もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 その「Type-9」は我が家で引き取らせていただきました。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤黒澤 - 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒 2017 (29BY) <長野> ── dಠಠb「思わずニヤけてしまうほど、味が出てない (笑) 」#Fruity/Wine Oriented/Clear 



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 ▲寝てるのはラスト1本の「2015 (27BY) 」です。これは超絶旨いです。



 今年もこの季節がヤッテ来ました、黒澤ホヅミ29歳、処女です。たぶん「黒澤」の酒としては唯一の蔵付き酵母を使用した無添加の生酛だと思うので、数値は毎年荒れます。下のDATA欄に載せてますので、参考にしてみて下さい。


kurosawa_hozumi29by3.jpg 先に結論を言うと──酒屋の店主が言うには「27BYと28BYの中間くらいの味わい」ということだけど、オレはそうは思わない。残念ながら27BYの若い状態は飲んでないけど、少なくとも今時期の29BYに28BYとの相関性はない。むしろ「27BYのカロリーオフ版」と認識してみてはどうだろう。しかし、キュートなフルーティネスの発露は29BYの方が明るく爽やかだ。日本酒度は「+3」だが、この時期のこの酒としては、甘みもそれなりには出てる。


 ただし──だ。オレくらいの黒澤イクラニスト (=まるでイクラ好きが大して旨くもない安物のイクラからその良さをいちいち前向きに引き出せるのと同じ能力を持った黒澤好きの人間=「イクラ理論」を参照) であればこそ、そう言えるのであって、今時期のこの酒を素人がサラっと飲んで大満足できる可能性は極めて低い。正直に言うと、淡麗なソルダムの天然水です (笑) 。

 スッキリ淡麗な甘酸っぱい酒が好きな人でもなければ、無理に買う必要はないけれど、冷蔵で2年くらい持てる人は、気が向いたらオレと一緒に〝黒澤山脈の頂上〟を目指してみようじゃないか。連れてってやるよ、オマエの知らない世界によ。






 そうだよ、おそらくテレ朝で松岡修造と一緒に2020年東京オリンピックの応援サポーターを担当するはずの浜辺美波ちゃんをTVで拝みながら、この29BYを飲むんだよ! 最高じゃないか! 松岡修造のオヤジ (松岡功) は東宝株式会社の名誉会長なんだよ! 決まりなんだよ! しかもフジテレビの元執行役員でもあるじゃないか! これは劇場版『コンフィデンスマンJP』へのバーター出演もあるで!!! (※『キャッツ・アイ』の三女ばりの〝一人称ボク女〟を所望。あると思います。)




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 bottle size:720ml





【631】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米 穂積 蔵付酵母仕込 蔵熟生酒 29BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


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▪︎酒米/精米歩合:自社栽培ひとごこち/70%
▪︎酵母:蔵付き酵母
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+3/2.7/─ (※28BY:+8/1.9、27BY:−1/3.0)
▪︎ALC:16.5%
▪︎処理:生酒 (たぶん加水) 。「蔵熟生酒」を謳ってるので、おそらく寒い時期に上槽してタンクで貯蔵、出荷直前に瓶詰め、それで「5月印」だと思われます。今度訊いときます。
▪︎酒造年度/製造日:H29BY/2018年5月 (詰め日での記載は長野ルール)
▪︎管理状況:2018/6/7に購入後、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年6月11日 (月) /2本目としてType-7の次に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable
▪︎補足:極めて前向きな「insufficient」です。この酒がリリース直後から旨いことはないです。今季は正しい出来栄えなので、1〜2年後の「excellent」以上は〝ほぼ確定〟です。最終的には「marvelous」を目指します。
▪︎取説:ヤル気はあるけど長期冷蔵保存できない素人さんは、3本買って今すぐ1本目を試飲、残りの2本を暗闇の常温で放置して2本目は3〜6ヶ月後に試飲──声を大にして推奨はできないけど──して、1本目からの変化の具合を勘案して3本目の開栓時期、以後の保管方法を自分で考えて下さい。1本しか買えないなら、残念、この酒の最高の状態を知ることは〝ほぼ不可能〟です。ド真ん中を射抜くためには最低でも3本の矢が必要。1本だけ買って辛抱強く冷蔵管理してオレのGoサインを待つ手もあるけど、おそらくそれまでに他に買うべき酒は現れる。2年という月日は短いようで長い。そういう意味で「黒澤」は素人が簡単に手を出せる酒ではない──もちろん〝最高の状態〟で飲むことにかけてはの話だけど。酒エリートへの道は常に険しいので、覚悟がないのなら、四季折々の中で節度ある味見だけを繰り返す緩やかな日本酒ライフを引き続きお楽しみ下さい──むしろ趣味の草野球選手の方がプロより野球そのものを大らかに楽しんでたりするので。試合後の、居酒屋での反省会 (生ビール) 、勝っても負けても最高じゃん (笑) 。プロには勝たなきゃ楽しめないという不幸がある。

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──そこそこヌラっと穀物ライクにミルキー。それでもイイ感じのブドウ感はある。ギラっとした赤い果実はないものの、爽快なフルーティネスの発露。28BYみたいな、閉じた粉っぽい香りの根性焼きはない。熟した27BYのような焦げたお酢は当然ない。

 どれどれ──まさに毒味ですが。

 あああ、Type-7よりさらにクリア (笑) 。まるでソルダムの天然水だな。まだまだ味気ないけど、なかなかヨイ。こりゃオレの良きオモチャになりそうだわ。この段階ではお世辞にも「旨い! 以上!」とは言えないけど、今のオレは、思いの外、ニヤついてますよ。まるでドライでクリスタルな「篠峯 田圃ラベル Blanc」を更に骨組みだけにしたみたいなニュアンス。こりゃAY (ええわい) 。



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 ところでこれ、ALC.何度?──16.5%か。なんか加水の15%みたいな薄さだな。まるで加水ライクな渋みの表情に出会うんだけど、この下書きレベルの甘酸出力が逆に好感持てるという (笑) 。あああ、ここから約2年の熟成ジャーニーが始まるのか。

 しかしまあ、この酒を今時期に飲んでアーダコーダイーダヨーダ言うことの虚しさと言ったらないな。リリース直後の酒を黙って買う──黙って飲む──おしまい。今日も平和だな、全国の日本酒ファンのいい子ちゃんぶりと来たら。



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 ところで、このキビキビした幼児体型の「穂積」にグラマラスで芳醇な「Type 7」を少しブレンドすると凄まじく旨いな。若さの中にも芳しい色気を備えた「黒澤ホヅミ17才、溢れる恋」になる。このブレンドをmoukan1973♀に持たせたら、♡☺♡「超旨い、超旨い、2日目のType7単体より旨い!」と大絶賛。

 それでも「Type 7」単体は今日もバカ旨いけどな (笑) 。





── 2日目。

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 立ち香──結構ミルキー&ナッツで、それこそ、やりすぎの「たかちよ」みたいなネリネリ系ドッカン穀物もあるんだよな (笑) 。それでも極小サイズの赤い果実は奥で静かに佇んではいるんだけど。

 だがしかしぃ〜?

 すでにワイングラスからは芳醇なマスカット、熟れたソルダム、プラム、白桃のコンポートのアロマ。



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 いただきマウス──。

 うん、硬い桃 (笑) 。それでも旨いなあ。「旨い」というより「飲めるの快感がある」というか、思ってたよりもこの時期から飲めることが先ず嬉しい。薄いし硬く閉じた方向で酸っぱいけど、快活にフルーティーだし、キビキビとした若々しいエネルギーに満ちてるよ。まあ、オレくらいのクロヲタでもない限り、今開けても「は?」で終わるだけだと思うけど、これはなかなかに楽しいオモチャになりそうだ。理想的に閉じてるよ、味が (笑)



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 なんというか、今後、ここに上乗せするべきあれやこれやの要素が合理的に想像できるよ。今時期からオンドリャーゼに味が出てる酒だと、そこからの洗練化をイメージできないけど、シンプルな骨格だけ用意されてる、キビキビした閉じ気味のフルーティー酒の行く末には期待しかないんだな。

 ま、淡麗に酸っぱい酒が好きな人なら今時期でもそれなりには楽しめるけど、残念ながらこの酒はここで終わりじゃないし、そもそも始まってもいない。





── 3日目。

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 今日は「Type 7」とのブレンドですね。割合は・・・どれくらいだったかなあ。「Type7:穂積=3:2」くらい? 香りはちょうど「⬛︎⬛︎⬛︎」をスペシャルにした感じね。これは厳しい闘いになりそう。

 超旨い。目が覚める。もう「⬛︎⬛︎⬛︎」は飲めない。ダラっと甘い。なんか「穂積」うんぬんより「Type 7」が若返っちゃった感じ (笑) 。少しギスギスした粉っぽい苦みが前に出ちゃったけど、まるでRPGで体力を回復したみたいなラインなので、このまま常温放置1週間で完全に蘇りそう (笑) 。



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 ワイングラスよりグイ呑みの方が柔らかいかな。ワイングラスの方が味が開いてミネラルの出方が少しシャープになる。余韻は伸びるけど、望むようなそれではない。ま、冷たすぎると──という話だけど。

 ま、今後の追加購入&熟成計画を練るための試飲なので、この段階でアーダコーダイーダヨーダ言う気はないです。ここで終わりの酒じゃないし、ホント、お楽しみはこれからなので。



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 昨日、チラっと写真に載せたけど、ひとまず720mlを追加で2本ほど買ってきた。元々2本買ってたから、これで未開栓の瓶は3本。1本は冷蔵庫 (3℃) 、1本はワインセラー (9.5℃) 、1本は写真にある通り納戸のダンボールに追加 (5本目) の「黄色信号」と共に入れた。天候次第だけど、とりあえず3ヶ月くらいは頑張ってみようか。これで冷蔵10ヶ月分くらいの熟成量を得られるんじゃないだろうか。

 あと、5/20から生老ねを誘発してる「篠峯 愛山45生 29BY」だけど、マスカット大爆発で、未だに待ち望んでいるような「紅茶」「イチジク」「熟れた巨峰」の香りはナッシング。引き続き生熟続行中です。

 そうか。あれだな。「Type 9」は1800mlを追加で買ったから、2本ある720mlの1つは遊べるんだよな。日曜に1800mlを開けるので、その結果次第では720mlを1本、このブラックボックスに放り込んでもいい。

 なにか質問あれば下さい。倍返し致します。


moukan1972♂






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