◤Bodega Cueva / ボデガ・クエヴァ「ENJOY with Mariano」2017 




2018_10_7Bodega_Cuev9484.jpg



 スペインの自然派ワイン (Van Nature/ヴァン・ナチュール) 。有機栽培したブドウを野生酵母で発酵させ、瓶詰めの際に酸化防止剤 (亜硫酸塩=SO2) も無添加。でも、何かが違うそこの店主は「オレンジワインならこれが鉄板です」と言ったが、珍しくmoukan1973♀も以下の気の利いた言葉で返した。

 ♡☺♡「自然派なのに化学の味って皮肉じゃね?







 
 ▲ココじゃ聴けねえな。[コッチで



想い出の丘があると言う
なつかしい人々が 住むと言う

自然派の酒があると言う
不自然な人々が 飲むと言う

想い出の丘に 残してきたものを
とりにおいでよと 小鳥がささやいた

シャレオツな棚に 並んでいた瓶を
「オススメです」と 店主が指差した

駈けてゆくには 遠すぎる
歩いてゆくには もう若くない

全部を買うには 多すぎる
二人で制覇は もう若くない

想い出の丘が そこにあるなら
それだけで それだけで 幸福 (しあわせ) だよ

自然派の酒が そこにあるなら
それだけで それだけで 当たり屋 (ぼうけん) だよ

でも、何かが違う でも、何かが違う
でも、何かが違う でも、何かが違う

でも、何かが違う でも、何かが違う
そう、酵母が違う そう、香りも違う

朝もやの中に ただひとり
風にふれて 立っている

YOSHIKIの横に ただぽつり
空気にふれて 開いている

心が空を まわっている
寂しい心に 酔いしれて泣いた

視線が空を 泳いでいる
似てるヒロミツに しみじみと吹いた

駈けてゆくには 遠すぎる
歩いてゆくには もう若くない

チビチビ飲むには 多すぎる
ガブガブ飲むには もう若くない

この街に今日を 捜しながら
手さぐりで 手さぐりで 生きてゆく

この酒に希望を 求めながら
やみくもに やみくもに 飲んでゆく

でも、何かが違う でも、何かが違う
でも、何かが違う でも、何かが違う

でも、何かが違う でも、何かが違う
そう、酸味が違う そう、エグみも違う





◤Bodega Cueva / ボデガ・クエヴァ「ENJOY with Mariano」20172,962 円

Tag Link



sinomine_yamada40sannen26by2_14.jpg




 香りはトイレの芳香剤レベル (笑) 。照明の眩しいカワイイ雑貨屋のカラフルな室内を瓶詰めしたようなニュアンス──要するにラベルのまんまの味と香りと浅薄さ。

 ♡☺♡「ピーチアイスティー。オレンジアイスティー。おこちゃまワイン (笑) 。女子ウケ抜群。ただのジュース。
 dಠಠb「なんかUHA味覚糖のグミみたいな人工的なフルーティネス (笑) 。このジャンルはすぐに飽きそうだ。酸化防止剤がないと、骨格がヘナヘナになる。それと、仙禽のワイン酵母の酒 (ドルチェ・ブーケ) を想ひ出したな。

 ♡☺♡「それ、アタシも感じたもん! フニャフニャしてる。こりゃダメだ (笑) 。

 次に店に行ったときに店主の言い分を聴くのが逆に楽しみになって来た。こういうワインがあっても別に構わないが、その流行における社会的精神構造とやらがチラついて、どうにも正面から向き合えない。旨いから飲むというより、これを飲む私、なんか好き──みたいな (笑) 。日本酒マニアでもよくいるじゃん。それを評する際の──それを褒めるか貶すかの判断基準が、常に「 (今そうすることが) 通か否か」だけに依拠する美的田舎者。音楽でもよくありますね。「竹内まりやが好きな私、アイツらとは違う」──みたいなさ。本当に竹内まりやが好きならそれでいいんだけど、そうとは思えないアタリのゴチャゴチャがドーニモコーニモソーニモアーニモ。





── 2日目。

2018_10_7Bodega_Cueva9450.jpg
 ▲柿の種は大したことない。



 つうか、まるで花王石鹸のような香り (笑) 。ローズ系の入浴剤というか。まあ、なんつうか、ライフスタイル向上委員会系なんじゃないの?──よくわからんけど。これを飲んでる自分に別の意味で酔えるというか (笑) 。好きな人は好きでしょうね。服からお気に入りの雑貨からインテリアから何から何まで好きなモノに囲まれて、そして休日は、大好きなカフェやパン屋で昼間からからコレを飲むと。素敵やん

 ♡☺♡「オエっ・・・もう要らない・・・。」←非女子確定。
 dಠಠb「キュートな形状のガラス製ティーポットの底に少し色目のくすんだ花びらがたくさん沈んでるようなアジアのどっかのアロマ茶みたいな味。旨くも面白くも何ともない。だったら、先日のゴボウ茶 (ジュリアン・ペイラス) の方がいいわ。





── 3日目。





 ようやく香りが落ち着いて来た。人の虚栄心や自尊心を自然に優しく満たしてくれる魔法の液体ではあるが、味や香りは極めて不自然。〝癒し〟と〝卑しさ〟との狭間で揺れる、ちょっとどう評価していいのか今のオレにはわからん酒。少なくとも、これが100年200年と語り継がれ、ワイン史の中心に鎮座する日が来るとは到底思えない。

 これはある意味で「流行」という社会概念にとっての、ある種の、人が常に無意識かつ潜在的に求めている観念的方便の心踊る可視化なんだとすら思う。待ちわびられ、求められていたのは、果たして「味わいそのもの」なのか、それとも「ただの現象」なのか。


moukan1972♂moukan1973






自然派ワイン オレンジワイン スペイン白

Comment

Add your comment