◤Laherte Freres / ラエルト・フレール「ウルトラディション」ブラン・ド・ブラン NV (Dégorgement:03/2015)  




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 毎度アクセスありがとうございます。


 ラエルト・フレールはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のChavot-Courcourt/シャヴォ=クルクールに居を構えるドメーヌ。登録こそ「NM=ネゴシアン・マニピュラン」だけど、実施的にはRMと考えていいでしょう。ここ最近プチブレイク中のドント・グルレもかつてはここで修行してました。



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 跡取り息子のオーレリアン・ラエルト (現当主は父親のティエリー・ラエルト) は1983年生まれ。アヴィーズの醸造学校ではベレッシュ・エ・フィスのラファエル・ベレッシュと同期で、2009年に「Terres et Vins de Champagne/テール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュ (シャンパーニュの大地とワイン) 」という有志団体を立ち上げ、今では18もの蔵元が参加してるそう。[参考

 実は随分と前にここの「グラン・ブリュット」を飲んでるんだけど、正直、あんま記憶にないです。つうか、当時 (2017/7/16) の記事を読み返すと、どうもコンディション──やや過熟?──が良くなかったみたいね。なにげに「たぶん、1年後にはもっとわかってると思います。」という一文に自分でウケた (笑) 。



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 ▲跡取り息子のオーレリアン・ラエルト氏。この写真はイケメンバイアス、タカーメです (笑) 。



 使用してるシャルドネはどのエリアのモノか分からないけど、シャヴォはコート・デ・ブランのすぐ西に位置する村なので、土壌は似てるのかな。あと、他にメニルやクラマンのシャルドネを使ったブラン・ド・ブランも造ってるみたいだけど、これらグラン・クリュのシャルドネを他から買ってるから「NM」なのだろうか。ベースワインの約80%は樽発酵、50%も入ってる秘伝のタレは全て樽熟成、ドザージュは4-6g/1L。デゴルジュが2015年の3月なので、完成品としては少し心配なコンディションではあったが、まるで不快な熟香や熟味はなし。久々に味の濃いパワフルなブラン・ド・ブランで大満足。



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◤Laherte Freres / ラエルト・フレール「ウルトラディション」ブラン・ド・ブラン NV




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 ココからのつづき──つまり、本日3種類目のワイン。


 立ち香──マロラクティック由来のクミーミイなアロマ。熟れたリンゴ、焼き菓子、バター等の正しきブラン・ド・ブランの立ち姿。

 ♡☺♡「やっぱシャンやべえ。濃い。今日の中でこれが一番。」──もうすぐ45歳になるオバサンが「やっぱシャンやべえ」と言う、その言葉遣いが何よりやべえ



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 うわっ、濃いな、これ旨い。よく見りゃデゴルジュが2015年の3月だけど、そこまで露骨な熟味はなく、快活で大らかな酸が、溶解しそうになる五味を熱く抱き寄せる流れの中でピチャっと弾け、圧倒的な果実感の水しぶきを沸き上がらせる。酸もミネラルもコート・デ・ブラン100%のシャルドネのように内向気味に張り詰めてはいないから、逆にワインとしては芳醇かつ濃醇で、それでいて鈍重さは皆無。ギリギリのところでしっかりまとまってますわ。これ、もう売ってないんだっけ? 5,280円かあ。フィッチより500円くらい高いな──アルパカ1本分の差。

 ホロ苦さも結構出てるけど、とにかく果汁大爆発。よく見りゃ秘伝のタレが50%も入ってるじゃんか。樽のニュアンスはそこまで感じないなあ。ちょっと不良っぽいワイルドなブラン・ド・ブランではあるけど、それでも一廉の洗練さはキチンと兼ね備えてます。ちょっと見直しちゃった。さすがは若手リーダー蔵。グラン・クリュのブラン・ド・ブランはノンドゼしかないのか。それは迷うな





── 2日目。

 日曜の午後2時半、今日もやる事ないので、これから二人でワイン会です。
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 ▲そもそもそんなつもりもなくて、夜にワインを飲むから昼間のうちに「黒澤」を味見しておこうと思って軽くやったら、そのまま夜の8時過ぎまで飲んでましたとさ。



Clos Floridene /クロ・フロリデーヌ「グラーヴ・ブラン」20142,980 円


 ♡☺♡「これ、ホントいい香り。やばい。いつまでも嗅いでいられる。
 dಠಠb「少しバニラリーなミネラル感もあるけど、やはり、この柑橘ファイヤーな、まるで雫一滴のような酸が爽やか。スリムながらもしっかりジューシイだよ。そりゃあ、シャンに比べたら薄いし細いけど、シャンパーニュはソーヴィニヨン・ブランやセミヨンという品種は使えないから、こういう香りや味は出せないわけで、なんというか、同じ方向性で被らないのがいいよ。シャルドネ対決になっちゃうと、同じ値段のブルゴーニュ程度じゃクワナリ分が悪い。

 まあ、これはサンジュリアンさんに感謝ですね。ボルドーの白なんか意識して飲んだことなかったけど、3,000円でこれなら大いにアリですね。最安値のヴェリタスが売り切れちゃったみたいだけど、まだ他で買えるので、こうなりゃ2013-2015の垂直試飲でもやりますかね





 気にせずジャンジャン開けますよ〜。
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Michel Clair et Fille / ミシェル・クレール・エ・フィーユ「アベイ・ド・サントネイ」1er Cru クロ・ド・ラ・コム 20135,346 円


 ウメムラのお任せ3本目。今のところ特に旨いヤツはナシゴレン。つうか、よく見りゃ、また「サントネイ」──って、よく知らないけど、前回の「Vincent et Sophie Morey / ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ サントネイ レ・ザット ブラン 2015 (4,471円)」はイマイチだったので少し期待。

 dಠಠb「なんか車のタイヤみたいな香りがするんだけど (笑) 。」
 ♡☺♡「うっ、ナニコレ!?

 まずはカナリアに毒味させます──。
 


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 ▲「子供ほしいもん、3人くらい」と涼真が言ったらウエンツと美波ちゃんが闇方面で意気投合して「うわぁ〜」と目を丸くしたら思わず気にして「つまんない?」と確認 (笑) 。

 ▼そこで美波ちゃん、ウエンツのツッコミに被せるように「いえいえ、イメージ通り過ぎて面白いですよね?」と、まるでフォローになってないフォローで対応。

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 ♡☺♡「あああ、飲むとそうでもない。ちゃんと酸っぱい。
 dಠಠb「ほう、さすがに旨いな。

 ♡☺♡「でも、この値段ならシャンの方が旨い。
 dಠಠb「そりゃそうだけど。

 これまでの3本の中では一番マシ──というか、含んだ瞬間に「旨い」の一言がすぐに出る。ちゃんと果汁感があるからジューシイだし、さすがに切り込む酸のシャープネスはボルドーより上。ミネラルの出方もタイトでありつつ、旨みに程良いふくよかさを与えてる。でもまあ、もう一度買いたいとは思わないですね。

 最初に感じたタイヤっぽい焼けたゴムのような香りも徐々に落ち着いて、なんだかんだでグイグイ飲んでます。こういうワインは素敵なレストランなんかで人にご馳走になって初めて感動できる類のモノですね (笑) 。






── ラエルト・フレールの2日目。

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 ♡☺♡「結局、今日の一等賞もシャンっていう (笑) 。
 dಠಠb「ワインとしての濃さが桁違い。まあ、別ジャンルなので、単純な比較にはならないけど、酒にとっての正義とは〝旨さ〟だと思うので、今の我々がどう感じるかだけが真実なわけで。

 結局、これはワインに限らず、すべては「満足感」だと思うんだよね。100円だろうと満足できなければ高いわけで。たとえば自転車屋の空気入れ。だいたいは「無料」だけど、中には「100円」を取る店もあるわけで、オレなんかは絶対に払いたくないし (笑) 。



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 ▲長丁場飲みの時は後半にサラダを持ってくるのが最近の流行り。



 気づくと夜の8時を過ぎていて、当然、我々が喋ったことを全て文字にすると一冊の本になっちゃうので、ここでは基本、酒の感想の抜粋のみで構成してるわけだけど、オレとしたことが、ウメムラの白がどのタイミングで空いたのか、まるで覚えてないんだよ (笑) 。それでも二人で日本酒を少しと、ワインが約2本分か。

 旨い日本酒は飲んでて幸せだけど、今気づいたことがある。

 その〝シアワセ〟は長くは続かない──

 だって、日本酒を6時間も飲み続けられないもの。そういう意味で、ワインというのは「マラソン酒」ですね。反面、日本酒は「短〜中距離酒」ですね。


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浜辺美波

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