もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 千代祭の潮騒にいざなわれて、順調に「on my list」の酒が増えている。家庭の平和にとってはとても良いことだ。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤篠峯 - 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 29BY <奈良> ── dಠಠb「まだまだスカスカでドライだけど別に問題ないです」#High-Grade/KALDIオリジナル『餃子ぬれせんべい。』 




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 ▲中央のオジサンは美川憲一ではなく藤井フミヤです。



 まだまだ、まだまだまだまだまだまだ続く千代祭 (ちよさい) 、今宵の餌食は「篠峯 純米大吟醸 愛山 無濾過生原酒 29BY」です。


 贈答用の高級ラインを除けば、おそらくこれが「篠峯」の中の「麗しの美酒部門 - 広報部長」な酒です。かの26BYの時でさえ、若い状態で飲んでも「奈良の美味しい水か!」というテクスチャーがあったほどなので、今すぐ飲んでアーダコーダイーダヨーダ言うような酒ではないんですが、そこは興味というだけです。

 値段も720mlが2,700円 (税込) するので、そういう点からも、1,500円前後で買える純吟なんかと同じ目線で飲まれてもオマルという話ですね。サクっと飲んだ限り、今季の方向性は「櫛羅 - 純米吟醸 中取り 無濾過生原酒 2017」なんかと同じでしたが、今時期の「早飲み指数 (今すぐ飲んで美味しいと感じる度合い) 」は「櫛羅 純吟」や「純大 雄町 Type-M」の方が高いです。

 開けたてはスッカスカな──ひっそりと静まり返った瀟洒な豪邸に入ったら家財一切ごと〝もぬけの殻〟だったみたいな──トマデワイイマセンガ (とまでは言いませんが) !──、まあそれなりにドライで削げた空き部屋感はありました。

 この酒に特有の〝辛みのアタック〟もまだまだ強めに出てるのと──精米歩合45ゆえの透明感がもたらす相対的なアルコール感の強さにコネクトしやすい面は否めない──、やや軋むような粉っぽさがスムースな嚥下を完璧なストーリーから少し逸脱させる瞬間がないわけじゃないけれど、オレ個人の感想で言えば「まあ、今時期はこんなもんじゃないの?」という印象です。酒を長い期間自分で管理できない一般の人は秋以降に買って飲むことを、一応オススメしておきます。ひやおろし時期はロクな酒が少ないし、ちょうどいいんじゃない?




 ▲今時期ならこれの1stロットが同じ組の酒としては一枚も二枚も上手な完成度です。

 ▼とりあえずハンデで一番イイ角度の瞬間で一時停止してあげた (笑) 。前にも言ったけど、これでもオレ、一応カメラ屋の息子だから、目だけは肥えてるのよ。写真の良し悪しに関するセンスは勝手に標準装備されてます。そして、2019年後期のNHK朝ドラのヒロインは浜辺美波が頂きに上がる。そのまま紅白の司会、夏には東京オリンピックのTV中継 (NHK) のスタジオ・アシスタント。伝家の宝刀「美波ガッツポーズ」で同い年の卓球娘 (伊藤美誠と平野美宇) を「頑張ってくださいね!」と応援。完璧な流れや。これで怒涛の10代キャリアは幕を閉じる。←と事前に書いていたら、突然5/10 (木) に「報道ステーション」のスポーツ枠の新コーナー『テラせ!ニッポン』のナレーション決定が発表された (笑) 。当然このまま東京オリンピック開幕直前まで続けるだろうから──同い年アスリートとの特別対談企画 (VTR) &最終回のスタジオ生出演はおそらく完全に規定路線──、そしてオリンピック本番では松岡修造なんかと絡んでスタジオ・サポーターくらいにはなりそう。テレ朝の青田買い、なかなかにエグい。つうか、もはや奪い合いが始まってます。moukan1973♀情報によると、某大手企業の金沢駅前ビッグプロジェクトが2020年春の開業を目指してるらしいので、たぶん、そのアンバサダーも確実だと思われ。[浜辺美波の熱盛!
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 bottle size:720ml





【607】篠峯 -しのみね- 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 29BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:兵庫県産 愛山/45%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+6/1.9/0.7
▪︎ALC:16%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年3月
▪︎管理状況:2018/4/27に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年5月9日 (水) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲[片想い篇30秒/アンサー篇30秒][メイキング][サムネイル38枚][CM詳細][歌う篇30秒][歌う篇15秒


※前説で言いたいこと全部書いたような気もするけど、一応、下書きが残ってるので清書しておきます。


 開けたては味が閉じ気味の酒なので、夕食の準備に入る前に開栓して一杯だけ飲んでおきます。

 立ち香──うわ、匂わねえな。ややくぐもり系のバナナ? んあ? 草か? 袋香か? やや布っぽい香りの模様。ちょっと香りのイメージ違うな。果実で言ったらマスカットですやん。やや粉っぽいテクスチャーのヒント。

 どれどれ──。

 今は「櫛羅」の方が上だな。やや軋むような粉っぽさがある。口どけはまあまあいいけど、まだスカスカやん。少しミネラルの表情が険しく硬い。ただ、透明なエキス感、そこに酸が反射して、嚥下の最終段階においては、キラキラな粒子がすぐに蒸発する細かいミストのように放射される、美しいスローモーションを伴った減衰曲線がある。

 軽いし飲んじゃうけど、なんか思ってたよりポップだな (笑) 。もう一杯飲んじゃうかな。



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 ▲酒屋の息子役が異様に似合ってる (笑) 。高校生には見えねえけど。



 すでに2杯目の方が旨い。骨格はいいです。抜け感もあるし、なによりジューシイ。まだまだ軋むけど、こんなもんは最終的には取れる。なんか砂糖水っぽい質量の甘さだけど、この酒が兼ね備えるべきエレガンスは十分に出てる。2年モノの26BYろくまるなんかと比べちゃいけない。

 あとでまた飲む。しかしこれ飲んじゃうな。この時期の「愛山45」は元々こんなもんです。良い出来です。全く問題ないよ。今はまだまだ全然ドライでスカスカだけど (笑) 。



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 ▲KALDIオリジナル『餃子ぬれせんべい。』は別に不味くはないけどズルい。ヲトナ的なズルさに満ちてる。ナゼか? だってこれ、単なる餃子味のぬれ煎餅というだけのくせに、形を餃子に似せるために半分にカットして個体数を増やして割高感を隠蔽してるじゃん (笑) 。1枚の円形として4枚入りでパッケージングしたら誰もこの値段 (257円) じゃ買わないよ。そこそこ面白いし旨いけど、そこに気づいたらもうダメ。買えない (笑) 。


 つづき──。

 結構グイグイとマスカット香の波が押し寄せてくる。29BY的な蜜感満載 (笑) 。でも飲むと少し渋いし軋む。簡単に言うと薄い。けど、これはこういう酒です。飲み頃はまだまだ先ですね。徐々に雑っぽい──木香とまでは言わないけど──少し苦みにウッディーな酸が滲む。

 食中は結構ドライで味も潜るので、まだまだですね。でも悪くないですよ。もう全然OK。むしろこの時期からグイグイ来られても困るので (笑) 。ガスと甘と酸と苦とミネラルの軋みの五重奏が味気ないシードルのような味メロディーを奏でる時の「篠峯」は往々にして酒として正しいことが多いです。問題ないです。今日はこのへんでやめとくわ。





── 2日目。

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 もう1合もないけど、さて。ワイングラスで行くかな。いや、両方だな。

 立ち香──ちょっと草っぽいんだよなあ。実は昼間に軽く舐めたんだけど、スゲえ酸っぱかった (笑) 。

 やや重い。旨みの輪郭線が太めというか、少しテクスチャーに流動性が足りないというか、日本酒的に言うと「滑りが良くない」というか。

 そして今日は液性に澱みを感じる。実は「愛山45」、瓶が黒く半透明だから目視できないんだけど、撹拌せずに飲み切ると、最後の1杯なんかはそこそこオリが残ってる場合が多いんだよな。なので、少し責め的な重さを感じやすくなる2日目ではあります。初日の軽さはどこへやら。



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 ▲役者としての山田孝之は嫌いじゃないけど、さすがにミスキャストのような気が・・・。つうか今、最も爽やかな格好が似合わない30代俳優だろ (笑) 。



 マドラーで少し割り水すると、そこそこイイ感じのマスカット香。でも、まだまだ苦いです。今日はなんか搾りカスみたいな感じなので、ちょっと1800mlでゆっくり飲み直したい感じ。明日、秋山に行って来ようかな。2日目はあまり参考にならんな。正直、初日の開けたてとはまるで別の酒。

 ※というわけDE、1800mlを本日5/13 (日) から飲んでいきます。どうやら1800mlと720mlは採ってる部分が違うようなので少し楽しみだな。


moukan1972♂






日本酒 篠峯 愛山 on_list_good 浜辺美波

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To 聴き酒さん



毎度です。


──もしこのブログにハマってなければ、篠峯に出会えませんでした!

これは嬉しいでしょうね、堺杜氏が。売り上げに関して少し自嘲的な面があるので (笑) 。


──篠峯美味すぎです! 一緒に飲んでいた而◯より全然、というより同じお酒とは思えないです。

ひとまず25BY/26BYはモダン地酒の〝頂点〟として、27BYは「味しねえ問題」、28BYは「 (麹室改築による) 木香問題」と、これまでに幾つかの試練を経てますが、29BYはなんとかモノになってる酒も多いので、引き続き、我が家では先陣を切って毒味を続けて参ります。

今時期に飲んでそこそこ美味しいモノもありますが、ここの酒は熟成を経て真価を発揮する商品も多いので、かりに既飲でも、時期を空ければ別次元に飛翔する酒も多いです。特に精米歩合50以下の9号酵母の酒は伸び代あるので、この「愛山45」もまだまだこれからが本番です。

今の「而今」程度なら「ろくまる」でも十分にまかなえますが、今季は「篠峯 純米大吟醸 雄町 Type-M」「櫛羅 純吟 2017 - 1stロット 720ml」「ろくまる雄山錦/透明&うすにごり」「ろくまる八反うすにごり」あたりはそこそこいいです。

「黒澤」は「純米大吟醸 金紋錦 28BY」──2018.4の印字もありますが中身は28BYです──、このへんは是非。生酛の生酒&直汲みは辛抱が必要なので今すぐ飲んで美味しい酒は少ないですが、速醸の「井筒長」の生原酒は早飲み仕様で既に旨いです。

あと、何度も何度も言ってますが「長陽福娘 限定直汲み 辛口純米 無濾過生原酒 29BY」は鉄板です。

上喜元の「生酛 八反」にもボチボチ当たりに行きますので、今季も旨ければ勇気を出して是非 (笑) 。


2018.05.17 Thu 20:35
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Name - 聴き酒  

Title - ついつい飲み過ぎてしまいます

モウカンさん、こんばんは。

毎日毎日ROMっている聴き酒です。

もしこのブログにハマってなければ、篠峯に出会えませんでした!
モウカンさん、いつもありがとうございます!

篠峯美味すぎです!
一緒に飲んでいた而◯より全然、というより同じお酒とは思えないです。

これからもブログ楽しみにしています!

次は黒澤を買える店を探して突撃します(笑)
2018.05.17 Thu 20:01
Edit | Reply |  

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