◤モダン仙禽 - 雄町 無ろ過生原酒 27BY ── ♡☺♡「雄町をゴージャスに骨太に創る(造る)のは簡単です。しかしながら、これほどまでにヤマトナデシコな雄町は、自画自賛ですが存在しないはずです──by 薄井一樹」  




峰竜太 27BYのモダン仙禽の生酒はとってもクリアー。26BYよりも原酒としてのALC度数が下がって、ワイン並の15度になってます。淡いのが好きか、濃いのが好きか、こればかりは好みです。言っちゃえば、峰竜太が好きか、竜雷太が好きかみたいな──えっ? どっちも好きじゃないって!?

 我が家の──というより、旦那の仙禽理解としては、とにかく26BYに復活した山田錦の生にヤラれちゃったみたいです。確かにこれ、少しオリまで含んでましたからね。仙禽らしからぬフルボディで濃醇な甘旨酒で、旦那曰く「仙禽は何を飲んでも仙禽問題あるけど、これだけは違った」ようで、当時は「26BYのTOP5に入る傑作だ!」と騒いでました。27BYの山田錦は26BYとは別物でしたが。

 今回は雄町の生をいただきます。モダン・シリーズ共通である「麹米:35、掛米:50」の純米大吟醸スペックになります。ちなみに、27BYから、クラシック仙禽シリーズとの違いを明確にするために、無印の仙禽には〝モダン〟の冠が付いてます。




 📺【動画 - ほこ×たて】 神の舌を持つ男・仙禽・薄井一樹 (2013/3/10)
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 bottle size:720ml





【122】モダン仙禽 -せんきん- 雄町 中取り 無ろ過生原酒 27BY <栃木>

(株) せんきん:http://www.meimonshu.jp/senkin


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 先ずは、造った本人、元ソムリエにして、TVチャンピオン『驚異の利き味バトル!舌先味覚王選手権』準優勝者にして、ほこ×たて『神の舌を持つ男』にして、仙禽の若き11代目である薄井一樹氏の渾身コメントからどうぞ。(ていうか、当時わたしたち、普通にこの回の「ほこ×たて」をTVで観てたんですが、日本酒にまるで興味がなかったので、まさか彼が仙禽の専務だったとは気に留めていませんでした・・・)




senkin_omachi_nama3333.jpg 今年も当蔵の看板商品の一つをご紹介いたいします。「ドメーヌ・さくら雄町」と謳い三年目の栃木県さくら市産の雄町ですが、やはり仕込み水と同水脈の田圃で育った雄町は、本場岡山県の特等米よりも仙禽との相性は良い。同じ生育環境との相性に勝るものはありません。そして仙禽唯一無二の「水」と純粋に向き合って仕上げた、ウォーターエレガンスなフレーバーとクリア酸味、ふくよかなジューシー感と透明感。これが雄町の特徴です。「モダン仙禽 亀ノ尾」「モダン仙禽 山田錦」で失敗に陥った設計の問題を修正しました。モダンシリーズの香味特性は、「華やかな香りとジューシーな味わい」です。27BYは、新酒の出来に悩まされてきました。設計上の問題から、今やっと全ての問題をトラブルシューティングし、理想の「モダン」に近づいたと確信しています。

 今シーズンはほとんどのアイテムを火入れ処理する予定です。数少ない「生」のアイテムを、お待ちで味わってみてください。試練の年となった27BY。しかしながらドメーヌとテロワールの恩恵を極限にまで引き出し、アップデートを繰り返したモダン仙禽シリーズの最後の砦、「モダン仙禽 雄町」にどうぞご期待ください。

 透明感ある、フローラルな香り。例えるならばアカシヤやユリ様のフレーバー、香りに共通するのは「みずみずしい」という表現。果実をしぼったかの様な発散するみずみずしい香りは、確実にドメーヌの恩恵を受けています。口に含むと、雄町らしいスィートなアタックの強さの後に、香り同様に「みずみずしい」アフターが繊細な酸味とともに訪れ、心地よく快楽的な味わいにフィニッシュします。なんと切ないジューシー感。これほど「水」の存在感に溢れた雄町は他に類を見ないでしょう。雄町をゴージャスに骨太に創る(造る)のは簡単です。しかしながら、これほどまでにヤマトナデシコな雄町は、自画自賛ですが存在しないはずです。




 山田錦のとき、確か「断言します、今回の出来栄えは9年間に渡る〝仙禽〟の醸造において、最高傑作と呼んでも過言ではありません」と言っていたと、なんでもすぐに忘れるわたしでも覚えているんですが、「モダン仙禽/山田錦で失敗に陥った設計の問題を修正しました」って、この人、見かけによらず、意外に精神を病んでるんでしょうか (笑) 。

 立ち香ですが、結構華やかに香りますね。お花畑なアロマに、白桃やバニラ様の瑞々しい酸が重なります。最近呑んだ中だと、此君の純大なんかを思い出すと、横で旦那が言ってます。

 dಠಠb「どけどけ、こっからはオレが書くぞ」──。

 この含み香だけど──チョーク!


senkin_omachi_nama5.jpg こういうのをワインの世界では〝ミネラル香〟と言うわけだが (参照サイト) 、日本酒ライクなミネラル感とは異なる、このウッディーで少し粉っぽい質感は、ハッキリ好き嫌いが分かれるところだとは思う。山田錦と違って、結構クセがあるよ。

 ボディサイズは山田錦よりも肉感的で、シルエットも野性味があって艶やか。冷たいと酸が強めに前に出てくるけど、温度の上昇と共に、次第にスウィートなタッチに。ウォータリーな透明さもあるけど、しっかりと旨味を感じれる味サイズ。

 そうそう、思い出したよ。このウッディーな感じ、相模灘の雄町と全く同じ性質のものだよ。もちろん、仙禽の方がスリムで清楚だけど。同時に、ちえびじんの焚き火問題も思い出したよ。悪くないんだけど、全体のバランスの中で、このチョークなニュアンスが少し浮くかなあ。クセの強いクリーミイ感というか、温度帯によっては、甘みとぶつかって、少しクドく感じる時間帯もある。このあたりも裏ちえびじんに被るノイズ要素なんだけど。

 全体としては、「旨い旨い」言いながら呑める時間帯も少なからずあるけど、もう少し素直にフルーツを感じたいよね、雄町だけに。ま、人によっては好きかもしれない味わいではあるよ。でもまあ、オレとしては、最近の仙禽は、山田錦を追ってさえすれば、十分に事足りるとは思う。

 ヤマトナデシコ?──正直、この意味はオレにはよく分からん。


moukan1972♂




💻 関連サイト

【動画 - ほこ×たて】 神の舌を持つ男・仙禽・薄井一樹 (2013/3/10)
【YOMIURI ONLINE】酸味元ソムリエが新風 (2015/8/26)
【TVチャンピオン】 驚異の利き味バトル!舌先味覚王選手権 (2002/6/13)


日本酒 仙禽 雄町

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