もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤櫛羅 - 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017 (29BY) 2本目 (1800ml)!<奈良> ── dಠಠb「ロットは同じはずなのに、先に飲んだ720mとは正直まるで別物」 




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 ▲20歳になりたて頃の新垣結衣と17才の浜辺美波。[2018/3/22「新・ゴジラ像」除幕式



 一応、評価のために個別記事としてUPしてます、櫛羅 (くじら) です。こちらは6日目を飛ばして、土曜に軽く7日目を、残り3合くらいを720mlに移した状態で飲んでます。

 この1800ml (2018.3) は1stロットで間違いないはずなんだけど、先に飲んだ720ml (2018.2) とは味の出方が全く異なり、正直、この段階では旨みの表現がクドいし、嚥下におけるスムースネスは比較にならないほど鈍重です。とはイエイ、徐々にアク抜けしたように──劣化なのか、ポジティブな希薄化なのかは別にして──、4日目、5日目くらいから、ようやく〝らしさ〟が出てきたように思う。



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 ▲新垣結衣、18才。

 
 ▲浜辺美波、17才。



 ちなみに720mlの1stロットはすでに蔵元で完売しており、4月からは2ndロットの出荷が始まっているとのこと。この記事をUPした時点では、まだ1800mlの1stロットは完売しておらず、2ndは絶賛待機中です (笑) 。瓶サイズによって若干〝採ってる部分〟に違いがあるものの、そこまで気にしても望んだ個体を引き当てることは容易ではないので、出たところ勝負で飲むしかない。

 今回同時に開けた3本の「千代組」の中では最も艶やかな色気のある酒で、すでにブランデー寄りのブドウ感が内に秘める〝熟れの芽〟も微かに感じるので、意外と早い時期にピークを迎えそうな気もしてます。





── 7日目。

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 某酒を経由して──。

 ♡☺♡「なんか渋くなって来た。でも、さっきのと比べるとこっちの方が全然いい

 苦いし渋いけど、透明感はあるし、甘みの滑りはシルキー。これは比べちゃいけないレベルの差かな。「レベル」というか「世界観」そのものの違いなので、ポップの岸辺とアートのそれとの間には、決して簡単に渡ってそちら側に向かうことのできない川が流れていて──当然、互いにとっての断絶であって──、おそらくそれは、言うならば〝酒における詩学の差〟だ。どっちが好きかは飲んだ人間が決めればいい。



2018_5_13味クラッフェ3
 bottle size:1800ml





【613】櫛羅 -くじら- 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017 (29BY) <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:奈良県御所市櫛羅産 山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+6/2.0/0.8
▪︎ALC:17%
▪︎処理:中取り無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年3月
▪︎管理状況:2018/5/11に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年5月13日 (日) /愛山45の次に2本目として開栓。
▪︎特記事項:純吟には2つ、純米には4つのロットが存在。5月印の純吟の720mlは2ndロットに移行している模様。1〜3月の印字であれば1stロットで間違いないみたいだけど、飲んだ感じ、この1800mlは少し微妙 (笑) 。ちなみに1800mlは中取りの前半、720mlは中取りの真ん中を採ってるので、正確には少し酒質が違う。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




2018_5_13味クラッフェ櫛羅1
 ▲仮に明日フットボールアワーの後藤が死んでも「なんやねんなキミぃ〜」だけは永遠に浜辺美波ファンの間で語り継がれる。



 まず、外側のアルミカバーを外した瞬間に「ポンっ♪」と景気の良い音が鳴って、栓が飛んで行った。最近じゃ、シャンパンを開ける時でさえ音は鳴らさないというのに (笑) 。ここまで勝手に飛んで行ったのは「風の森 笊籬採り 雄町80 27BY」以来だな。買ってから1日しか経ってないので、瓶内でガス圧が静まってなかったんでしょう。だから本当は1週間以上は休ませたいんだよな。

 ♡☺♡「こう来たか・・・。篠ちゃんか・・・。妙に滑らかなんだけど、でもこの前に飲んだのとは違うでしょ?
 dಠಠb「ちょっと720mlに比べてクリスタル指数が低いね。つうか、麹が強く出てるので、単純に重いよ



2018_5_13味クラッフェ櫛羅2



 そしてこれ、そこそこ木香あるな。もしかしてロット違いか!? 違う店で買った「2018.3」なんだけど。今日はさんざ飲み散らかしてるので、ちょっと舌がバカになってる可能性も。。。

 2日目は逆の順番で飲んでいきます。





── 2日目。

浜辺美波崖っぷちホテル鳳来ハル
 ▲アサヒ『クリアラテ』は、言ってしまえば三温糖で作った砂糖水のような感じ (笑) 。つうか、水のくせに甘すぎ。



 やっぱガス圧あるな。飛びやしないけど、そこそこ勝手にジュポンっ♪

 ああ、ようやく甘みを捕まえた、旨い。ただなあ、720mlの方がクリアで軽いな。これは少し渋いというか、ミネラル感が軋むな。あとは、ほんのりミルキーな表情もあって、買ってからあまり休ませてないこともあるかもしれないけど、やや液に暴れというか澱みを感じる。ま、旨いけど、720mlほどじゃない。



浜辺美波崖っぷちホテル鳳来ハル



 うすはりだと液性は滑らかになるんだけど、苦いな。なんか違うな、これ。720mlのようなアガりがないよ。なんでだ? 麹の出方が強いので、少し旨みの輪郭が「お餅」で「凛々」の外皮を透明にしたようなニュアンス。正直イマイチだな。





── 3日目。

2018_5_13味クラッフェ櫛羅5
 ▲この子、30にしちゃ、少し老けちゃったな。35歳のフカキョンの方が全然若々しい。老けてるっつうか、肌年齢が・・・。



 うーん、重い (笑) 。ズンとした旨みの表情は、まさに餅だ、餅。ガスはまだある。飲む日の気分やタイミングに多少のバイアス要素があるにせよ、さすがにここまではブレないよ。つまり、先日飲んだ720mlがこれだったら、あそこまでは絶対に絶賛しない。ちょっとこれは保留案件レベルだな。





── 4日目。

2018_5_13味クラッフェ篠峯愛山4



 愛山──少し渋いな。櫛羅──少し苦みが跳ね返るな。でも、重さは抜けて来たような。愛山──グニョグニョ。櫛羅──まだガスあるな。なんかスゲえドライだけど、シャープネスに美しさが宿り始めた。悪くない。そんな重くないな。しかしまあ、堺杜氏の造る酒は垢抜けてますわなあ。大都会在住の子供のいない中年夫婦にとって、これくらいのエレガンスとモダニティが標準装備されてないと、正直、もうキツいですわ。

 愛山はねえ・・・やや麹の強さが前に出始めて来た。開けたてのクリアな感じの方が好きだけど、まあ、この時期に飲んでアーダコーダイーダヨーダ言える酒じゃないので、これはオカワリして育てて、ちゃんとした状態で飲み直します。



2018_5_13味クラッフェ篠峯愛山5



 突然ですが「Type-M」のワイングラス──。

 この時期は、まだ早い。グイ飲みの方がいい。旨みが余計に開いてノイジーですね。

 愛山──香りは望ましいニュアンスの甘酸を構成しつつあるけど、まだまだ味には反映されてない。ま、飲めちゃうんだけど、今時期の状態は──味のしない「賀茂金秀/多賀治/澤屋まつもと/鳴海」なんかをガスがあるというだけで喜んでしまう変わり者以外には──特にオススメはしない。ぼちぼち27BYの1800mlが飲み頃かな。

 櫛羅──ああああああ、悩ましいなあ。実は一番「木香」を感じる。でも、日本酒的ブドウ感は一番ある。そして、ようやくエキスのモノリス (反射板) が嚥下の丘の向こうに見えてきた。これ、意外に熟す (飲み頃に到達する) の早いかも。720mlの裏記事にも書いたけど、ややブランデー的な熟れ感があるんだよね。仕上がり具合は別にして、この3本の中では一番エロい酒です (笑)

 結局、じぇんぶ飲んでるなあ。ここまで来たら栃木の美味しい水も飲まないとウチョでしょ。





── 5日目。

2018_5_13味クラッフェ櫛羅6
 ▲戸田恵梨香、もうすぐ20歳の頃 (2008年) 。若いなー。



 これが最もグラマラスな熟れ感 (甘み) がある。山田錦ライクな色気なのかね。「雄町」や「愛山」より酸の出方が柔和。5日目にして完全に「愛山」とは違う道に進んだ感じ。やはり、この酒の飲み頃は早めに訪れそうだ。しかしこれ、1stロットのはずなのに、どうしてこうも720mlの2月印と味の出方が違うのだろう。どっかに2月印の1800ml売ってねえかな。まだまだいろいろ確認したいことがある。どこぞのクソ酒を掴んで不本意に才気走った文芸を撒き散らすくらいなら、微妙な「櫛羅」と向き合っていた方がシアワセなんだよ。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 篠峯 櫛羅 on_list_unsufficient 浜辺美波

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