◤Vincent Couche / ヴァンサン・クーシュ ブリュット・ナチュール「ChIoé / クロエ」NV 




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 今年も出品してますが価格は狂気のデパートプライス💀!!!
ノエル・ア・ラ・モード2018
 ▲『ノエル・ア・ラ・モード2018』@伊勢丹新宿店本館6階・2018年11月20日 (火) 〜26日 (月) 開催。今年は経費削減なのか、会場に紙のMAPが用意されてないので、効率良く回りたいなら事前のプリントをお薦めする。[会場MAP




 毎度アクセスありがとうございます。


 というわけDE、この「ChIoé / クロエ」は伊勢丹だと12,960円ですが、最近久々にヴェリタスに再入荷したので、もしも買うならソチラでどうぞ。ウソかホントか、全く同じモノが5,389円と大変お安くなってます

 DE-SU-GA!

 少し「取説」の必要なワインなので、初心者にはオススメ致しません。以下の文言の意味がわからない&年間を通じて14℃以下で管理できない人は買わない方がいいです

 このキュヴェのみ酸化防止剤 (亜硫酸塩=二酸化硫黄=SO2) が完全無添加で、目視できるオリが瓶内を浮遊しています。 (※輸入元のお姉さんに確認済み。)





 ▲去年の写真だけど、シャンパーニュの場合、世界的需要も年々伸びているので──しかも日本はドイツを抜いて世界第3位の輸出国になった──値上げはあっても値下げは基本ありません。「シャルドネ・ド・モンギュー」が8,640円!「クロエ」が12,960円!






 Vincent Couche / ヴァンサン・クーシュは、シャンパーニュ地方の最南エリアに離れ小島のように広がるコート・デ・バール地区のビュクセイユ/BuxeuilのRM。2008年からは完全にビオディナミ栽培に移行してます。コート・デ・バールには格付けクリュはないけど、今も昔もピノ・ノワールの名産地であり、実際このエリアには多くの人気/実力シャンパン・ハウスが存在してます。[シャンパーニュ地方の全体地図








【ビオロジック農法】

「有機栽培」のことを指し、「自然を尊重した農業形態」つまり、除草剤や殺虫剤などの化学薬品、化学肥料に頼らない農法のことをいいます。畑や作物にとって最も自然に近い環境作りを行います。



【ビオディナミ農法】

 化学薬品や化学肥料に頼らない自然な農法という点ではビオロジックと全く同じですが、ビオディナミ農法では、生物の潜在的な力を引き出し、土壌に活力を与 えて作物を育てるという点に重点が置かれています。その具体的な方法として、植え替えや剪定、接ぎ木など様々な農作業を、月や惑星の運行に則して行った り、プレパラシオンと呼ばれる自然の物質から生成された調合剤を畑に散布したりします。

 これはオーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーの思想をもとに体系化された農法で、ギリシャ語でビオは「生命」、ディナミーは「エネルギー」、つまり植物が生きるエネルギーを引き出す農法といえるでしょう。


(出典:自然派ワインのお店 プレヴナン



 シャルドネに関しては、主に下の地図の左上隅「モンギュー/Montgueux」で栽培していて──聖地コート・デ・ブランと同じ白亜石灰質土壌──、ここのシャルドネを100%使用した「シャルドネ・ド・モンギュー」はコート・デ・ブラン以外のブラン・ド・ブランとしては際立つ酸とミネラルを獲得しているものの、たとえNVであっても、1〜2年は寝かせたいところです。以前、売れ残りを拾った1本目は問題なく仕上がっていたけど、別ロットの2本目はまだまだ細くて若いです。



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 ヴァンサン・クーシュはとにかく小売店 (酒屋) での扱いが少なく、それなりに有力なワインショップでも、まず売ってません。これは正規代理店の方針で──小売りを重視すると値引き交渉に付き合わされるのがイヤだそうで、この話は実際にオレが「ノエル・ア・ラ・モード 2017 伊勢丹新宿店」で担当者に聞いた話なので本当です (笑) ──、今はレストランやワインバーを中心に卸しているらしく、実際の値付けは凄まじい内容になってます。



 国内の小売りはヴェリタスがほぼ独占状態。




 去年ブースにいたワインヲタっぽいスタッフと気さくな同年代のスタッフがいなくて、お姉さん (おばさん) は朗らかでイイ人だったけど、もう一人のヌボっとしたメガネがヤル気ない感じなので、試飲するならお姉さん対応の時がオススメ。

 ま、ヌボっとメガネ君がドヤ顔気味に「今回はサンサシオンの1995とミレジメの2002が目玉です」と言った時、オレが空気を無視してシレっと、dಠಠb「あ、それ、どっちも家でストックしてるわ」と言ったから機嫌を損ねただけかも。だってこれ、個人が普通に買えるような代物ではないわけなので、ヴェリタスで安く買ってるのがバレバレで冷やかし確定という (笑) 。違うよ。オレはファンとしてココのドメーヌを応援してるんだよ。

 セパージュはピノ・ノワール:66%、シャルドネ:34%。酸化防止剤が無添加の自然派シャンパーニュでドザージュもゼロです。キチンと管理しないと劣化しやすいので取扱注意です。開けたては少しイヤな匂いがしたけど、その理由がコレでわかった。

 以下、酸化防止剤不使用の事実を知らなかった状態でのオレの素直なレポートをどうぞ。




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◤Vincent Couche / ヴァンサン・クーシュ ブリュット・ナチュール「ChIoé / クロエ」NV4,645 円)←約1年前の値段。しかもポイント26倍だし (笑) 。

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 セラーから出して瓶を立てたらいつかのジャン・ラルマンの時のようにワラワラと黒いオリみたいのが沸いてきた来たから、まだ夜じゃないけど、先に毒味です。ダメなら他のを冷やしておかないと。

 立ち香──ちょっとあるかな。渋い梅酒みたいなニュアンスが。酸化の度合いもエグそう。微妙だな。そこまで激しくブショネってるわけじゃないけど。

 さて──。

 大丈夫そうだな。つうか普通に旨いからこのまま一人でガブガブ飲んじゃいそうだ (笑) 。相変わらず濃いなー、ここのワインは。たぶんノンドゼのはずだけど、スゲえジューシイだな。

 微かに要らぬ澱んだ酸化のニュアンスがあって、おそらくベスト・コンディションではないものの、これ以下のシャンパーニュはこれまでに何本も開けてきたことを思えば許容。



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 あああああ、でもちょっとあるな。渋柿というか腐りかけの青いトマトというか (笑) 。まあ、ビオ臭ということで前向きに処理しておくか。ある意味、この青臭い野菜みたいなアロマはノンドゼ臭でもあるのかも。ドザージュ由来の、あの焼き菓子やブリュレのような甘焦げたニュアンスがないからな。ただ、ノンドゼとしての出来というか味の出力はなかなかのものだけど。

 少しの量しか注いでないけど、オカワリしたことはmoukan1973♀には内緒だぜ?






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 改めて夜──。

 香りは全く問題ないな。ピノの香りが昼間よりぐんぐん伸びてきた。エグめの渋みもあまり感じない。

 ♡☺♡「酸っぱくて面白い。有名系のとは違って、なんか我が道を行く独自路線を行ってる。知らない間に飲み干しちゃってる感じ。問題ないじゃん。



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 全く問題ヌワイ。野趣に富んだパワフルな果実味ファイヤーでありつつも、極めて透明感のある液性。迸る力強いミネラルに沿うようにキメの細かい泡が濃醇な果実味を逞しく抱き締める。

 それでも酸化のニュアンスにややクセがあり、ノンドゼということも重なって、まるで甘くない梅酒のような渋酸を構成してるけど、ワインとしての力強さ、それでいて最低限度は確保された一廉のエレガンス──それらの、静謐にしてまるで燃え上がるような情熱的な拮抗感──これぞヴァンサン・クーシュ

 ♡☺♡「全く問題ない。美味しくてガンガン飲んじゃうヤバイっ!
 dಠಠb「田舎の人気ビストロの、パワフルだが繊細な、野趣に富んだ地元の人々が大好きな郷土料理と言った感じ。



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 ▲我が家のビストロ料理 (笑) 。



 ワイルドながらエレガントという意味では、日本酒同様、オレの好きな、勉強のできる不良タイプの酒ということで、やはりヴァンサン・クーシュは好きだと言い切れる。

 全キュヴェの中では異質なアプローチなので、いつも言ってるけど、まずはNVの「エレガンス」からエントリーすることを薦めます。前回60本くらいババっと再入荷したヤツも残り1本だったはず。

 たぶん時間がないから『クリスマス特集』を編纂してる暇がないと思うので、クリスマスだしシャンパンでも買ってみるか──という人は、購入に関する質問があればワイン用BBSに下さい。どうせ1年に何本も飲まないんだろうし、ここは一つ覚悟を決めて、予算は7,000円くらいあると選択肢がグっと広がります。逆に予算が10,000円以上ある場合はオレには未知の世界になるので、その場合は2本買いで御紹介します (笑) 。


moukan1972♂moukan1973






Vincent_Couche コート・デ・バール シャンパン シャンパーニュ Champagne

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