◤裏篠峯 ろくまる - 純米吟醸 雄山錦 夏色生酒 29BY <奈良> 



浜辺美波スポニチ
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 ▲おやつカンパニー『餃子の皮チップス 焼き餃子味』は、タレの味に関してはリアルだが、少なくともBodyに〝餃子の皮〟っぽさはなく、どちらかと言うと、エビ味のしないエビ煎みたいな味と食感。二度目はないが一度目はあってもいい。



 さて、どうでもいい酒が2本も続いてしまったし、そればかりか、直近の8本中「on my list」が1本しかないので、さすがに機嫌が悪くなってきました、ろくまる (篠峯) です。ブランド属性が「磨き60で必ず明利系酵母が使われる」ということなので、他のチヨメン (千代酒造メンバー) に比べるとトゥワンと華やかな酒が多いですが、出来がイイとキラキラ☆ジューシイな酒に仕上がるので侮れません。

 今回は蔵熟を経てから夏酒として毎年5月頃にリリースされる「夏色生酒Ver」と「通常Ver」を同時に開栓します。たしか「採ってる部分が違う」と認識していたんだけど、冗談じゃない、完全に別の味と香りの酒でした

 ※「通常Ver」は2本目ですが、評価は変わらずで特筆すべき変化もないので、別記事にはせず、1本目の記事の中で追記します



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 bottle size:720ml





【653】裏篠峯 -うらしのみね- 純米吟醸 雄山錦 夏色生酒 29BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:富山県産 雄山錦/60%
▪︎酵母:明利系+協会7号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+2.5/2.2 (※通常Verは+3.0/2.0)
▪︎ALC:16.5%

▶︎夏色Ver
▪︎処理:生酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年5月
▪︎管理状況:2018/6/7に着、3℃で管理。
▶︎通常Ver
▪︎処理:直汲み無濾過生酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2017年12月
▪︎管理状況:2018/5/17に着、9-10℃で管理、飲む数日前に冷蔵庫に移動。
▪︎試飲日時:2018年7月6日 (金) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable
▪︎警告:「夏色生酒」は香りも味も全くの別物。ただの「熟成」違いではない。極めて華やかな酒で、むしろ「ろくまる雄町」と同列。

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 まずは「夏色Ver」から──

 立ち香──ちょっと華やかなニュアンスがあるな。つうか、明利系ガンガンなんすけどナニコレ? 真っ先に「一歩己うすにごり」と「而今 雄町」を想ひ出したわ。多くの日本酒マニアがなぜか「ベリー」と呼ぶ、あの華やかさ。オレには白檀の香りのする芸者と戯れた後の酔っ払いオヤジの体臭にしか感じられないわけだが。。

 黄色信号点灯──。

 ♡☺♡「あああ、相当華やか系・・・。アタシこれ苦手。

 つうか、どうしてこうなった!? ちょっと我々の嗜好に収まる感じが全くしないですね。なんだろうな。7号酵母パートが完全に御隠れになってるというか、ややミルキーに華やかという、ちょっとレベルではなく相当に苦手な香り。それになぜか、ガスもほとんどない。「ろくまるマトリクス」で言えば「雄町」と同じ組なので、我々にはジャンル外です。



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 つづけて「通常Ver」を──

 立ち香──やはり、歴然と別の酒。さすがに1本目より香りの肉が膨らんでいるものの、メントールな清涼感に薄っすらと乳酸アロマが折り重なる点はまさに「ろくまる雄山錦」という感じ。

 ♡☺♡「こっちはガスある。ドライだね。アタシは断然こっち。



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 ▲ちょっと分かりにくいけど、右が「通常Ver」で気泡もしっかり目視できます。伊勢丹で買った「能書き系の高級燻製チーズ鱈」は値段を知ったら軽く暴れるレベルの出来栄え。どっかの酒蔵のジジイが絶賛して薦めて来たけど、都会のヲトナを舐めるのもエエ加減にせい。



 ピチャっとジューシイな愛らしい旨口。こっちの方が綾瀬はるかに旨いというか、まるで別の酒なので戸惑いの量はクワナリ多い。それでもこの酒の成長はここまで。削げる方向ではなく膨らむ方向での育ちなので、オレの望むような姿で熟成することはないです。ややポッチャリしてますが、まあ、カジュアル飲みには最適。少し木香っぽい苦味もあるけど、7号酵母的なそれとも言えるし、別に許容。もっとパキっとシャープな味筋の方が好きだけど、29BYは人懐こい酒が多いから諦めてます。



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 ▲じぇんじぇん減らない「夏色Ver」。



 この日はロゼシャンの残りを1杯ずつ飲んでから「ろくまる」に移行したわけだけど、人の舌というのは正直なもので、好き勝手に気に入った方を飲んでいたら、最終的にはこれだけの差がついた。それでもオレは研究がてら「華やか錦」を好まずとも口に入れたわけだけど、当然moukan1973♀は最初の一杯だけ口にした後は、もうほとんど飲みませんでした。

 これは「劣化」や「過熟」で説明のつく話ではなく、もう完全に別の酒です。冗談抜きで「7号酵母、入れ忘れた?」レベルですね (笑) 。





── 2日目。

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 まずは「夏色Ver」から──

 立ち香──ミルクネスの後退とも言えるが、ようやく香りの表面に7号酵母的なテカリ出てきた感じがするけど、さて。

 たぶん初日よりはマシなはず──。

 ♡☺♡「たしかに酸が出てきて昨日よりは飲める。華やかさはまだあるけど・・。

 透明感が出てきたのと、酸に柑橘系の表情。まあ、捨てずに飲めそうなので良かった。



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 つづけて「通常Ver」を──

 ♡☺♡「こっちの方が深い。

 こっちの方がチャーミングだよね。麗しの旨口というか。そして、この流れで「夏色Ver」を呑むと軋むようにミネラルがザラつくから不思議だ。この酒は我々にとっては、まずこういう言い方ができるとは思う──この「ろくまる雄山錦 通常Ver」は酒の事を深く考えずにTVに集中できる酒である──と。

 格段に旨いわけではないが、愛のある生活にとって〝正しい時間の過ごし方〟を我々に保証してくれるという意味では、非常に得難い。



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 ▲ここ最近、グリーンカールが安い。ツナマヨディップは味濃いめに仕上げるのがコツ──マヨネーズ、塩、ブラックペッパー、バジルパウダー、カレーパウダー、レモン汁、粒マスタード、味噌、おろしニンニク、砂糖、ハチミツ、味の素、すりゴマ、醬油、リーペリン・ウスターソースをそれぞれ適量。「タレやディップに味噌を入れたら必ず糖分を加える」は鉄則。味噌の塩分 (酸) を円くするにはハチミツが最適。騙されたと思ってやってみるといい。まずは「マヨネーズ、粒マスタード、味噌、ハチミツ、カレーパウダー」の5種で自身の黄金比を探ってみよう。逆に言うと、オレはハチミツと粒マスタードとカレーパウダーがなければ、基本、ディップそのものを作らない。だから我が家でこれらを切らす事はまずヌワイ。おそらく日本で一番オレが粒マスタードをNot直で食ってる自信がある。直食い (単一消費) はほとんどしないくせに、210gサイズのデカ瓶を年間に10本以上はタレ (ドレッシング) やディップの不可欠なブレンド食材として使う。家で揚げ物やソーセージの類はほとんど食べないから、この量は我ながら病的レベルだと思うわ。前にもどこかの記事で書いたが、ポン酢、醬油、リーペリン・ウスターソース、粒マスタード、砂糖、味の素、コマ油 (オリーブオイル) で作る簡易ドレッシングは、キミの想像を綾瀬はるかに超えて旨いわけだが、そのブレンド術の会得は一筋縄ではいかない。





── 4日目。

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 ▲「メークで顔が変わるし、役柄によって見え方が変えられる。昔から〝顔が覚えにくい〟と言われてたんですけど、いろんな作品に出ていると〝これもこの子だったんだ〟と言われるようになった。それがうれしい」──言うようになったな (笑) 。でも、ちゃんと本人が一番それをよく分かってるようなので、これでオレが擁護する手間が省けた。美波ちゃんは〝究極の業務用女優〟でいい。[2018/7/9/スポニチ




 もう「夏色Ver」しか残ってない──

 立ち香──相変わらずの〝要らぬ華やかさ〟がある。トゥワンな蜜っぽさの中にハチミツ様の上等の酸を感じるには感じるんだけど。

 だいぶ澱みが晴れてクリアになったけど、うーん、微妙。口どけはミラクルで爽やかなんだけど、味がどうにもこうにもそうにもああにもファインディングニモ。余韻に少しニュワっとした麹由来の餅酸 (もちさん) 、エアリーな苦味の中に木香の想ひ出。

 全体としては〝らしい気品〟がないわけじゃないけど、好んで杯の進む酒ではないです。一般レベルとしては問題ないと思うし、これをマズいと言ったら、この世に存在するほとんどの日本酒は飲めなくなる。それでも我が家としてこの酒に前向きな評価を与えることはできないです。「通常Ver」は100mlくらい残ったので、こっちに合流させてます。


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日本酒 篠峯 not_on_list_good 浜辺美波

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