もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

「再会」とは「出会い」のレゼルヴァ (笑) 。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤櫛羅 - 純米 無濾過生原酒 2015 (27BY) 2本目!<奈良> ── dಠಠb「もうすぐ27BYのチヨメンともお別れ」#Well-Cured/Fruity/Dry 




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 セネガルのサバールダンス。激しい。
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 というわけDE、櫛羅 (くじら) です。「篠峯」でお馴染み千代酒造の〝櫛羅テロワール〟とでも言うべきRM (レコルタン・マニピュラン) 的な商品ですね。1本目は「4月28日」に振る舞いました──スゲえ勢いでなくなったので、実はオレはあまり飲めてない。運良く2015 (27BY) の生酒を「純吟×4」「純米×2」で4月末に手に入れることができて、更には「Kodama Tuning 27BY」の1800mlもあるとか、ぼちぼちサヨナラの覚悟を決める時が来たようです。


kujira2015_2_3.jpg 堺杜氏とのfacebook上のやり取りの中で〝ロット違い〟があることを最近知ったけど──「田圃の区画違い」として「純吟2種」「純米4種」がある──、当然、これは最後の最後にKTRが残りを引き取る形でバックオーダーしてるはずなので (笑) 、ラベルの印字が「2016. 06」だし、おそらくは〝2ndロット〟なんでしょう。ま、1stロットを飲んでないので今となっては関係ないけれど。

 と鳴門、去年の春に買った「Kodama Tuning 27BY」がどっちのロットなのかが気になるところではあるが、これは出荷直前まで千代酒造で囲ってから10〜11月に出荷され、そこからコダマ店主が独自の温度管理──企業秘密らしいのでココでは明かさない──で追熟させたモノなので、仮に同じロットであったとしても、瓶サイズも1800mlだし──720mlとは採ってる部分が微妙に異なるし──、きっと違った表情を見せてくれることでしょう。顔認識ソフトじゃないけど、結局、酒って、同じBYの同じ商品であっても、それらの1本1本は、同じ一人の人間の、角度や時刻や日で変わる様々な表情の一部でしかないんだよね。

 金曜にこの720mlを飲んだ感じだと、そろそろサヨナラしないとイケナイと判断しましたので──その「サヨナラ」は常に「最高の別れ」を目指さなければならないし、その覚悟がないのなら買った酒を不用意に長く持ってはいけない──、ぼちぼち覚悟を決めて「Kodama Tuning 27BY 1800ml」を今夜 (日曜に) 開けるかもしれません。

 720mlは友人に1本譲ったので、1800mlを飲み干せばうちも残1です。こっちは低い温度で管理してるので、秋頃までは引っ張れるかどうか。個体差による熟成式の違いまでは予想のしようがないんだけどね。



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 bottle size:720ml





【640】櫛羅 -くじら- 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2015 (27BY) <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:奈良県御所市櫛羅産 山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+5/1.8/─
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中取り無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H27BY/2016年6月
▪︎管理状況:2018/4/27に着、9-10℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年6月22日 (金) /1本目に開栓。
▪︎備考:1本目は「2018年4月28日 (土) 」に飲んだ。5本目くらいに開けたし、基本的に振る舞い酒だったので、じっくり飲むのは初めて (笑) 。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲『うまい棒』は「エビマヨネーズ味」派です。いろいろ食ったけど、コレが一番旨い。



 立ち香──さあ、どうかな。少し進んでるかな。搾ってから2年以上も過ぎれば個体差も出るだろうし。ややボンタン飴か?

 しかし旨い。前回より酸っぱいし、テクスチャーは爽快にシャープよ。旨みのふくよかさはありつつも、なぜか味筋はドライ。それでいて凄まじくジューシイという、不思議なバランス (笑) 。ガスもそこらの29BYの直汲みよりあるんじゃねえか?



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 それなりに光沢感のある生老ね香も出てるけど、むしろ望むべく出力とサイズ感。徐々に熟れた和梨のような甘みが伸びて来た。奥で少しカカオもあるけど、全体には〝激フルーティー〟と言って良い。口どけミラクル。余韻には軋むように内へと向かうミネラルと酸の素晴らしい集中力があり、上っ面の甘みだの熟味だのを全て掠め取る。

 前回の瓶とは異なり、甘さの優位性は低い。もちろん、同じ酒の同じBYの同じロットの同じ店で買った瓶だから、ここには歴然と「櫛羅 2015」としての通奏低音があるわけだけど、2本目は、なんとも不思議な熟成ドライ酒に仕上がってます (笑) 。そうかと言って26BYの2年モノの「ろくまる」のような削げた──酵母に糖分を食い荒らされた──ドライ感ではなく、言うなら、酒の走り方としてのドライさ。わかる?──わからなくても別にいいんだけど。



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 ▲どっちか言うと右の「辣油味」の方がマシかな。入れ歯の老人が感激するくらいに柔らかいので、左の「香ばし葱油味」は香りが味わいの骨格にバシっと収まらない。この味と香りなら硬いメンマに対して方が良さを発揮できる。卵焼きやオムレツの具にした方が旨そう。



 やべっ、水を一滴も飲まずに一合くらいガブガブ飲んでしまったうすはりは無駄に熟成に関する情報量が増えるからベターではない。そこそこボンタン飴です。それでもジューシイなんだよ──残念ながら。

 当然、26BYの方がブドウ感タカーメで甘酸同士の抱擁モーションも熱くエロティックなんだけど、味しねえヴィンテージである27BYのチヨメン (千代酒造の酒たち) がここまで芳醇グラマラスに育つんだから、やっぱ堺杜氏の造る酒は毛並みがいいんだな。文句ナシに旨いよ



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 ワイングラスはどうなのかな〜

 悪くはない。どっかのバカに教えてやりたいくらいガス感も増すし、口までの距離が伸びるから酸の握力も感じやすい。しかしまあ、とてつもない安心感だな。これぞワールドクラス──というより、日本酒が真に〝世界のサケ〟の地位にまで駆け上がるためには、逆にここが基準じゃないとオマル (困る) という話な。こんなもん、日本酒にウブなロバート・パーカーごときが飲んだら卒倒するわ (笑) 。

 ちょっと紅茶なアロマが出てきた──バカヤロウ、旨いんだよ! そして、これを「個性」と言うのだよ。代替不能だろ。だから、もうこれを買うしかないんだよ。多くの日本酒マニアどもが傑作の「篠峯/櫛羅/ろくまる」をマトモに飲んだ経験がないことは、オレにとっては〝日本酒版・世界の七不思議〟の一つ。

 あの時、オレを信じて☆7のレジェンド銘酒「Kodama Tuning 26BY」を買ったヤツ、秋山で売れ残りの26BYの「ろくまる」を拾えたヤツ、それでいい。特別のヤル気も決意も努力も資格も要らない。人並みに電話とメールの操作ができれば、それで十分だ。



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 ▲近所の中華食材屋で割包を買って来た。ま、具ナシの肉まんの皮?


 ▲今夜、家でコレ作って食べる。レシピサイトなんか見ない。欲しい情報なんか載ってない。

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 ▲昨晩はガパオを挟んで食ってみた。旨い。



 おや、外開きのグイ飲みもジューシイでいいですね。1本目よりドライでシャープなのにボンタン飴ライクな旨みの熟味はこっちの方が育ってるという、なんとも不思議なバランスの仕上がり。

 今夜は最近では珍しく独りで1種類の酒を2合以上も飲んでしまった。こういう毎日であれば嬉しいけれど、そうなると肝臓に負担が掛かって予定より早死にするだろうから、そう幸せな毎日が長くは続かないっていうね。つくづく「人生」っていうのは上手くできてるもんだ。こういうことを想ふ時、宇宙の真理との不思議な一体感に包まれて、ほんのりと熱っぽい感慨の風が目の前をササっと通り過ぎる。

 イイ酒がイイ酒であるのは、飲み手に味や香り以外の様々な詩的インスピレーションを与えてくれるからなんだ。世界がゆっくりと両手を伸ばし、そして、夜がしめやかにときめく。





── 2日目の昼間。

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 ▲リュネット・ジュラの創業者、レジェンド高橋一男氏。theoを日本で初めて入れたのも彼。まだ生きてます。そういや、注文したイッタァ〜リアのメガネ、まだできないのか。






 金曜に独りで結構飲んじゃって、残りの「愛山45」を300mlに入れて足りない分をコレで埋めたので──100mlくらい?──、残りは1合くらい。moukan1973♀は昨日は飲み会だったから2日目から参戦。まだ1800mlと720mlが1本ずつあるので、そっちは口開けで飲めるでしょう。

 ♡☺♡「あああ。イイ酒だ。旨い。田舎臭くない。洗練っ (笑) 。飲んじゃうな。分かるよ。軽いっていうか重くない。無駄がない。ジューシー。
 dಠಠb「内へ向かう酸パワーがあるから、香りほど熟味は感じないでしょ? 酸っぱい果実を噛んだ時のようなジューシネス。やはり、そこは純米とは熟成酒としての筋力が違う。

 出荷は「2016. 06」だけど、搾って瓶詰めしたのは2月頃だと思うので、約2年4ヶ月も寝てることを思えば──27BY的な味の薄さを考慮したとしても──、やはり正しく醸された千代酒造の生酒の強さは異常。別にゴリゴリ&ムキムキの辛口というわけでもないのにコレだよ。この程度の熟味、むしろ今時期のイケセイ (池袋西武) に売れ残ってる「栄光富士」や「小左衛門」の2月/3月印の29BYでも平気で育ってるだろ (笑) 。

ホセ_メンドーサ_good_luck あとグイ呑み3杯分くらい残ってるので、これから開ける1800mlと軽く味クラーヴェですね。27BYの「篠峯/櫛羅」の9号酵母の精米歩合50以下の生酒は約2年でホントに化けます。さすがにもう27BYは買えないと思いますので、どこかでコレの「2018. 02〜03/720ml」を見掛けたら、黙って買って黙って秋以降に開けて飲んでみ? オレが旨いって言ったら本当に旨いんだよ。今年に入って日本酒だけで140本も開けてるんだぜ?──土曜に2本開けて今夜もう1本開けるから、もうすぐ143本になる。

 何も考えずに黙って買って黙って飲むだけの話なのに、それすらハードルとか、マジで意味わかんない──と、いつもmoukan1973♀が言ってる。あとは「気になってます」とかの言説。気になってるなら今すぐ買えよ (笑) 。送料を気にするくらいならクソ酒を飲む (買う) のを1本我慢すればいいだけの話。まさか飲むことより買うこと (酒屋に行くこと) の方が好きとか、そういうのないよな?

 GOOD LUCK !! ──キムタクのドラマじゃないよ、どっちか言うと、ホセ・メンドーサの方な。


moukan1972♂






日本酒 篠峯 on_list_marvelous

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