もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 チャリは寒いけど (逆に汗が冷えてスースー) 、お燗用の1800mlを買って来た。これでしばらくは安心。その店、去年から〝あの銘柄〟を扱うようになったのでオレにとっては更に便利。他に気になったのは「諏訪泉 阿波山田錦 Vintage 2015」とか、もはや「生酒コーナー」なんか見向きもしなかったよ (笑) 。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤田酒 - 特別純米酒 山廃仕込 29BY 11月出荷分 <青森> 




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 ちょっと久々の田酒の山廃純米です。11月〜3月までの「冬季限定商品」です。前回は25BYを常温で1年ほど寝かせたモノをお燗にして飲んで超旨かったわけだけど、そのこと (自家熟成させたこと) をスカーリ忘れてまして、これも春先なんかに搾って火入れして寝かせたものを冬季に出荷するはずなんだろうけど、まだまだ全然です

denshu_yamahai29by3.jpg 中には「想ひ出は美化される」の文言を持ち出す輩もいるだろうけど、残念ながらオレの記憶力はキミとはレベルが違うのだよ。むしろ27BYに新発売された「山廃 純米吟醸」なんかとパラレルな味わいで、更には去年ゴチになった「純米大吟醸 山廃」と合わせて〝見事な山廃三兄弟〟を形成という感じ。

 考えられることは二つ

 ①元々そういう酒である。
 ②いつからか (特純も) そういう酒になった。


 いずれに静養、ちょっとコレ違うなあという印象なんだけど、今となっては細くて酸っぱいだけのこの酒に関してそこまで深入りして文句を言うことのないオレがいることもまた事実なのであった。



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 bottle size:1800ml





【712】田酒 -でんしゅ- 特別純米酒 山廃仕込 29BY 11月出荷分 <青森>

株式会社 西田酒造店:http://www.densyu.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:華吹雪/55%
▪︎酵母:非公開
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:±0/1.6/─ (※HPの数値。体感上は+3/1.9/1.1)
▪︎ALC:16%
▪︎処理:生詰? 二回火入れ? キャップカバーには「要冷蔵」の印字。
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年11月
▪︎管理状況:2018/11/27に購入後、常温で管理、飲む2時間くらい前に冷蔵庫へ。
▪︎試飲日時:2018年11月29日 (木) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──こんなに愛らしい乳酸だったっけ? なんか美味しそうなヨーグルトキャンディーみたいなんだけど (笑) 。ややパウダリーな (悪くいえば粉っぽい) テクスチャーのヒント。ま、前回は常温で1年放置だったしな。

 まずはRSで──飲む2時間くらい前に冷蔵庫に入れてます。

 これで15℃くらいか味わいは香りのまま。少し粉っぽいのと、そこまで米の旨みが出てるわけでもないのと──甘露飴な琥珀カラーの甘みなんかまるで出てない──、やはり、以前に飲んだ自家製1年熟成とは全くの別物。

 意外にギュギュっとジューシイな甘酸同士の抱擁があるのは、酸の握力がそれなりにマッスルだから。今日はやらないけど、意外に常温付近をワイングラスというのもアリかも。



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 お燗──50℃未満くらい。

 ややミルキーだが、酸だけはシッカリ。ちょっと味がまだ若いというか、求めていた米の旨みの膨らみを感じられないものの、別に普通に (捨てずに) 飲めるという意味ではアリっちゃアリ。これ、しばらく常温放置で酒の色を少し黄色くしたい感じではあるな。まだ全然「円く」ならないし、シルキーなテクスチャーなんかどこにも探せないし、求めていた〝酸による旨みに対する美しいカプセル・コーティング〟なんて全くヌワい。今はただ、なんかキビキビと酸っぱいだけの若い生詰の酒を無理矢理お燗にしたみたいな感じ。余韻にはギシギシとした苦みの層。

 ただあれだ。『去年ご馳走になった「山廃 純米大吟醸」とは一体なんだったのか問題』を突き付けて来る程度には、まるで似たような方向性での優位性はある──コスパという面で。あとは (確か) 糞味噌に書いた27BYの新商品「山廃 純米吟醸」──これらと歴然と三兄弟。なんというか、軋むようにキリキリと粉酸っぱい。

 明日は「黒澤 金紋錦45」の残りと比較してみる。実は昨日も少し飲んだんだけど、「田酒」に比べれば圧倒的に旨いわな。味というより、存立性におけるアイデンティティーの濃度が桁違い。どっちが有名な酒か判らなくなるくらい、やはり「黒澤」はいろんな意味でズバ抜けてる





── 2日目。

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 ▲とりあえず試しに1個だけ買ってみた。サイズ感はなかなか良い。そして妙にカワイイ (笑) 。[Zalto/ザルト - デンクアート「Wine Tasting & Water」



 立ち香──常温 (約20℃) だと「田酒」はスゲえ甘やか。まるでハイチュウみたい (笑) 。一方の「黒澤」はスゲえ熟してる。まるで黒糖レーズンかりんとうみたい (笑) 。香りとして出てる焦げみが、きっと飲んだ時の渋みや苦みになるんだろうな。そういや29BY、出たね。

 まずはそれぞれの常温をワイングラスで──。

田酒」──そこそこアルコール成分がツンと揮発するんだよな。そういう点でも若さを感じるわけだけど、さて、飲んでみると──苦い、若い、細い、渋い、粉い。正直、昨日より旨くない (笑) 。



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黒澤」──やたら旨く感じるのはナゼだ (笑) 。そして含むとそこまで熟味を感じないという。液性はキッチリ淡麗だよ。必ずしもこの1800mlがこの酒の最高を伝えているわけではないんだけど、それでも──比べることに意味はないと分かりりつつも──「田酒」よりは綾瀬はるかに旨い。格が違う。1,500円のワインと5,000円のワインとを比べるようなもん。もはやジャンル違い。

 凝縮感のある濃醇な果実味がある──米の酒なのに。



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 ▲中条あやみちゃんは30過ぎたら〝ただのハーフ〟なので若いうちに代表作ができるといいね。『覆面系ノイズ』も『3D彼女』もヒットしなかったし、おそらく『ニセコイ』はもっと微妙だと思うし。早めに結婚して子供を産んでエビちゃんの後釜になるこったね。ママモデルとしては需要あると思うよ。



 レンジ燗──。

田酒」は香りに関しては結構ミルキーなんだよなあ。含むとギュっと酸っぱいので、常温よりはまとまるけど、まだまだ米の旨みの膨らみが足りないし、燗酒としての滑りも全然良くない。なんだかよく分からん酒だな (笑) 。

黒澤」は相対的には歴然とクリア。特段に燗上がりするわけでもないけど、RS (冷酒) やJO (常温) と比べて苦みが後退して酸っぱみがビシっと際立つので、この温度帯の方が逆にフルーティーというね。なんか赤のホットワインみたいよ。悪くない。なんならRS以外は「good」に格上げしてもいいくらい。

 この流れで「田酒」に戻ると、もう飲みたくヌワイ。さて、どうしたものか。熊ったな (困ったな) 。「not on my list - good」に振ってるけど、正直どうでもいい。


moukan1972♂






日本酒 田酒 生酛 山廃 not_on_list_good

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