◤黒澤 - 生酛 純米 直汲み生原酒 仕込50 黄ラベル 29BY 2本目!<長野> ── dಠಠb「夏場の常温スパルタ1ヶ月熟成は草ボウボウな仕上がり (笑) 」#Spicy/Unique/Dry 




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 ぼちぼちダブルキーボード使いにも慣れてきました、それでも黄色信号な執筆スピード、黒澤 (くろさわ) です。まだ720mlが2本と1800mlが1本あるので、この1本は〝遊び〟というか〝実験〟ですね。というわけDE、良い子の皆様は安易に真似しないように──やるなら酸ポテンシャルの高い「穂積 2017」で。


kurosawa_yellow29by2_2.jpg 結論を先に言うと、これ、たぶん飲む人が飲めば「老ねてるやん!」と言うレベルかもしれませんが、なんとも予想外の方向に舵を切ってるので、個人的には大いにそそられるし、別に普通に旨いしイイ酒です。ただ、新酒時代の想ひ出に全くコネクトできないだけです (笑) 。

 この前説を書いてるのは2日目 (土曜) の夕方だけど、徐々に──ちょうどあれ、オレも試飲でしか飲んだことないんだけど、香りに「花巴 水酛」みたいなチーズっぽさが出てきた。もちろん、あそこまで振り切れてはいないんだけど (笑) 、ちょっと〝乳酸こじらせたチーズケーキ〟みたい。あとは、なんかの酒でも書いたけど、少し〝醤油っぽい甘酸〟が出てます。これ、普通に冷蔵保存してる瓶って今頃どうなってんのかな。暑いんだけど、月曜に買いに行こうかな。どうせなら1800mlの今を知りたいなあ。

 たった今 (2018/7/21/17:07) 20mlくらい味見したけど──夜にも少し飲むけど、まあ、甘酸の力関係で言うと、明らかに「甘」が「焦げた」感じは出てます。でも独特なスパイシネスがあって、そこの草感だけを見れば、オレの中では「生酛 純米吟醸 美山錦 原酒 瓶火入れ 二夏越え 2014」なんかと熟成式は同じ。平仮名の「くろさわ」は1%も感じない。あっちは「酸の暴走モード突入」だから (笑) 。

 こりゃ「穂積 2017」の常温放置も楽しい事になりそうだ。こっちは明らかに酸暴走メインの熟成になる──はず!──だから、ちょうど黄色信号とは面白い比較ができるでしょう。とはイエイ、どうかなー。3ヶ月は少しヤリ過ぎかなー。でも、せっかくなら冷蔵2年分くらいの変化幅は欲しいんだよな。



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 bottle size:720ml





【663】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 直汲み生原酒 仕込50 黄ラベル 29BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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▪︎酒米/精米歩合:美山錦 (麹) ひとごこち (掛) /65%
▪︎酵母:長野酵母(※真偽不明。基本的には非公開なので参考程度で。)
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開
▪︎ALC:18%
▪︎処理:直汲み生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年3月
▪︎管理状況:2018/6/12に購入後、常温で管理、30℃超えが数日過ぎた7/9からクーラーの効いた部屋 (25-27℃) に移動、飲む数日前に冷蔵庫 (3℃) にピットイン。
▪︎試飲日時:2018年7月20日 (金) /長陽福娘の次に2本目として開栓。
▪︎特記事項:明らかにスクリューキャップの締まりが弱いです。たぶん、瓶を横に寝かせて保存すると液漏れします。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──ちょっと育ってしまったか!? 甘旨酸のトライアングルの中にブランデーな焦げみ。そして草ボウボウ (笑) ? ちょうど「生酛 純吟 二夏越え 2014」ライクな草感ね。柔らかミルキーな香りの湯気もありつつ、少しピリっと鼻毛に直立不動を要請する、そこそこ緊張感のあるハーブアロマ。遅れてスモーキーな熟香。もはやフルーティーではないなあ。つうか、地酒的秘境感MAXですよ。

 とりあえず飲んでみる──。

 おおお、こう来るのかスパイシーやなあ。なんじゃこれ。ガスはほんのり──むしろ1本目より強く感じる。なんかスゲえワイルドな酒に変貌してるんだけど (笑) 。ドライ戦士クロサワマンみたいな感じ。なかなか魅せてくれるじゃないか。とにかくトロピカルなフルーティネスに全く出会えない──今のところ。

 4月に飲んだ酒と同じモノを飲んでる感覚が微塵もないけど、これはこれでなかなか良い。しかし逞しい酒に成長したなあ。やはり管理環境がタフに過ぎたか (笑) 。それでも、娘の生酛なんかとはまるで次元が違いますね──「次元」じゃなくて「ジャンル」でも別にいいけど。



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 あのね、赤信号の草感、そこにドライでスパイシーなジューシネスが凝縮する感じ。赤の〝ダンディー・リミックス〟という感じよ。この瓶のこの仕上がりで言えば、オレとしては今のところ1800mlのType7が最強であることに変わりはないけど、それでもこれは29BYの「黒澤組」としては二番手につけるな。

 新酒コンディションではここまでの「」は感じなかったんだけどなあ。こりゃあれだな。冷蔵管理コンディションの瓶も今時期に開けないと意味ないな。「意味がない」というのは、この状態まで変化させてしまったことに対してであって、この酒をストックしてる人が今すぐ飲むべきということではヌワイ。


 しかしもう、これ飲んじゃうと娘の山口9Eを──今目の前にあっても比べる気にすらならないわな。たまたま似たような素性も幾つかあるんだけど、やはり、内への集中力、酸の握力が桁違い。

 ワイングラス──。

 いいですね。甘酸にピンと張り詰めた緊張感。そうそうそうそう、27BYの「菊鷹 雌伏 山廃純米 7号酵母 無濾過生酒」──このへんとも通じるねえ。これを更にドライ&スリムした感じ。いやいやいや、この攻撃的なスパイシネス、ここだけで言えば歴然とワールドクラスの個性ではあるだろうね。ただ、まだまだ荒いというか鋭利というか、液性に芸術的な一体感はないです。ヤンチャですね。

 つうか、なんだかんだで2合近く飲んじゃった。





── 2日目の昼。

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 ▲涼真は若干タジタジ (笑) 。絵の強さから言っても原作の内容から言っても、どう見ても美波ちゃんが主演で涼真が相手役。



 ♡☺♡「ああいいわ。 (娘の山口9Eより) スッキリしてて。ああいいわ、スッキリしてて。二度言う、みたいな (笑) 。ラベルの色通りバナナ?
 dಠಠb「昨日はそこまで感じなかったけど、今日はバナナ&シナモンあるね。ちょうど純吟の2014なんかに通じるスパイシーなハーブアロマ。





── 2日目の夜。

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 ちょっと〝らしいフルーティネス〟が顔を出して来たじゃないか。これなら4月の想ひ出にコネクトできる。とはイエイ、なんか初日の草ボウボウの方が面白かったな (笑) 。

 まあ、こんなもんで終わる酒ではないので、途上ですね。少なくとも、今オレの目の前にある720mlが1800mlの「Type 7」を超えること──そればかりか迫ることさえ不可能。元々オレたちは「黒澤」という酒に濃醇さや剛健さは求めてないんでね。日本酒としての新たな立体構造──求めているのはコレと、あとは不可思議に暴走する酸ですね (笑) 。





── 3日目の夕方。

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 もうちょいだな。徐々に見晴らしが良くなってきて、液の球体の中で瑞々しい酸に出会える。簡単に言えば、素直にジューシイ。まだまだ少し粉っぽく、割りとワイルドに苦いけど、甘みもしっかりあるし、ますます今時期の1800mlを飲みたくなったな。

 ♡☺♡「あああ、まあまあか? 篠ちゃん (愛山27BY) には敵わないけど、普通には旨い。
 dಠಠb「なんか日に日にアクというかクセが緩和されて、なんというか品行方正な酒になってるような気がするけど、初日の荒れ狂うジャングル魂とは一体なんだったのか (笑) ?



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 ここで甘口陽子の4日目──。

 ♡☺♡「うわ、甘っ!
 dಠಠb「もはやこれ、カキ氷のシロップにした方がよくね (笑) ?

 ♡☺♡「アハハ、それ確かに旨そう。大人のカキ氷!
 dಠಠb「こりゃあ、残りはドサージュ (糖類添加) 用だな。黄色に少し入れるとイイよ。

 ♡☺♡「ホントだ (笑) 。
 dಠಠb「ひとまず、これで料理酒行きは回避。単体では飲みたくない。


moukan1972♂






日本酒 山廃 生酛 黒澤 on_list_good

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To 猫に日本酒さん



毎度です。

常温で経過をスっ飛ばすのは、要は気が短いんですよ (笑) 。基本的に生酛の「黒澤」は強い酒ですが、アク抜けして透明度がピークに達する期間は案外短いんじゃないかと最近は思い始めてます。僕はクリアにジューシイなこの地点の仕上がりが好きなんですが、まあ、それ以降もモノによってはスイーツな酒になったり、モダンな旨口になったり、一部の酒は「お酢」なったりと、なかなかに面白い銘柄ではあります。


──いっそのこと全部開栓してレマコムに戻した方が変化が楽しめますかね?

とりあえず、今日、黄色の1800mlが届くので、これは近いうちに開けると思います。透明感のあるフルーティネスがキラん☆と輝けば最高なんですが、どうでしょう。

開栓してレマコムに戻す」は一理あって、実は今夜UP予定の酒がまさにそうで、1800mlの開けたてが重かったので残りを720mlに採って冷蔵庫で2週間ほど放置していたんですが、とりあえず僕が望んでいたような透明なフルーティネスが垣間見れたので、無理して飲み切らなくてよかったという感じです。つうか、圧倒的に「飲まずに追熟」の方が勇敢だと思いますよ (笑) 。

ま、これまでの経験上、山廃や生酛のしっかりした造りの生酒は開栓後の方が酸が瑞々しくなったりするので、開けてみて重かったりゴワゴワと粉っぽかったり感じたら、残りを720mlに採って様子を見るといいですよ。信号三兄弟で一番気難しいのは「青」でしょうね。「赤」が最初に抜けると思いますが、最後に勝つのは「黄色」です (笑) 。


──兎に角1本づつしかないのでどうしようか悩みます。

3℃管理ならボチボチ霧は晴れてくる頃だとは思います。結構ALC.度数が高いので、この季節に飲むのに重く感じたら少し割り水をするといいですよ。僕はチロリに採って、そこに氷を入れてマドラーで軽く撹拌して、適当なところで氷を取り出します。割り水することでフルーティーになる酒も多いので、機会があれば一度お試しください。

「無濾過原酒」というのは必ずしも「その酒の正しい状態」ではないんですよ。肉の塊だって、精肉の際に余計な脂をカットしてから出荷するんですよ (笑) 。


2018.07.26 Thu 09:52
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Name - 猫に日本酒  

Title - いいですね~

コメント失礼します。

なかなか愉しそうで羨ましいです。

レマコム約3℃に黒澤の赤青黄プラス赤(うすにごり)1800が各1本づつあるのですが、常温管理する度胸はないです…
最近暑すぎます…

いっそのこと全部開栓してレマコムに戻した方が変化が楽しめますかね?

兎に角1本づつしかないのでどうしようか悩みます。
2018.07.25 Wed 20:38
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