もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 おっと、楽天の某酒屋が一部スポット的に「篠峯」の扱いを始めてた。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤篠峯 - 純米大吟醸 雄町 中取り生酒「Type 9」29BY <奈良> ── dಠಠb「まだまだ重いです」#Fruity 




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 ▲『コンフィデンスマンJP』は金曜のナイトドラマ枠で放映した方が人気出るだろうな。そうすりゃ長澤まさみも今より露出度をアゲれるのに。東出くんの安定の棒読みも個人的には嫌いではない。もともと抑揚のない鼻声なんだよな。こういう発声の人は間違いなく音痴だろうね (笑) 。[第4話の予告][第5話の予告






 さて、まだまだまだまだ続く篠峯 (しのみね) です。ショウガねえじゃん、それしか買ってないんだもの。これを開けたのは1週間前の土曜なので、情報鮮度は低いけど、翌週の木曜までダラダラと消化したので、記事も趣味的にダラダラと。

shinomine_type9_29by1_3.jpg 個人的な感覚で言うと、今の時期に飲むなら間違いなく「Type-M」の方が仕上がってます。単純にジュースとしての溌剌さと分かりやすさがあるのと、ダブル酵母 (明利系+9号酵母) というレシピが望ましいバランス──9号酵母が明利系由来の華やかさを抑え込むというよりは明利系が9号酵母由来の厳しさを緩和させるニュアンス──で機能してます。あとは酸のエキス感への反射率に寄与してる。単純にモダン・ジューシイ酒としてキラキラしてるのが「Type-M」という理解で間違いないです。

 27BY以降、リリース直後の「篠峯/ろくまる/櫛羅」を大声で誰かに薦めたことはないけど、今のところ「Type-M」は素直に──それこそ〝初めて飲む篠峯〟として差し出すことができる内容。この「Type-9」は堺杜氏が27BYから実験を開始した9号酵母単独ヴァージョンで、その理由は「参年熟成Verを9号単独で造りたかったから」というもの。その成果が出るのが来季30BYシーズンなので、個人的には楽しみではある。



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 bottle size:720ml





【597】篠峯 -しのみね- 純米大吟醸 雄町 中取り生酒「Type 9」29BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:赤磐産 雄町/50%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+6/2.0/0.8
▪︎ALC:16%
▪︎処理:中取り生酒
▪︎酒造年度/出荷日:H29BY/2018年2月
▪︎管理状況:2018/4/27に到着後、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2018年4月28日 (土) /7本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 本当は開けるつもりはなかったんだけど──どうせ今飲んでも硬いし重いし──、まあ酔った勢いってヤツ (笑) ?

 友人の一人は「こっちの方が好き」と言ったけど、オレは冷静に「少し重い」という印象。当然「Type-M」よりドライかつシンプルな味筋なので、投げるボールで言えば速球のストレートではあるものの、まだまだ味の出方が鈍重に感じられ、いわゆるゴワゴワ組のキレ者という出で立ち。麹が強いので、見晴らしはそこまで良くない。ちょっと「黒澤 Type-9」なんかに近いテクスチャーも感じたな。





── 3日目。

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 中1日。今日はますます「黒澤 Type-9」みたいだな (笑) 。やや旨みの出方が鈍重かな。抜け感ないよ。ただ、この時期の27BYもこんな感じだったので──それでも29BYの方が味は出てるけど──、これは長く持てそう。まだまだ硬い蕾です。赤くて小さい果実ライクな酸っぱみは十分に出てるし、カプエチ領域の華やかさとは無縁なので、我々にとっては単にそれだけで飲めてしまう部分はある。





── 4日目。

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 ▲公の場でここまでエロを封印する必要があるのだろうか。心を病んでなきゃいいけど。



 冷たすぎると閉じた味わいになりがちなので、今日は30分くらい前に冷蔵庫から出して、ちょっと温度を上げて飲んでます。

 それでも重いな (笑) 。これは飲み頃になるまでにそこそこ時間がかかりそうだ。開けたてはガスで誤魔化しも利くけど、徐々にゴリっと筋肉質な旨みが顔を出しはじめる。それでも奥では透明な味の川も流れているので、1年後にはキレイな酒に変貌してる可能性は高い。

 今時期の完成度は明白に「Type-M」の勝利。ただ、1年後はわからない。





── 5日目。

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 ▲仕事ならイヤでもエロを出すわけだが、もう『モテキ』の頃の、あの芳しいエロはないんだよなあ。「直汲み生」目線で言うとガスが弱いみたいな (笑) 。



 たしかに甘い香りが出てきた。なんかブランデーやリキュールを使ったバナナ・ケーキみたいというか。

 うーん、言いにくいけど、一緒に飲んでる「雪の茅舎」よりは圧倒的にモダンですねえ。もう、全然、階層というか住む世界が違います。この「Type-9」自体はまだまだなんだけど、音楽で言うと、いきものがかりリトル・クリーチャーズくらい違うというか (笑) 。とはイエイ、この「雪の茅舎 無逸」は結構イイです。あとで記事にするけど、普通にスイスイ飲めます。



 



 ただ、ジャンル違いというか、オレにいきものがかりを聴かせるようものではある。『ありがとう』を悪い曲だとは思わないけど──少なくとも楽譜上における主旋律の動きとしては──、それでも自分から好んでは聴かないし買わないのと同じな。そして当然、感動なんかしない。日本酒に関しては、もうそういう段階までジャンルの細分化が進んでるんだよ、我が家では。そして、この本質をまるで理解してない人がいつも爆死するんだよ (笑) 。同じモノを見ているようで見ていないこの感覚、わかるかな?



 



 春のカラっと心地良い、澄み渡った青空を見上げる。キミはそこに何を見る? もしかしたらオレはそこから死後のイメージを掠め取ってるかもしれないんだよ。同じ空がすべての人にとって同じ意味ではないように、同じ酒もすべての人にとって同じ価値にはならないし、それに、あくまでもここはオレの価値を語る場だしさ。オレと議論を深めたけりゃ、もう極上の酒を差し出す以外に方法はないんだよ (笑) 。「極上」は言い過ぎか。なんなら「旭興 雄町50 無濾過生原酒 29BY」くらいで十分だよ。



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 さて、この段階だと、むしろ「黒澤 黄色信号」なんかにも通じるアロマだよね。ようやくトロピカルなフルーティネスと蜜っぽい甘みが伸びて来た。そして、昨日感じた淡麗サイドの表情がチラっと顔を出すようになって来たので、熟成によってクリスタル化の期待が若干タカマール。そして、最後の一杯が一番旨いとか、さすがですな。うん、まだまだ苦いしゴワゴワしてるけど、奥から伸びて来るな──極小サイズの、可憐な果実味が。

 オレ個人の意見だけど、この「Type-9」を「Type-M」と同時発売する合理性は、少なくとも「酒の旨さ」を伝える手段としては、ないな。酒としての強さが、仇になってるっちゃなってる。「篠峯」という酒にオレが求めるエレガンスがまだまだ表面化してないよ。


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日本酒 篠峯 雄町 on_list_unsufficient

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