もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 黒澤ホヅミ (30) がドロップされた模様。知りたいのは数値。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

【追記:3本目】◤櫛羅 - 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2015 (27BY) 2本目!<奈良> ── dಠಠb「もうすぐ27BYのチヨメンともお別れ」#Well-Cured/Fruity/Dry 



 ※2019年1月25日 (金) に3本目を開けたので、こちらに追記します。3本目

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 セネガルのサバールダンス。激しい。
 ▼

 



 というわけDE、櫛羅 (くじら) です。「篠峯」でお馴染み千代酒造の〝櫛羅テロワール〟とでも言うべきRM (レコルタン・マニピュラン) 的な商品ですね。1本目は「4月28日」に振る舞いました──スゲえ勢いでなくなったので、実はオレはあまり飲めてない。運良く2015 (27BY) の生酒を「純吟×4」「純米×2」で4月末に手に入れることができて、更には「Kodama Tuning 27BY」の1800mlもあるとか、ぼちぼちサヨナラの覚悟を決める時が来たようです。


kujira2015_2_3.jpg 堺杜氏とのfacebook上のやり取りの中で〝ロット違い〟があることを最近知ったけど──「田圃の区画違い」として「純吟2種」「純米4種」がある──、当然、これは最後の最後にKTRが残りを引き取る形でバックオーダーしてるはずなので (笑) 、ラベルの印字が「2016. 06」だし、おそらくは〝2ndロット〟なんでしょう。ま、1stロットを飲んでないので今となっては関係ないけれど。

 と鳴門、去年の春に買った「Kodama Tuning 27BY」がどっちのロットなのかが気になるところではあるが、これは出荷直前まで千代酒造で囲ってから10〜11月に出荷され、そこからコダマ店主が独自の温度管理──企業秘密らしいのでココでは明かさない──で追熟させたモノなので、仮に同じロットであったとしても、瓶サイズも1800mlだし──720mlとは採ってる部分が微妙に異なるし──、きっと違った表情を見せてくれることでしょう。顔認識ソフトじゃないけど、結局、酒って、同じBYの同じ商品であっても、それらの1本1本は、同じ一人の人間の、角度や時刻や日で変わる様々な表情の一部でしかないんだよね。

 金曜にこの720mlを飲んだ感じだと、そろそろサヨナラしないとイケナイと判断しましたので──その「サヨナラ」は常に「最高の別れ」を目指さなければならないし、その覚悟がないのなら買った酒を不用意に長く持ってはいけない──、ぼちぼち覚悟を決めて「Kodama Tuning 27BY 1800ml」を今夜 (日曜に) 開けるかもしれません。

 720mlは友人に1本譲ったので、1800mlを飲み干せばうちも残1です。こっちは低い温度で管理してるので、秋頃までは引っ張れるかどうか。個体差による熟成式の違いまでは予想のしようがないんだけどね。



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 bottle size:720ml





【640】櫛羅 -くじら- 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2015 (27BY) <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:奈良県御所市櫛羅産 山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+5/1.8/─
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中取り無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H27BY/2016年6月
▪︎管理状況:2018/4/27に着、9-10℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年6月22日 (金) /1本目に開栓。
▪︎備考:1本目は「2018年4月28日 (土) 」に飲んだ。5本目くらいに開けたし、基本的に振る舞い酒だったので、じっくり飲むのは初めて (笑) 。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲『うまい棒』は「エビマヨネーズ味」派です。いろいろ食ったけど、コレが一番旨い。



 立ち香──さあ、どうかな。少し進んでるかな。搾ってから2年以上も過ぎれば個体差も出るだろうし。ややボンタン飴か?

 しかし旨い。前回より酸っぱいし、テクスチャーは爽快にシャープよ。旨みのふくよかさはありつつも、なぜか味筋はドライ。それでいて凄まじくジューシイという、不思議なバランス (笑) 。ガスもそこらの29BYの直汲みよりあるんじゃねえか?



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 それなりに光沢感のある生老ね香も出てるけど、むしろ望むべく出力とサイズ感。徐々に熟れた和梨のような甘みが伸びて来た。奥で少しカカオもあるけど、全体には〝激フルーティー〟と言って良い。口どけミラクル。余韻には軋むように内へと向かうミネラルと酸の素晴らしい集中力があり、上っ面の甘みだの熟味だのを全て掠め取る。

 前回の瓶とは異なり、甘さの優位性は低い。もちろん、同じ酒の同じBYの同じロットの同じ店で買った瓶だから、ここには歴然と「櫛羅 2015」としての通奏低音があるわけだけど、2本目は、なんとも不思議な熟成ドライ酒に仕上がってます (笑) 。そうかと言って26BYの2年モノの「ろくまる」のような削げた──酵母に糖分を食い荒らされた──ドライ感ではなく、言うなら、酒の走り方としてのドライさ。わかる?──わからなくても別にいいんだけど。



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 ▲どっちか言うと右の「辣油味」の方がマシかな。入れ歯の老人が感激するくらいに柔らかいので、左の「香ばし葱油味」は香りが味わいの骨格にバシっと収まらない。この味と香りなら硬いメンマに対して方が良さを発揮できる。卵焼きやオムレツの具にした方が旨そう。



 やべっ、水を一滴も飲まずに一合くらいガブガブ飲んでしまったうすはりは無駄に熟成に関する情報量が増えるからベターではない。そこそこボンタン飴です。それでもジューシイなんだよ──残念ながら。

 当然、26BYの方がブドウ感タカーメで甘酸同士の抱擁モーションも熱くエロティックなんだけど、味しねえヴィンテージである27BYのチヨメン (千代酒造の酒たち) がここまで芳醇グラマラスに育つんだから、やっぱ堺杜氏の造る酒は毛並みがいいんだな。文句ナシに旨いよ



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 ワイングラスはどうなのかな〜

 悪くはない。どっかのバカに教えてやりたいくらいガス感も増すし、口までの距離が伸びるから酸の握力も感じやすい。しかしまあ、とてつもない安心感だな。これぞワールドクラス──というより、日本酒が真に〝世界のサケ〟の地位にまで駆け上がるためには、逆にここが基準じゃないとオマル (困る) という話な。こんなもん、日本酒にウブなロバート・パーカーごときが飲んだら卒倒するわ (笑) 。

 ちょっと紅茶なアロマが出てきた──バカヤロウ、旨いんだよ! そして、これを「個性」と言うのだよ。代替不能だろ。だから、もうこれを買うしかないんだよ。多くの日本酒マニアどもが傑作の「篠峯/櫛羅/ろくまる」をマトモに飲んだ経験がないことは、オレにとっては〝日本酒版・世界の七不思議〟の一つ。

 あの時、オレを信じて☆7のレジェンド銘酒「Kodama Tuning 26BY」を買ったヤツ、秋山で売れ残りの26BYの「ろくまる」を拾えたヤツ、それでいい。特別のヤル気も決意も努力も資格も要らない。人並みに電話とメールの操作ができれば、それで十分だ。



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 ▲近所の中華食材屋で割包を買って来た。ま、具ナシの肉まんの皮?


 ▲今夜、家でコレ作って食べる。レシピサイトなんか見ない。欲しい情報なんか載ってない。

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 ▲昨晩はガパオを挟んで食ってみた。旨い。



 おや、外開きのグイ飲みもジューシイでいいですね。1本目よりドライでシャープなのにボンタン飴ライクな旨みの熟味はこっちの方が育ってるという、なんとも不思議なバランスの仕上がり。

 今夜は最近では珍しく独りで1種類の酒を2合以上も飲んでしまった。こういう毎日であれば嬉しいけれど、そうなると肝臓に負担が掛かって予定より早死にするだろうから、そう幸せな毎日が長くは続かないっていうね。つくづく「人生」っていうのは上手くできてるもんだ。こういうことを想ふ時、宇宙の真理との不思議な一体感に包まれて、ほんのりと熱っぽい感慨の風が目の前をササっと通り過ぎる。

 イイ酒がイイ酒であるのは、飲み手に味や香り以外の様々な詩的インスピレーションを与えてくれるからなんだ。世界がゆっくりと両手を伸ばし、そして、夜がしめやかにときめく。





── 2日目の昼間。

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 ▲リュネット・ジュラの創業者、レジェンド高橋一男氏。theoを日本で初めて入れたのも彼。まだ生きてます。そういや、注文したイッタァ〜リアのメガネ、まだできないのか。






 金曜に独りで結構飲んじゃって、残りの「愛山45」を300mlに入れて足りない分をコレで埋めたので──100mlくらい?──、残りは1合くらい。moukan1973♀は昨日は飲み会だったから2日目から参戦。まだ1800mlと720mlが1本ずつあるので、そっちは口開けで飲めるでしょう。

 ♡☺♡「あああ。イイ酒だ。旨い。田舎臭くない。洗練っ (笑) 。飲んじゃうな。分かるよ。軽いっていうか重くない。無駄がない。ジューシー。
 dಠಠb「内へ向かう酸パワーがあるから、香りほど熟味は感じないでしょ? 酸っぱい果実を噛んだ時のようなジューシネス。やはり、そこは純米とは熟成酒としての筋力が違う。

 出荷は「2016. 06」だけど、搾って瓶詰めしたのは2月頃だと思うので、約2年4ヶ月も寝てることを思えば──27BY的な味の薄さを考慮したとしても──、やはり正しく醸された千代酒造の生酒の強さは異常。別にゴリゴリ&ムキムキの辛口というわけでもないのにコレだよ。この程度の熟味、むしろ今時期のイケセイ (池袋西武) に売れ残ってる「栄光富士」や「小左衛門」の2月/3月印の29BYでも平気で育ってるだろ (笑) 。

ホセ_メンドーサ_good_luck あとグイ呑み3杯分くらい残ってるので、これから開ける1800mlと軽く味クラーヴェですね。27BYの「篠峯/櫛羅」の9号酵母の精米歩合50以下の生酒は約2年でホントに化けます。さすがにもう27BYは買えないと思いますので、どこかでコレの「2018. 02〜03/720ml」を見掛けたら、黙って買って黙って秋以降に開けて飲んでみ? オレが旨いって言ったら本当に旨いんだよ。今年に入って日本酒だけで140本も開けてるんだぜ?──土曜に2本開けて今夜もう1本開けるから、もうすぐ143本になる。

 何も考えずに黙って買って黙って飲むだけの話なのに、それすらハードルとか、マジで意味わかんない──と、いつもmoukan1973♀が言ってる。あとは「気になってます」とかの言説。気になってるなら今すぐ買えよ (笑) 。送料を気にするくらいならクソ酒を飲む (買う) のを1本我慢すればいいだけの話。まさか飲むことより買うこと (酒屋に行くこと) の方が好きとか、そういうのないよな?

 GOOD LUCK !! ──キムタクのドラマじゃないよ、どっちか言うと、ホセ・メンドーサの方な



↑↑↑ 2本目 ↑↑↑

 3本目!!!
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 bottle size:720ml





【736】櫛羅 -くじら- 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2015 (27BY) 3本目!<奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:奈良県御所市櫛羅産 山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+5/1.8/─
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中取り無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H27BY/2016年7月
▪︎管理状況:2018/4/27に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年1月25日 (金) / 長陽福娘→黒澤の次に3本目として開栓。
▪︎備考:なぜかコレだけ出荷日が「2016.07」です。他の2本は6月だったけど、時期的に近いのでロットは同じだと思われます。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲2019/1/24 (木) 東京ビックサイトにて『日本ジュエリーベストドレッサー賞』授賞式。副賞やなんやで20個くらいのジュエリーが貰えるらしい。[受賞の挨拶][受賞後の囲み取材][modelpress][TOKYO POP LINE



 というわけDE、3本目です。27BYの純吟はコレで最後。前回飲んだのが「2018年6月22日 (金) 」なので、あれから約7ヶ月ほど過ぎてます。毎年この時期にリリースされる酒なので、ざっと丸3年熟成ですね。

 立ち香──さすがに熟してまんなあ。でも、直前に飲んでた「黒澤 黄色信号」より情報量が少ない気も。思ってたより麦チョコじゃなかった (笑) 。



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 とりあえず飲んでみる──グラスに気泡!

 ナニコレ、超旨い。「黒澤の黄色」と組は同じだけど、こっちは成績優秀の学級委員レベル。あああ、これ最高だわ。「Kodama Tuning」も含めて、これまでに飲んだ4本の27BYの中で一番イイ。なんか腫れ物が落ちたみたいに熟味が削げてるような感覚で、むしろ若返ったような、不思議な熟成ジューシネス。やっぱこの酸だよなあ。速醸でこのレベルの質と量と機能の完璧なトライアングル感。液性は極めてピュアでクリア。

 甘旨エレメントがドゥワっと広がった刹那、そこから一気にコアに向かって全てが吸い込まれていくスペクタクル。熟香や熟味はワンテンポ遅れて美しい余韻の幻影の中で、ゆっくりと静かに靄の中に消えて行く。ワインで言ったら完全に「グランヴァンの風格」で、これが税込2,160円なんだもんなあ。

 あ、今わかった。「日本酒は安い。」──この言説は正しくない。違う。「日本酒は旨くても不味くても似たようなスペックなら値段が同じ。」──これが最大の問題。1,200円だって旨くなければ高いんだよ。



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 ガスはそこらの直汲み並には残ってます。しかも程良く熟成したシャンパーニュのように非常にキメが細かい。このシルキーな粒子感は新酒の直汲みじゃ絶対に出せない。これヤヴァイ久々に日本酒を飲んで本気で瞳孔が開いた

 こういうチヨメンはちょっと初体験かなあ。なんだろうなあ。まず信じられないくらい無駄がないのに、ドギマギするほど魅惑の情報量があるんだよな。もはやこれまでの「ジューシイ」の概念が覆される次元だわ。

 つまりは、美味しい果肉 (笑) ? もう「飲む」の段階じゃない。「食べる」の状況。あああー、もう最高。なんでキミはこういう酒を飲んだことないのかなー!



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 ワイングラス──。

 まるで万華鏡な情報量を残したまま若返るという奇跡。さすがに12,960円のグラスはイイ仕事するなあ (笑) 。ブっちゃけ、泣きそう。旧評価で☆7の神酒確定。しかしまあ、あの「みにくいアヒルの子の27BY」が3年でここまで化けるんだから、つくづく「熟成」とは神の仕業だと思うわ。なんか春に飲んだヤツより若返ってんだもんなー。

 こういう酒があるから、なかなか日本酒も卒業できないんだよなー。そして 最大の問題 ──造った本人がこの状態の「櫛羅」を知らないっていうね (笑) 。造り手さんたちは、なにはともあれ「醸造の達人」を目指すのは当然として、そろそろ「飲みの達人」になりませんか? オレだけがこの美酒の秘密を知っていて、それでいいんですか?──いや、ダメでしょう!!!





 1973チャレンジ!!!
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 ♡☺♡「ナニコレ、超うまい (笑) 。すんごいジューシーだけど、甘みが一切ダレない。」

 正直、さすがに3年以上持つのは「麦チョコ推進委員会」への参画を余儀なくされると思い、ちょっと焦りもあって開けてしまったけど、なんか別の熟成カーブを描き始めてるというか、これまでの2本よりクリアで若々しいんだよな。ま、今さら後悔しても仕方ない。そういや、完全に麦チョコ化したこれの「純米 27BY」が1本だけ残ってるんだけど、まさかそっちも若返ってるとか、そんな淡い夢を抱いてもいいのだろうか。

 ま、あっちはダメだろうな (笑)





── 4日目。

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 まあ、土曜 (2日目) も日曜 (3日目) も主に昼間にちょいちょい舐めてましたけど、もう手に入らないので、細かくレポートしてもキミたちの参考にはならないということで、特に記事にはしてませんでした。もうさんざアレコレ指南してるので、あとはそこに乗るか乗らないかの話で、ヤル気のある人だけ付いて来てくれればそれでいいです。ここから先はそれなりの手間と努力と、何より生来的な研究者OSが自前の脳ミソに必要なので。



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 それなりに熟しているものの、とにかく信じられないくらいに透明&軽やかで、まるで精米歩合が「50→40」になったかのような熟成式。そして、このクラスにまで仕上がった酒ともなると、個々のグラスの持つポテンシャルの差がデカくなるもので、圧倒的に「うすはり」の方が酸を正確に表現します。ま、最初は敢えて「山間」と同じ条件で飲んでみたんだけど、普通のグイ呑みはこのレベルの酒にとっては不向きですね。


moukan1972♂






日本酒 篠峯 櫛羅 on_list_marvelous 浜辺美波

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。

新酒コンディションでは飲んでないですが、たぶん、味しなかったでしょうね (笑) 。26BYが「究極の日本酒フルーティー」だとすれば、この熟成27BYは「しっかり米の酒」だったように思います。とはイエイ、26BYを同じだけ熟成させてたら老ねてた可能性もあるので、そこは難しいです。

27BYの熟成チヨメンだと「愛山45」の1800mlでトドメを刺すんですが、この「櫛羅」はそれには及ばないものの、最終的には十分な銘酒に成り上がったんじゃないでしょうか。


──最近とみに思うのですが、新酒で呑まなきゃいけない日本酒はやはりそこまでの出来で、ある程度寝かせて完成を目指せるお酒でないと本当の銘酒とは言えないですね。

ワインのように「格付け」や「価格帯」で用途を区別できないので──1,800円の純吟も2,500円の純大もワインと比べれば価格差は「誤差」のレベル──、そこの判断は難しいんですが (新酒や早飲みタイプの酒にも一定の価値はある) 、まあ、日本酒の新酒や生酒は「ボジョレー・ヌーヴォー」や「酸化防止剤ゼロの自然派ワイン」みたいな位置づけじゃないですかね (笑) 。ボジョレーにはボジョレーの用途もあるので、そこは使い分けですね。それに「あまりに旨すぎる酒」は別に毎日飲みたいとは思わないですしね。

ただ、いざという時の「勝負酒」が「山田錦40以下の箱入り大吟醸」くらいしか簡単に頭に浮かばないところに「日本酒の文化としての未発達さ」があるとは思います。そういう時に、たとえばこの「櫛羅」なんかが720ml10,000円で売ってれば話は早いということはありますが、これがまた難しい話で、蔵元も酒屋も、ちゃんと正確にその酒の中身を判断できないので、まるで値段や評価が信用できないんですね (笑) 。

たとえば「黒澤」の金紋錦45の28BY。僕がいつも「黒澤」を買ってる店でもコレは入れてないんですね。「せめて1本くらい自分用に仕入れて味見しろよ」と思うわけですが、それもしない。「篠峯」だってそうですね。都内で「雄町50 Type-9」を入れてる店なんか見たことないです。

自分一人で「それを旨い酒に仕上げること」には限界もありますし、何より (ハズレ酒に費やした金も含めれば) コストが掛かり過ぎます。「日本酒」ほど「最初から旨いとわかってる酒」が探しずらいモノはないですね。それなりに「上」を知ると、さらにそれを探すことが難しくなります──「味見」そのものが「趣味」にならない限り。

そういや、チヨメンに6号酵母の「大吟醸 (アル添) 」という、少し風変わりな新商品が出ましたね。 (実は捻くれ者じゃないかと思っている) 堺杜氏らしいアプローチです (笑) 。

篠峯 超辛口 大吟醸 30BY
http://www.nobori-sake.com/shouhin/nara_nihonsyu/tiyo/shino_omati.html#dg_kara


2019.05.06 Mon 11:29
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

今夜は改元祝いと快気祝いでこのお酒を開けました。

何でしょう、このグランクリュ(笑)

今からこのお酒が買えるんなら四合瓶で1万円は出しても良い!

まだガスがあって色もほんのりレモンイエロー。
品の良い甘味が口の中でしゅわっと発散して、後味にカラメルの香りがほんの少し、軽ーく。口の中で熟したブドウと少しの桃、和三盆のような甘味の後の爽快感が渾然と走り抜けます。

味わいとして日本酒とワインを比べることには全く無意味だと思いますが、お酒としての完成度を比べうる希有なお酒だと思います。

最近とみに思うのですが、新酒で呑まなきゃいけない日本酒はやはりそこまでの出来で、ある程度寝かせて完成を目指せるお酒でないと本当の銘酒とは言えないですね。
かと言って、山陰や滋賀などのどすこい系ではなく、このお酒のような美しさを纏ってもらわないと支持できないかなあ。

蔵元も儲かってるとこはこういうお酒を目指してもらいたいですね。日本酒ブーム(バブル)も終わりつつある時に、稼いだお酒を次のステージへ行くために使わないと…
2019.05.05 Sun 20:34
Edit | Reply |  

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