◤Bergeronneau Marion / ベルジュロノー・マリオン ブリュット ピノ・ムニエ「Clos des Bergeronneau / クロ・デ・ベルジュロノー」2007 




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 ▲2014年3月現在、シャンパーニュ地方に25箇所ほどしかない「Clos/クロ (壁や石垣で囲まれた畑) 」と呼ばれる特別な区画は、まさに蔵元にとって〝神秘の畑〟であり、そこだけに宿る不思議なテロワールが息づく秘密のサンクチュアリと言える。簡単に言うと、家の裏庭で獲れた特別のブドウのみで極小量だけ造られるプライヴェート・ワインのような存在?[Clos一覧


 
 ▲この柵の向こうに秘密の畑 (Clos des Bergeronneau) がある。




 毎度アクセスありがとうございます。


 昨年の11月に開催された『ノエル・ア・ラ・モード 2017 伊勢丹新宿店』で試飲して気に入ったドメーヌで、基本的には伊勢丹がイベント用に輸入するのみで、国内の正規代理店はない模様。今回は話の成り行きでフィッチの宮崎社長が現地で探して引っ張って来てくれることなり、それを買わせていただきました。一応、これでも伊勢丹より4,000円くらい安いのかな。ま、伊勢丹がストックしてるは確か「2008」のはずだったので、単純な比較はできないけれど。

 以下は当時のレポートも含めて話を進めます。



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 ▲子供の頃から家の畑が遊び場だったという跡取り息子のファビアン・ベルジュロノー氏は若干22歳。とりあえず日本酒蔵のイケメン (と呼ばれてる連中) が冗談の沢に蹴り落とされるほどのワールドクラスのイケメン (笑) 。moukan1973♀だけでなく、伊勢丹マダムたちもメロメロでした。


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 ベルジュロノー・マリオンは、モンターニュ・ド・ランス地区のヴィル=ドマンジュ/Ville-dommange (プルミエ・クリュ) に居を構える家族経営のRM──RMとしては三世代目。知名度の低いドメーヌながらムニエ主体のクロ (clos=壁や石垣で囲まれた一族にとって特別の畑) を持っていることは特筆に値する。改めて見てみたら、Infinite 8もヴィル=ドマンジュのメゾンだったのな。基本的には日本にガンガン輸入されてるメゾン (NM) やドメーヌ (RM) がほとんどいない村みたい。



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 ▲奥の茶色いタオルの掛かってるクーラーに高級ラインのキュヴェが待機しており、冷やかしの試飲はさせてくれない。



 今回の一連のキュヴェは伊勢丹グループの輸入商社「株式会社センチュリートレーディングカンパニー」が入れており、イベントで余ったモノの中の幾つかは引き取って地下のワイン売り場で捌くようだが、その後も継続的に輸入するかは未定だと言う。

 2017年に何かの賞 (Concours Mondial des Féminalise) ──女性が選ぶシャンパンみたいな賞?──を獲ったらしいので、オレが「もしかすると何年後かに大物になってるかもしれないですね」と冗談を言うと、通訳の姐さんも「その時は身につけてる服も今とは違ってるかもしれませんよ!」などとミーハー目線全開でマジレスしてました (笑) 。



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 ▲2014年3月現在、シャンパーニュ地方に25箇所ほどしかない「Clos/クロ (壁や石垣で囲まれた畑) 」と呼ばれる特別な区画をここのドメーヌも持っていて、真ん中の箱入りの瓶がまさにムニエ100%のブラン・ド・ノワール「クロ・デ・ベルジュロノー (21,600円) 」で、当然ここのドメーヌのトップ・キュヴェ。オレは金曜と日曜、moukan1973♀は土曜と日曜に足を運んで顔馴染みになったので、なんと日曜にタオルで隠してあるクーラーから取り出して試飲させてくれた。通訳 (お世話係) の姐さんもドサクサに紛れて飲んでたな (笑) 。そしてこれ、一昨年の7月にフィッチが入れてるのな。やるなあ。どっから引っ張って来たんだ!? (社長に訊いたら「それ、私は関与してません」だって) 。


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 ▲問答無用のデパートプライス。当然フィッチの方が安いです。


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 ▲せっかくなのでサインを貰っておいた。つうか、買った客が女性だと、通訳の姐さんが基本的にそれを促す流れ (笑) 。いくらイケメンでも所詮は田舎のシャイガイですね。素朴です。ベラベラ喋ったりしないし。♡☺♡「ファビアン、かわいい!」──オイっ。


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 ▲コルクを固定してる紐を切るためのハサミまで同梱されてるが、使うの忘れたし、切れ味は相当に悪い (笑) 。



 セパージュは樹齢65年以上のムニエ100% (プルミエ・クリュ) でヴィンテージは2007。以降は2008、2009、2012まで造られているようだ。2010と2011が飛んでるので、ブドウの出来の良いヴィンテージのみ造られるんだろうね。ドサージュの量は分からないけど、飲んだ感じ、そこまで多くはなさそう。8g/1L以下だと思います。ブドウ本来の完熟した甘みがグイグイ押し寄せてくるので、もっと少ないかも。



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◤Domaine DAVID / ドメーヌ・ダヴィッド AOCミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー「レ・バルボワール」20171,512円




 と、その前に!──。
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 ♡☺♡「えっ? 先にこっちを開けるの?
 dಠಠb「ナニ言ってんの? 先にこんなシャンパンを舐めちゃったら、何を飲んでも〝水〟になっちゃうよ (笑) ?

 というわけDE、適当にフィラディスで白ワインを取り寄せてみたシリーズの1本ですね。ここでは諏訪のワイン王オススメの、同じロワール地方の「AOCサンセール」が買えないので、やや下めに見られがちだけどコスパが良いということで「ミュスカデ」のモノを。

 確かに一緒に買った「トラミン・ピノ・グリージョ」よりイイですね。透明感のある酸と果実味。スリムな量感ながらも適度なミネラルもあり、微かなガスもあります。シャンパーニュに毒された我々には最低でもこのクラスの酸は不可欠。値段も日本酒の純米生原酒クラスなので悪くないです。

 普段飲んでるRMモノのブラン・ド・ブランを「100」とすると「50」あるかないかの満足度だけど、別物と考えれば許容のレベル。同じモノをまた買うかどうかは微妙だけど道端に落ちてれば喜んで拾うし、他のロワールのミュスカデは買ってみてもいい。覚えました



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 というわけDE、クロ・フロリデーヌの2013〜2015とサンセールを2本、先の「トラミン・ピノ・グリージョ」より旨いヤツを引くべく、ポイント15倍だったので──実際には諸々で20倍以上で買ってます──同じ品種の3,110円もするイタリアワイン「Pinot Grigio Rodaro 2014」も試しに取り寄せてみた。ヤウヤウヤウ!(Yo,Yo,Yo!!) こんなに高いイタリアワインなんか飲んだことねえぞ。本当に旨いんだろうな!?





◤Bergeronneau Marion / ベルジュロノー・マリオン ブリュット ピノ・ムニエ「Clos des Bergeronneau / クロ・デ・ベルジュロノー」2007




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 ようやく本題──。

 飲んだのは先週の日曜だし、この手の高級品を下書きしながら飲んでも優雅な一時は過ごせないし、やたらめったら買えるわけでもないので、特にオススメするわけでもないし、完全に個人用のメモですね。

 立ち香──しっかり熟してます。濃醇ベリー。元々ムニエは熟しやすく、アンリオなど、意図的に使用を避けてるメゾンもあるくらいだけど、まあ、逆に言うと、キャラは濃いので、飛び道具としてはアリでしょうね。

 ♡☺♡「うわっ、香りがスゴいよ。濃そう (笑) 。



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 当然、濃いです (笑) 。泡のキメは細かく、ワインに限らず、良い酒に共通の、なんのストレスもなくスぅ〜と身体に染み渡る、まさに〝味〟よりも〝時〟に金を払う感じですね。こりゃあ、流石に旨い。

 ♡☺♡「旨い・・・。

 鈍重さはなく、様々な表情を圧縮された高密度の時の流れの中で矢継ぎ早に見せてくれるけど、味筋は清冽極まりなく優雅。ダイナミックな果実感は瞬間的にプチュっと弾けて、後には目も眩むような素晴らしい余韻。「これがなければいいのに」の要素が何もないのがイイ酒であることの証ですね。正直、凡庸な日本酒10本分の価値は余裕である



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 ▲予めレンジで火を通したジャガイモを適当な大きさに切って下に敷いて、いつか作って余ったカレーをグラタンソース的に使ってトースターで焼いてみた。もちろん旨いです。



 ♡☺♡「これはガブガブ飲む感じじゃない。濃いっ!
 dಠಠb「いや、ガブガブ飲まれてもオマルよ (笑) 。

 うーん、これに比べると「ヴァンサン・クーシュ『Sensation』1997」は相当に見劣りしちゃうなあ。日本酒ファンで「木戸泉 Afruge」あたりが好きな人にとっては最終兵器になるでしょうね。ただ、本当に「最終兵器」になってしまうので、同時に「Afruge」を飲みたいという気持ちも消滅してしまいます。

 クロは基本10,000円〜の世界なので滅多に買えないけど、次に買うとしたらピエール・カロの「クロ・ジャカン」あたりかな。


moukan1972♂moukan1973






浜辺美波

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