もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Baron Philippe de Rothschild / バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド AOCグラーヴ「Mouton Cadet / ムートン・カデ」レゼルヴ ブラン 2013 




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 ▲娘の元婚約者とパツイツ決める母親。真司 (ムロツヨシ):「人生は面白い・・・」←そうか?



 ▲ボトルのデザインが一新されたらしいので、今回のキュヴェに相当するのは右から2番目のヤツです。



 毎度アクセスありがとうございます。


 もはや簡単過ぎてソムリエ試験の問題にすらならない「ボルドー五大シャトー」のうちの一つ「シャトー・ムートン・ロートシルト」を擁するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が手掛ける廉価ライン──ざっくり言えばPRADAにおけるMiuMiuみたいなもん──「Mouton Cadet / ムートン・カデ」の、AOCグラーヴ白です。





ムートン・カデとは?

 フランス最上の赤ワイン産地であるボルドーにおいて、頂点と言えるメドック格付け第1級に君臨するシャトー・ムートン・ロスチャイルド (シャトー・ムートン・ロートシルド) 。このシャトー・ムートン・ロスチャイルドを手掛けるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が、よりカジュアルにワインを楽しんでもらうために造っているのがこのムートン・カデ・シリーズです。ボルドーが不作であった1930年、シャトー・ムートン・ロスチャイルドを生産しない代わりに、そのブドウを使って瓶詰めされたのが、ムートン・カデでした。

 この判断を下したのは、シャトー・ムートン・ロスチャイルドに様々な革新をもたらしたフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵。彼が一族の末っ子(カデ)であったことと、ムートン直系のワインという意味を込めて、「ムートン・カデ」と名付けられました。

輸入元のHPより)




 ▲新しいデザインの方がカッコイイじゃんか。新政の「NO.6」みたいで (笑) 。



 と、まあ、相変わらずネット上には素晴らしい晴れ舞台が用意されていますが、中身は普通です (笑) 。残酷なことに、一緒に飲んでいたクロ・フロリデーヌに比べればです。一口目から「なんか甘いなあ」と思っていたんだけど、今セパージュを確認したら「セミヨン:50%、ソーヴィニヨン・ブラン:40%、ミュスカデル10%」ということで、やはり甘みポテンシャル高めのセミヨンとミュスカデルが多めでした。ちなみにクロ・フロリデーヌは「ソーヴィニヨン・ブラン :55%、セミヨン:44%、ミュスカデル:1%」です。

 酒屋の女将さんは「ムートン・カデは香りがスゴくいいんですよ」と言っていたけれど、これもまたクロ・フロリデーヌの方が凄まじいわけで、悲しいかな、酒屋って、基本テメエのところで仕入れてる酒にしか詳しくないから──詳しくないヤツの方が多いけど (笑) ──、我々のような狂気じみたエンドユーザーとは違い、知ってる世界が意外に狭いんだよね。



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 ▲妻 (草刈民代) とTOKIO松岡のキスシーンを複雑な表情で見守る夫 (周防正行監督) とニヤつくエロハゲじじい。





◤Baron Philippe de Rothschild / バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド AOCグラーヴ「Mouton Cadet / ムートン・カデ」レゼルヴ ブラン 20132,345 円

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 立ち香──ややスパイシー。ほんのりクミン系の香り。もちろんシトラス全開。いい感じ。♡☺♡「いい香り〜。」──グラスに注ぐとライト&クリアにトロピカルな黄色い果実主体のパーラー。同じ2013ヴィンテージながらも、色もクロ・フロリデーヌよりは薄め。

 オレから行く──実はmoukan1973♀がここんとこ風邪気味で酒を飲むペースが遅い。

 値段なりの味の薄さ (笑) 。酸も弱い。なんかベタっと甘いんだけど、セミヨンの割合が多いのだろうか──セミヨン:50%、ソーヴィニヨン・ブラン:40%、ミュスカデル10%。

 香りに比して、実際に含むと、どちらかと言えばCF全開 (シトラス・フィールドぜんかい) ではなく、シャトー・モンペラ同様、黄色い果実系のトロピカル路線。そして、酸がイマイチ足りてヌワイ。スキンコンタクト系のアロマはこっちの方がブライトだけど。



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 ▲普段は二世系のチャンボツ風情全開 (笑) 。[modelpress






 ♡☺♡「 (クロ・フロリデーヌの流れからすると) 一気に庶民派になっちゃった (笑) 。でもまあ、普通に飲めるけど。
 dಠಠb「とにかく薄い。まるでクロ・フロリデーヌの水割り (笑) 。つうか甘くね?

 ♡☺♡「たしかに少し甘いけど、香りとか、全体には好き系。
 dಠಠb「とはイエイ、今、同じような値段のサンセールのミッシェル・トマを開けたら確実に感動すると思うよ。



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 良いところ──より正確に言うのなら「悪くないところ」──は、余計な雑味が少ない点ではあるけれど、大切なのは飲み手を立ち止まらせるような煌めくチャームポイントではあるだろう。

 随分と末っ子がいるようなので、機会があれば他のキュヴェも拾ってもいいとは思うが、残念ながら道端には落ちてないんだな。ちなみに最近オレの中で流行ってる「ヤマキの割烹白だし」とコンソメをベースにした割り下で煮込んだ鍋汁で炊いた御飯は超ウマイです。鳥団子の中にタコを忍ばせてるので、ほんのり魚介エキスが湧いて、白ワインによく合います。





── 2日目。

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 ▲もはや何でもアリゲーター。



 結局、ここですよね──高いワインと安いワインの決定的な違いは。今日はグイグイ来てますよ──猫のオシッコが (笑) 。そして味の薄さが顕著になる。ポテンシャルの高いワインは、時間と共に味がグイグイ膨らんで行くんだけど、そうじゃないヤツは化粧の落ちた夕方のOL並に拙い素性を露わにするというか。

 基本、初日で飲み切って下さい。


moukan1972♂moukan1973






ボルドー白 Baron_Philippe_de_Rothschild

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