◤Vincent Couche (ヴァンサン・クーシュ) AOC Champagne Extra-Brut「Elégance」NV 




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 ▲土曜に豚の皮付きバラブロック肉を茹で、同時進行で軽めのベーススープを作っておいて、日曜に具材──鶏の胸肉、シメジ、マッシュルーム、玉ねぎ、キャベツ、リンゴ、レモン汁、豆乳、その他 (レシピ化インポッシブルの複雑怪奇な微調整の数々) ──を入れて完成させる。初日からイキナリ旨い。たぶんキミがこれを食べれば「どうしてオマエはカレー屋を開かないんだ?」と言うだろうが、そんな面倒で疲れること、わざわざ誰がやるか。真の贅沢は家庭の中に在り


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 ▲moukan1973♀は温める係。




 毎度アクセスありがとうございます。


 ヴァンサン・クーシュは、シャンパーニュ地方の最南エリアに離れ小島のように広がるコート・デ・バール地区のビュクセイユ/BuxeuilのRM。コート・デ・バールには格付けクリュはないけど、今も昔もピノ・ノワールの名産地であり、実際このエリアには多くの人気/実力シャンパン・ハウスが存在してます。[シャンパーニュ地方の全体地図

 シャルドネに関しては下の地図の左上隅「モンギュー/Montgueux」で栽培していて、前回はここのシャルドネを100%使用した「シャルドネ・ド・モンギュー」を飲んで大いに感銘を受けた次第。



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 ヴァンサン・クーシュはとにかく小売店 (酒屋) での扱いが少なく、それなりに有力なワインショップでも、まず売ってません。これは正規代理店の方針で、小売りを重視すると値引き交渉に付き合わされるのがイヤだそうで、この話は実際にオレが「ノエル・ア・ラ・モード 2017 伊勢丹新宿店」で担当者に聞いた話なので本当です (笑) 。なので、今はレストランやワインバーを中心に卸しているらしく、実際の値付けは凄まじい内容になってます。




 ▲「シャルドネ・ド・モンギュー」が8,640円!「クロエ」が12,960円!


 国内の小売りはヴェリタスがほぼ独占状態。

 ▲ヴェリタス価格は「シャルドネ・ド・モンギュー」が4,298円!「クロエ」は欠品中だけどオレは4,645円 (ポイント26倍) で買ったし (笑) !



 というわけDE、ヴェリタスは自分たちで勝手に引っ張って来てるので、この価格で出せてます。もう、これ最高ね。税込で3,985円だってさ。オレの知る限り、この価格帯のRMシャンパーニュのNVとしては「ここが限界地点!」と言えるほどのコストパフォーマンスね。5,000円6,000円7,000円のシャンパンだって、なかなかココを超えて来るキュヴェはそう多くはない。

夏だし、たまには一丁スパークリングワインを」なーんて考えて国内ワイナリーだの、イタリアだのスペインだのドイツだのアメリカだのの1,500〜3,000円の泡モノ買うなら黙って「エレガンス」を買っておけという話ですね──その代わり、もう後戻りはできなくなるけど。

 どんなに頑張っても粋がっても、同じ4,000円以下の価格であれば、シャンパン以外の泡モノでヴァンサン・クーシュに勝つことは宇宙が物理法則を捻じ曲げて反転収縮に向かったとしても絶対に不可能。逆に言えば、シャンパン以外の泡モノを飲んで「普通に旨いし」とか言ってたとしたら、おめでとう、その綾瀬はるか上のワインがココにあるということだよ!



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 スペックの詳細をヴェリタスに確認したんだけど、セパージュのピノ・ノワール80%、シャルドネ20%以外のことはわかりません。一応、商品名に「エクストラ・ブリュット」と書いてあるので、ドサージュは6g/1L以下のはずだけど、飲んだ感じ、激烈に酸っぱいわけでもなく、そればかりか、完熟した果実の甘みもクワナリ出てたので、むしろ、もうちょい酸っぱくてもいい感じ。樽のニュアンスはそこまで感じないけど、部分的にとか、スパイス程度には使ってそう。マロラクティック発酵はやってると思うけど、これも部分的かも。

 とにかく旨いので、黙って買えよという話ですね。4,000円以下でこの味は不可能に近い。まだ入荷して日が浅く──多少は倉庫で休ませてから出品してるはずだけど──、まだまだ泡が完全に落ちついてないので、買ったら1ヶ月は休ませた方がいい。とはイエイ、家庭用冷蔵庫だと場所を取るので、そこはいろいろと事情もあるでしょう。ブっちゃけ、これはケースで欲しいレベルですね。4,000〜5,000円で買えるNVなら、ヴァンサン・クーシュブリュン・セルヴネイクロード・カザルベレッシュシャルトーニュ・タイエフィリポナアンリオがあれば、そこそこ何とかなる。ピエール・ジェルベも4,000円以下では超ハイクオリティ。


ブリュン・セルヴネイ_エグズィラロント2006 ところで、遂に「ブリュン・セルヴネイ エグズィラロント 2008」が2007をスっ飛ばして上陸しましたね。勝手に来年かと思ってたので、これは期待。まだフィラディスの販売サイトでしか扱いがないけど、そのうちフィッチやウメムラにも入るでしょう。昨日、突如ウメムラのメルマガでこれの2006の売れ残りを煽って来たので、そっちを捌いてから2008を入れるんだろうね──いちいちヤル事がわかりやすい (笑) 。2006もシャルドネにとってはそこまで悪いヴィンテージじゃないらしいけど、2008があれば、そりゃあ、みんなそっちを買うわな。

 ちなみにこれは「ブラン・ド・ブラン」ではなく、シャルドネ80%、ピノ・ノワール10%、ピノ・ムニエ10%の混醸タイプ。一応、親切でメルマガの間違いは指摘しておいた。





◤ヴァンサン・クーシュ AOCシャンパーニュ エクストラ・ブリュット「エレガンス」NV

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 立ち香──入荷して間もないことに加え、うちでもリピート前提の早めの試飲なので20日ほどしか休ませておらず、ガス圧はそこそこ高く、静かに抜栓できたものの、ほんの少しだけが泡が溢れました。いやあ、元気ですねえ、フレッシュですねえ。ピノ・ノワールが主導する、溌剌とした陽気でビビッドな果実感の豊饒。溢れ出る酸の背後から、飲み気を煽るバター&クリームなまろやかな香りが鼻毛に〝心理的なくすぐり〟を与えます。

 こりゃまるで問題ないな──。

 ♡☺♡「んんん。あああ。ドライだなあ。結構ミネラル爆発なんだけど。夏だねえ。スッキリしてる。旨い。



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 何を仰る、お嬢さん、どこがドライだよ、果汁大爆発、これ最高ですね。まるでフレッシュ野菜みたいな溌剌とした青々しさもありつつ、奥から沸き出す、躍動的な酸、歌うような突き抜けたミネラル、そしてワンテンポ遅れて、まるで小さな点の傷口からみるみる溢れる血のように──点が球に膨らむアニメーションの中でジュワっと吹き出す甘みの、なんと快活で官能的なことか!

 これで4,000円以下とか、ヴェリタスもタマにはやるじぇねえか (笑) 。こりゃリピート確定ですわ。ブラン・ド・ブランの「シャルドネ・ド・モンギュー」よりもオーガニック由来の野性的なリッチさがあり、そうそう、オレが伊勢丹で試飲したイメージはまさにこれ。イマドキなスタイリッシュさに傾倒することなく、オーセンティックな風格をも漂わせつつの、刺激的な野趣に溢れた田舎の超絶旨いビストロ料理みたいな力強い存立性。それでいて、野暮ったさとは無縁の、まさに「エレガンス」に満ちたモダンな味わいも併せ持つ。

 同価格帯のRMシャンパーニュとして、まずオレはこれを薦めたい。なんで人気ないのかマッチャクのリガイブノウ (全くの理解不能) Death。



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 もう一度言っておこうかな。コレ最高だな

 dಠಠb「どうだ! オレの見立ては! 伊勢丹で100種類近く飲みまくって探し当てたんだぞ!
 ♡☺♡「すごい!

 dಠಠb「覚えたか?
 ♡☺♡「覚えた。晩餐食うし (ヴァンサン・クーシュ) !」←ダジャレは創作。


 今週末は「シャルドネ・ド・モンギュー」の最新ロットでも味見するか。こっちは入荷数が少ないので、リピートするなら早めにしNightさ。


moukan1972♂moukan1973






Vincent_Couche コート・デ・バール シャンパン シャンパーニュ Champagne

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