◤篠峯 - 純米大吟醸 四割磨き 山田錦 瓶燗火入れ 参年熟成 26BY <奈良> #Well-Cured/High Grade/クレストジャパン - フロマージュの杜「チーズ・デリ ブルーチーズ Mix」 




【浜辺美波出演】ロッテ ガーナCM 「うちの母はワンパターン篇」
 ▲たまたまのタイミングでやってたみんな大好き「北海道物産展@新宿小田急」で試食して買ってきたクレストジャパンフロマージュの杜」の「チーズ・デリ ブルーチーズ Mix」はそこそこ旨いです──ネットで買える店はないけど。クリームチーズにブレンドされてるので、そこまでクセはないです。感触は少し固めのババロアみたい。そこそこ淡白で優しい味わいなので、そのまま食べてます。





 さて、高い篠峯 (しのみね) です。不意に楽天で見つけてしまったので、とりあえず悩まずに買ってみた。720mlが税込で4,320円です。素敵です。

sinomine_yamada40sannen26by3.jpg この酒そのものは毎年リリースされてますね。兵庫県特A地区の山田錦40を協会9号酵母で仕込んだ一回火入れが通常処理だけど、一部の店では少量「生酒」なんかも出回ることがあって、去年、運良く「袋吊り 斗瓶取り 雫酒 生 26BY」を買えたんだけど、これはまあ、おそらくアナタの知らないであろう日本酒世界という意味では三歩先を行く良い体験をさせて頂きました。ちなみに今、某SHOPで売ってる生酒Verは28BYなので注意が必要です──確認済み。

 というわけDE、これの「参年熟成Ver」が存在していたとは初めて知りました。他で見ないし、この酒屋のPBなのかね。今年リリース分の「純米大吟醸 雄町 参年熟成 (中身26BY) 」がマチダヤの300mlのみらしいので少し意気消沈していたのだけれど、それもあって、思わずウヒョっとなり、飛び付きました。

 先に結論を言うと、値段を考えればまあまあですかね。いわゆるトルストイの『アンナ・カレーニナ』の有名な冒頭部分──幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある──に準えるなら、やはり「純米大吟醸 (値段の高い酒) はどれもみな同じような味がする」──的な個性領域を超え出ないレベルの純米大吟醸です。

 丁寧に造られた酒がちゃんとしっかり旨いのはいいんだけど、これを飲んだ明日の自分が昨日までとは違う自分に生まれ変わってることはないです。せいぜいわかるのは、つくづく「Shuhari Aiyama 2014」と「上喜元 純米大吟醸 愛山 2014」がクソだということくらい。

 やはり、篠峯の参年熟成なら25BYの雄町で決まりです──もう買えないけど。



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 bottle size:720ml15秒CM][キャンペーン案内][メイキング][就任式フル動画][TOKYO POP LINE





【601】篠峯 -しのみね- 純米大吟醸 四割磨き 山田錦 瓶燗火入れ 参年熟成 26BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:兵庫県特A地区 山田錦/40%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+5/1.9/0.6
▪︎ALC:16.8%
▪︎処理:瓶燗一回火入れ。氷温で2年半、5℃~10℃で半年間熟成。
▪︎酒造年度/製造年月/出荷日:H26BY/2015年製造、2018年3月出荷。
▪︎管理状況:2018/5/2着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年5月4日 (金) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──まだ開けたてで冷たいこともあってイイ感じに匂わないけど、なんかカルピスっぽい甘酸を感じる。

 とりあえず飲んでみましょう──。

 ♡☺♡「あああ、さすがに熟成してるよ。ていうか、ブランデー!? チビチビ系です、これは。良くも悪くも重厚感ある。味は悪くない。だけどガブガブ飲むもんじゃない



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 まあまあかな。ワイングラスで常温付近がベターだろうな。RSでクイっと一杯は意味ナシゴレン。まだ少し苦い。ガスはない。この時点では「雄町50 参年熟成 25BY」の方が圧倒的にイイ。そこそこ熟してるけど、これだけは言えるのは、同じ組に入れていいはずであろう「Shuhari Aiyama 2014」「上喜元 純大 愛山 2014」をゴミ化させるくらいには上質でエレガントな熟成酒だということ。

 ♡☺♡「他の銘柄と比べると洗練されてる。あの堺杜氏の見てくれからは想像できないけど (笑) 、酒は常にスタイリッシュ。うおぉ!というのはないけど、温度が上がると複雑な味が出て来る」←キミ今、 もしかして笑いながら失礼なこと言わなかった?





── 2日目の昼間に少しだけ。

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 そこそこ酢酸イソミアル系のバナナ香が出てきた。含むとそれなりにスモーキー。もうちょいデレっとした甘みがあると、篠峯ライクな酸が面で効いて甘み&旨みが球体化するんだけど、なんか上っ面なWell-Madeさに終始する印象がある。端的に言って、今まで何度も「篠峯」を通じて体験して来た「ナニコレ、超旨いんですけお!」が全くない。

 ま、普通に飲めますけどね。





── 4日目

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 まあまあですね。「熟成酒」「山田錦40」という属性に触れることができるのはいいとして、それでも「篠峯」のユニークネスが余すことなく発揮されているかと言うと、そこは大いに疑問。基本的にはイイ酒だと思うけど、個人的に「篠峯」に「基本」は求めてないので。だったら、これの「氷温 弐年熟成 生酒 26BY」の方が圧倒的に魅力的な商品として世に出せたとは思う。

 販売店の説明にある「氷温で2年半、5℃~10℃で半年間熟成」が本当なら、最後の中低温は必要だったのかね。おそらく途中で味見して意外に面白い変化がなかったから温度を上げたんだと思うけど。





── 5日目の食前。

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 残り2合を切ると、徐々に味としての酸っぱみが自己主張を始める。おそらく2年半目でこの閉じめの酸を確認して中低温に切り替えたのかな。思ったより甘みは伸びなかったし、山田錦40というスペックを思えば、そこまで旨みで勝負する酒でもないし、シルキーで透明感のあるテクスチャーは十分に感じるんだけど、生酒のような瑞々しいコクは表現されないから、この参年熟成の、手法としての有用性は低いと見る。「雄町」というジャジャ馬な酒米だからこそ、あのふくよかさ、ふんわりした柔らかさが出るんだろうね。甘みも伸びるし。


 この山田錦は最後まで折り目は正しいけど、緊張してなかなか笑わないという〝人見知りの域〟を出ない酒質ですね。この値段なので折り目くらいは正しくあってくれないとオマルわけだけど、それだけのためにこの値段を出す価値があるかと言えば、それはですね。

 ま、熟成はやってみないと何が出てくるか分からない未知なる世界なので、この高級スペックでの挑戦には一定以上の評価を与えたいけど、エンドユーザーというのは残酷な生き物なので、結果──飲んで旨いかどうかだけ──が全てだし、物語豊かな製造プロセスとか、結構どうでもいいというのが正直なところ。そこを頑張るのはうちらの役目じゃないし。たとえば平常、夕日が印象的に美しいシーンの映画やドラマを観ていてカメラマンや照明の仕事ぶりに胸は打たれないわけで。

 まだ1800mlが1本あるので、720mlとは違う世界を見せてくれることを願ってます。これなら同じ組として編成できるはずの「長陽福娘 味ノマチダヤPB 霜降の酒 限定袋吊り 純米吟醸 雄町 28BY」の方が旨いし、同じ26BYの火入れの熟成酒なら「日輪田 山廃 純米吟醸 山田錦55 無加圧直汲み 26BY 3本目!」はもっと旨いし、これ言ったらアレだけど、当然「黒澤 生酛 純米吟醸 美山錦 原酒 瓶火入れ 二夏越え 2014」は更に旨いです。そして、これら3本の各1800mlは、この720mlよりも安い (笑) 。

 残り1合はお燗にしようかな。たぶん、それが一番旨いと思う。なんだか今日は寒いし、ちょうどいいかも





── 6日目。

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 まずは常温で──。

 なんか普通の熟成純米って感じですね。言われなきゃ山田錦40の4,320円の酒だとは全く気づけない。常温で放置してたけど、結構酸っぱいし、旨み成分は出てるので、お燗は良さそう。今日も寒いし。



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 ▲彼は本当に我々と同じホモサピエンスなのだろうか。科学のメス、入れたい。



 お燗──。

 なんかうちの料理酒の「六十餘洲 純米吟醸 山田錦50 ひやおろし」と大して変わらんな (笑) 。熟感+酸っぱみ──で?──っていう。これだけのゴージャス☆スペックで参年熟成、その〝野心〟は買うが、もっと他に面白いことはできる。偉大なる26BYだもの、生酒で遊んだ方が実りは大きいと思うけれど。それこそ〝理解のある個人〟にだけ受注生産すりゃいいんだよ (笑)


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日本酒 篠峯 not_on_list_good 浜辺美波

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To 小尾けのびさん



毎度です。

正直、これは微妙な商品でしたね (笑) 。26BYは米の出来がいいし、特A山田錦40という高スペックだし、熟成をやらずにはいられない状況だと思うので、蔵の挑戦には一定の評価を与えたいところではあります。というのも、日本酒の熟成は「やればいい=熟成させれば必ず旨くなる」というわけでもなく、どういう結果や効果があるのかは、仕上げてみないと分からない面が多いんですよね。


──そう考えると黒澤金紋錦は、エライ旨いんですね。

これは完全に「ワールドクラス」なので、今の地酒界でも屈指の銘酒でしょうね。こんなに旨い酒が未だに買えるということそれ自体が平均的な日本酒マニア連中の味覚的低偏差値ぶりの証明になってると思います。凡酒100本を消化してもこの1本で得られる何かの半分も体得できないでしょうね。


2018.05.28 Mon 20:22
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Name - 小尾けのび  

Title - 

初日、熟成香っていうのか、どうにもピンとしない香りでなんとも言えない感じでしたが
2日目以降はそれも無くなり、問題なく飲めました
だからと言ってリピートは無いですねぇ

そう考えると黒澤金紋錦は、エライ旨いんですね
飲んでいる数が少ないので、旨い不味いは感じても、どれだけ旨いのか、どれだけ不味いのかは分からないんですが
黒澤金紋錦は全然違いましたね
2018.05.28 Mon 19:02
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Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん



毎度です。

「被害者の会」が結成されない代わりに「ファン倶楽部」もまた創設されなかったという (笑) 。ちょっと「特別純米ひやおろし 二夏越え」みたいなニュアンスの熟感でしたね 。想定していたような甘みや旨みが育ってない感じじゃないでしょうか。そう考えると、雄町の参年熟成には際立つ何かがありますね。


──櫛羅 純吟や、黒澤 純大 金紋錦の開け頃、というか開けるべき面子の確保が今年の上半期の課題になりそうです。

「櫛羅」の1800mlが720mlとクワナリ印象が違って少し戸惑ってますが、買った店も出荷月も違うので、まさかロット違いじゃないと思いますが、めいさん、720mlをKTRで買って「2018.2」なら僕と全く同じですね。3本あるなら1本は今時期に飲んでおくといいですよ。

「黒澤」も微妙に瓶差あるので、720mlを1本、ぼちぼち開けてみようと思ってます。720mlの3本はすべて「2018.2」で、1800mlが「2017.12」で、最初に開けた720mlも「2017.12」ですね。今は「2018.4」に切り替わってますね。僕が知る限り2度目のバックオーダーです。まだ買えますね (笑) 。

「愛山45」は1800mlの方がイイ──というか重さ&粉っぽさ&軋みをあまり感じない──ですね。まだ全然味は出てないですが、これは長く持てそうです。「Type-M」も1800mlの方が強さを感じますので、これも720mlを飲んだ時の印象より長く持てると感じてます。「櫛羅」は逆に強すぎて720mlのエアリーなストラクチャーが得られず、やや視界不良です。「旭興」は一番ブレ幅がないですね。軽いので一番減りが早いです。あんみつの寒天みたいなアタックを僕は感じるんですね。ナタデココ的でもありますね (笑) 。


2018.05.15 Tue 09:49
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

今夜はこのお酒の4日目で、四合瓶が空きました。

開けた初日は熟成感が思った以上に強くて、ぜんぜん進まず。お値段が素敵なのと、ひょっとしたらの期待もあって冷蔵庫のドアポケットに取り置きました。

で、今日残りの二合に取り組む前に味見をしてみたら、あら?
熟成感をあまり感じない…!(捨てなくてよかった…)

ということで今夜のお伴にしてみたところ、やや嚥下後の跳ね返りはあるものの、まあ、呑めます。新たな地平は開かれないものの…

価格といい、銘柄といい、この程度を期待してたわけではないのですが、「被害者の会」が結成されるところまでは行かないですね。

櫛羅 純吟や、黒澤 純大 金紋錦の開け頃、というか開けるべき面子の確保が今年の上半期の課題になりそうです。

去年の今ごろを思うと、本当に贅沢な悩みで嬉しいことです。
2018.05.14 Mon 21:23
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