◤仙禽一聲 - 山田錦35 無濾過原酒 瓶火入れ 27BY ── dಠಠb「たぶん日常的に1,500円くらいの白ワインを適当買いしてる心優しい、酒なら何でもウェルカムな平和主義の人たちなら『旨い!』と言うかもしれないけど、少なくとも仙禽としてはベスト──いや、もはやベターですらない」#High Grade 




 我が家としては極めて珍しいことに (笑) 、昨日は友人が遊びに来ていたので、とりあえず軽くサクサクUPして、後日細かい部分を補完していければと思ってます──瓶を空けるのを手伝ってくれるなら来客はいつでも大歓迎なんだけど、こっちからわざわざ誘うことはしないからな、もうお互い大人なんだし、本人たちのやる気に任せたいと思います。

 まずは毎度のように蔵元からの自信に満ち溢れたレビューをどうぞ。



▶︎11代目 薄井一樹氏のコメント

「仙禽一聲 (せんきんいっせい) 」とは、『鶴のひと声』を意味します。

当蔵の地下水(仕込み水)と同じ水脈上で作付けされたドメーヌ・さくら山田錦を麹米・掛米共に35%まで磨き上げた、まったく新しいコンセプトから生まれた作品です。モダン仙禽、クラシック仙禽シリーズとは設計の時点から異なった酒質を目指して設計されています。
ドメーヌ・さくら山田錦のポテンシャルを100%引き出すべく、あくまでもエレガントに、そして『甘味』を酒質の中心部分にそえました。

発散するようなエレガントな香り、豊満な果実や甘い蜜を凝縮したような華やかさに満ちた香り。まるでみずみずしい果実の香水のよう。
口に含むと、エレガントな甘味、ドライでクリアな力強い酸味。まるでエネルギーに満ち溢れた女性のようです。

酸味は控えめで、高次元の甘みによってエレガンスさを表現し、バランスをとっているテクスチャー。最後は甘味が短く端的にフィニッシュし、あくまでもドライな終焉。

今までの仙禽にはなかった、まさに『仙禽一聲』の名にふさわしい、鶴が描く軌跡を体感ください。






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 bottle size:720ml





【144】仙禽一聲 -せんきんいっせい- 山田錦35 無濾過原酒 瓶火入れ 27BY <栃木>

(株) せんきん:http://www.meimonshu.jp/senkin


Moukan's tag:




 26BYから復活した山田錦のフラッグシップ商品 (麹米:35、掛米:35) です。4合瓶で2,500円 (税抜) です。ちなみに去年は飲んでないっす。27BYの山田錦生が26BYのそれとは真逆の酒質──超絶クリアになってしまったことを考えると、これも去年飲んでおくべきだったと激しく後悔してる。そのくらい、個人的には26BYの山田錦生は素晴らしかった──27BYも悪くはないが、ちょっと酒質が可憐で儚すぎる。

 今日は我々夫婦共通の友人 (♀) が遊びに来てるので、二人のおばさんのコメントも拾ってみようと思う。たぶんアテにもタメにもならんかもしれないが、こことの乖離を知ることで、オレらブロガーやコアなファンがどうやって日本酒の素晴らしさを外に伝えていくかの、なんらかのヒントに──ならねえか (笑)



▶︎日本酒をこの2年間ほぼ365日飲み続けてきたmoukan1973♀♡☺♡と、普段はボストンに住んでいてモダンな日本酒──特に生酒なんかをほぼ飲んだことのない友人╭( ・ㅂ・)و ̑̑ が極めて限られたボキャブラリーでコメントします。

╭( ・ㅂ・)و ̑̑「ベラベラベラベラベラベラベラベラベラベラ」 (喋りに夢中で酒を味わってる余裕がない、オレと同い年のおばさん)

♡☺♡「あああっ。うううーん。おおお」 (飲み過ぎて感嘆詞しか出てこない、1歳年下&たまたま誕生日が↑と同じおばさん)






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 しかし使えねえ二人だな (笑) 。もっとライブ感のあるコメントが欲しかったんだけど、最初から期待はしてなかったので、そのぶん落胆もないよ。

 立ち香は基本、バナナ&メロン系だけど、酸サイドからのアプローチとなると白ブドウ、クリーミイな甘やかさサイドからだと桃やマンゴーも少しあるかな。いずれにせよ、オレの知ってる限られた仙禽感からは少し離れたニュアンスの立ち香。相変わらず伝統的な日本酒っぽさはないけれど。

 うーん、チョークだなあ

 なんか硬い酒質。ワイン並の渋み。チョークなミネラル感もかなりワイン的。つうか仙禽らしさをあまり感じない。磨き35%のわりに少し濁ったような粉っぽいような質感。甘さも全然伸びてこないよ。生/火入れの違いはあるにしても、少なくともモダン仙禽の山田錦27BYの延長線上──これのハイグレード版としての商品ではないな。ま、それは造った本人も「モダン仙禽、クラシック仙禽シリーズとは設計の時点から異なった酒質を目指して設計されています」と言ってるから仕方のないことだけれど。

 ちょっと──いや、かなり期待はずれだ。最近飲んだ雄町もチョークだったんだよなあ。このテクスチャー、いるかなあ。こんなことなら、年初の亀の尾も飲んどきゃよかったな。





── 2日目も一気にUPするよ。


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 リーデルで──。

 う〜ん、微妙。

 実は昼間に味見レベルで軽くラッパ飲みしたら、その時は悪くなかったんだよ。もしかしたらグラスに入れたら負けの酒?──おい、なにその不可能性!

 たぶん日常的に1,500円くらいの白ワインを適当買いしてる心優しい、酒なら何でもウェルカムな平和主義の人たちなら「旨い!」と言うかもしれないけど、少なくとも仙禽としてはベスト──いや、もはやベターですらないであろう。

 なにが問題なのかなあ。

 飲んだ瞬間に「旨い!」の一言が出てこないことが全てだとは思うんだけど、やっぱこのチョークなミネラル感、要らねえんだよなあ。正雪の純大雄町をゴリゴリ&ギシギシに硬直させたような味わいというか。

 あとはなにより、高い酒を飲んでる感じが全くしない──これに尽きる。仙禽らしい高酸度の酒質が、なんか安っぽい渋みフィールドに取り込まれちゃってるんだよな。アルコール感の浮きも少し気になる。除光液ライクなセメダイン感もあるね。

 常温に近づくと仙禽らしさも顔を出してくるけど、まあ、厳しめに言って、個人的にこれは取るに足らない酒。好きな人もいるとは思うので、特にNot Recommendedには振らないけど、薄井ピョンは山田錦35で何がやりたいのかね。これは蛇足な酒。モダン仙禽の山田錦の方がよっぽど野心的だよ。

 26BYの山田錦生、あの感動を返せ!


moukan1972♂






💻 関連サイト

【動画 - ほこ×たて】 神の舌を持つ男・仙禽・薄井一樹 (2013/3/10)
【YOMIURI ONLINE】酸味元ソムリエが新風 (2015/8/26)
【TVチャンピオン】 驚異の利き味バトル!舌先味覚王選手権 (2002/6/13)


日本酒 仙禽

Comment

Name - moukan1972♂ (もう肝臓の無駄使いはしたくない)  

Title - To まるめちさん

毎度ー。


──すみません、トラックバックがダブってしまいました…

よくわからんけど、昨日のトラバからは記事に飛べなかった。
ひとまず、ダブってる分は消しておきました。


──前向きに言うと現在の1,500円近辺の日本酒のコスパが異様な域に達しているということかと改めて思いました。

 結局、日本酒のプライスって、原料に対する原価率を反映するだけだから、磨き50〜60のスペックは、醸造技術が向上した分、ホントに満足度の高いお酒が増えたんだと思う。むしろ高精白の上位スペックに対する満足度が相対的に下がることすらあるよ。

仙禽の最新式は山田錦生に宿ってると思うので、機会があれば、外呑みの時にでも28BYをお試しあれ。26BYの山田錦生はまるめち氏的にも相当ストライクだったと思うよ。あの味幅は仙禽史上最大だったと思う。うっすらオリまであったしね。

2016.07.21 Thu 00:13
Edit | Reply |  

Name - まるめち  

Title - 

すみません、トラックバックがダブってしまいました…
片方削除をお願いします。

ちなみに、このお酒、
実質タダ酒だと凄い満足感でした(笑)

値段に関しては本当に同意ですね。
前向きに言うと現在の1,500円近辺の日本酒のコスパが異様な域に達しているということかと改めて思いました。
2016.07.20 Wed 23:26
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂ (もう肝臓の無駄使いはしたくない)  

Title - ふむふむ、貴、旨いのか。

毎度っ!

ここまで仙禽がボロカス言われてるWEB空間も珍しいが (笑) 、旨い/不味いを決めるのはエンドユーザーである我々一般消費者だしな。

でも、一応、仙禽の名誉のために言っておくと、「モダン仙禽 山田錦 27BY」は結構良かったよ。ある意味で十四代的なクリアネスを手に入れようとしているという野心は感じた。雄町は微妙、無垢はmoukan1973♀が外で飲んで「ブっちゃけ美味く感じなかった」と言ってたから微妙なんだろう。クラシック仙禽の山田錦も悪くない。ま、たまたま巡り合わせがよくなかったんだな。相性というか、そういうのあるよね (笑) 。

──でも、この程度なら、1500円くらいで、もっと楽しいお酒を2本買った方が納得できると思います

そこだよな、難しいの。高い酒でしか味わえないニュアンスやタッチがあることは事実なんだけど、最後の山は100円の値上がりでほんの少ししか登っていけないというさ。1,000円の日本酒と1,500円のそれを比較すれば後者の方が圧倒的に旨いんだけど、同じ金額差でも1,500円と2,000円じゃそこまでの圧倒的な差はないわけで。

貴の発砲ニゴリ!
これ、いろんな酒屋で何度も見てたよ。
貴は近所に3店舗ほど扱いがあるけど、まだ残ってたかなあ。
上澄みハンターのオレとしては無視できない存在かも (笑) 。

そうそう、七田おりがらみ生はもう売ってなかった・・・。


2016.07.14 Thu 10:08
Edit | Reply |  

Name - 日本酒初心者  

Title - ですよねー

だいぶ前にコメント入れたように、自分も呑んでます。自分の最初の仙禽が昨年のドルチェアロマで、ワイン酵母といえどただただ酸っぱく、その後にモダン仙禽を一度買いましたが、なんの感動もありませんでした。
んで、最後の期待を込めてのこれでした。
感想としては、なしです。日本酒ブロガーの方々のように、何がどうとかいえませんが、この程度なの仙禽?って感じです。もともと仙禽にしては酸を抑えめと聞いていたし、磨きから綺麗な酒質とは思っていましたが、4合2700円(税込)の価値を感じれません。
その日呑んだお酒の中で、一番印象にないお酒となりました。なのに一番高額って(^_^;)
ちなみに呑んだお酒が

1奥能登の白菊 純吟 そのまんま
2松の寿 純吟 雄町 直汲み 
3町田酒造 純吟 雄町 直汲み
4新政 猿の惑星?
とこれ。

ほかのそれぞれは、おいしいとか面白かったりとかもあったのですが、
ほんと、仙禽一聲 はただ上品なお酒造ってみました。っていう感じしか
しなかったとおぼえてます。
このブログでの紹介のように、初日の封明けの町田が最高でした。
たしかに後日酒質は落ちましたね~
白菊にも感動しました。
松の寿は初日は然程でしたが、後日、びっくりするほどうまくなりました。
新政はふつうに№6(R-type)ですね。
まあ、アンチ仙禽の自分の評価なので、ちょっと厳しめと思います。
でも、この程度なら、1500円くらいで、もっと楽しいお酒を2本買った方が
納得できると思います。もう数年は仙禽いらないかなと(^_^;)

モウカンさん もし、また夏酒買うなら、貴の発砲ニゴリとかどうですか?
ちょっと気にいりました。上澄みがすごくよくて、混ぜるとミルキーで、
でも、少しの苦みがあって、それも良くて。他の方はどう思うかな~と。

2016.07.14 Thu 06:26
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  • 本日の家飲み 仙禽一聲(せんきんいっせい)     栃木県さくら市のお酒です。  外飲みはちょくちょく、ブログでの紹介はクラシック仙禽に続き2回目ですね。  栃木の誇る個性派人気蔵の、比較的高価格品になります。  基本的には私の家飲みの対象外のランクなのですが、今回とあるイベントの余りものにありつけました。  実際ラベルを含めただものではない雰囲気を放っていますね、仙禽のデザインは今風...
  • 2016.07.20 (Wed) 19:01 | 酔いどれオタクの日本酒感想記