◤Lucien Roguet / リュシアン・ロゲ グラン・クリュ ブリュット「トラディシオン」NV 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 リュシアン・ロゲマイィ・シャンパーニュ/Mailly-Champagne (グラン・クリュ) のRM。この村には、古くから栽培家のほぼ全員が同村の協同組合に所属しているという歴史があり、必然、業態としてはCM (コーペラティヴ・マニピュラシオン=組合員が栽培したブドウからシャンパンを造り、組合ブランドとして出荷するもの) が主流ということになり、それゆえ、今でも定期的に日本に輸出されつづけているマイィ・シャンパーニュ村のRMモノは非常に少ないのが現状。輸入元が一発狙って (?) 入れても、なかなか定着しないし、実際に続かないようだ (笑) 。



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Mailly_grand_cru1.jpg ちなみに「マイィ」と言えば「マイィ・グランクリュ」というシャンパンハウスが特に有名で──というよりマイィ・テロワールを世に知らしめるための総本山 (世界的窓口) と言っていい──、ここでは組織的にブドウが集められ、生産者や区画ごとに細かく管理され、その特徴を正しく判断してそれぞれに適した精緻なワイン造りを行ってます。[参考][写真元

 日本酒に置き換えると、ある都道府県の、あるエリアの蔵元が近隣の米農家を集めて共同組合を作って、彼らと一緒に米を育てて管理し、収穫した米を購入して、組合ブランドとして立ち上げた「銘柄」で販売するということになるので、秋田の「Next 5」や宮城の「DATE 7」なんかとは少し意味合いは異なる。

 最近では蔵元が契約農家に栽培させた酒米を使って醸造するケースは増えてるけど、それのもっと大規模なテロワール表現ということになるのかな。ま、酒米の場合、ブドウと違って「生モノ」ではないので、県外の米を空輸して使うことも余裕だから、大規模なテロワール表現に固執する必要もないのだけれど──それに全国どこで造っても「日本酒」を名乗れるわけで、そもそもの歴史的背景や縛りが違う。大げさに言えば、シャンパーニュとは、日本酒に置き換えると、兵庫県の特定エリアで獲れた山田錦を60%以上精米した純米原酒のことのみを言う──みたいな極めて狭っ苦しい話だから (笑) 。



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 さて、このNV。輸入元の説明をそのまま引用すると──「すべてマイィ・シャンパーニュ産のピノ・ノワール60%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ15%。平均樹齢約25年。現在販売中のものは、2013年産80%、5年分のヴァン・ド・レゼルヴが20% (一部ブルゴーニュ製樽で熟成) 。ドザージュは11g/1L」──ということになるけど、最近「新ラベル」の別ロットがフィッチに入ったので、リンクはそっちに張ってます。最新版は2014年ベースなのかな。カジュアルにキッチリちゃんと旨いから4,000円以下なら傍に置いときたいけど、マイィのRMモノはマイナーだし買う人も限られるから、どうしてもこの値段になっちゃう。それに一応は100%グラン・クリュなので、そこそこの高級ブランド葡萄なわけでして。





◤Lucien Roguet / リュシアン・ロゲ ブリュット「トラディシオン」グラン・クリュ NV




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 立ち香──結構ミンティで爽やかな香りの風。遅れてハチミツのコク。徐々にシャンパンらしいメイラード反応も清く正しく立ち現れる。ピノ・ノワールの明るい果実香には精緻な酸が見え隠れしてます。ほんのり樽のニュアンスもあるので、部分的に使ってるのかね。 (※一部ブルゴーニュ製樽で熟成。)

 やや香りの発散は弱いが、さて──。

 ♡☺♡「結構いいかも。シャープ。果実大爆発というわけじゃない。でも、今日のアタシにはちょうどいい。余計なものがない。ミネラリー。いつも同じことばっか言ってる (笑) 。



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 ライトでクリアな超絶旨いシードル──シャンパーニュとしては飛び上がるほど旨いわけじゃないけど。すべてがバランス良く、愛らしくジューシイ。程良い苦み、ふくよかで柔らかい旨みの膨らみ、フワっとほどける優しい口どけの隙間からミネラルのしなやかな発露、甘みの流れを懐いた子犬のように追いかけて来る、快活だが丸みのある酸。このレベルのモノがそのへんの酒屋で気軽に3,000〜4,000円で買えれば人生がデフォルトで請け負う数々の試練や苦悩も何%かは軽減されるのだけれど、世の中そんなに甘くはない (笑) 。

 dಠಠb「そんなにシャープか? コート・デ・ブランのシャルドネなんかに比べれば柔らかくてふくよかなテクスチャーだよ。ミネラルの口どけがフワっとしてるじゃん。酸には一定のピンとした張りもあるけど。
 ♡☺♡「言われてみれば (笑) ?



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 地味でマイナーながら、味わいは堅実かつ正確。ホント、これでもうちょい安ければなあ。とはイエイ、こういう上質カジュアルな──何にでも合わせやすい万能性の高い優秀なNVこそ、テーブルシャンパンとしてレストランも仕入れろよな。

 最近は、日本酒だけでなくシャンパンも外で旨いヤツを簡単には飲めないから──特にシャンパンは日本酒と違って外で飲むと2つのキンタマが4つに分裂するくらい高いし──、ますます外食する理由がなくなりつつある。もう6月だけど、今年に入って夫婦そろっての夜の外食は (子供がいないくせに) 未だにZEROじゃないかな──そういや1月に昼間で酒ナシだけど外でピザ食ったか。去年は無理して頑張って夜に何度か出掛けたものの、途中から行こうとしてた気持ちすら忘れてたよ (笑) 。

 あーあ、これの「ミレジメ2008」が8,877円で「プレスティージュ」が10,800円だと。さすがにこれは買えない。。次はマイィ・グラン・クリュのNVでも買うか〜。

 関係ないけど、もしかしたら写真があったかもしれないと思って「ピザ」でブログ内を検索したら、なぜか「ピザ」ではなく「田鍋梨々花 (たなべ りりか) 」ちゃんを激写していた記事が上がってきた。


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