◤旭興 - 純米吟醸 雄町 磨き五割 無濾過生原酒 29BY 2本目 (1800ml)!<栃木> ── dಠಠb「寝起きから1日を経て寝るまで、基本あまり表情を変えない淡白な1800ml」#Clear 




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 ▲どっちが正しいかは別にして、端的に言えば、清野菜名クラスじゃ、一生のキャリアの中で、間違っても興行収入30億円以上の大ヒット映画の主演作を生み出すことは不可能ということですね。



 一応、評価のために個別記事としてUPしてます、旭興 (きょくこう) です。本日、6日目を呑んでフィニッシュです。720mlよりクセが抑え気味ですが、基本的には同じです。淡麗で繊細な酒質の割りには想定以上に劣化定数が小さくて良かったです。これだけ1本開けてたら2日半でなくなるペースですね。

 ドッカン星人には不向きですが、それでもイイ酒です。モダン淡麗の知見を深めたい人は飲まなきゃダメなヤツですね。どうせ適当に買った酒なんかどうでもいいことが多いわけだし、だったら黙ってこれ飲んどけという話ですね。ヲトナの癒し酒です。





── 6日目。

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 これはホントに最後までトーンが変わらんな (笑) 。そんなものがあるとして、まるで食用の蝋燭 (ろうそく) ですね。野菜っぽさもあるというか、まあ、モダン淡麗酒の知見を深めたければ黙って飲めという話ですね。

 まだまだモノトーンというかミニマルな味カラーなので、これは少し育ててカラフルになった状態でガブガブ飲みたい感じです。とりあえずオカワリ分の720mlはワインセラーにブチ込んだので、残暑厳しい季節に秋を先取りするタイミングで開けたいと思います。その前に別ロットの「加水生酒Ver」がドロップされるはずなので、当然これも買います。



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 ワイングラス──。

 そんなに違いはないな。ま、元々そこにある味も、香りも、日本酒全体のマトリクスの中においては少し過激に大人しいという事実があるわけで。強いて言うならワイングラスの方が乳酸アプローチにコネクトしやすくなる程度。



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 bottle size:1800ml





【610】旭興 -きょくこう- 純米吟醸 雄町 磨き五割 無濾過生原酒 29BY <栃木>

渡邉酒造 (by とちぎの地酒 月井酒店) :http://www.paw.hi-ho.ne.jp


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▪︎酒米/精米歩合:広島県産 雄町/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+1.5/1.65/0.8
▪︎ALC:16%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年2月
▪︎管理状況:2018/5/10に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年5月14日 (日) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲岩塚製菓の本気を垣間見た『マカダミアおかき』は名品。岩塚おかき史上、ここまで強気な塩気は初めて。何度かブログ内でも指摘して来たことだが、これでいい。正しい。プロトタイプには「マカダミア」と「アーモンド」の2種類があったが、オレの指摘通り、新商品としてリニューアルされたのは「マカダミア」だったようだ。



 立ち香──香りは穏やか。ほんのり乳酸の幻影。720mlとの違いはあまり感じない。

 ♡☺♡「スッキリ淡麗。軽いなあ

 720mlより甘みを感じるが、逆に布や草などのクセは相対的に引っ込んでるので、クリスタル度は1800mlの方がある。そして、まるでナタデココを噛んでるかのような〝不可視なコクの固形化〟を感じる。あんみつの寒天とか、アロエとか。

 ♡☺♡「自分一人じゃ気づかないけど、言われるとわかる (笑) 。ナタデココねえ



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 ▲これはもう、箱で欲しいレベル。通常の『大袖振豆もち』より数量が少ないが、1つのサイズはデカい。口どけミラクル。マカダミアの油分が淡白な味筋にコクを与える。200円ちょいでこれが買えるんだから、デパートで老舗の高級品を買う必要は全くない。



 最初は少し「甘い?」とも感じたけど、2杯目からもう旨い。日本酒的ブドウ・フレイヴァーが構成する優しい甘酸。退けにかけての少しパウダリーなテクスチャーが淡麗の像に相応しいサイズの陰影を与えることで液性が「平面」ではなく「湖面」になる。たゆたう静謐なジューシネス。

 これは絶対に旨い

 ♡☺♡「これは飲んじゃう
 dಠಠb「まるで問題ないな





── 2日目。

浜辺美波崖っぷちホテル鳳来ハル



 1800mlにはがないなあ。少し淋しい (笑) 。

 あああ、ピリっとした辛みもあるけど、それでもイイ酒だな。これはいつまでも飲んでられる。ひとまず〝モダン淡麗組の裏番長〟に抜擢しておこうかな (笑) 。

 そしてなんだろうな。前も書いたかもだけど、なんか液体プラスティックというか、ワインで言う「蝋」なマロみを感じるんだよな。あとは海藻系のドロっとしたミネラル感。



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 投げやりな言い方をすると、オレが好きなんだから文句あるかって感じの酒ですね。「米鶴 山廃純大 28BY」の想ひ出に浸ることはできないけど、29BYのそれを飲んで訝しがるならこれ飲んで朗らかな気持ちでいた方が精神衛生上はいいし、なんならお気に入りの缶ビールみたいに毎日これだけ飲んでもそこそこストレスなく大晦日を目指せそう──というのは冗談だけど、それくらい、今のオレのそばに寄り添う酒ということだよ。

 こういう酒をちゃんと飲んでれば、オレにクドい酒や香りの派手な酒や田舎臭いモッチリ旨口ジューシイな酒なんかは死んでも薦めて来ないはずなんだけど、ま、これを飲んだからって同じことを感じれるわけじゃないから仕方ないか。

 実はさっき、一杯だけ3日目を軽く飲んだんだけど、なんかスゲえ「赤とさかのり」を感じたよ。海藻系ミネラルだよ、完全に (笑) 。


 さて、今夜からは単発飲みに切り替えるかな。何を選ぼう。結局、少しは味見するんだけどさ。





── 3日目。

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 飲んじゃうな。もうそれしか言えない (笑) 。渋み&辛みもあるんだけど、まさに淡麗な像に対する陰影として機能してるからノイズにならん。まるで美しいデッサンのような酒だ。こういう酒はうすはりが威力を増すなあ。まだ半分以上残ってるということもあるけど、3日目にして劣化らしい劣化は感じない。



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 ▲東出くんの抑揚のない平坦なセリフ回し (基本的には大根) には不思議な中毒性がある (笑) 。角川映画『時をかける少女』(1983) に出てくる深町くん (高柳良一) 的というか。大林宣彦監督が言うには、こういう朴訥トーンには映画的合理性があって、ストーリーの語りべとして一定の役割があると、以前何かのインタビューで高柳良一の大根芝居を擁護してたな。



 しかし、なーんて美味しい栃木の水なんだ (笑) 。720mlより透明感ある。透明なんだけど渋みもあって、そして、その渋みがなければ本当の水になってしまうという絶妙なバランス。「香りなんか要らねえよ!」という、今の時代に逆行するような、ある意味でのパンク精神、そこにシビれる! あこがれるゥ!





── 4日目。

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 ▲いや、我慢はよくないよ。あと、別に素でいてもいいけど、音のしないオナラをして黙ってるのはダメな。それ、悪質なドメスティックバイオレンスだから。



 旭興をワイングラスで──。

 うん、海藻サラダ (笑) 。最後に飲むの流れ、実は悪くないですね。淡麗で味の薄い酒をトップバッターに配置する人は多いけど、これ、和食コースのデザートに出てくる水菓子みたいよ? 辛口という輪郭もあるんだけど、甘みとコクの出方が極めて和食的。そして、この、なんともパステルカラーな甘みは、果実で言ったら「柿」や「ビワ」に近い何かだろうね。ほんのりアロエ系の乳酸もある。熟すと、おそらくここがキャラメルに育つんだろうな。

 幻影ジューシイ。まあ、オレと同じ目線で日本酒を楽しみたい人は飲んでみて下さい。好き嫌いは別にして、飲めないとか、不味いとかはないです。ただ、基本、水だし海藻ミネラルです (笑) 。たぶん、これが最初になくなる





── 5日目。

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 ▶︎Village People - Y.M.C.A. (1978)
 
 ▲ゲイ賛歌の曲をナゼカ西城秀樹が1979年にカヴァーして大ヒット。


 ▶︎八神純子 - パープルタウン (1980)
 
 ▲当時のヒット曲なら、子供心にこっちの方が好きだった。今聴くと、クワナリ歪曲された (音楽的訛りの酷い) 16ビート系のDiscoサウンドなのな (笑) 。長調への転調が野暮ったいけど、それが歌謡曲的な王道。


 ▶︎雅夢 - 愛はかげろう (1980)
 
 ▲あとはこのへんですね (笑) 。moukan1973♀とは違い、今も昔もアイドル歌謡に興味を持ったことは一度もないな。
 


 安定感あるな (笑) ー。徐々に渋くはなってるけど、この4本の中では最も淡麗だし、仕込み水の硬度もおそらくは最低ライン。そこに海藻系のミネラル──よくよく考えれば〝米の旨み〟の輪郭線にアタックしてるだけなんだろうけど──がポヨっとテロっと絡んでパツンと弾ける流れの、やや辛口Roadなフィニッシュ。果実味はすごく極小で、味や香りではなく、不可視だが確実にそこにあるはずの〝コクの固形化〟を感じつつ、ひたすら心地良いだけの、言ってしまえば「味」ではなく「時間」に金を払うような酒

 今回は1800mlを4本同時に開けてるけど、これ1本なら2日半でなくなるパターン。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 旭興 雄町 on_list_good 浜辺美波

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To マイルドさん



毎度です。

だいぶご無沙汰でしたが、お元気でしたか?


──まったく?といっていいほど変化していないのではないかと。

1800mlは進みが多少遅いかもですね。ま、もともと激しく変化するほど情報量の多い酒質でもないわけですが (笑) 。うちは720mlを5/10から9-10℃で追熟させてるので、ちょうどいい頃合いですかね。


──食用の蝋燭、ナタデココ、モウカンさんに表現してもらわなければハッキリしないものが感じられて楽しいです。開けて、4合瓶に取り置いたものをあとで飲んだら海藻ミネラルも感じられました。

一体なんのこっちゃ!?という話ですが (笑) 、飲めばわかることなんですよね。まさに「赤とさかのり」ですよ。淡麗だけど、旨みに不思議なアタックがあるというか、コクに質量があるというか、要するに「味のする水」というか。

「醴酛」は少し甘いですが、清楚で品があるのでスイスイ飲めますね。どっちか1本なら「雄町」で決まりですが、機会があれば。

職場環境40℃はヤヴァイですね・・・。「オンリストの重要なところは殆ど飲んでますが」──飲む数が限られるならこれが正しい行動です (笑) 。

「伊勢角屋」は、未飲なら、まずはペールエールですね。あとは甘くて濃醇ですが「Neko Nihiki (猫二匹) 」も疲れた身体をほぐすには極上のデザート酒です。それでも日本酒の甘さに慣れてる我々からすれば余裕ですよ (笑) 。ま、どっちも安くはないので、大手の缶ビールのように気にせずガブガブは飲めないわけですが。。

「宮泉」はこっちじゃ買えないですね。「八朔噛んだみたいな酸」──そうなんですよね、ここの酒は柑橘系の酸がキッチリ出てクリアなエキス感が輝くと最高なんですよね。

またいつでもどうぞ!


2018.08.05 Sun 11:50
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Name - マイルド  

Title - 

こんばんは。

那須にある小さな酒屋にて、一升瓶で売っていたので
買ってきました。
酒造年度/出荷日:H29BY/2018年2月
同じです。


そして、中身はモウカンさんが書いた通りの酒でした。
まったく?といっていいほど変化していないのではないかと。
食用の蝋燭、ナタデココ、モウカンさんに表現してもらわなければ
ハッキリしないものが感じられて楽しいです。
開けて、4合瓶に取り置いたものをあとで飲んだら海藻ミネラルも
感じられました。


暑すぎるのと、職場環境が40度を超えるためにいくら水を飲んでも足りず、
酒すら飲めない日々が続いておりますーといいながら
オンリストの重要なところは殆ど飲んでますが(笑)


暑さもあるのでちょこちょこビールを飲むのですがどれもイマイチで、
やっぱりモウカンさんの好きなビールがいいのではと。
ハズレビール何本も買うくらいだったらうまいビール通販したほうが
財布にやさしいし、精神衛生上よろしい。


いまだに私は私でモウカンさんに薦めることができる酒を見つけられずにいます。
ちょっとおもしろかったのがリリース直後にすぐ飲んだ宮泉の山酒4号
おりがらみの上澄みですね。
ふわっとしてるけど結構甘みがあるのかーとおもったら八朔噛んだみたいな
酸が広がりました。
でも2か月後に2本目買ったらもう甘ったるくなっていてダメでした。
これ黒澤さんで醸してくれたらいいのに。
ブルーのスーツ着た杜氏さんでは。。。

えーと。また来ます。
モウカンさんのおかげでうまい酒ばかり飲んでいます(笑)
ありがとうございます。

2018.08.05 Sun 00:58
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