もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【13】まで更新。(12/14/12:01)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

【追記:5本目】◤櫛羅 - 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017 (29BY) 3本目!<奈良> ── dಠಠb「さて、来年のKodama Tuningはどうなるか」#Fresh/Fruity/Sweet/Rich 



 ※2019年2月20日 (水) に5本目 (2本目の4月瓶) を開けたので、こちらに追記します。5本目

kujira2017_3_1.jpg



 3本目の櫛羅 (くじら) です。「篠峯」でお馴染み千代酒造の、自社田で収穫した「山田錦」で醸す特別のテロワール銘柄ですね。「日本酒」は「ワイン」と違って、なかなかダイレクトにテロワールが反映されるジャンルではないですが、それでも自分の田圃で自分が育てた酒米で造る酒には「特別の意味」──「特別の味」になるかは米の出来と杜氏の腕と酵母の気まぐれ次第──があることだけは確かです。


kujira2017_3_3.jpg うちに2月瓶と4月瓶の720mlが2本ずつあるので、今回は2ndロットと思しき4月瓶の──中低温管理ヴァージョン (瓶を横に寝かせてワインセラーで9-10℃で熟成ヴァージョン) を開けます。

 なぜ〝思しき〟なのかと言うと、それはどこでロットが切り替わったのか、厳密に確認することが蔵元や酒屋でも不可能だからです。堺杜氏としては可愛い子供に優劣を付けたくない親心もあるだろうけど、エンドユーザーの素直な意見を言わせてもらうなら、仕込み番号くらいは是非書いてほしいというのが切実な願いです

 当然「どっちのロットの出来がいいか」というようなシビアな状況に晒されることもあるかとは思いますが、一部のシノヲタからすれば、逆に両方とも飲みたいという欲求も生じるわけで、必ずしも身につまされる優劣だけが投げつけられるわけではないと思うので、30BYからは御検討ください。よろしくお願い致します──つうか、大丈夫大丈夫、そこまで気にするヤツなんか、オレと何人かしか全国にはいないから (笑) 。日本酒フィールドは、未だにBYやロット関係ナシに自分の好きな酒を人に平気で薦めたりするのが当たり前の平和な世界ですから。



kujira2017_3_2.jpg
 bottle size:720ml





【685】櫛羅 -くじら- 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017 (29BY) <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:奈良県御所市櫛羅産 山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+6/2.0/0.8 (参考まで)
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中取り無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年4月 (2ndロット?)
▪︎管理状況:2018/5/17に着、9-10℃で管理後、飲む2日前に冷蔵庫へ移動。
▪︎試飲日時:2018年9月7日 (金) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




kujira2017_3_4.jpg
 ▲目を離した隙にネズミに食われたわけではなく、単に実質値上げされて量が減っただけ。



 立ち香──いいですね。日本酒的なブドウ感たっぷり。少し育ってるかな。穀物由来のモツっとしたまろみ──ネガティヴに寄れば「生乾き臭」や「アーモンドオイル」──を感じる。それでも、どことなく26BYの「Kodama Tuning」なんかを想ひ出したのは、単にオレの中のイクラ砲が発射されたからだろうか。

 少し期待──なんかスゲえ質量のハチミツ感が伸びて来た。

 まだまだテクスチャーの目が粗いけど──ガスがズジャズジャ&ワシャワシャ──、さすがにチヨメンの中ではグランヴァン的な風格。これは「ろくまる」なんかと比べちゃいけない (笑) 。あっちもあっちでいいんだけど、まあ、別物ですね──同じでもオマルけど。

 少しギザギザした渋みがあって、これは木香の残骸でしょうね。来年か再来年が本格的な再始動になるのかな。それでも、例の日本酒ランキングにズラっと恥を晒されてる銘柄とは次元──というか、ジャンルそのものが違いますね。

 日本酒はワインほどテロワールを反映しないし──たとえば「AOC櫛羅 (Appellation KUJIRA Contrôlée) 」が存在したとしても造り手が変わればまるで別の味の酒になる──、結局は杜氏のセンスと技術が味を支配するからあれなんだけど、どうにかここで線を引く方法はないのだろうか。「花陽浴」と「櫛羅」が同じ目線で語られることに激しい違和感と動揺を隠し切れない。ワインは産地と品種で区分けできるけど、日本酒はそういう意識も手法もないから、玉石混合の度合いがデカ過ぎる──ま、傑作や銘品がクソ酒と同じ値段で買えるという信じられないミラクルはあるのだけれど

 でもね、うちのセラー瓶は「花陽浴」ファンが仰け反るほどの上等の蜜っぽい甘みが伸びてますよ。いつまでも思考停止気味に氷温保存するの、やめたら? うちの瓶はタイムマシン熟成させてるから、あまり参考にならないけど、これでちょうど「冷蔵1年熟成」くらいのニュアンスだろうか。



kujira2017_3_5.jpg



 ワイングラス──。

 蠱惑的な甘みがしなだれかかって来ますね (笑) 。この時期にこのタッチを楽しめるのは中低温管理ならではのボーナスではあるだろね。この酒がドライなんてことは死んでもアリエナイよ (笑) 。あああ、ガスが抜けた方がいいです──カンキチのバカには悪いけど。

 ものすんごい上等なハチミツ感。それを面でコーティングする高貴なチヨ酸も十分に出てはいるんだけど、まだまだ抜けて来ない。オレ基準では余計なくぐもりがある。

 まあでも、今この瞬間、このオレにそこらのバカ舌がこれ以上の酒を案内することは不可能ではあるだろうね。買い増すか。つうか、今セラーの中に2月瓶もあるんだけど、ラビリンス・モード突入になるので、今日はやめときます。



「ろくまる」の3日目──

rokumaru_hattan_nigori29by2_15.jpg



 実は透明感と輝度はこっちの方があるんだよな。明利系ならではの光沢感なのかな。そして、ようやく缶詰のパイナップル的なフルーティネスを感じれる段階に突入して来た。3日目の残1合なのに、つくづくチヨメンはタフな酒だわな。日本酒も、それなりに深く分け入ると、さすがにそこそこ面白い酒ではあるのね(笑) 。






── 2日目。

kujira2017_3_6.jpg
 ▲山田孝之・菅田将暉W主演のドラマ『dele』の第7話にオレたちのMummy-D (坂間大介) がゲスト出演! moukan1973♀、大爆笑。

 

 
 ▲本業フィールドなら大介さんだって十分にカッコイイだからネっ!



 昨日の夜、少し香りを確認した時にはムワっとしたネリネリ系アーモンドな生乾き臭──「高千代」や「花陽浴」やグルコアミラーゼ高生成モヤシでドーピングした酒によくある香り──もあったんだけど──暴走気味の旨口プロポーションってヤツ?──、そこは抜けてブドウ・フィールドに還って来た。

 ♡☺♡「まあまあか? 最近はいろいろハードル上がっちゃってるからなあ。でもまあ、旨い。ちょっと苦い?
 dಠಠb「そこは少し木香の影響もある。ただ、やはりこの酒には特別の風格がある。この酒としては6割7割の完成度 (仕上がり) だけど、これに〝excellent〟を付けないと、もうどの酒を飲んでも平凡な酒になってしまう──ま、実際そうだから仕方ないんだけど (笑) 。

 オレの印象としては、1本目に飲んだ720mlが育ったというよりは、ギスギスとした1800mlが丸くなった印象。1stロットか2ndロットかは、もはやこの段階になるとそこまで大きな意味はなく──つまり、もうこの酒は成虫になるために走り出してる──、あとは最終的にどっちのロットがより高品位な仕上がりに到達できるかという問題。つまり、新酒コンディションの早飲みで「どっちが苦い」だの「どっちが甘い」だのは、今はそこそこどうでもいいテーマになってます。



kujira2017_3_7.jpg



 ワイングラス──に注ぐと、ハチミツのアロマが凄い伸びて来る。「花陽浴 山田錦40 27BY」や「而今 酒未来 28BY」を可能な限り上等かつエレガントにしたニュアンスすら感じる。

 ♡☺♡「うわっ、たしかにハチミツの香りスゴイ。実際、甘いっちゃ甘いけど、やっぱ堺杜氏の造る酒は他とは違うんだよね。
 dಠಠb「常温に近づいた方がいいね。スワリング (グラスをクルクル) して空気に触れさせることで酸がキビキビしてフルーティーになる。少し麹が強くてクドけど、まさに濃醇な赤ワイン的なプロポーション。個人的にはエキスに酸が反射してキラ〜ん☆のチヨメンの方が好きだけど、これはこれで偉大な酒であることに変わりない。

 こうなると俄然「2月瓶」の仕上がり具合が気になる。どうかな。あっちの方がクリアで淡麗な印象だけど、こうなると新酒コンディションでの状態はあまり関係ないかな。とはイエイ、29BYのチヨメン全般は──特に9号酵母の酒は──、やはり、味の全く出てなかった27BYのようなキャラクターではないですね。やや鈍重で大味。ただ、ここから抜けて来る可能性もあるし、1800mlも欲しい。

 ♡☺♡「日本酒はこれクラスのモノが何本かあれば他は要らないよ。結局ダメじゃん。何を飲んでも一緒だし。
 dಠಠb「まあ、完璧ではない櫛羅でこの別格感だからね。これが27BYの愛山を超えるイメージはないけど、ワイングラスでじっくりやるにはイイ酒だ。基本、アテや食事は要らない。そう考えると『ろくまる』はクリアで軽いよ?

 ♡☺♡「アハハ、ほんとだ! この流れで飲むとすごいクリアで軽い。櫛羅はややクドい?
 dಠಠb「この酒のこのロットに関しては、必ずしも無濾過生原酒に合理性があるとは思えない。少し加水して、なんなら軽く濾過して欲しいくらい。つうかさ、同じ仕込みの同じロットの同じ酒で『無濾過生原酒ver』と『加水濾過生酒ver』の2種類を出すのが逆に斬新なんじゃない (笑) ? 日本酒は『造り方を極める時代』から『飲み方を極める時代』に移行するべきだと思うな。特に深淵な洞察や意図もないままに『生原酒を瓶に詰めてハイどうぞの時代』は1日でも早く終わらせるべき。





──「櫛羅」の4日目。

kujira2017_3_8.jpg



 少し粉っぽい苦みの中に〝麦チョコ化の芽〟を感じる。29BYは〝熟れた巨峰〟をスっ飛ばしてそっちに進んじゃうかも。「Kodama Tuning 2017」は期待できると言ったけど、熟成の進みは明らかに27BYよりも早いし、26BYのような美しいフルーティネスを宿すかは未知数。ま、近いうちに1stロット (2月瓶) の進み具合もチェックしてみます。やはり最後に勝つのは29BYとて「愛山45」なのか!?

 29BYの酒米全般に言えることだけど、やっぱ「味」と「甘み」が出やすいから、ドッカン蔵の酒以外は正しい方向での表現に支障が出やすい。特に「長陽福娘」の29BYは悲惨。



kujira2017_3_9.jpg



 ろくまる──。

 やっぱ「八反うすにごり」はチャーミングだなあ。もはや数少ない飲める明利系の酒であることは確か。もう一度、あの輝かしい26BYレベルの「ろくまる」が飲みたい。

櫛羅」はバターミルクのような〝まろみ〟が。そして麗しくオイリー。これ、ワイン用語で「ペトロール香」と言うんだってね。「石油」はわかるとして「ビニール人形 (ソフビ) 」と表現するあたり、なかなかに笑える。これとは関係ないけど「馬小屋臭」という言葉もあるのな。これ、オレの言う「お婆ちゃん家の桐箪笥」みたいなもんか (笑)





──「櫛羅」5日目。

kujira2017_3_14.jpg

kujira2017_3_15.jpg
 ▲うちの近所の「大地のうどん」は最近よくTVに出るけど、そこまでか?



 残り1合もないけど、うん、ちゃんと酸っぱくなって来た。ややホロ苦い余韻だけど、この段階だとグイ呑みの方がジューシイかな。チヨメンの中では──たとえば6号酵母の「Blanc」や「蒼 夏色生酒」なんかに比べると──味わいの模様が和柄ですね。ほんのり干し杏のような甘苦酸のトライアングルもあるし、甘旨のニュアンスも、どことなくアンコみたいというか



↑↑↑ 3本目 (1本目の4月瓶)  ↑↑↑


 5本目 (2本目の4月瓶) !!!
kujira2017_5_1.jpg



 非常にヤヤコスィー (ややこしい) 話ではあるんだけど、この「櫛羅 純米吟醸」には2つのタンク (仕込み) があるそうで、どうやら〝田圃の区画違い〟みたいなんだけど、是非、来季からがラベルに明記して下さい。

 堺杜氏、元々はワイン屋さん (元グレイスワインの社員) なんだから、いいじゃないですか、田圃に名前を付けちゃえば (笑) 。ブドウほどじゃないにせよ、多少はClimat / クリマ (地質や気候条件の異なるそれぞれの区画) による味の違いも出るんでしょうし、実際、同じように造っても味は同じにならないわけですし、10年くらいサンプルを取れば、もしかしたら、何か特徴的な傾向とか出て来るかもですよ?[『日刊Webタウン情報ぱーぷる』大和蔵元探訪酒めぐり vol2.千代酒造

 というわけDE、同じ4月瓶の1本目のケツに追記してます。これがおそらく「2ndロット」ということなんだけど、飲んだ感じ、なんか1本目 (全体では3本目) とはクワナリ味筋が異なるような・・・。



kujira2017_5_2.jpg





【752】櫛羅 -くじら- 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017 (29BY) 5本目!<奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:奈良県御所市櫛羅産 山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+6/2.0/0.8 (参考まで)
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中取り無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年4月 (2ndロット?)
▪︎管理状況:2018/5/17に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年2月20日 (水) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




kujira2017_5_3.jpg



 立ち香──まあ、ライトな生老ね香 (イチジクのドライフルーツ的な甘香ばしさ) もあるっちゃあるけど、前回よりはこなれてきたというか、野暮ったさはヌワイな。だいぶ密度のある甘やかさが育ってるので、ここにチヨさん (千代酸) がどう絡んで来るかですね。

 前回の4月瓶は中低温 (9-10℃) で約4ヶ月、今回は低温 (3℃) で約9ヶ月の熟成──※いずれも購入後の追熟

 旨いじゃん (笑) 。ガスは30BYの「Blanc にごり酒」よりもあるよ。ま、質の違いが一番大きいけど──こっちはキメが細かい。

 あああ、もはや「重さ」はヌワイですね。やや木香ライクな渋みに当たるけど、ドライな味筋に寄り添うので、チヨメンらしい迸るシャープネスとミネラリティの中での適度なアクセントとして消化できる。つうかこれ、なんか1stロット的なドライさなんすけど、こういうことがあるから、仕込み番号を書こうよ──っていう。

 まだまだザクザクしたフレッシュなテクスチャーも残ってるので、ワイングラスよりもグイ呑みだろうね。



kujira2017_5_4.jpg



 そりゃあ、堺杜氏、デビュー間もない新人の30BYとコレを比べたら、酒としてどっちが旨いかは考えるまでもヌワイですよ (笑) 。

 余韻に熟成ブラン・ド・ブラン的なナッツやモカフレイヴァーも微かにある。これでオレ好みの甘酸同士の抱擁 (癒着) があれば──果実換算で言うと「ブドウ」があれば、問答無用の「marvelous」ですね。

 ついつい飲み過ぎちゃうけど、今日はこれくらいにしておこう。余韻が意外にビターかつ粉塵ミネラリーなので、味も香りも違うけど、そこに関してのみ、27BYの「長陽福娘 山田錦50 山口9E酵母」の想ひ出にコネクトしますね。ま、天才酒はみんな同じ場所に集合するということですね。





── 2日目。

kujira2017_5_5.jpg



 立ち香──やや穀物ライクなミネラル香。昨日より密度のタカーメの酸を感じるな。少し黒ずんだチェリーのコンポートとか。

 少し渋いかなー。基本的にはイイ酒なんだけど、もう一つ突き抜けるべき何かは、ある。あと、珍しく昨日の方が旨いです。ドライな味筋ながら、やはり29BYのチヨメン9組ならではの、ややマッチョな麹感というのはあるかな。旨みの出方が少し粘っこいというか、酒の重心は低め。オレの理想としてはカキーンと青空に向かって一直線に抜けて行って欲しいんだよな。



kujira2017_5_6.jpg



 ワイングラス──。

 この木香ライクな渋みに寄った酸が、どことなくワインの樽熟を想起させる瞬間は、ブっちゃけ、あるっちゃあるし、ワイングラスで飲むと、収斂性はタカマールので、まとまりが良くなり、単純にフィネスを感じやすいということはあるかな。

 意外に長く持てるという印象はあるものの、酒が熟成によって整理整頓されてくると、やや木香ライクな渋みや苦みが邪魔に感じるのかも。しかしこれ、本当に「2ndロット」なんでしょうか。オレの認識では「1st=ドライ&スリム」「2nd=芳醇&グラマラス」なんだけどね。





── 3日目。

kujira2017_5_7.jpg



 少し苦いけど、徐々にブドウ的な甘酸が出てきた。なんだかんだで飲んじゃうんだけど、イマイチ仕上がりが中途半端だなあ。1本目は中低温ということもあって、もっとわかりやすくグラマラスに味が出てたんだけど、これはなあ、ちょっとまだギスギスしてるのかなー。

 いろいろブツクサ言ってますが、これでもどんな酒に対してもオレは常に「marvelous」を点灯させたいんですよ。なので、単にそこに至れない理由を書いてるだけです

 あ。そういや、30BY、出ましたね。とりあえず720mlを1本だけ買いました。あとは、ぼちぼち29BYの「Kodama Tuning」が出るんじゃないですかね。どっちのロットで仕込んでるかは謎だけど、もしも「1stロット」ならイイ感じに仕上がってるとは思います。甘みがドゥワンと出てれば2nd、密度タカーメの果実味がタイトに詰まってれば1stなので、飲み手の嗜好によっても評価は変わるんだけど。


moukan1972♂






日本酒 篠峯 櫛羅 on_list_excellent

Comment

Add your comment