◤黒澤 - 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 秋あがり 一回火入れ 29BY <長野> ── dಠಠb「RSは旨くない」#Fruity/Wine Oriented/Clear/Spicy/Okan/プチメガネ警察 



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 要するに、先にドロップされた「穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒」のひやおろしヴァージョンですね、黒澤 (くろさわ) です。その証拠に──と書くほど大袈裟な話でもないけれど──、裏のラベルには予め「蔵熟生酒 (要冷蔵10度以下) ・秋あがり一回火入れ」と両方の仕様で書かれていて、生酒の時は「秋あがり」部分を消し、秋あがりの時は「生酒」を部分をマジックで消して出荷されてます

 はい、試験に出ます、長野ルール!──もう何度も書いてるから覚えてる人の方が多いとは思うけど、それなりに歴の長い日本酒マニアでもちゃんと理解してないのが「製造年月」の表記ルール




製造年月の表記ルール

▪︎一般的に「製造年月」=「瓶詰年月」ではなく「出荷年月」。
▪︎5月に瓶詰めされた酒でも、注文が7月に入れば「2018.07」と表記。
▪︎だから熟成酒は当該BYが表記されないことが多い。
▪︎長野県はほとんどの場合、それらが違う時は両方を表記。

※基本的には所轄の税務署ルールに従う。




 というわけDE、この「秋あがり」は「生酒」と同様「製造年月:2018.05」と表記した上で、これと出荷時期が異なるので、わざわざ「2018.09」というシールを貼ってあるわけ。

 はい、ここで応用問題──「じゃあ、9月に注文が入った生酒はどうなるのか?」──その場合は、当然、この「秋あがり」と同様に「2018.09」というシールが貼られて出荷されます。これはとても大事なことなので、必ず覚えて下さい。ある意味、例えばその酒が「山田錦使用」なのを覚えることよりも大事です。なぜなら、酒のスペックは旨さに直結しないが、酒の状態を正確に知ることは、その酒をより美味しく開けることに関しては最重要項目だから。

 夏酒や生熟商品や通年商品や割り当ての人気銘柄でもない限り、6月以降の印字のある生酒は、基本的に酒屋のバックオーダー (追加発注=オカワリ) だと思ってよい。なので、今時期に取り寄せた何かの生酒のラベルに「2018.08」と表記されていれば、少なくとも2〜3ヶ月は熟成してることになる。みんなの大好きな香る甘口の酒は、基本的には早飲みタイプで短命なので、まだまだフレッシュなどと思ってると平気で飲み頃を逃します。

なにもそこまで・・・」などと思っているそこの素人は今すぐに考えを改めた方がいい。日本酒──特に半製品の生酒なんて、それをいつ開けるかだけが重要なジャンルじゃん。同じ酒を時期を変えて何本も飲んでるオレが言うんだから、これはトテーモ大事なことです。



 作品タイトル『ショウモナイ生姜』
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 bottle size:720ml





【700】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 秋あがり 一回火入れ 29BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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▪︎酒米/精米歩合:自社栽培ひとごこち/70%
▪︎酵母:蔵付き酵母
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+3/2.7/─ (※28BY:+8/1.9、27BY:−1/3.0)
▪︎ALC:16.5%
▪︎処理:一回火入れ (たぶん加水) 。
▪︎酒造年度/製造/出荷年月:H29BY/2018年5月製造、同年9月出荷。
▪︎管理状況:2018/9/28に購入後、常温 (25℃) で管理。
▪︎試飲日時:2018年10月16日 (火) /遊々の次に2本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲フジテレビの永島アナ。オヤジ譲りの南国エキゾチックな濃い顔なので、この手の、ちょっと古臭い80'sテイストのあるセルフレームは凄く似合うんだけど、このコ、やや「顔センター」なので、ここまでデカいと目が中央に寄っちゃう。ここでメガネ警察から有益なアドバイスを一つ。こういう場合は、グラデーション加工したカラーレンズを入れます。



 ▲こういうヤツ。上半分だけ少し色を入れて目元を暗くすれば顔センターは目立たない。このメガネ自体は似合ってるので、あとは少しの工夫ですね。サングラスにするとクドくなるので、ハーフ加工がいいでしょう。色は無難に少し濃いめのブラウンがいいです。写真のレンズは焦げ茶なので、もうちょい赤茶なヤツがいいです。ブルー系、パープル系は金持ちマダムっぽくなるので、今の年齢ではまだ早いです。





 というわけDE、黒澤ホズミ、29歳、秋。ちょっと変則的に、初日の軽い味見は「常温」で始めます。室温23〜25℃の納戸で9/28から放置してたけど、そのことによる追熟はないでしょう。

 立ち香──草と米とニッキと砂糖。食べ物みたいな香り (笑) 。悪くないな。生酛ライクな乳酸もあるけど、この温度だと、草と甘みがメイン。そして米感の立体性は、まるで「おはぎ」という。ちょい桜餅的な草感もあるよな。



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 火入れの「穂積」は初飲みだけど、ほんのり期待──いきなりワイングラスです。

 オレ仮説で言うところの、やや生詰的暴力性のある、渋みに要らぬザラつきのあるハードなテクスチャー。香りは問題ないけど、このスイスイ飲めない感じは、まさにダメな生詰にありがちな、まるで不純な何かを煮詰めたようなエグみが沸き立つ。要するにゴワゴワと粉っぽく苦い。

 明日はRS (冷酒) で飲みます。生熟のワールドクラス感なんか微塵もヌワイ。でも、お燗ならそこそこイケるのかな。そのへんも明日。 





── 2日目。

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 一晩冷やしました

 立ち香──結構な草 (笑) 。どうも酸がツンとするんだよな。ちゃんと仕上がってない生詰の酒というのは。

 まあまあですね。どうしても生酒より甘みが減るので、果実が渋くなっちゃったみたいな変化。さすがに高価なワイングラスだとアタックは滑らかにスっと入って来るんだけど、やっぱノイジーに跳ね返る。これを美しいミネラルとは言わせないゴワッシュな粉感。







 現時点の仕上がり具合においては、同じ「蔵付き酵母・生酛・秋あがり」という属性の酒として、どう考えても「赤とんぼ」の方が完成されてる。きっと自前で追熟させた「旭興 雄町50」もイイ感じに香りが紅葉してるんだろうな。この29BYの「秋あがり 穂積」は、なんか火入れすることで28BYの生酒みたいなバランスになっちゃった感じ。



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 ▲今、我が家ではこのCMを「パーソル詐欺」と呼んでいます。anじゃないじゃん!



 お燗──ヌルめです。

 香りはミルクハーブキャンディー (笑) 。なんか「 (ぎん) 」を想ひ出したな。はいはい、確実に温めた方がいいです。跳ね返りが消えて、果肉感が出ます。あ、旨い (笑) 。スゲえ酸っぱいけど、逆に冷酒や常温よりフルーティー。



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 なかなかよいです。甘酸っぱい渋みの中に果実味が宿る構造。しかもライト&クリアになるわ。それでも、まだまだ熟成酒としては若い。この程度じゃ全然「あがり」とは言えないよ。でも旨い。燗冷ましをワイングラスに入れるのがベストかな。

 いろいろ面倒だけど、まあ、結果的には良かった。日本酒を冷酒でしか飲まない人は基本スルーでいいと思います。1800mlで買って冬場に数ヶ月ほど常温放置 (室温が20℃以下) 、春に (室温が20℃以上になったら) 冷蔵庫に戻して「2019年の秋、完成」というのがオレの見立て。純吟の「黒澤」には「二夏越え」という商品があるけど、むしろ「穂積」でやってほしいわ。

 やっぱ洒落てますね。生詰の生酛のお燗でこの感じはなかなか出せない。和食より、むしろ中華なんかに合いそう。この酒の残り分の更新時期は未定だけど、moukan1973♀と一緒にお燗にしたらUPします





── 7日目。

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 ▲当時もちょいちょい『アオイホノオ』は観てたんだけど、そういや山田孝之も最終回にだけ友情出演してた (笑) 。中村倫也は当時じぇんじぇん意識してなかったから今回あらためて認識した。土日に文章が書けない病になってしまったので、暇潰しにhuluで全話観てしまった。柳楽優弥 (やぎらゆうや) のビジュアルが若い頃の織田裕二と被るけど、やっぱオモロイ。真ん中のグチャっとした料理は日曜に作った「魚介ミネストローネ雑炊」の残り。頭がクラクラして食が細ったけど、今日はボチボチ。文章も今のところ問題なく書けてる──はず。


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 ▲2014年7月18日 - 9月26日。[予告][中村倫也インタビュー




 RS (れいしゅ) ──香りは相変わらずの黒澤草 (くろさわそう) 。パチンと弾けて一瞬で何もなくなる感じは淡麗アクティヴで面白いんだけど、やっぱ冷たいと味気ないわな。なんか薬みたいだよ (笑) ──今のオレには相応しいんだろうけど。

 お燗──これ絶対に旨いヤツだ (笑) 。こっちの方が断然フルーティー。冷めても旨いし、これからの季節には非常に便利。1800mlで持っててもいいかな。なかなかよいです


moukan1972♂






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