もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今季の「山鷹 (山廃の菊鷹) 」は軽く仕上がってるヤツが多そうな予感。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤長陽福娘 - 限定直汲み 純米吟醸 雄町50 無濾過生原酒 29BY 2本目!<山口> #Rich 




musume_omachi_jikagumi29by2_1.jpg



 もはや「敗戦処理」でしょうか、どうやら不作ヴィンテージとなってしまった長陽福娘 (ちょうようふくむすめ) です。29BYの娘軍団はとにかく味が出過ぎで鈍重。ドッシリと言えば聞こえはいいが、エレガンスやフィネスとは掛け離れたその味わいは、とにかく飲んでて疲れる。うちにまだ3種類あるけど、期待薄なのでさっさと開けてしまおうかと思ってます。唯一の大当たりは「辛口純米 直汲み」だけ。

 とはイエイ、我々が吐き気を催すような下衆な酒を「旨い旨い」と言いながら飲める日本酒好きも全国には大勢いるので、この酒が普通に美味しく飲める人がいたとしても何の不思議はありません。むしろ飲み応えの迫力だけは保障しますよ。そういう意味ではヤヤドツ (ややドッカンファイヤー) です。



musume_omachi_jikagumi29by2_2.jpg
 bottle size:720ml





【709】長陽福娘 -ちょうようふくむすめ- 限定直汲み 純米吟醸 雄町50 無濾過生原酒 29BY <山口>

岩崎酒造 株式会社:http://www.fukumusume.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:雄町/50%
▪︎酵母:9号系
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+4.0/2.1/─
▪︎特記事項:同じ3月出荷の瓶で「日本酒度:+4.9、酸度:2.15」のロットも存在する模様。岩崎社長によると、毎年「雄町」は2つ仕込んでるらしいので、まあ、それもあり得ない話じゃないです。[参考
▪︎ALC:17-18%
▪︎処理:直汲み無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年3月
▪︎管理状況:2018/3/30に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年11/15日 (木) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




musume_omachi_jikagumi29by2_3.jpg



 立ち香──あああ。やや飴だな。そして草もある。セメダインはないなあ。果実もないなあ。ドロリとした粘性のヒント。

 とりあえず飲んでみる──。

 重いなあ・・・。もちろん3月に飲んだ時よりは丸みもあって甘やかだけど、それなりにゴワッシュでハードな嚥下を強いる。旨みのサイズ感に肥満はないので、口どけそのものはそこそこいいんだけど、苦みの出方が重いのと、これ言ったら終わるけど、単に旨くないっていうね (笑) 。

 まあ、ホロ苦ダンディーな重心の低い酒なので、硬派な貴方 (特に「一博」なんかが好きな人) なら楽しめるでしょう。甘クドいドッカン華やか似非フルーティー酒よりはマシだけど、本当に旨い娘を知ってる身からすると、何とも──何ともな出来映えです。



musume_omachi_jikagumi29by2_4.jpg



 明日の方がヨサーゲなので、黒澤の、まだ残ってる黄色と味クラーヴェしてみるわ。





── 2日目。

musume_omachi_jikagumi29by2_5.jpg

 
 ▲いわゆる一つのGroove音痴 (ヘッピリ腰) 。やや危険が危ない (笑) 。



 立ち香──結構華やかだよなあ。麹菌かなあ。なんか吟醸香がケバいんだよな。油絵の具で描いた原色系のメロンがドロリと。少し香ばしい「黒糖おこし」のような香りも探せるけど、こんなもん、リリース直後の「栄光富士」なんかにも別にあるので、特に際立った熟香でもない。

 そこまで悪くはないけど、オレには甘クドいな。単純に、酒が全く進まない。初日よりもグラマラスに甘旨が膨らむので、ナニコレ超旨いんすけどモウカンはバカ舌か!──と言う人が目の前に現れたとしても別にオレは驚かない。ユーミンやサザンや小田和正やドリカムや安室奈美恵やSMAPやミスチルやコブクロやいきものがかりやEXILEや星野源やRADWIMPSや米津玄師を全く聴かないリスニング人生 (もっと言うなら「ディストーション・ギター」が宇宙から消えて無くなったとしても全く困らない音楽人生) だってこの世にはあるんだよ。

黒澤」は苦いけど旨みの立体構造は極めて無駄なく軽量化されてることが並べて飲むと非常によくわかる。この典型的な速醸との違いこそ、オレの言う〝軽さ〟の本質だ。「2:1」と「黒澤」多めでブレンドするとイイ感じ。しかし「黒澤」はどこまで強い酒なんだ。これ、1800mlを開けたのが8月27日で720mlに移したのが8月29日だぞ? むしろもう少しヘタって薄くなって欲しいくらいだわ (笑) 。



shinomine_ginwa29by8.jpg



 吟和はこの流れで舐めても「ウマすぎる」こともないので「別に」という感じ。むしろ木香が目立つくらい。黒娘 (ブレンド) の方が普通に旨い。ま、残りは高級寝酒ですね。

MONTHLY REPORT - 2018/10」にも書いたけど、そろそろ──山田錦をオッパイ磨いて箱に入れて〝素敵な値段を提示〟という浅はかな商品設計は日本酒の旨さを正しく伝えるための方策としては余りにも非合理的──という事実と造り手が新たな発想で向き合う時期に差し掛かってると思う。だったら原価半分のスペックの同じ酒を2つ仕込んで出来の良い方を倍の値段で売ってくれた方がオレは助かる。


moukan1972♂






日本酒 長陽福娘 雄町 not_on_list_good

Comment

Add your comment