◤篠峯 - 純米吟醸 山田錦『蒼』夏色生酒 <奈良> 29BY ── dಠಠb「〝篠峯ってこういう酒だよね〟の正しい体現」#Fresh/Dry/Wine Oriented/Fruity 



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 ▲さすがに爽やかプリティーな格好が似合わなくなって来た (笑) 。[新CM発表イベント



 先に結論を言うと、コレ旨いです、篠峯 (しのみね) です。4月にリリースされた「通常Ver」とは比較にならないほど旨いです。もちろん28BYよりも綾瀬はるかに旨いです。

shinomine_蒼_夏色29by1b 黙って買って飲むだけの話なので細かい説明をするのも非常に面倒なんだけど、酒を飲むことよりも酒についての文章を読むことの方が好きな変わり者も中にはいるだろうし、通販しないことに強い誇りと信念を持つミステリアスな日本酒ラヴァーの妄想生活をアシストする役目もあらゆる文芸活動にはあると思うので、少しだけ書いておくと、採ってる部分が先の「通常Ver」とは違います

 28BYと理屈が同じなら、毎年6月頃にリリースされるこの「夏色生酒」は「あらばしりのケツ〜中取りのアタマらへん」を採ってるそうで、これを瓶で囲って少し熟成させてから出荷されます。一方「通常Ver」は「中取り〜責めの手前らへん」を採り、以降は「火入れ」に回すそうです。これは堺杜氏から聞いた話なので、多少のマイナーチェンジはあるかもしれないけど、だいたいこんな感じだと思います。さらには720mlと1800mlでも採る順番が違うので──1800mlが先手なのかな?──、まあ、オレのような腕白のシノヲタであるなら、両方飲めばいいだけの話ですね。



 ▼「爽快な」が2回書かれているのは「強調」なのか「誤植」なのか (笑) 。そして、さすがのフカキョンも手だけは順当に歳を取る・・・。
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 bottle size:720ml





【664】篠峯 -しのみね- 純米吟醸 山田錦『蒼』夏色生酒 29BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:山田錦/60%
▪︎酵母:協会6号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+7/2.4/0.7 (※通常Verは+6/2.3/0.8)
▪︎ALC:15.8%
▪︎処理:無濾過生酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年7月
▪︎管理状況:2018/7/12に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年7月23日 (月) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──特に問題ない。赤い果実もありつつ、相対的には「Blanc」よりはグレープフルーツ寄りで、アロマの風も静か。ドライな分、ミネラル香を感じやすい。それでもモダンかつエレガントにフルーティー。この時点で極めて都会的な酒の姿をオレに差し出してくれる。

 もはや安心感しかない──。


 あ、これ問題なく旨いわ。ガスもしっかり。「通常Ver」より全然イイな。つうかオレの中では同じ目線すら維持できない。麹のモニョモニョ&ウニョウニョが一切ヌワイ。素晴らしい。当然、28BYより綾瀬はるかにイイ。これがあれば「伊勢錦66 透明Ver」は要らない。同じ組の酒ながら、やはり含んだ時の、このフワっと広がる旨みのふくよかさ、口どけのスマートさ、余韻の美しさは「山田錦60」の方が圧倒的なエリート感を指し示す。

 まあ、スペックなりのサイズ感というか、飲み手によっては「Blanc」だとクリア過ぎて物足りないと感じるだろうし、そういう人にはこれくらいの量感がジャストなのかな。それでもこれ、ゴクゴク飲んじゃうヤツだ。そうそう、これ、ALC.度数が15%台だけど、あまり低アルっぽいテクスチャーを感じないです

篠峯ってこういう酒だよね」の正しい体現。非常に26BY的ですね。この「輝き」と「エキス感」と「フルーティネス」の三位一体的Love運動が明利系で発揮されると「最高品質のろくまる」になるんだけど、残念ながら29BYの「ろくまる」はそこまでは行ってない。そう考えると、今季の千代学園「6組のメンツ」はそこそこ美男美女揃い。そうそう、今季は「野心」なのか「意地」なのか、もう1人の6組メンバー「山廃雄町66」が秋頃に生熟商品として投下されるので、こちらも期待。



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 ▲この値段でこれより旨いブルゴーニュなんかあるワキャないな。そればかりか3,000円クラスのそれでも、酒偏差値的にココを超えてくるキュヴェが果たしてどれだけあるか。こういう日本酒があるからこそ、オレたちはワインに対して誇りを持てるんじゃないのか?



 いいです。日本酒全体のマトリクスで言えばソリッド&シャープ&スリム&クリスタルだけど、さすがに「Blanc」よりは僅かに旨口で液性に優しいポヨみもある。これもっと欲しいな。つうか、1800mlで飲み直したいな。暑いし、旨い同じ酒ばっか飲んで少しラクしたいな (笑) 。

 徐々にパツンと張りのある「篠酢」の輪郭。オレの中では「Blancはコレの最終進化形」という感じではあるが──「Crystal Sour Remix」とでも言うべき──、これはこれで良い。レベル──正確には「ポテンシャル」は違うが、今日のところは「excellent」を付けておく。下手に熟成させる必要ナシ。今すぐ飲め。

 このモダニティとエレガンスとフィネス、もはや他の銘柄では代替不能。「菊鷹」の8号酵母も頑張ってはいるが、これに比べれば田舎の野暮天──ま、そこが魅力の酒ではあるけれど。





── 2日目。

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 日曜に開けたワインが2本とも残ってたし、軽い味見だけのつもりが初日に結構飲んじゃったな。帰宅したmoukan1973♀にも一杯だけ飲ましたけど、♡☺♡「旨いっ!」てさ。moukan1973♀が飲む分を確保して残りが1合もないので、味抜けしちゃってるかなあ。これだから旨い720mlは扱いが面倒なんだよな。

 というわけDE──。

 立ち香──やっぱ「Blanc」なんかに比べれば無臭レベルだわな (笑) 。

 昨日も思ったけど、うん、甘みの出方が非常にチャーミングですね。なんでもかんでも甘けりゃいいという人にとっては酸っぱい日本酒だけど、この甘みはワインには出せないので、やっぱり米の酒である以上、オレには歴然と甘く感じるな。そして、酸と優しく抱き合う、この甘さこそ上質の証。

 ガスは抜けたけど、劣化らしい劣化は特にない。問題ないですね。これに問題があるのなら、もう飲める日本酒はほとんどオレたちには残されていないよ。



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 退けにかけてウォッカっぽい辛みとミネラル由来の苦みが駆け抜ける様が千代学園6組メンバーの特徴。軽やかだけど、骨格が揺蕩うニュアンスは少ない。

 moukan1973♀も大絶賛ですね──♡☺♡「Blancに張るかもしれん。」←そこまで言う?

 まあ、この酒は「篠峯」の特約店なら大体どこにでも置いてあるので、見かけたら是非どうぞ。この酒を美味しく飲めない人とは酒の話は一生できないでしょうね。





 本日7/25 (水) 、それでも十分に暑かったけど、頑張って二軒の酒屋に出向いた。
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 ▲今年に入ってからのグラビア (静止画) はビジュアル的なブレが酷いが、それでも動けば圧倒的にカワイイ。[ウチのガヤがすみません! (GYAO!動画) ][HUSTLE PRESS/2018/7/25]←少し痩せ過ぎだけど、ここは毎回本気で撮影して来る。[HUSTLE PRESSアーカイブ



 というわけDE、720ml×2、1800ml×1を買って来た。店内に1800mlがなかったので裏から出してもらったんだけど、おいおい、常温じゃねえか。まあ、クーラーの効いた暗室で保管してるとは思うけど、大丈夫だろうな (笑) 。ちなみに720mlは残りの2本を引き取った形だけど、在庫がまだあるのかは知らん。



黒澤と香川真司
 ▲行きの電車の壁モニターから流れて来た香川のニュース映像に軽いショック。ナニこの、コント中の薄汚い織田信成。デカメガネはサイズが合わないと寄り目に見えるから素人&初心者は特に注意が必要。まずは小ぶりのメガネで似合うモノを。そもそもメガネとは掛けてる自分には見えず、常に他人が鑑賞するものなんだから、アイテムとして自分が気に入るとか、そういうのは二の次な。気に入っても似合わないモノは買ってはダメ。



 午後は電車で行きつけの「黒澤屋」へ。とりあえず黄色信号とホヅミ29歳を1800mlで1本ずつ確保。他にも買ったから、さすがに店から発送したわ。もう720mlの商品は1本も残ってなかったな。赤と青は無理には要らないかな──秋まで残ってれば赤は買ってもいいけど。

 まだまだ「穂積」は若いしポテンシャルなんかまるで解放してないだろうけど、今時期は細くて酸っぱくてドライだから、逆に同じ価格帯の白ワインよりも綾瀬はるかに酒偏差値の高い「夏酒」として活躍してくれそう。なにせ1800mlで2,700円 (税込) だからなあ。たぶん近いうちに開ける。

 しかし1800mlでこの3本は何かと心強いなあ。明日は「旭興」の醴酛でも買いに行こうかな。「酉与右衛門 山廃純米 美山錦55 直汲み生原酒 29BY」が旨いらしいから、1800mlしかないけど、あればこれも買っちゃうかも。ただなあ、酉与右衛門ごときがこの篠峯を超えてくるイメージはないなあ。ま、普通にガブガブ飲めりゃそれでいいけど。7号セメダイン山廃、好きだし。


moukan1972♂






日本酒 篠峯 浜辺美波 on_list_excellent

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To NTさん



毎度です。

少し御無沙汰でしたね。にしてもスゲえタイミング (笑) 。さっき「酉与右衛門」を買って来たところですよ。


──今季初めて篠峯を家飲みしたのですが、櫛羅(やたらドライ)、ろくまる(テロっとしてキャッチー)と、いまいちピンときてませんでした。

「櫛羅」の純吟は2つのロットがあって、しかも同じ1stロットでも1800mlは重いです。2月印の720mlはそこまでドライだとは思わないですが、まあ、各人が普段飲んでる酒との相対なので、そこはなんとも。「ろくまる」は「明利系の異端」という文脈に価値を見い出せるかで感じ方は変わるかもですね。


──が、1か月ほど前に、行きつけの酒屋でこれに出くわし、飲んでみたところ非常にうまかったのですが、これの篠峯における立ち位置はどうなのだろうと思っていたところでした。

そりゃ良かったです。僕も嬉しいです。まあ、これですね。僕ら夫婦の26BYの想ひ出に最も端的にコネクトできるチヨメンは。6号酵母なので、少し異質な風味もありますが、煌めくエキス感と、切れ味シャープなナイフで果実をスパっと真っ二つにした切面から放たれる輝き、まあ、これが堺杜氏の造るモダンジューシイ日本酒の正しい体現だと──少なくとも僕はそう思ってますよ。


──なお、これを言うとおいおいと言われるかもしれませんが、今季飲んだ酒の中では、タイプとしては、ヨエモン(南部関)が近いのかなと思いました。

「酉与右衛門」は「篠峯」の従者のような存在ではありますが、僕ら夫婦の中では「洗練されたモダンな酒」ではありません。どちらかと言うと無骨と申しましょうか。決して「同じ組」ではないですが、それでも「同じ城」で働いている──に仕えている者ではあるでしょうね (笑) 。

もしくは「篠峯の中のある一つの表情」が「酉与右衛門の何か」に通じるということですかね。言うなら、澄まし顔は似てないが、笑うと堤真一と柳沢慎吾が似てるみたいな話ですか (笑) ?

堤真一と柳沢慎吾
https://blog-imgs-117.fc2.com/m/o/u/moukan1972/20180409212701701.jpg


2018.07.26 Thu 17:04
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Name - NT  

Title - 

非常にご無沙汰しています。 今季初めて篠峯を家飲みしたのですが、櫛羅(やたらドライ)、ろくまる(テロっとしてキャッチー)と、いまいちピンときてませんでした。が、1か月ほど前に、行きつけの酒屋でこれに出くわし、飲んでみたところ非常にうまかったのですが、これの篠峯における立ち位置はどうなのだろうと思っていたところでした。なので、今回の記事で、そのあたりがはっきりし、またexcellentのレベルを実体験でき勉強になりました。 なお、これを言うとおいおいと言われるかもしれませんが、今季飲んだ酒の中では、タイプとしては、ヨエモン(南部関)が近いのかなと思いました。
2018.07.26 Thu 16:36
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