もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Feudo Arancio / フェウド・アランチョ DOCシチリア「Dalila / ダリラ」リゼルヴァ 2015 




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 ▲信頼度激高の「タケル (瑛太) 二人きり予告」。




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 わざわざ電車に乗ってワインやシャンパーニュを買いに行くことはまだヌワイけど──オレには楽天があるし (笑) ──、近場の酒屋の棚を改めて眺めていると、逆にフィッチウメムラくらいのレベルでない店の方が手堅く売れ線 (800〜2,000円の価格帯) の銘柄なんかを仕入れてたりするので (そりゃそうか) 、日本酒と違って、専門性の低い店でもちゃんとしたワインが買えるところに文化的成熟度の差を最近よく感じる。

 日本酒の場合、店内に一升瓶が立てて置ける大型冷蔵庫があるかないか、で〝ほぼ〟マトモな地酒が買えるか否かが選別できるわけで、そしてそういう店は一つの町に何軒もあるわけじゃない。要するに地酒専門店以外では、プレ値の「黒龍 いっちょらい」なんかと、謎蔵の火入れ酒と、あとは紙パック酒しか基本的には買えないわけだが、ワインの場合は専門性の低いショボい酒屋にも安価な人気商品が普通に並んでたりするので、ここが文化的成熟度の差が最もよく現れるところだ。 (※ただしシャンパーニュはこれに当てはまらない。人気RMのNVを20種類以上ラインナップしてる売り場なんか、まずヌワイ。)

 このまま順当にイマドキ地酒が一般的な食文化として世間の隅々にまで根付けば、10年後20年後、近所の普通の酒屋でもそこそこマトモな生酒なんかを扱い出すのだろうか。マトモかどうかは別にして、ぼちぼち「獺祭」がコンビニと手を組んで「等外米」の200ml缶を4〜500円で発売しそうだけど。







 というわけDE、最近ちょいちょい顔を出す歌舞伎町の「信濃屋」──少し頼りになるシャンパン好きの店員 (たぶん同年代) がいることを最近知った──で適当に拾って来たシチリアワインだけど、その彼も「普通に旨いっすよ」と言ってたし、これまた輸入元は「MOTTOX / モトックス」だったので、デイリーワインだし、悩まずにサクっとお持ち帰りしたわけだけど、今こうして飲んだ後にいろいろ調べていると、普段チェックしてるメルマガでも何度か取り上げられてた新しめのワイナリーの白だった。

 ま、こういう巡り合わせというか鉢合わせが、現状、日本酒では起こり得ないことの代表格ではある。近所のカクヤスが話題の新鋭蔵の純米生酒を冷蔵庫にピットインなんて──特約店制度の壁もあるにはあるが──、普通は考えられないが、ワインの場合はこうしたことが静かにそこら中で起きているのを、つい最近知った次第。




 photo: イタリアワイン専門店 トスカニー



 実はイタリアワインもRMシャンパーニュや日本酒同様、品質が革命的に向上したのは1990年代半ばに入ってからで、今まさに成熟期を迎えつつあるんだと。音楽もそうだけど、こういうことってナゼカ世界同時多発的に起きるんだよね。まさに神々しいまでの文化的シンクロニシティ

 つまり、我々もいつまでもサイゼリヤの想ひ出を引きずってる場合じゃヌワイというわけだ (笑) 。しかもシチリアトスカーナピエモンテなどの銘醸地をも凌ぐワインを続々と輩出している期待のエリアとも言われ、特に近年、クオリティの向上が著しいと言う。

 日本酒には厳密な意味での「テロワール」は存在しないから、エリア単位で攻めることは難しいわけだけど──いくら「篠峯」や「黒澤」が好きだからと言って「奈良買い」や「長野買い」は絶対にできない──、そういう意味で、ワインは「アペラシオン攻略」という素直な正面突破作戦があるので、意外に知識はスイスイと入って来るもんだ。メルマガの情報なんか全て斜め読みでいちいち暗記なんかしないけど、一度何かで繋がれば、もう絶対に忘れない。

 つうか、オレなんか「シチリア」と聞いて真っ先に想ひ出すのは『ゴッドファーザー』だもの (笑) 。



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◤Feudo Arancio / フェウド・アランチョ DOCシチリア「Dalila / ダリラ」リゼルヴァ 20151,598 円

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 立ち香──焦がし砂糖系の甘やかなバニラ感があるものの、ややくすんだフルーティネスの先読み。グラスに注ぐとリンゴの焼き菓子のような香り。やや香水チックな華やかさもありつつ、酸パワーは控えめか。

 ま、ザ・イタリアーニョ・ワウィンという感じではあるけれど──。

 値段なりの納得できる味わい、悪くないです──つまり、気まずくはならない。割りと旨口というか、コクのあるふくよかで柔らかな果実味で旨みの球体を包み込む流れ。予想通り、酸は穏やか。



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 ▲主人公でもないのに常に大忙しのタケル (瑛太) 。中盤以降はセリフも一番多いんじゃないか?



 すごーく狭い領域で小さくフルーティーだけど、密度はギリギリ足りてる感じ。グラスワイン一杯500円か600円でコレが出て来ても特に文句は出ない。近年、シチリアワインは品質の向上がめざましいみたいなので、この値段でコレなら、上級レンジも試したくなるわな──※つうか、そもそもこれが上級レンジなのか

 似たような価格帯のオーストリアのリースリングなんかより好きだ。もちろん、この価格帯のフランスワインでこの品質はなかなか難しい。スペインの白よりもキュートで柔らかいけど、軽いし品良くフルーティーなので昼間にピザと一緒にガブガブ系ですね。

 楽天最安値で1,199円。アホ安だわ。


moukan1972♂






シチリア Feudo_Arancio

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