もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 その「Type-9」は我が家で引き取らせていただきました。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤長陽福娘 - 辛口純米 山田錦 直汲み 無濾過生原酒 29BY 3本目!<山口> ── dಠಠb「必ずしも辛口は甘口の対極に位置するわけではない」#Fruity/Dry 




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 ▲日曜に「赤」「Type7」「青」の3本を開けてます。[浜辺美波『崖っぷちホテル!』のハルがハマり役 (エンタがビタミン♪) ]←1つ言っておくと、実は今までハマらなかった役は意外に少ない。美波ちゃんが他の若手女優から際立っているのは、その容姿はもちろんのこと、実は観た者の多くが、その「役名」を言えることにある──めんま、咲 (さき) 、咲良 (さくら) 、夢子、ハル。少ないキャリアでここまでアイコン化した役柄を持てることは極めて稀れ。たとえば、宮沢りえ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、長澤まさみ、新垣結衣、波瑠、土屋太鳳、川栄李奈、広瀬すずが演じたドラマや映画の役名は、たとえ作品のタイトルは覚えていても、なぜか簡単には出て来ない。演者が作中の役名で記憶されることは──それが1つや2つでない限りは──とても重要。キムタク主演のドラマの彼の役名を3つ以上言うことは決して容易じゃない。






 というわけDE、長陽福娘 (ちょうようふくむすめ) 、辛口純米の直汲み、3本目です。720mlがもう1本あるけど、管理温度が違うので、たぶん、今回の瓶よりフレッシュでしょう。今のところ我が家における「娘29BYのナンバーワン」です。未飲の「山廃」「生酛」「八反錦」がココを超えて来るイメージは今は持てないけど、予想の裏切りは常にWelcomeね。

 先に結論を書いておくと、赤いヤツと一緒にワインセラー (10℃前後) で瓶を寝かせて保管していたので、それなりに熟してますが、意外にキレイに仕上がってますね。スリムかつ堅牢な骨格、見晴らしの良い液性、ミネラルには〝らしいザラつき〟もあり、今回の状態でも青いヤツの方がオレは好き。


「青:7、赤:3」の割合でブレンドして小さな氷を一つ落とした3日目をmoukan1973♀に持たせたら、♡☺♡「Type7より旨い!」と大絶賛。少しALC.度数が高いので、割り水するとクリアかつフルーティーになります。一番いいのは、チロリ等に1合くらい入れて、氷を落としてゆっくり数回ほど撹拌して、氷を取り出す方法。

 とはイエイ、赤いヤツも立派に「not on my list - good → on my list - good」に昇格したので──「Type7」は「on my list - good → on my list - excellent」へ昇格──、結果的には良かったです。オレの嗜好から言えば、この「青いヤツ」は2本目の状態の方が好きだけど、評価はステイです。十二分に旨いです。なんなら1800mlを手配してもいいかな。とにかくこのレベルの酒を掴むことそれ自体が極めて困難なので、豊かな日本酒ライフを維持するためには本当に助かりますね。



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 bottle size:720ml





【627】長陽福娘 -ちょうようふくむすめ- 辛口純米 直汲み 山田錦 無濾過生原酒 29BY <山口>

岩崎酒造 株式会社:http://www.fukumusume.jp


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▪︎酒米/精米歩合:山田錦/60%
▪︎酵母:協会901号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+9.0/1.75/─ (※1800mは+8.4/1.8)
▪︎ALC:18-19%
▪︎処理:直汲み無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年1月
▪︎管理状況:2018/2/2着、10℃で管理後、飲む2日前に冷蔵庫に移動。
▪︎試飲日時:2018年6月3日 (日) /3本目としてType-7の次に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──「赤いヤツ」に比べると、これはまだフレッシュ&フルーティーな表情もあるけど、2本目より、さらにマットな質感のアロマになってます。ウキウキするようなグレープ感は後退していて、むしろ香りは相対的に穏やかになってます。もともとがそこまで香る酒じゃないので、さらにドライというか。

 特に不快な熟香はないけれど、さて──。

 ♡☺♡「あああ。結構ドライ。黒ちゃんや篠ちゃんと比べると味が強いなあ。

 赤いヤツのカロリーオフ版。やはり、口に入れた瞬間の、口内の景色がパっと明るくなるこの感じ、これが「赤いヤツ」よりも爽快で、この清々しさ、酒の景色を遠くまで見渡せる視界の広さ、隅々にまで焦点の合う、明度タカーメの五味の輝き──これらの諸要素を「辛口」という言葉の本質的な意味として認識する必要が、少なくとも、ここでは、ある。

「甘口」が必ずしも「辛口」の反対ではないように、この「辛口」も純粋に「甘口」の反対ではないということだ。むしろここでは「甘口 (ユルい/視界不良) ←→ 辛口 (堅牢/視界良好) 」という対立軸の中で捉える必要がある。「視界不良」というのは別に短所ではなくて、林檎ジュースで言えば「すりおろし」的な量感に置き換えられるので、舌に乗っかる酒のBodyサイズとして理解するのが分かりやすいだろう。

 つまりはこういうことだ。「辛口」というのは──「甘口」同様──、単に言葉の問題に過ぎず、もしもこの中に「甘口」ではないことで「辛口」を避けている人がいたのなら、そもそもキミは「甘口」の意味すら正しく理解していない可能性があるということだ。


「辛口」と言っても、別に唐辛子のように辛いわけではないので、単に「砂糖的な甘さの欠如」として「辛口」を捉えることは余りに一面的かつ一義的ではあるだろう。部屋の装飾やインテリアに置き換えると分かりやすい。ここで言う「甘口」は、少し派手で様々な装飾が施された、見る人によっては、少しゴチャゴチャした酒のことで、逆に「辛口」とは、余計なモノがない、シンプルな家具で統一された、見る人によっては、少し淋しい酒のことを指すというわけだ。そして当然、甘い酒ではあっても、その造りがシンプルかつ堅牢でモダンなものもあり、我が家で嗜好する酒がこれに相当する。

 そもそもどんなに過激な辛口だろうと、シャンパンのブリュットに比べれば全ての日本酒は漏れなくちゃんと甘いわけで、この「辛口純米」も、そういう意味では、歴然と十分に正しく甘い。それこそ「甘口」が売りの、単にユルユルな骨格でフィニッシュの苦みだけが記憶に残るようなクソ酒こそ、皮肉を込めて「辛口のできそこない」と言いたいくらいだ。最近で言えば「相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 29BY」がこれに相当する──ま、これは言うほど「クソ酒」ではないけどね (笑) 。





── 2日目。

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 立ち香──実は初日から「辛口純米」も一緒に味クラーヴェしてるけど、やっぱ赤いヤツの方がビビッドにフルーツパーラー。青いヤツは少しマットに曇ったファンタグレープ。


 とはイエイ、何度呑んでも、やはり「辛口」の方が上だな。もはやこの段階になると、相対的な意味での「辛口」という属性すら無効化してる。つまり、どっちも日本酒としては正しく甘い。口どけの良さ、潔く爽快な手仕舞い感、そして、より小さな領域に閉じこめられた可憐なジューシネス。どっちか1本買うなら「辛口」で決まりだな。



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 とはイエイ、どっちにも「カンロ飴」的な光沢感のある甘みは育ってるので、特に「辛口」の方には、フレッシュコンディション時のソリッドなフルーティネスはない。ま、うちは中低温で管理してたので、冷蔵&氷温組はまだまだ大丈夫でしょう。





── 3日目。

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 赤いヤツ──「黒澤 Type-7」の後だと重く感じるのと、なぜか今さらファンタグレープ (笑) 。ややミルキーなのね。多少のゴワッシュあるけど、軽薄キュートな新酒時期よりは、ある程度この銘柄らしいミネラルとザラつきに出会える今の状態の方が地酒としての個性も強く、オレは好きだ。



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 青いヤツ──味しねえ感 (ドライな表情) はあるけど、やっぱ見晴らしはイイんだよね。ミニマルなモダニティがあるというか、商品コンセプト上「辛口属性」を謳ってる酒として「日本全国にこれ以上のヤツ存在するの?」的な圧倒性があるんだよ。

 そこまで小難しい酒じゃないし、マジカル銘酒への階段がどこまでも天高く伸びて行くほどの無限のポテンシャルもアイデンティティーもないけど、それでも「ワールドクラス」だとオレは言いたい。

 つうか、岩塚製菓の『マカダミアおかき』旨すぎな (笑) 。シンプルながら中毒性タカーメ。少し高いけど──近所のオオゼキで248円 (税抜) ──、また昨日買って来てしまった。誰か「マカダミアおかきの成る木」を奇跡のバイオテクノロジーで発明してくれねえかな。


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日本酒 長陽福娘 浜辺美波 on_list_excellent

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