意味では、是非、海を渡らせたい〝Japanese Sake〟ですね。堺杜氏のセンスと技術が素直に冴え渡ってます。





 1973チャレンジ!!!
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 ▲みんなテクニックあるんだから、ちゃんと演奏しろよ──口パク&エア楽器 (Off-Audio) です。新垣先輩も適当におチャラけてんじゃないよ。ガッカリだわ。



 酒の話に戻ります。

 ♡☺♡「なんかアル感を感じるんだけど。」←この人、最近ワインばっか飲んで日本酒に対する感性が鈍化してますね。一つ言っておくと、それは〝アル感〟ではなく〝酸〟です。

 この際、咳ゴホゴホの風邪っぴきのオバサンの言うことは無視して下さい。

 17-18℃の納戸で一晩過ごさせるので、明日は常温で頂きます。どうかな。この段階だと、まだある程度は冷たい方が旨いのかな。


moukan1972♂






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